【チェンソーマン】 13話のネタバレ・感想・考察

漫画「チェンソーマン」13話のネタバレ

（チェンソーマン藤本タツキ / 集英社）

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!!

悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

マキマの言葉に驚きつつ、「デンジ君が銃の悪魔を殺したらマキマさんが願い事なんでも一つ叶えてあげるっつー事ですか…！？」とオウム返しするデンジ。

マキマは表情を崩さず、「うん」とだけ返します。

”なんでも”という言葉に反応し、「例えば……セッ」と言い出したデンジでしたが、マキマは食い気味に「なんでもだよデンジ君」と返答。

一方、デンジの新たなる”夢”への道のりは極めて困難なものです。

13年前、劇中世界では、”悪魔対策”として世界中が銃で儲けようとした頃がありました。時を同じくして、銃の流通に起因する銃を用いた事件や内戦、暴動が増えます。

その結果、どの国も前述のような銃に関する事件のニュースを活発に取り上げてしまい、世界中で銃への恐怖が煽られることとなってしまいました。

『チェンソーマン』1巻第6話でマキマが述べていた通り、全ての悪魔は名前を持って産まれ、その名への恐怖が悪魔の力に直結します。

世界中で共通して恐れられる”銃”の名を冠する「銃の悪魔」は、必然的に強大な存在に。

具体的には、5分で120万人弱の人類を蹂躙する災害レベルの強さを持っているようです。

銃の悪魔は日本にも上陸しており、26秒間で5万7912人もの人命が失われました。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

そして、その中にはアキの家族も含まれています。

――13年前。

北海道で生まれたアキは、両親と弟の4人暮らし。その日両親は、具合が良くないというアキの弟タイヨウに付きっきりでした。

アキが父親をキャッチボールに誘いますが、タイヨウの具合を理由に”一人でできる遊び”をするよう指示します。

「そんなのいつもだろ！」と返すアキ。どうやらタイヨウは生来病弱な体質のようです。

「お兄ちゃんはお兄ちゃんなんだから」と、我慢するよう述べる母。俯くアキでしたが、タイヨウが「お兄ちゃんと遊びたい」と言い出しました。

外に出たアキと、ついていくタイヨウ。

「ついてくんなよ！ウザい！」と、アキは雪玉を投げつけて突き放しますが、タイヨウが雪玉を投げ返したことで、”雪合戦”に発展しました。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

しばらく雪合戦を続けた2人ですが、タイヨウは手が冷たくなってしまった様子。

それを見たアキは、タイヨウが風邪を引くと自身が怒られるのだと言い放ちます。その言葉を受けて俯いたタイヨウでしたが、アキは「キャッチボールなら手冷たくならないだろ」とグローブを取ってくるよう指示。

「や～った！」と家に向かって駆けだしたタイヨウ。

アキがそんな彼の姿を見て微笑んだ、その時でした。

銃の悪魔の日本上陸により、家は瞬く間に全壊。少年時代のアキは、呆然と立ち尽くしています。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

場面は現在に戻り、デンジとマキマ。

銃の悪魔の襲来によって、世界では「悪魔そのものに対する恐怖」が高まり、結果として、全ての悪魔が以前よりも力を増すこととなってしまいました。

以降は、銃の悪魔を弱体化させるため、全ての国における”銃保持の基本厳罰化”の施行と共に、凶悪事件や災害の報道に規制が掛けられることになったようです。

これまで戦った悪魔とは次元が違う「銃の悪魔」に対して、よくわかっていない様子のデンジ。マキマが「デンジ君なら倒せると思う？」と問うと、「まあ…俺がすっげえ～ドカンと頑張れば大丈Vでしょう！」と返しました。

しかし、倒そうにも現在銃の悪魔は行方不明です。そんな銃の悪魔を見つけるために必要となるのは、”「銃の悪魔」の肉片”。

銃の悪魔は移動速度が速過ぎるため、体の一部が焦げ落ちてしまうとのこと。肉片は銃の悪魔が出現した世界各地に落ちており、取り込んだ悪魔は銃の悪魔の力により、力を増してしまうようです。

そんな肉片は、”肉片同士であればくっつく”という性質を持ち、一定以上の大きさに達すれば、再生のために元の体の場所に向けて動くとのこと。

つまり、まずは”肉片”を取り込んだ悪魔を殺すことで、”肉片”を集める必要があるようです。

場面は変わり、後日。

早速”肉片”持ちの悪魔が現れたようであり、公安対魔特異4課の面々が出動することになりました。

14話へと続く。