三鷹アサとは
死を経て気付きを得た少女

三鷹アサは、第四東高等学校に通う高校生です。
第二部1話(98話)で嫉妬に狂った友人から殺害され、死の間際に自身の生き方を後悔。
強く生を願ったことにより、後述する戦争の悪魔に体を乗っ取られることとなりました。
戦争の悪魔

戦争の悪魔は、”戦争”の名を冠する、(おそらくは)マキマと同格の悪魔です。
現世には毛むくじゃらのダルマのような姿で顕現していましたが、三鷹アサの体を乗っ取ることで、高校生に擬態しました。
後述する能力の都合上、周りの男子を籠絡させようと目論んでいます。
三鷹アサ/戦争の悪魔の現在状況

来歴
コケピーの死

周りに馴染むことが出来ず、一匹狼のようなポジションで高校生活を送っていた三鷹アサ。
クラスの委員長はそんなアサを気にかけますが、彼女はなかなか心を開きません。
そんなアサを変えたのは、”100日後に食われる”はずだった鶏の悪魔 コケピーでした。
コケピーは、委員長と先生しか覚えていなかったはずの「三鷹アサ」というフルネームを呼び、アサの視界を広げます。
今までクラスメイトらに悪態をついていたアサは、自身が彼らのことを羨ましく思っていたのだと振り返り、歩み寄る覚悟を決めました。
しかし、事態は急変。なんとアサは、その場で前のめりに転んでしまったのです。
彼女の腕に抱き抱えられたコケピーは、アサの全体重がのしかかったことで圧死。
その場には哀愁が漂います。
アサの死と…
コケピーの死を経て、再び”独り”に戻ってしまったアサ。
そんな彼女を迎えにきたのは、担任の田中と委員長でした。夜な夜な繰り出した3人は、コケピーの墓へと向かいます。

その道中、”田中がアサを好いている”ことを理由に、正義の悪魔と契約していた委員長が、本性を表しました。
悪魔の力を用いた委員長により、アサは死亡……したかに思われましたが、その場に居合わせた戦争の悪魔に体を乗っ取られ、生存。
…とはいえ、戦争の悪魔とは脳を分け合う形での共生関係となってしまいました。
入部試験
生死を戦争の悪魔に握られてしまったアサは、半ば無理やり登校させられます。
コケピーのこともあって、なかなか校門内に踏み込めずにいたアサ。

そんな彼女の目の前に現れたのは、第一部でも登場した民間デビルハンター 吉田ヒロフミでした。

戦争の悪魔が突如として吉田に告白するなどの一悶着がありつつ、アサはチェンソーマンが在籍しているという”デビルハンター部”に入部することに。
入部前の試験では、吉田と同じ班になってしまい……。

戦争の悪魔の強さ
戦闘能力

戦争の悪魔は、その名の通り、”戦争”を冠する悪魔です。
既に作中で明かされている通り、『チェンソーマン』における”悪魔”は、例外なく名前を持って生まれ落ちます。
そして悪魔は、その名前が恐怖されているほど力を持つのです。
戦争とは、闇や火などの生物が持つ”根源的な恐怖”には劣るものの、生の終着点である”死”を連想させる、十分な恐怖対象です。
だからこそ、第二次世界大戦や核兵器など、戦争への恐怖を決定付ける概念はチェンソーマンによって食べられてしまいましたが、それでも人々からの恐怖は他の名前と比べ物にならないはず。
作中世界において、かなり強い部類に入る悪魔だと言えるのではないでしょうか。
戦争の悪魔の武器
戦争の悪魔の能力は、「”自分のもの”と認識したものを武器にする」というものです。
物体(切り離された身体部位も含む)であれば、拾った時点で”自分のもの”と認識可能であり、人間であれば”自身に惚れさせる”ことによって条件を満たす様子。
以下からは、そんな戦争の悪魔が実際に”武器”とした人間について見ていきます。
田中脊髄剣

『チェンソーマン』第二部の1話、98話で飛び出した、戦争の悪魔の(作中)最初の武器です。
田中がアサに好意を持っていたことを委員長が明かしていたことから、上述した”武器化”の条件も満たしています。
特に特殊な能力等は持ちませんが、第二部の初手を飾った伝説の武器という意味では、強力なインパクトを残してくれました。
手榴弾
戦争の悪魔は、田中脊髄剣によって切り落とした正義の悪魔の腕を、手榴弾に変換しました。
このシーンにより、戦争の悪魔が、”対象の身体部位であっても切り落として拾ってしまえば自分のもの”という認識を持っているであろうことが判明しました。
三鷹アサについての考察
第二部のヒロイン?
三鷹アサは、担任教師に好かれるほどの容姿を持っていながら、ひねくれた性格を持つ人物です。
しかし、アサは自身の死の間際、他者を遠ざけて生きるのではなく、もう少し自分勝手に、そして”上手く”生きることをすべきだった、と後悔します。
友達や彼氏など、いわゆる”青春”に必要な人間関係にも羨望を抱いていたアサ。
第二部では、そんな心変わりしたアサをヒロインとする物語が進行していくのではないでしょうか。
戦争の悪魔についての考察
核兵器の悪魔が配下?
核兵器とは
核兵器とは、第一部でマキマが明かした、”チェンソーマンが食したことでこの世から消えてしまった概念”の内の一つです。
戦争における大きな恐怖の対象といえば、やはり核兵器。
現実世界でも核は”抑止力”として多大なる影響力を持っており、その存在が人々に与える影響は計り知れません。
戦争の悪魔の狙い

戦争の悪魔は、98話最終コマにて、「核兵器を吐き出させてやる」と宣言。
チェンソーマンに食われる以前、核兵器の悪魔と何らかの形で繋がっていたであろうことが予想されます。
名称だけを見れば、核兵器はおそらく戦争の悪魔の下。
悪魔の世界に”親交”という概念が存在するのかは不明ですが、友人、あるいは従属関係などがあったのかもしれません。
単行本のネタバレ一覧
チェンソーマンの単行本一覧 | ||||
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1巻 | 2巻 | 3巻 | 4巻 | 5巻 |
6巻 | 7巻 | 8巻 | 9巻 | 10巻 |
11巻 |
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(C)藤本タツキ
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