【チェンソーマン】 10話のネタバレ・感想・考察

漫画「チェンソーマン」10話のネタバレ

（チェンソーマン藤本タツキ / 集英社）

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!!

悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

「胸を揉む」という目的のためだけに死闘を繰り広げるデンジを見て、呆れと驚嘆の入り混じった様子のパワー。

血の不足によってチェンソーの姿になることが出来ないながらも、デンジは懸命にヒルの悪魔と戦います。

果敢に攻撃を当てるデンジですが、素の拳では全くダメージを与えることが出来ておらず、「こんな子犬ちゃんにコウモリは殺されちゃったの！？」と驚くヒルの悪魔。

ヒル・コウモリの両悪魔は、”全ての人間を食べる”という無謀な夢を抱いていたようであり、それを”子犬”程度に潰されたことが我慢ならないようです。

当初は顔が好みとデンジを逃がそうとしていたヒルの悪魔ですが、「死んでちょうだい」と無情に言い放ちました。

「胸揉む前に死ねっかよ」とボロボロの体で返答したデンジ。

しかしヒルの悪魔は、間髪を入れずに「くだらな～い」と嘲笑しました。

ヒルの悪魔の反応を見て、デンジはパワーの「馬鹿みたいな理由じゃな」という言葉や、アキの「お前以外全員本気なんだよ」という言葉を反芻します。

雄たけびと共に駆け出し、頭の短いチェンソーでヒルの悪魔を斬り付けたデンジ。そして彼は、「み～んな俺んヤる事見下しやがってよお」と話し始めました。

血まみれの顔で「みんな偉い夢持ってていいなア！！」と言い出した彼は、”夢バトル”を提案。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

生き残った方の”夢”は、死んだ方の”夢”以下、という至極シンプルな内容の戦いです。

血が足りないため、ボロボロの体での戦闘を強いられながらも、恐るべき生命力でヒルの悪魔と戦い続けるデンジ。

パワーはそんな彼を見て、「悪魔じゃ……」と呟きます。

双方笑いながら戦いが繰り広げられる中、決着は一瞬で訪れました。

ヒルの悪魔の舌により、デンジの腹が貫かれてしまいます。

口を開け、「いただきまァアす！」とデンジを喰らおうとするヒルの悪魔。絶体絶命の危機に訪れたのは、早川アキでした。

彼が手で狐を形作り、「コン」と述べると、突如現れた「狐の悪魔」。ヒルの悪魔は、キツネによって瞬く間に飲み込まれてしまいました。

(チェンソーマン 2巻藤本タツキ / 集英社)

公安対魔特異4課の面々が応援にやってきたようであり、アキの他に”姫野先輩”と呼ばれる人物と、”新人”2名の姿が見られます。

多量の血を流し満身創痍になってしまったデンジは、無事アキらによって救出されました。

ニャーコの心配をするパワーでしたが、健康状態を確認するため、動物病院に送られたようです。

こうして、今回の戦いにようやくひと段落が付きました。

11話へと続く。