【チェンソーマン】 15話のネタバレ・感想・考察

漫画「チェンソーマン」15話のネタバレ

（チェンソーマン藤本タツキ / 集英社）

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!!

悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

突如現れた悪魔は、新人デビルハンターのコベニに向かって飛び掛かりました。

ただただ叫んでいたコベニでしたが、姫野が空中で手を握り、「捕まえた」と述べます。

コベニに飛び掛かった悪魔は、姫野の何らかの悪魔の力によって捕まれ、空中で止まってしまっていました。

ここで飛び出したのはパワーです。自身の手首を切った彼女は、飛び出た血液をブレードに変えることで、宙に浮いた悪魔を両断してしまいました。

「悪魔め！ワシにビビって浮きおったわ！」という独特な発想で勝利に酔うパワーでしたが、「違う違う私の力！」と姫野が話します。

彼女は「幽霊の悪魔」ゴーストと契約しているようであり、右目を食べさせた代わりにゴーストの右手が使えるとのこと。

先ほど悪魔を捕まえたのは、視ることが出来ない”幽霊の手”だったようです。

姫野・パワーによって倒された悪魔ですが、辺りに”銃の悪魔の肉片”は見当たりません。一行は、悪魔を捜索するべく上階へと向かいます。

ここで、初めに違和感に気付いたのは新人の荒井でした。

先ほど8階から階段を登ってきたはずの一行でしたが、たどり着いた階もなぜか8階です。デンジは見間違いか数え間違いじゃないかと疑いますが、荒井はその可能性を否定。

「確認してくる！」と、彼は階段を下っていきました。……その直後、なぜか階段を下りたはずの荒井は、上階から下ってきます。

姫野はコベニにダブルピースで待機するよう指示し、荒井と同じく階を下っていきました。その直後、荒井と同じく上階から下ってきた姫野。コベニは変わらずダブルピースです。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

一方で、アキは客室を探索。

客室内には窓がありますが、窓の奥も部屋になっており、その先はアキが元居た廊下に繋がっていました。

つまり、特異4課の面々は8階から出られなくなってしまったようです。

一度客室に集まり、状況を確認する6人。現状エレベーターは使用できず、天井上も8階に繋がっているようです。

パワーが悪魔を殺してしまったため、”閉じ込める力”を使ったまま死んでしまったのでないかと考えたデンジでしたが、悪魔的な力はその悪魔が死んだ時点で解除されるようであり、デンジの説はあり得ないとのこと。

「私達ここで全員死んじゃうんだ…」と言い出したコベニ。彼女は飢えで死んでしまうことを危惧しているようです。

荒井が「兄を大学に行かせたいんだろう！？」と勇気づけますが、コベニがデビルハンターになったのは「半分無理やり」とのこと。

コベニの親の「優秀な兄だけは大学に行かせたい」という思いから、風俗かデビルハンターの二択を迫られていたコベニ。

彼女は特にデビルハンターという仕事にこだわりを持っておらず、本当は彼女も大学に行きたかったようです。

泣き出してしまったコベニを見て、「ガハハハハ！」と大笑いし始めたパワー。

悪魔にとって”恐怖”は大好物であり、それは魔人とて同じことです。

ここで、アキが会話に入ってこないことに気付いた姫野。彼は黙って時計を凝視しており、その針は”8時18分”で止まってしまっています。

さらに、時計の針が止まっているのは彼らがいる部屋のみならず、全室共通している様子。

つまり、8階だけ悪魔の力で時間が止まっているようです。

この事実が意味するのは、「助けは来ない」ということ。

絶望的な事実を前に、焦りを浮かべる面々。しかし、圧倒的な窮地の中でデンジが言い放ったのは、とんでもない一言でした。

「すげえ！じゃあ寝放題じゃねえか！！」

そして彼は、本当に寝に入るのでした。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

16話へと続く。