『呪術廻戦』本誌194話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。
【呪術廻戦】194話「桜島結界④」のネタバレ
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
前回193話のおさらい
・加茂と真希は連携して呪霊直哉を攻撃する。
・呪霊直哉は依然として術式を使用することが可能であり、その使い方も生前より進化している。
・突如戦場を離れた直哉は、術式の重ねがけによって加速を敢行。
・マッハ3にも達した直哉は、そのまま真希へと突っ込んだ。
各キャラクターの現在状況はこちら↓
【呪術廻戦】本誌194話のネタバレ
加茂憲紀の奮闘
呪霊直哉の高速突撃により、大きなダメージを負った真希。
そんな窮地を救ったのは、付近に避難していた加茂憲紀でした。
大量の血を纏った憲紀は、その血を自在に操って呪霊直哉を攻撃します。
血液パックの備蓄が底をついたのか、自己の血液を使用している様子の憲紀。
彼は、外で操った血液を体内に戻して循環させ、生命活動を維持しているようです。
理屈の上では失血死は阻止することができますが、間違いなく危険な手法。
呪霊直哉も、「しんどいやろ 死ぬで憲紀君」と声掛け、再び加速へと向かいました。
覚悟を決めた憲紀は、「私が奴を牽制するから」と述べると、真希に対して結界外に出るよう指示。
真希は「オマエが死ぬ」と拒否しますが、冷静な憲紀は「このままでは二人共死ぬ」と返します。
そんな憲紀の覚悟に折れ、「時間がいる」と真希。禪院甚爾と同じ超人的なフィジカルギフテッドゆえか、5分間で傷を癒すことができると言います。
その上での勝算は、真希 2:8 呪霊直哉 とのこと。
20%でも勝機があることに対して、憲紀は「充分だ」と返答します。
そこまで話したところで、加速した直哉が2人の元へと突っ込んできました。
呪力による気配がない真希は、すぐさまその場を離脱。憲紀は、血の網を用いて直哉の突撃の勢いを消しつつ、横へとそれて突進を躱しました。
体外と体内とで血を循環させ、危険な状態で戦いつつも、冷静な憲紀。
かつて花御と戦った彼は、呪霊直哉の硬さが花御には劣ると分析していました。
呪霊直哉は、トップスピードを出す際に自身のスピードで自滅しないよう硬度が跳ね上がる様子。
その反面、”縛り”によって、トップスピード時以外の硬度は特筆すべきほど高くないようです。
しかし、硬度が低くとも呪霊直哉の”スピード”は脅威。
単なる叩きつけですら凄まじいスピードであり、憲紀はたちまち吹き飛ばされてしまいます。
失血死すら恐れない決死の覚悟で、「穿血」を放つ憲紀。
ありし日の記憶を胸に、「命を燃やせ」と自身を奮い立たせます。操っていた血が地面へと落下し、いよいよピンチかと思われたその時、現れたのは他の泳者で・・・?
195話へ続く。
【呪術廻戦】194話の考察と感想
命を燃やせ
己の死をも厭わず、決死の覚悟で惜しげもなく血液を使い続けた加茂憲紀。
虚な目で技を繰り出し、走馬灯を見る様子は、死にゆく男そのものの姿です。
そんな憲紀が心の中で唱えた言葉が「命を燃やせ」。
加茂憲紀の担当声優が、『鬼滅の刃』の炎柱 煉獄杏寿朗と同じ日野聡さんであることを考えると、狙っているとしか思えないセリフです。
加茂家の呪縛に囚われ、紛い物の”宗家筋”として懸命に生きてきた加茂憲紀が、文字通り命を燃やす今回。
感動的なシーンではありますが、「命を燃やせ」のワードには、どうしても反応してしまいますね。
新たな泳者
194話で気になるのが、最終ページで描かれた新たな泳者です。
カッパのような男が「相撲だぁーー!!!」。立派な口髭の初老男性が「刀ぁーー!!!」。
両者ともなぜか涙を流した状態で、謎の言葉を叫んでいます。
状況を察するに、両者が戦い方を巡って争っている…といったところでしょうか。
桜島結界編冒頭にて、憲紀と真希が危険な泳者を間引いていたことを考えると、一般人に危害を加えるような泳者ではないと推測されますが、果たして2人の実力とは…?
そして、命を燃やして戦う加茂憲紀の行く末は…?
新たな展開を迎えた『呪術廻戦』桜島結界編。次話の更新も楽しみですね!
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以下は194話が出る前の予想内容となります。
直哉特攻の恐ろしさ
193話のラスト、呪霊直哉の高速攻撃をまともに食らってしまった真希。
攻撃を加えた呪霊直哉のスピードは、作中解説によるとマッハ3…すなわち時速約3675kmにまで達していました。
物理的な側面から、呪霊直哉の攻撃の恐ろしさを見ていきましょう。
まず、運動エネルギーは、1/2、質量、速度の2乗を掛け合わせることで求めることができます。
呪霊直哉の質量を(低く見積もって)仮に50kgとした場合、時速3675kmの運動によって生じるエネルギーは、26,052,517[J]です。
また、比較対象として、例えば10t(=10,000kg)トラックが時速100kmで突っ込んできた際のエネルギーは3,858,025[J]です。
つまり、呪霊直哉に突撃された真希は、10tトラックが時速100kmで突っ込んできた際の衝撃の、実に6.75倍に相当する衝撃を受けたこととなります。
通常の人間であれば、10tトラックが時速100kmでぶつかってきた時点でミンチになってしまうはずですが、その数倍にも及ぶ衝撃を受けてなお吐血程度で済む真希の頑丈さには驚くばかりです。
とはいえ、描写されている表情を見る限り、軽傷では済まないはず。
呪力を持たない真希は、反転術式で己を癒すこともできませんから、言うまでもなく大ピンチです。
加茂が耐え繋ぐ?
上述したように、田の追随を許さない圧倒的なスピードによって、異次元の攻撃性能を手にした呪霊直哉。
大ダメージを受けたであろう真希が、死なずとも直ぐには動けないであろう状況を考えると、加茂が奮起するほかありません。
望みとしては、後述するような他の強者による助太刀です。
”速さ”を持つ直哉を前に、逃げは悪手。また、直哉は、高速飛行による衝撃波で、広範囲の建物を破壊しながら進撃することができるため、隠れることも難しいでしょう。
そうなると、加茂に与えられた役割は、助っ人の登場、あるいは真希の復活まで、直哉をその場で食い止めること。
加茂に与えられた役割は極めて重大です。
助っ人参戦か
桜島結界の状況は芳しくなく、現時点では助っ人なしにして勝利を手にすることができるとは思えません。
助っ人として考えられるは、現時点で動向が明らかになっていない京都校3年 東堂と、冥冥です。
まず、加茂や西宮、三輪などが動いていることから、京都校の一部の面々が死滅回游平定を目指していることは間違い無いでしょう。
その一部に東堂も含まれていた場合、助っ人参戦は十分にあり得ます。ネックと言えば、真人との戦いで欠損した片腕でしょうか。
もし反転術式によって腕が癒えていなかった場合、術式なしで特級上位相当の呪霊 直哉と矛を交えることになってしまいます。
後者の冥冥については、今となっては数少ない禪院家の生き残り 真希と(表向きは)加茂家嫡流である加茂憲紀を救うことが”金になる”と判断した場合、参戦する可能性は十分にありそうです。
また、秤、あるいは乙骨によって”結界間の移動が可能となる総則”が追加された場合、他結界に滞留していた泳者による助太刀も現実味を帯びてきます。
真希を救うのは、果たしてどのキャラクターなのでしょうか。
最悪のケース
上述したような助っ人が参戦せず、真希、加茂が殺された場合、考えられる最悪のケースは、”総則の追加による直哉の結界間移動”です。
憂憂によって京都校メンバーが”伝達役”として動いているいま、西宮によって情報が共有された秤はもちろん、乙骨にも既に情報がいっていることでしょう。
西宮が秤に伝えた内容は、「”真希が結界を素通りできる”+”長距離移動系の術式保持者 憂憂が協力姿勢にある”ことを理由に、”結界間の連絡手段の確立”を後回しにするべき」と言うもの。
これにより、秤、もしくは乙骨が”結界間の移動を可能とする総則”を追加した場合、直哉が桜島結界外に解き放たれてしまいます。
そして、(現時点では)結界外に情報を持ち帰ることのできる唯一の人物 真希が死んだ場合、呪霊直哉という強力な”悪意”の出現は、誰も事前に知ることができません。
呪霊直哉には、自身から”禪院家当主”の座を奪った伏黒や、自身を敗北にまで追い込んだ脹相など、恨むべき相手が他にも存在します。
もし呪霊直哉が解き放たれれば、次は東京第1結界が苛烈な戦場となるかもしれませんね。
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(C)芥見 下々
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