鬼滅の刃23巻の追加要素など、詳細について情報をまとめています。収録話数や簡単なネタバレ/あらすじを紹介!単行本の追加ページについても解説しています。この記事は本誌のネタバレを含む内容となっているため、ネタバレを閲覧したくない方はご注意ください。
本誌と違う追加ページについて
鬼滅の刃23巻では、本誌でカットされた未掲載シーンがいくつかあります。そちらについて紹介していきます。
本編に大きな影響はない
追加ページではあるものの、あくまで「追加」要素となっており、結末が変わるような内容ではありませんでした。主に204話〜205話に加えられた、本編をより深く理解できる追加コンテンツとなっています。
204話では「その後」がより詳細に
本誌だと、炭治郎と禰豆子、そして善逸と伊之助が竈門家の実家へ戻って仲良く暮らしていくといった結末になっていますが、単行本だと皆で竈門家への弔いをします。そしてその時、亡くなった竈門家の面々が現れて「おかえり」と兄妹をねぎらうのです。
もちろん、炭治郎と禰豆子以外には家族の姿は見えていません。長い戦いを経て実家へ戻ってきてはじめて、竈門兄妹は「帰ってきた」と実感できたのではないでしょうか。
生き残った人々の姿も
当て所なく旅する実弥や、なにかに想いを馳せる義勇。無惨戦を生きて乗り越えてきた人々のその後も、ささやかではありますが描かれています。詳細が気になる方は単行本を購入して確認しましょう。
大正時代以降の炭治郎たちについて
単行本の205話こそ完全版
単行本23巻では、本編の205話終了後にカーテンコールのように登場人物たちのその後がしっかりと描かれています。例えば本編終了後、炭治郎とカナヲは幸せになれたのか。伊之助とアオイは結ばれたか、義勇と実弥はいがみ合うだけではない関係になれたのか、など。
そして、この物語がどれだけの想いをつないで来たのか。そういった本誌にはなかったエピローグが23巻では描かれています。これまで単行本を購入してこなかった人でも23巻は必見です。
子孫/転生者の詳細解説も
「定食屋の夫婦(おばみつの転生)は子供が5人いる」といった裏話や、その他205話に登場した鬼殺隊の面影を持った人物たちの詳細な解説がされています。この内容が見られるのは単行本のみ。
鬼滅の刃23巻について
23巻の発売はいつ?
鬼滅の刃の23巻発売日は「2020年12月4日(金)」のためすでに発売中です。
収録は197話〜205話
鬼滅の刃23巻は、197話から205話(本誌2020年15号〜)の計9話が収録されています。
収録話一覧
鬼滅23巻の見どころ/おすすめポイント
無惨との戦いがついに決着
度重なる弱体化を経てもなお、抵抗を続ける無惨。炭治郎・伊黒に加えて、戦線離脱していた悲鳴嶼と義勇、甘露寺や実弥も合流し、総力戦へと入ります。
太陽が登り始め、無惨と鬼殺隊の戦いはついに決着を迎えます。しかし無惨との熾烈な戦いで、何人かの犠牲者が出てしまうことに。
死んだ無惨が最終手段を使う
日光に焼かれ消滅した無惨ですが、死ぬ直前に卑怯とも思える最終手段に手を出します。衝撃の手段で、鬼殺隊を再び追い詰める無惨。
それでも新たな脅威に屈することなく、無惨戦の生存者と禰豆子が力を合わせて、最終局面に挑む様子が描かれています。
舞台は鬼のいない平和な現代へ
ついに最終決戦は決着を迎え、邪悪な鬼のいない平和な世界が訪れます。他愛無い会話さえ愛しく思える平穏な日々を享受する炭治郎たち。
そしてラストには、鬼との戦いから約100年が経過した「衝撃の現代編」へと物語は移行します。
現代編では子孫と転生者が登場
鬼のいない平和な世になった現代。そこでは生き残った炭治郎たちの子孫や、最終決戦で死亡してしまったものの想いが繋がり転生した鬼殺隊の面々が登場します。
まさに大団円といった形で物語は終わりを告げます。単行本23巻では、最終決戦の「その後」が描かれているため必見です。
同梱版について
12/4に発売予定の鬼滅の刃23巻は、通常版とグッズ付きの同梱版(5,200円)の2種類があります。
23巻のグッズの内容はフィギュア4体。炭治郎と禰豆子、善逸と伊之助の全身フィギュアが付録として付いてきます。
キャラごとに、顔パーツや別の日輪刀なども付属した豪華な同梱版。同梱版は完全受注生産制だったため、現在は入手できません。
23巻の全話ネタバレ
197話「執念」
4種の薬で弱体化する無惨に対し、珠世は愉悦に浸りながら話を続ける。無惨を倒すために無惨より強くなる必要などなく、弱体化すればよかったのだと。無惨が生きるために手段を選ばないように、珠世及び鬼殺隊も、無惨を殺すために手段を選ばない。
本来無惨には、赫刀での斬撃・損傷が何の意味もなさない。しかし弱体化した今では、取るに足らない攻撃さえもが無惨を追い詰めていたのだった。
薬の分解や回復に時間がかかると判断した無惨は、雷のような衝撃波を放ち炭治郎たちを吹き飛ばしていく。それでも、満身創痍になりながらも向かってくる、執念深い鬼殺隊士たちを前に無惨は恐怖を感じていた。
自分の息の根を止めるまで、何度でも立ち上がってくるのではないかと。
198話「気付けば」
伊之助と善逸は、呼吸を駆使して無惨に全力で喰らい付いてゆく。霹靂一閃・神速を使用したことで、善逸の体力は限界を迎え、片足は潰れてしまっていた。
善逸は悟る。無惨に効果的な攻撃は、あと1度しか出せないと。無惨を討つため、善逸は渾身の一撃「火雷神」を放つ。
しかし、赫刀ではない善逸の攻撃は無惨に致命傷を与えられていなかった。再び衝撃波を放つ無惨だったが、復活した炭治郎が無惨の腕を切断することで無効化する。
それでも攻撃の手を止めきることができず、炭治郎は絶体絶命となってしまう。すると今度は甘露寺を始めとした柱たちが、最後の力を振り絞り無惨へ攻撃を食わえていく。
太陽がついにのぼり始める。夜明けまであと少し―――。
199話「千年の夜明け」
炭治郎・伊黒・実弥が無惨を壁に抑え込み続け、ついに太陽が昇り始めてゆく。太陽の存在に気づいた無惨は、その目をカッと見開き、絶望の表情を浮かべていた。
無惨は悟る。今すぐ逃げださなければ、太陽の光で消滅してしまうと。無惨は生き残るため、再び衝撃波を放つ。左手を吹き飛ばされてしまう炭治郎だったが、義勇が加わり2人で刀を握って赫刀を顕現させ、無惨へと致命傷を与えた。
赫刀の痛みにより逃げ遅れた無惨のもとへ日光が差し込んでいく。消滅を始めた体を見ながら、この状態だと一瞬で焼き尽くされてしまうと悟り、無惨は全身の肉を膨張させ巨大化した。
その姿はまさに「赤子」そのものであった。巨大化の瞬間、炭治郎は無惨の体内へと取り込まれていってしまう。
そのまま地面へと潜って逃げようとする無惨に対して、悲鳴嶼は鎖を引っ掛けて引きずり出そうとする。他の柱も攻撃を加えていくが、すでに体力が限界を迎えており無惨の動きを止めるには今一歩及ばない。
このまま逃げられてしまうのかと諦めかけたその時、無惨の頭部から血が吹き出した。取り込まれた炭治郎が、赫刀で切り刻み外に出てきたのだった。
痛みに動きを止めた無惨へ、完全にのぼりきった太陽から日光が降り注ぎ体を焼き尽くしていく。
200話「勝利の代償」
朝日が昇り、無惨の体が日光に焼かれ消えてゆく。無惨の体は完全に消滅し、1000年に及ぶ戦いに終止符が打たれたのであった。
戦場に居た一般隊士や隠たちは、涙を流しながら歓喜の雄叫びをあげる。産屋敷輝利哉も泣き崩れ、意識を失う。
しかし喜びも束の間、戦場には多くの負傷者がいた。甘露寺や伊黒、悲鳴嶼はすでに痛みすら感じず、死期が近づいていることを悟っていた。
そして炭治郎もまた、息をしておらず脈もない状態であった。駆けつけた冨岡は、守れなかったことを悔いて涙を流す。そこへ禰豆子も到着した。
201話「鬼の王」
死を間際にして、無惨はついに自身の思想が間違っていたと気づく。一個体にできることには限界があると。
そして、産屋敷輝哉の残した言葉こそが真実だと、無惨は認めるのであった。「想いこそが永遠であり不滅」であると。
突如無惨は、肉壁の中で意識を失っている炭治郎に手を伸ばす。無惨は気づいたのだ。自分自身の「想い」もまた、不滅であり永遠だと。
無惨は残った血と力を炭治郎へと注ぎ込み、「鬼狩りを滅ぼせ」という自らの想いを託すのだった。想い託した無惨は、炭治郎を残しついに消滅する。
そして炭治郎は鬼として復活した。隠へと攻撃を始める姿を見て、義勇は炭治郎が鬼になってしまったことを確信する。
日光のもとで肌が灼きただれる炭治郎だったが、それもつかの間すぐに日光を克服して陽光灼けが止まる。なんと太陽の光を克服した鬼となってしまったのだった。
義勇は突き飛ばされ、すかさず伊之助が駆けつけ炭治郎を止めようとする。しかし、どうしても躊躇してしまい頸を切ることができない。
そう、炭治郎は伊之助の仲間なのだから。
202話「帰ろう」
伊之助へと躊躇なく攻撃した炭治郎を止めたのは、人間へ戻った禰豆子だった。しかし、禰豆子の声もむなしく、炭治郎は禰豆子へ深く爪を立て噛みつく。
それを止めようと義勇たちは向かっていくが、無惨が使っていた衝撃波や触手で攻撃を加えてきて近づくことができない。
ふと義勇の頭に疑問が浮かぶ。なぜあれだけ激しく攻撃を展開しながらも、すぐに近くにいる禰豆子が大きな傷を負わないのかと。もしかすると炭治郎の自我は残っており、必死にあらがっているのかもしれない。
そこへフラフラと向かっていくカナヲの姿があった。カナヲは、花の呼吸 終ノ型「彼岸朱眼」を使い炭治郎の攻撃をかいくぐって、人間に戻る薬の残りを炭治郎へと注入する。
薬を注入された炭治郎の脳内で、ドクンと大きな心音が鳴り響く。
203話「数多の呼び水」
炭治郎の精神世界では、禰豆子とともに家へ帰りたい気持ちと、それを妨害する無惨の残滓がせめぎ合っていた。
鬼殺隊の大勢が死んだのに、自分だけが生き残るのかと揺さぶりをかけてくる無惨。炭治郎もその言葉をうけ、涙を流しながら沈んでいく。
それを下から支える手があった。煉獄やしのぶ、その他戦いの中で亡くなっていった者たちの手だった。
そして、上に咲く藤の花からは禰豆子の手が差し伸べられてくる。炭治郎はその手を掴み徐々に上へとあがっていく。
無惨はなおも止めようとするが、炭治郎の耳にはもうその言葉は聞こえていない。禰豆子の手だけではなく、善逸や伊之助、その他鬼殺隊士たちの手が炭治郎を引き上げていく。
置いていくなと叫ぶ無惨を遺し、炭治郎は現実世界へと戻ってきた。炭治郎の生還を皆が喜び、戦いは真に終結した。
204話「鬼のいない世界」
戦いが終わり、入院する炭治郎と看病する禰豆子。ようやく兄妹ゆっくりと会話できる平和な時代がやってきたのだ。
産屋敷家では当主輝利哉と、生き残った柱の義勇と実弥で最後の柱合会議が行われていた。会議の内容は「鬼殺隊の解散」のみ。
解散を告げた輝利哉は、義勇と実弥へ深々と頭を下げ感謝の言葉を述べる。それに対して、鬼殺隊の存在は産屋敷家の尽力があってこそと言う2人。輝利哉が務めを果たしたことを、産屋敷家の先祖も誇りに思っているだろうと。
それを聞いた輝利哉は、ようやく年齢に見合った子どもの表情になり感涙を浮かべて泣きじゃくった。
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炭治郎と禰豆子は、善逸・伊之助と共に4人で、竈門家の生家である山へと戻り墓参りをする。手を合わせると、後ろに家族の気配を感じ「おかえり」という声が聞こえた気がした。それを聞いた炭治郎と禰豆子は涙を浮かべて、ただいまとつぶやく。
生き残った者たちはそれぞれ、平和を噛み締めながら生活をしていく。この平和が、いつまでも続きますようにと願いながら……。
205話「幾星霜を煌めく命」
時は約100年後、鬼のいない平和な現代へ。
生き残った者たちは子孫を残し現代へとその想いをつなぎ、戦いで亡くなった者たちは姿かたちを変え果たせなかった想いを叶えていた。
205話の詳細はこちら
単行本のネタバレ一覧
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最終決戦のネタバレ一覧
21巻 | ||||
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202話 | 203話 | 204話 | 205話 |
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週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
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(C)吾峠呼世晴
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