鬼狩りの組織に加入した縁壱は、ついに宿敵・鬼舞辻無惨に遭遇する。暴力的な生命力に溢れ、臓器を複数持つ無惨と対峙し生まれて初めての寒気を感じる縁壱だったが、新たな剣技を完成させ無惨を斬り刻む。しかし、少しの油断から無惨を取り逃すばかりか、兄の巌勝が鬼になったことで鬼狩りを追放されることになり、失意のまま炭吉のもとを訪れて静かに涙を流した。その頃、現代での無惨戦では柱たちが……
鬼滅の刃188話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
前回187話のおさらい
・縁壱は、ついに宿敵・鬼舞辻無惨に遭遇する
・新たな剣技を完成させ無惨を斬り刻む縁壱
・しかし無惨は臓器を複数持っており、弱点の頸も克服していた
・縁壱は少しの油断から、無惨を取り逃してしまう
・さらに兄の巌勝が鬼になったことで責任を取り鬼狩りを追放されることになる
・縁壱は、失意のまま炭吉のもとを訪れて静かに涙を流す
本誌188話のネタバレ
話は現代に戻り、無惨の攻撃は苛烈を極めている。
速度もどんどん上がっていく無惨の猛攻に対して、柱たちは防戦に徹するしかできないでいた。
特に甘露寺は、無惨からすでに攻撃を受けて血の侵食を受けていることもあり、自分が一番先に潰れることを本能的に理解していた。
捨て身で突っ込むことを考えていると、自分の意志とは裏腹に無惨の側へと引き寄せらせていき、甘露寺は致命的な斬撃を受けてしまう。
伊黒が慌てて駆け寄ると、甘露寺は左頬と肩がえぐれてしまっていた。この状態で戦いを続けることはできない、そう判断した伊黒は他の隊員へと甘露寺を託し、治療を受けさせることにする。
置いていかれそうになった甘露寺は、瀕死でありながらも戦闘へ戻ろうとするが、伊黒がそれを強く押し留める。そして背を向けて、柱たちの戦闘へと戻っていった。
甘露寺は、そんな伊黒の背中を見送りながら、もう誰も死んでほしくない、行ってほしくないと泣きわめく。
伊黒はそれを聞きながら、鬼のいない世界で甘露寺に出会えていたらどれだけ良かったかと考え、過去の回想を始めていた。
甘露寺蜜璃について
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伊黒は自分が汚い血と肉体であると考えている。それは、伊黒の生まれた一族に起因する。
伊黒の一族は女ばかりが生まれる家系で、人々から金品を強奪することで生活していた。恥を恥と思わない、強欲な一族だったようだ。
そして伊黒は、370年ぶりに久しぶりの男として生まれた。座敷牢に軟禁されながら、家族からは不自然なほどに親切にされ、食べ物を十分すぎるくらい与えられて過ごしていた。
座敷牢では、夜になると何かが這いずり回る音が毎夜のようにした。その度に、粘りつくような視線を感じ嫌な汗をかいた。
12歳になった頃、座敷牢を出されて連れて行かれたのは「蛇の女鬼」がいる豪華絢爛な間だった。
夜中に伊黒を見に来ていたのはこの鬼だったのだ。
———————
蛇鬼は伊黒を見ると、まだ小さいから大きくしてから食おうと言った。伊黒は生贄として育てられたのだった。
伊黒の一族は、赤ん坊を蛇鬼へと差し出す代わりに、蛇鬼が人を殺して奪った金品を享受していた。そんなやり方で生活していたのだ。
伊黒はもう少し大きくなるまで生かされることになり、蛇鬼と同じように口の両端を割かれた。その流れ出た血は、蛇鬼が盃に溜めて飲んだ。
蛇鬼は伊黒を食い物としか見ていなかった。
伊黒は座敷牢に戻ってからは、とにかく逃げることだけを考えていた。
そして日夜隠れて穴を掘り、ついに外へ逃げ出すことに成功した。途中で蛇鬼に追いつかれたが、当時の炎柱が助けに入り蛇鬼は滅せられた。
怒り狂った蛇鬼によって一族は皆殺しにされたようだが、1人だけ生き残った従姉妹がいたため炎柱によって引き合わされた。
しかし、その従姉妹は伊黒を強くなじったのだ。それを聞いた伊黒は、自分自身の血を呪い、少しでも「いいもの」になろうと鬼殺隊に入って鬼をひたすら葬り続けた。
人々を救って感謝される度に、自分がいいものに近づけていると感じるが、それでも一族の呪いは伊黒を縛り付けている。
無惨を倒して死ぬことで、自分の血が綺麗になることを願う伊黒。
きれいになって生まれ変わって、そして、甘露寺に今度こそ好きと伝えよう。
伊黒はそう願っている。
189話へと続く。
最後のシーンについて考察
伊黒の過去について
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ここから下は、188話が出る前の予想内容になります。
今後の展開予想
過去編は一旦中断?
炭治郎が祖先の過去を見たのは、始まりの呼吸(日の呼吸)の持ち主である縁壱を知る必要があったためではないかと考えられます。
当時の無惨と遭遇した縁壱が編み出した剣技。炭治郎の使うヒノカミ神楽と同じであり、炭治郎が使ったことのない型です。
つまり、これが炭治郎の知らない「13個目のヒノカミ神楽の型」である可能性が高いです。あるいは、これをもとに炭治郎がオリジナルの型を生み出すものと予想できます。
あとは、実際にまだ剣技を見ていない炭治郎(縁壱の語りを聞いただけなので)が、縁壱から剣技の極意・詳細を聞くことができれば過去編での目的は達成したことになります。
おそらくあと数話は過去編が残っていそうですが、1〜2話ごとに過去と現実を行ったり来たりしているので、一旦本誌は現実世界での戦いシーンに戻ることになるのではないでしょうか。
柱3人に死亡フラグが立っている
現実世界では、残りの柱たちが総力をあげて無惨と戦っています。しかし、冨岡義勇や甘露寺蜜璃、伊黒小芭内の3人は無惨の攻撃を受けてしまっています。
無惨の攻撃には血が含まれており、その血が体内に入ってしまうと猛毒となり、細胞を破壊し尽くして死に至らしめるという話でした。
義勇と伊黒はなんとか呼吸で侵食を制御できていましたが、甘露寺はうまく抑えられず動けなくなってしまいます。
血が侵食するのは時間の問題
2人は呼吸で制御できているとはいえ、血を体から取り除けているわけではありません。甘露寺と同様、戦いが長引けば必然的に無惨の血により動けなくなってしまいます。
愈史郎の力が必要になってくる
無惨の血への対抗手段として有力なのが、鬼の細胞をコントロールできる愈史郎です。無限城では、鳴女の細胞を操作することで鳴女の視界や能力を乗っ取っていました。
愈史郎は現在、無限城の瓦礫に埋まっており動けなくなっています。愈史郎を救助することで、炭治郎や甘露寺を始め、攻撃を受けた者を助けることができるのではないでしょうか。
禰豆子の到着も待たないといけない
愈史郎が細胞を操ることができるとはいえ、強力な無惨の血を体内から完全に除去するのは難しいのではないかと考えられます。
愈史郎ができるのは血の侵食を止めるだけで、体から取り除くためには禰豆子の「爆血」が必要になる可能性があります。
現在禰豆子は、鱗滝のもとから炭治郎のほうへと向かっています。しかし無惨から匿っていたことを考えると、少なくともすぐに到着できる距離ではありません。
まずは愈史郎が救助され、さらに炭治郎が祖先の過去で何かを得てから、ようやく禰豆子が到着するという流れになりそうです。
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(C)吾峠呼世晴
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