【チェンソーマン】 9話のネタバレ・感想・考察

漫画「チェンソーマン」9話のネタバレ

（チェンソーマン藤本タツキ / 集英社）

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!!

悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

冒頭、描かれたのはパワーの過去でした。

ニャーコと出会うまでは、スズメ、牛、熊と、種族を問わず目があえば殺して食べていたパワー。

今まで「命は平等に軽い」という考えを持っていた彼女は、猫のニャーコとの出会いを経て、変化することとなりました。

そんなある日、コウモリの悪魔によってニャーコを奪われてしまったパワー。

前述のように「命は平等に軽い」という思考の持ち主だったパワーですが、「たかが猫」のはずだったニャーコのため、コウモリの悪魔に差し出す人間を求めて走ります。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

味や匂い、”死を感じる”という点から、元来「血」が大好きだったパワーは、ニャーコによって「血の暖かみ」を知りました。パワーにとって、当初は非常食のような扱いだったニャーコですが、日々を共にすることで、いつの間にか掛け替えのない存在になっていたようです。

コウモリの悪魔の臓物が散らばった中、涙を流しながらニャーコとの思い出を追憶するパワー。

ふと彼女が目を覚ますと、目の前には元気に鳴くニャーコの姿がありました。そんなパワーを救出し、体を支えていたのはデンジです。

「なぜワシを助けた…？」とパワーが問うと、デンジはパワーの胸を指さし、「揉む」ジェスチャーをして見せます。

「馬鹿みたいな理由じゃな」とパワーは呟きました。

少しして、「騙してスマンかった」と素直に謝罪したパワー。さらに彼女は、デンジが当初の「ニャーコを助ける」という約束を履行したことから、「胸は揉ませてやるわ」と述べました。

一呼吸おいて、彼女の言葉の意味を理解したデンジは、「よっしゃあアアアア！！」と大喜びです。

……その時、突如として貫かれたデンジの腕。

痛みに悶えるデンジの目の前に立っていたのは、「ヒルの悪魔」です。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

かなり不気味な形状のヒルの悪魔は、自らが貫いて落としたデンジの腕を、パクっと食べてしまいました。

新たな悪魔の出現により、「動けっか？」とパワーに確認するデンジ。しぱしパワーは、ダメージが大きいのか、指すらも動かせないようです。

ニャーコを連れて逃げるよう頼むパワーですが、デンジにとって彼女は”夢”を引っさげた存在。「逃げる」という選択肢がないデンジは、戦うべく胸のスターターを引きました。

しかし、デンジの頭から飛び出たのは中途半端な長さのチェンソーのみであり、”チェンソーの姿”にはなれない様子。どうやら血が不足しているようです。

ここで、口を開いたヒルの悪魔。

コウモリの悪魔はヒルの悪魔の”男”だったとのこと。しかしヒルの悪魔は、デンジの顔を見るなり「カワイイ顔…」と反応し、好みの顔であることを理由に「逃がしてあげる」と言い出しました。

しかし、デンジの後ろに倒れているパワー・ニャーコは殺すつもりの様子。

それを聞いたデンジは、血の不足した体ながらも戦闘態勢に入ります。

コウモリの悪魔との戦いを終えた直後でしたが、デンジとヒルの悪魔の死闘が始まってしまいました。
10話へと続く。

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(C)藤本タツキ

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