ポチタとは?
主人公 デンジの相棒悪魔

ポチタとは、頭からチェンソーの生えた犬のような悪魔です。
両親を亡くしたデンジと「契約」を結んで以降、2人で悪魔を狩りつつ極貧生活を送りました。
悪魔らしからぬ可愛らしい姿のポチタですが、その正体は……

ポチタの現在の状況

ポチタの来歴
出会いと契約

多額の借金を遺して自殺した父の墓前で、悲しみに暮れるデンジ。
雨の降りしきる中、そんなデンジとポチタは出会いました。ポチタが血を流して苦しんでいる姿を見て、デンジは自身の腕を噛むよう差し出します。
そして彼は、「契約」を提案しました。
それは、「お前を助けてやるから… 俺を助けろ」というもの。こうして、契約を結んだ2人はデビルハンターとして悪魔狩りを始めることとなりました。
以降、2人は寝食を共にする良き相棒です。
デンジの死と新たな契約
ある日、デンジの雇い主であるヤクザらが契約した「ゾンビの悪魔」によって、殺されてしまったデンジとポチタ。
2人はごみ箱に投棄されますが、ポチタはデンジの口から滴り落ちた血によって復活を遂げます。
生き返ったポチタがとった行動は、「デンジの心臓になる」というものでした。新たな心臓を宿したデンジは、バラバラに切断された体を再生させていきます。

そして、精神世界の中で顔を合わせた2人。
ポチタは「デンジの夢の話を聞くのが好きだった」と話し、新たな「契約」を提案。
「私の心臓をやる かわりに…… デンジの夢を私に見せてくれ」

こうしてデンジは、ポチタという悪魔の心臓をその身に宿し、「チェンソーの武器人間」に変身することが出来るようになりました。
チェンソーマンとは?
”地獄のヒーロー”チェンソーマン

単なる「チェンソーの悪魔」かと思われていたポチタでしたが、『チェンソーマン』10巻 第84話にて、その正体が本作のタイトルでもある地獄のヒーロー「チェンソーマン」であったことが明かされました。
ここからは、チェンソーマンとしての来歴を見ていきましょう。
チェンソーマンの来歴
地獄のヒーロー

チェンソーマンとは、「地獄のヒーロー」であり、悪魔に最も恐れられる悪魔です。
”ヒーロー”たる所以は、悪魔が助けを叫ぶとやってくるから。叫ばれた悪魔はチェンソーで殺され、また助けを叫んだ悪魔もバラバラに殺されてしまうようです。
上述のように、多くの悪魔にその名を恐れられているチェンソーマンは、悪魔として強大な力を持つに至りました。
とは言え、地獄には根源的恐怖の名前を持つ「闇の悪魔」を始めとする超越者が存在しており、チェンソーマンは幾度となく殺されます。
しかし、チェンソーマンは何度殺されてもエンジンを吹かして立ち上がり、地獄内でめちゃくちゃな活躍をみせました。
そんなある時、地獄では”武器の悪魔達”と”4人の騎士”による、チェンソーマンとの血戦が行われます。
…が、チェンソーマンは戦いの最中、忽然と姿を消してしまいました。武器の悪魔らはチェンソーマンを探しますが、見つけることはできません。
なんとチェンソーマンは、そのタイミングで”ポチタ”として「こちらの世界」に来ていたようです。
「チェンソーマン」編|覚醒

「ポチタ」の来歴にて述べた通り、現世にやってきたポチタは相棒としてデンジと行動を共にしてきました。
デンジの心臓となってからも力を貸し続けるポチタですが、デンジが傷心の末に精神的に死んだような状態になってしまったことをきっかけに、「チェンソーマン」としての姿を取り戻すことになります。
マキマが助けを求めたことで、チェンソーマンの姿を取り戻したポチタ。全悪魔に恐れられる彼は、相変わらずめちゃくちゃな強さを持っています。
その強さは、6名がその命と引き換えに召喚した「地獄の悪魔」を、一瞬で切り刻んでしまうほどのもの。
また、死に際の「地獄の悪魔」によって地獄に落とされてしまったチェンソーマンでしたが、地獄で自身を待ち構えていた悪魔を皆殺しにし、帰還して見せました。

「チェンソーマン」編|デート

公安を辞めてバーガーチェーン店でアルバイトをしていたコベニ。
そこは典型的な”ブラックバイト”であり、暴力的な指導と共に”ファミリー”を強要する店でした。
コベニが小さく「たすけて」と呟くと、やってきたのはチェンソーマン。
コベニの”助けを求める声”により、その場の人間を皆殺しにしてしまうのかと思われましたが、彼はチェンソーマンであると同時に「ポチタ」でもあります。
そんなチェンソーマンが思い出したのは、ポチタとして聞いていたデンジの”夢”の一つ「腐っていないハンバーガーを食べてみたい」というものでした。
おもむろに席に着いたチェンソーマン。
彼はデンジの夢を叶えるべく、「ヴァン! ヴァアヴァー!!」と叫ぶのでした。

ハンバーガーを食べたチェンソーマンが次に求めたのは、デートです。こちらももちろんデンジが求めた”夢”であり、叶えるべくコベニを連れ出したチェンソーマン。
デートらしいことをする為にコベニを連れまわした彼でしたが、ある”気配”を察知し、その場から去ってしまいました。

「チェンソーマン」編|武器人間との戦い

チェンソーマンがあるビルの屋上にやってくると、視線の先にはマキマの姿が。
彼女が「みんな出ておいで」と号令をかけると、サムライソードやレゼ、クァンシを含む「武器人間」らが7人登場しました。
彼らは漏れなくマキマに好意を抱いており、「対魔特異5課」としてチェンソーマンに襲い掛かります。
しかし、チェンソーマンの強さは相変わらず圧倒的なものでした。束になって襲い掛かる武器人間らですが、チェンソーマンは瞬く間に彼らを蹂躙。
マキマをして「勝てる気がしない」と言わしめる強さを見せつけました。
「チェンソーマン」編|デンジ復活
武器人間らとチェンソーマンを襲うも、めちゃくちゃな強さに圧倒されてしまったマキマ。しかし彼女は、諦めませんでした。
なんとマキマの手によって、”チェンソーの姿”で戦うデンジが「チェンソーマン」として世界的に報道されてしまいます。
”銃の魔人”と戦うデンジの様子も報道されており、「銃の悪魔を倒したヒーロー」として大々的に認知され、延いては支持されるようになったチェンソーマン。
悪魔は「恐怖」を力に変えるため、「応援」は逆に弱体化の要因となってしまいます。
こうして力を失ってしまったチェンソーマンは、ついにマキマによって大ピンチを迎えてしまいました。

ここで、チェンソーマン/ポチタは、デンジの体内に残っていた「パワーの血」を介し、パワーに助力を乞います。
無事パワーとコンタクトを取ることが出来たポチタは、自身の肉片を彼女に食べさせることで、「血の悪魔」として復活させることに成功。
その後、復活したパワーによって無事助けられ、再びデンジは起き上がりました。
「支配の悪魔」編

役目を終えたかに思われたチェンソーマンでしたが、最終話付近でデンジの”囮”として再び登場。
囮作戦の内容は、デンジが体内の「チェンソーマンの心臓」を引き抜き、自身からチェンソーマンを分離するというもの。
そうなればデンジはただの人間ですから、心臓を欠いた体では死を待つばかりとなってしまいます。
しかし彼には、「パワーからもらった血」がありました。自身の体内にパワーの血を入れることで何とか生命活動を続けるデンジは、チェンソーマンの作った隙を突くことで、見事「支配の悪魔」を討つことに成功しました。
ポチタ/チェンソーマンの能力・強さ
頭部のチェンソー(ポチタ)

ポチタは、尻尾のスターターを引くことで頭部のチェンソーを伸ばし、武器として使用できるようになります。
デンジはポチタの頭部のチェンソーを用い、悪魔対峙や木の伐採などを行っていました。
圧倒的な強さ
愛らしい見た目と、比較的悪魔としては弱そうなポチタ。
しかし彼の真の姿「チェンソーマン」は、禍々しい見た目を持つとともに、凄まじいまでの強さを持っていました。
その理由は、”恐怖”にあります。
悪魔は、自身の持つ「名前」が恐怖されるほど力を増す存在であり、「チェンソーマン」は後述のある”能力”によって、地獄の全悪魔が恐れる悪魔です。
だからこそ、”恐怖”を喰らって恐ろしいまでの強さを得たようでした。
以下では、そんなチェンソーマンが作中で用いた能力をご紹介します。
チェーンを用いた拘束・移動

恐ろしいまでのスピードで相手を斬る、という単純明快な戦闘方法でも十分に強いチェンソーマンですが、チェンソーのチェーンを用いた拘束や移動も可能です。
デンジも同じようなことを行ってはいましたが、チェンソーマンのそれはやはり規格外。
洗練されたスタイルで、多対一の戦いも難なくこなして見せました。
心臓から復活

マキマとの戦闘で宇宙まで飛ばされたチェンソーマン。
しかし彼は、自身の心臓を抜き取って地球に放り投げ、心臓から全身を再生させることで地球への帰還を果たしました。
恐ろしいまでの再生力を遺憾なく発揮した技であり、応用力が垣間見えます。
ちなみにこの「心臓から復活する」能力は、デンジとマキマの最後の血戦でも用いられました。
喰らった存在を消す能力
チェンソーマンが全悪魔に恐れられる理由は、”強さ”だけではありません。
なんとチェンソーマンは、「食べた悪魔の”名前”をこの世から消す」という恐ろしい能力を持っています。
この能力については、『チェンソーマン』10巻 第84話でマキマによって明かされました。「物事を掌握する力」を持っているマキマだけは、チェンソーマンによって消されてしまったものの名前を憶えていますが、通常は個人の記憶に至るまで”名前”が消されてしまうようです。

作中で紹介された「チェンソーマンに食べられた名前」を以下にまとめました。
・ナチス
・アーノロン症候群
・第二次世界大戦
・租唖
・エイズ
・核兵器
・比尾山大噴火
上記の内、赤字で示した「アーノロン症候群 」「租悪 」「比尾山大噴火」の3つは我々の生きる世界にも存在しない謎の単語であり、こちらの世界に生きるチェンソーマンに食べられた可能性があります。
また、その他にも、以下のようなマキマですら思い出せなくなってしまった”名前”もあるとのこと。
・かつて人ならば誰でも持っていた”第六感”
・子供の精神を壊すとある星の光
・生命が寿命を迎えた時、”死”の他に存在した4つの結末
どれも人の”恐怖”の対象になっていたであろう名前/概念ばかりであり、それらを打ち負かして捕食してしまったチェンソーマンの強さが垣間見えますね。
ポチタ/チェンソーマンの性格・魅力
見た目とのギャップ

人々の恐怖の対象たる「悪魔」とは思えない可愛いボディのポチタ。
しかしその口調は、可愛い見た目に反して理知的で丁寧なものでした。一人称は「私」であり、品格すら感じられる話し方のポチタですが、チェンソーマンとなった彼は粗暴であり、まともに言葉を話すことすらできません。

精神世界の彼と現実の彼になぜこのようなギャップがあるのかは不明ですが、禍々しい見た目で必死に言葉を発するチェンソーマンが可愛らしく思えるのは、きっと私だけではないはず……
デンジの事が大好き!
地獄の悪魔達の恐怖と恨みを一身に集める存在、チェンソーマン(ポチタ)。
彼は自身の相棒であるデンジのことがとにかく大好きです。
デンジの”夢”を聞く事が好きだというポチタは、1話でデンジが絶命してしまった際、自身の心臓を与えることで蘇生させました。
また、再びデンジがピンチに陥った際は、パワーに力を与えることでデンジを救わせています。
その身を削ってまでデンジの”夢”の続きを望むポチタは、やはりデンジの唯一無二の相棒です。
チェンソーマンの名シーン2選
衝撃の能力判明シーン

『チェンソーマン』10巻 第84話。
1ページ用いて大きく描かれた、チェンソーマンの”能力”が判明したシーンです。
鮮血をその身に浴び、屍の上で悪魔を捕食するチェンソーマン。白い背景によってその姿が際立っており、衝撃的な能力のお披露目が印象的に描かれています。
ポチタ/チェンソーマンの夢

『チェンソーマン』11巻 第97話。
第1部最終話にて、夢の中で出会ったデンジとポチタによる会話シーンです。
ポチタの”夢”は、「誰かに抱きしめてもらう事」でした。
簡単に思える夢ですが、地獄における”チェンソーマン”は、「恐怖の対象」にして強過ぎる存在。それゆえに、なかなか叶えることが難しい夢だったようです。
しかし、その夢はデンジによって叶えられました。
抱きしめられているポチタの可愛さも相まって、非常に印象的なシーンです。
第2部での活躍は?
デンジはチェンソーマンの能力を使える?
今回の記事では、チェンソーマンの来歴や能力についてご紹介しました。
ここで気になるのは、ポチタこと”チェンソーマン”の能力である「捕食した悪魔の名前を消す力」が、デンジにも使うことが出来るのかという点です。
チェンソーの姿でデンジが悪魔を捕食した場合、果たしてこの能力は発動するのでしょうか。
ただ、デンジにとって”能力”を用いるメリットが特になさそうですから、第2部にて敢えてこの”能力”が使用される、ということはないかもしれません。
一方で、何らかの経緯で再びチェンソーマンが大暴れする、という展開は大いにあり得ますから、ポチタ/チェンソーマンの活躍には期待しても良さそうですね!
【チェンソーマン】登場キャラクターまとめ
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(C)藤本タツキ
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