ふと無惨は気付く。手負いのはずの炭治郎になぜトドメを刺せないのか。珠世の記憶を辿っていくと、無惨には「老化する薬」が投与されていた。なんと時間にして約9,000年以上、この戦いにおいて無惨は老化して弱体化し続けていたのだった。その間にも炭治郎はヒノカミ神楽をつなぎ続けて、ついに12個の型をつなぐことに成功し……
鬼滅の刃194話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
前回193話のおさらい
・炭治郎と無惨はお互い譲らない攻防を繰り広げる
・ふと無惨は気付く、手負いのはずの炭治郎にトドメを刺せないのは自分の動きが鈍くなっているからだと
・取り込んだ細胞から珠世の記憶を覗く無惨
・すると自分に投与されたのは「人間に戻る薬」と「老化する薬」であることが判明
・薬の効果を考慮すると、戦いの中ですでに9,000年以上老化していた無惨
・一方で、炭治郎はヒノカミ神楽をつなぐことに成功し始める
本誌194話のネタバレ
愈史郎が他の鬼殺隊士たちと、茶々丸(猫)の死骸へと駆け寄っていく。すると、茶々丸は身体がバラバラになっているにも関わらず未だ生存していた。
戦いの直前に、愈史郎によって茶々丸は鬼にされていたのだ。身体をつなぎ合わせると、元の状態に戻っていく茶々丸。
村田はそれを驚きながらも見ていたが、善逸や他の柱たちを救助しに行くように愈史郎から怒られる。それぞれ救助に向かう愈史郎たち。
カナヲや善逸、伊之助は一命をとりとめているようだった。その一方で、悲鳴嶼はかなり重症だった。
かろうじて生存しているものの、足が切断されていることで今後まともに戦っていくことは不可能だと判断する愈史郎。柱の最高戦力が今の段階で脱落してしまうことに危機感を覚える。
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その頃、炭治郎は1人で無惨と戦い続けていた。
ヒノカミ神楽はただつなぐだけでは意味がなくて、無惨の複数ある心臓と脳を的確に狙っていく必要がある。
透き通る世界に入り、心臓の位置を把握しようとする炭治郎。しかし酸欠により目の前が真っ暗になってしまい、体制を崩す。
そこへ無惨の攻撃が迫るが、割り込んできた伊黒によって間一髪救われた。しかし、伊黒は両目を引き裂かれてしまっており、視力を失っていた。
炭治郎はサポートしようとするが、伊黒は鏑丸(蛇)がいるから問題ないと言う。伊黒は元々片目が弱視でほとんど見えなかったため、いつも鏑丸が目の代わりになってくれていたのだ。
伊黒は鏑丸とともに無惨へと斬りかかっていく。鏑丸は無惨の攻撃を的確に予想し、目の見えない伊黒をサポートする。
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鏑丸のおかげで攻撃を避けられているものの、炭治郎と2人で協力してもなお無惨を追い込むまでには至っていなかった。
無惨は老化薬によって、確実に弱体化を続けている。しかしそれでも、炭治郎たちと互角以上の戦いを繰り広げてくる。
自分の力不足を責めつつ、手詰まり感を覚える炭治郎。現状を変えるための方法を考えていると、ふと無惨の身体が傷だらけになっていることに気付く。
無惨自身も、なぞの傷が浮かんできたことに驚く。
そう、この傷は何百年も前に、縁壱が赫刀で無惨を斬り刻んだ際につけたものだった。縁壱の赫刀によるヒノカミ神楽はあまりにも強力で、無惨でも治癒させることができなかったのだ。
古傷のある部分は、無惨の弱点でもある。
縁壱のつないだ勝機を逃さないよう、炭治郎は無惨の古傷に狙いを定める。
195話へと続く。
今回生存が確認できた人物
キャラ | 生存/死亡 | 現在の状況 |
---|---|---|
我妻善逸 |
生存 | 姿の見えなくなる札を付けて無惨戦に参加していたが、無惨の全力攻撃を受けてしまい瀕死。重症ではあるが生存している。 |
嘴平伊之助 |
生存 | 姿の見えなくなる札を付けて、無惨戦に合流していたが、無惨の全力攻撃を受けてしまい瀕死。重症ではあるが生存している。 |
栗花落カナヲ |
生存 | 姿の見えなくなる札を付けて、無惨戦に合流していたが無惨の攻撃によりダウン。村田たちから毒の血清による治療を受けている。 |
伊黒小芭内 |
生存 | 無惨の全力攻撃を受けるが、かろうじて生存する。復帰し炭治郎とともに無惨と戦うが、両目を失明している。 |
悲鳴嶼行冥 |
戦線離脱 | 突如全力を出した無惨の攻撃により瀕死。生存は確認できたものの左足が切断されており戦いに戻ることは難しい。 |
生存がまだ確認できていない人物
キャラ | 生存/死亡 | 現在の状況 |
---|---|---|
冨岡義勇 |
生死不明 | 赫刀を発動して無惨に対して善戦していたが、突如全力を出した無惨の攻撃により瀕死。右腕が切断されており、生死不明。 |
不死川実弥 |
生死不明 | 赫刀を発動して無惨に対して善戦していたが、突如全力を出した無惨の攻撃により瀕死。建物に叩きつけられ血まみれで、生死不明。 |
194話以降の予想
鬼の老化について
鬼舞辻無惨は、しのぶと珠世によって調合された「老化する薬」を投与され、3時間あまりの戦いの中で9,000年老いてしまっていることが判明しました。
さらに無惨はこれまで1,000年以上生きながらえていることから、合計1万年以上歳を重ねていることになります。
鬼に寿命はあるのか?
そこで気になるのは、「鬼に寿命があるのか」ということ。
永遠の時を生きることが可能と言われている鬼ですが、無惨の「老化による衰え」が出ており姿が戻らないといった弊害も出ているため、完全に不老不死ではないと考えられます。
寿命を迎えて死ぬことはあるのか?
少なくとも、これまで寿命を迎えて死亡した鬼はいませんでした。
というのも、これまで無惨以上に老化した鬼がいないというのが理由なので、「必ずしも寿命で死なないとは言い切れない」というのが現状です。
無惨に関しては1万年以上の老化をしていることから、このまま行けば寿命を迎える可能性はあります。
無惨の死因は何になる?
寿命で死ぬ可能性は低い
「鬼でも老化する」というのが最新話で確定しましたが、無惨が寿命だけで死ぬとは考えにくいです。
話の盛り上がりや、今戦っている炭治郎たちの存在意義にも影響してしまいますし、このまま無惨が逃げてもいずれは寿命を迎えて死亡します。
日光+寿命
老化がかなり進行し、もうすぐで寿命を迎えるというタイミングで日光が差し込み、灰になるという展開はそこそこありえそうです。
本命は総攻撃での討滅
やっぱり「鬼滅の刃」というタイトルだけあって、無惨にトドメを刺すのは「刃」であると考えるのが大本命です。
鬼殺隊の総力で無惨に切り込み、無惨のすべての臓器を一気に破壊。さらに炭治郎がヒノカミ神楽を完璧に舞い、無惨の頸を落とすといった展開が考えられます。
縁(絆)がテーマになっている作品だからこそ、誰か1人の力ではなく、登場人物全員の想いや行動ひとつひとつがつながっていき、無惨の討伐を果たすことになるのではないでしょうか。
余談:縁壱という名前について
192話のタイトルが「廻る縁」なのですが、縁が世代を超えて廻っていき、今回の無惨戦へとつながっていきました。
「縁壱」という名前は「縁の始まり(壱)」が由来なのではないかと、ふと思ったところです。
呼吸法の始祖でもあり、ヒノカミ神楽の考案者でもある。そういった「縁」の始まりになったのが縁壱であり、縁壱の作り出した縁がこうして現在につながっているわけですね。
最終決戦のネタバレ一覧
21巻 | ||||
---|---|---|---|---|
179話 | 180話 | 181話 | 182話 | 183話 |
184話 | 185話 | 186話 | 187話 | |
22巻 | ||||
188話 | 189話 | 190話 | 191話 | 192話 |
193話 | 194話 | 195話 | 196話 | |
23巻 | ||||
197話 | 198話 | 199話 | 200話 | 201話 |
202話 | 203話 | 204話 | 205話 |
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(C)吾峠呼世晴
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