鬼滅の刃(きめつのやいば)の4巻のネタバレや考察、あらすじについてまとめています。原作26話〜34話について分かりやすく解説をしていきます。
鬼滅の刃4巻の概要
4巻のあらすじ
鼓を操る鬼の屋敷から出た炭治郎は、我妻善逸が猪頭の少年に一方的に殴られている所に出くわす。少年を止めに入る炭治郎だったが!? そしてしばしの休息の後、炭治郎たちは鬼殺隊の緊急の指令により、不気味な山へ向かう!! そこに潜んでいたのは…!?
4巻の要約
・炭治郎・善逸・伊之助は藤の花の家紋の家で休息をとる
・那多蜘蛛山へ向かい、炭治郎と伊之助は2人で行動する
・2人は襲い来る鬼殺隊員を対処し、糸を操る鬼を討伐する
・善逸は1人で森の中へ入り、蜘蛛鬼の討伐に成功する
単行本のネタバレ一覧
鬼滅の単行本一覧 | ||||
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鬼滅の刃4巻のネタバレ前編「嘴平伊之助」
26話
善逸は昔から耳が良かった。屋敷の外へはじき出された善逸は、正一の声で目を覚ます。正一と話していると、猪頭の男が屋敷から飛び出してくる。
猪頭の男は、禰豆子の鬼の気配を察知し炭治郎の木箱に襲いかかるのであった。善逸は自分を盾にし木箱を守る。
善逸は耳が良いため炭治郎が鬼を連れていることは分かっていた。しかし誰よりも優しい音のする炭治郎を信じ、木箱を守ったのだ。
猪頭の男は善逸を殴打する。炭治郎が現れる頃には善逸はボロボロになっていた。炭治郎は怒りに震え、猪頭の男を蹴り飛ばす。
素手で猪頭と戦う炭治郎。男は人外な体の柔らかをしており苦戦をしいたが、炭治郎は渾身の頭突きを食らわせる事に成功する。
猪頭の男の被り物が落ちる。男は女のように綺麗な顔をしていた。
27話
猪頭の男の名は「嘴平伊之助」という。しかし話の途中で伊之助は脳震盪を起こし、その場に倒れこむ。炭治郎の頭突きが強力すぎたようだ。
炭治郎たちは屋敷で殺された人の埋葬を進める。伊之助が目を覚ましたので、正一たちと別れ、炭治郎・伊之助・善逸の3人は鎹カラスについてゆく。
鎹カラスが3人を連れて行ったのは、藤の花の家紋の家だった。この家紋がある家は、過去の恩義から鬼狩りに無償で尽くしてくれるのだという。
3人とも肋骨が折れており、その治療のためにしばらく藤の花の家で休息を取れと、鎹カラスから指令が下る。
夜になり、禰豆子が木箱の中から現れた。女の子が大好きな善逸は、禰豆子を連れて歩く炭治郎を妬み、夜明けまで発狂するのであった。
鬼滅の刃4巻のネタバレ中編「那多蜘蛛山へ」
28話
骨折が癒えた頃、緊急の指令がきた。内容は3人で那多蜘蛛山へ向かうこと。3人は家主にお礼を伝え、藤の花の家紋の家を後にする。
那多蜘蛛山付近に着くと、隊服を着た男性が血だらけで倒れていた。助けるために3人は男に近づくが、男は突如山の方向へ引っ張られる。まるで何かに操られているようだった。
炭治郎と伊之助は足早に山へ入ってゆく。山の中で鬼殺隊の隊士を見つけたので話を伺うと、山へ入った10人の隊員同士が突如斬り合いになったのだという。
炭治郎たちは、蜘蛛の糸を操る鬼が元凶であることをまだ知らない。
場面は変わり、鬼殺隊の本部へ。司令のもと、義勇としのぶが那多蜘蛛山に派遣されることが決定する。
29話
炭治郎と伊之助が足早に山へ入っていったので、山の外で置き去りとなった善逸。山へ入る気持ちは微塵もなかったが、愛する禰豆子の存在を思い出し、山へ入ってゆく。
一方で炭治郎と伊之助は鬼殺隊員と戦闘を繰り広げていた。隊員たちは明らかに何者かに操られてる。
糸で操られている事に気づいた2人は、糸を切断するも、蜘蛛が再び糸を張る。一時上空に鬼が現れたが、糸を操ってはいないようだったので、見逃して別の鬼を探す事に。
伊之助は獣の呼吸で感覚を研ぎ澄まし、ついに糸を操る鬼の位置を特定する事に成功する。
炭治郎たちが見逃した鬼は「家族五人で幸せに暮らすんだ」と意味深に1人呟くのであった。
30話
糸の支配を受けていない鬼殺隊員「村田」は、この場を自分に任せ、本体の鬼を倒してくれと炭治郎たちに頼む。
炭治郎たちは、糸を操る鬼に近づく道中で鬼殺隊員と遭遇。しぶしぶ戦闘に入る。糸の支配がより強力になっているようだ。
激しさを増す攻撃に一時は苦戦するも、木に隊員たちの糸を絡ませて動きを止める事に成功する。伊之助もそれに続く。
一方、糸を操る鬼の元には「累」という鬼が現れていた。累は糸を操る鬼を母さんと呼び、「早くしないと父さんに言いつけるからね」と脅し言葉をかけその場を去っていった。
炭治郎たちに鬼殺隊員を封じ込まれ、追い込まれた糸を操る鬼。とっておきの人形を出すことを決断する。
31話
操られた隊員の動きを止めたものの、糸により全員の首は捻じ曲げられ死亡してしまう。怒りに震える炭治郎だったが、感情を抑えて糸を操る鬼の元へ向かう。
次に炭治郎たちの前に現れたのは首のない鬼であった。その鬼の動きは非常に早く、糸にも気を配らなければいけない。
しかし炭治郎が伊之助に的確な指示を出したことで、首のない鬼の袈裟斬りに成功する。
ついに炭治郎は糸を操る鬼の元へ。その鬼はなぜか快く首を差し出す。そのため、炭治郎は慈悲心を持って苦痛がないよう首を斬るのであった。
鬼滅の刃4巻のネタバレ中編「我妻善逸の過去」
32話
炭治郎に斬られた鬼は、優しい雨に打たれている感覚に包まれていた。「父さん」と呼ばれる鬼から暴力を受けていたので、死を境に解放される事を喜んでいた。
消えゆく鬼を見守る炭治郎の目は、優しさに溢れていた。その目を見た鬼は「十二鬼月がいるわ、気をつけて」と告げ、塵となって消えゆく。
一方で善逸は森を1人彷徨う。手を何かに刺されたが、気にせず炭治郎たちを探して進む。そんな善逸の前に現れたのは人面蜘蛛であった。
恐怖のあまり泣きながら逃げ去る善逸。逃げた先で大きく開けた場所に出る。そこでは鬼殺隊員が蜘蛛にされていた。
親玉と思われる巨大な蜘蛛鬼が現れる。蜘蛛鬼いわく、善逸はすでに蜘蛛に刺されており、四半刻後には蜘蛛になっているという。
33話
蜘蛛になることを受け入れられない善逸。木に登り、泣きながら過去の出来事を思い出す。
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善逸は修行中に逃げ出し、木に登って隠れていた。育手のじいちゃんが降りてこいと伝えるも、一向に降りてこない。
善逸は惚れた女に金を貢ぎ借金をしていた。その借金をじいちゃんが肩代わりしたことで、2人は出会い師弟関係になったという。
そんなじいちゃんが大好きだ、でも期待には応えられないと善逸は伝える。
その時、善逸の登っていた木に雷が落ちる。雷に打たれた善逸は髪の毛の色が金色に変化していた。
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昔から怯えてすぐに泣いてしまう自分のことを、好きになれない善逸。自分を変えたいとは常々思っていた。頭に手をやると、髪の毛がすでに抜け始めている。
ショックで気を失う善逸。眠ったことで善逸は戦闘モードに入り、俊敏な動きを見せる。しかし、実は善逸は1つの型しか使えない。
それゆえに敵に攻撃を読まれ、蜘蛛鬼の首をなかなか捉えられないのであった。
34話
「1つのことを極めろ」。善逸は、師範であるじいちゃんの言葉を思い出す。
親のいない善逸は、誰からも期待されない人生を歩んできた。しかしじいちゃんだけは、決して善逸を見限らず、根気強く叱ってくれた。
じいちゃんの期待に応えるため、手足が痺れながらも善逸は攻撃の態勢をとる。
決死の覚悟で繰り出した「霹靂一閃・六連」。ついに蜘蛛鬼の首を捉える事に成功するのであった。雷が落ちたような音が鳴り響く。
蜘蛛鬼を倒したものの善逸は毒に侵されている。助けが来ると信じ、諦めずに呼吸で毒の巡りを遅らせるのであった。
一方で炭治郎と伊之助は、少女のような鬼、そして顔が蜘蛛のような巨大な鬼と対峙する。
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(C)吾峠呼世晴
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