呪術廻戦

呪術廻戦「9巻」のネタバレと考察・まとめ

呪術廻戦 9巻の概要

9巻のあらすじ

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

五条と夏油に課せられた“星漿体”の護衛任務は、伏黒を名乗る“術師殺し”の奇襲で最悪の事態に陥る。五条達は全滅と思われたが…!? 五条を最強に至らしめ夏油を造反に導いた在りし日の事件、その結末とは――!?

9巻の要約

・五条は覚醒して最強になる

・五条は甚爾を倒す

・天内理子の死

・夏油は闇落ちし、呪詛師となる

呪術廻戦 9巻のあらすじ前編

71話 慣玉ー漆ー

9巻は伏黒甚爾の回想から始まります。

甚爾と五条は五条が子供の頃に会っていました。

甚爾は六眼(りくがん)を持つ五条の背後に立ったのにもかかわらず、気取られた。

甚爾にとってそれは初めてのことで、だから五条が鈍るまで精神力を削ったのです。

しかし、それでも五条は倒せない。

瞬時に内蔵に剣が刺さることを避け、呪力で刃をひかせなかった五条。

つまり、ニットのセーターに安全ピンを通すようなことだったようです。

と言っても、傷がある状態です。

五条は甚爾と対決、夏油は天内理子を優先し、天元の元へ。

さあ、五条と甚爾の直接対決が始まります。

五条は術式で、甚爾は呪霊に格納していた呪具で戦います。

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

ですが、上画像にもある通り、この呪霊はどこからやってきて、どうやって結界に侵入できたかは謎ですよね。

実は、甚爾は呪具を格納させているように、自らの体を格納させて飲み込んでいたのです。

呪力が全くない天与呪縛のフィジカルギフテッドの体内にあるものは、同じく呪力がなくなる。

甚爾はそのことを利用したようです。

そんな甚爾は戦いを優勢に進めます。

敏捷性と呪力がないから五条から察知されることはないと考えた甚爾。

これは甚爾優先か!?

「術式順転出力最大、蒼」

五条は周囲にある遮蔽物を全て消し去ります。

甚爾はさらに奥にある森へと逃げると、蠅頭(ようとう)と呼ばれる4級以下の呪霊を大量に放ちます。

五条はもう一度、術式で倒す判断しますが、遅かった。

六眼ではなく術式を使わせるのは甚爾の作戦でした。

甚爾は発動中の術式強制解除をする特級呪具、天逆鉾(あまのさかほこ)を取り出すと、五条の首にそれを突き刺します。

72話 慣玉ー捌ー

甚爾は五条の喉を裂き、右足に何度も天逆鉾を突き刺す。

一度だけではなく何度も何度も。

用心深い性格なのでしょう。

一方その頃、薨星宮(こうせいぐう)の近くまで来ていた天内は、黒井美里と別れの挨拶をしていました。

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

大好きだよ。

ずっとずっとこれからもずっと。

抱きしめ合い、最後の瞬間を記憶として永遠に残そうとする二人。

こういう別れのシーンは心にきますね……

しかし、残された時間は少ない。

天内はついに黒井と別れ、夏油と薨星宮本殿まで辿り着きます。

夏油は薨星宮の事を説明します。

大樹の根本まで行くこと。

大樹の根本まで行けば高専を囲う結界とは別の特別な結界に入ることになり、そこに入るには招かれた者しか入ることができない。

「それか引き返して、黒井さんと一緒に家に帰ろう」

夏油たちは冷静にそう言います。

護衛と抹消。

前巻の伏線ですね。

夏油は同化を抹消だと考えたようですね。

それに対して、天内は皆と一緒にいたいと涙を流します。

しかし…….

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

天内は甚爾の攻撃により死亡。

このシーンは1年前の出来事なので分かっていたことですが、驚きましたね。

まさか一緒にいたいと言った直後にやられるとは思いませんでした。

上の画像はトラウマ級ですね。

73話 慣玉ー玖ー

臭跡、足跡。

天与呪縛により、強化されたそれらを用いて甚爾は天内たちの元へ。

道中にいた黒井も甚爾により倒されました。

ちなみに、生死については不明です。

呪霊操作で仮想怨霊と呼ばれる実在、非実在問わずに負のイメージが共有されている呪霊を出します。

質問に答えるまで不可侵を強制する簡易領域。

その質問に答え、仮想怨霊の攻撃を簡単に捌く。

甚爾は完全に油断していました。

その隙に夏油は甚爾に近づき、武器庫の呪霊を吸収しようとします。

しかし、甚爾は呪霊との主従関係により取り込めなかったようです。

この主従関係というのは詳しく説明されていませんが、おそらく縛りでしょう。

呪霊が条件なしに主従関係を結ぶとは思えませんからね。

取り込めなかった夏油は切り刻まれますが、呪霊の解放が厄介なため生かされます。

74話 慣玉ー拾ー

甚爾が依頼主と会うところから始まりますが、興味深い描写がありました。

それが、こちら。

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

この擬音完全に『ゴメンッ』と書かれていますよね。

実は、この描写は甚爾の飼っている呪霊から出された時の描写なのですが、作者の叫びですかね。

話しを戻し、盤星教の代表役員である園田茂に亡骸を渡した甚爾は、傷が治った五条と会います。

実は、五条は死の直前に負と負を掛け合わせてできる正の呪力を生む反転術式を会得したようです。

それにより、首元を裂かれた傷や右足の刺し傷も完治。

さすがは最強キャラクターだけあります。

チートを使って、もう一度甚爾に挑む五条。

しかし、覚醒した五条相手に甚爾は何もできませんでした。

術式反転と呼ばれる正の呪力を術式に応用することを覚えた五条は、『赫』により甚爾を数百m先まで吹き飛ばす。

75話 慣玉ー拾壱ー

誰も憎んでいない。

天内のためにも怒っていない。

覚醒をした五条はただこの世界にいることが気持ちよかった。

一方、甚爾は五条が楽しんでいる様子に違和感を覚えますが、立ち向かうことを決意します。

その理由は、過去に在ります。

呪術師という存在。

甚爾を否定した禪院家も含む呪術師の中で最強の存在が、目の前に立っています。

過去から今までの自分を肯定するために、甚爾は『逃げる』という判断を捨てた。

過去が間違っていなかったことを確認するように、五条に挑みます。

「虚式茈(きょしきむらさき)」

五条家の中でも一部の人間しかしらない技を繰り出す。

順転と反転を無限に衝突することで、仮想の質量を押し出す。

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

画像にある文字の部分がくり抜かれた甚爾は負けた。

捨てきれなかった自尊心が、甚爾を負けに導きました。

しかし、甚爾は後悔していないようです。

甚爾は最後の最後で子である伏黒恵のことを気にかけます。

「2、3年もしたら俺のガキが禪院家に売られる。好きにしろ」

最後に、自尊心を無視した自分の人生が、間違っていることに気づいた甚爾でした。

呪術廻戦 9巻のあらすじ後編

76話 玉折

盤星教の信者たちが拍手をしています。

天内を抱えた五条は夏油に問いかけます。

「コイツら殺すか?」

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

天内を意味もなく殺した盤星教に、怒りさえ抱かない。

あるのは嫌悪感でしょう。

そんな五条に夏油は「意味が無い」と言います。

呪術界を知らない一般人を殺すのは間違っている。

さらに、解体される盤星教なので、術師として行動する意味はないということらしい。

1年後。

五条は無下限呪術を出しっぱなしにできるほど強くなりました。

オートマで物体の危険度を選別できるようになり、反転術式で出しっぱなしによる悩の死までも対処してしまいます。

そう、五条は最強になりました。

任務も全て一人でこなしてしまう。

それ故、最強コンビとして活躍することも少なくなり、夏油の周囲には頼れる仲間がいなくなります。

蒸し暑い夏。

毎日毎日、蛆のように湧く呪霊を祓って取り込む。

払って取り込む。

社吐物を処理した雑巾を丸飲みするように。

その繰り返しです。

では、なんのために?

夏油は天内の死から常に考えていたことがありました。

人間の醜さ。

なぜ醜い一般人のために呪術師のような人間が死ななければいけないのか。

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

真面目な夏油の心は脆い。

一度折れたら、直すのは大変。

理想に燃えていた夏油の心は荒野に晒され、しかも助けも求めない。

もう限界でした。

サブタイトルは玉折(ぎょくせつ)ですが、意味は才子が若死にするたとえのようです。

そんな夏油の元へ九十九由基という特級術師がやってきます。

77話 玉折ー弐ー

「どんな女が好みかな?」

夏油が悩んでいることを知っている九十九がやってきます。

呪霊を倒す高専のやり方ではなく、呪霊を生れない世界を作るという方針を立てている九十九。

そして、その方法は2つ。

1.全人類から呪力をなくす。

この方法は、フィジカルギフテッドの甚爾や真希のような存在を作り出すということ。

ちなみに、非術師も呪力を少なからず持っています。

2.全人類に呪力のコントロールを可能にさせる

術師は呪力の漏出が非術師に比べて極端に少ない。

つまり、非術師を術師にすれば呪いは生まれません。

九十九の言葉を聞いた夏油はハッとします。

「じゃあ、非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか」

「夏油くん。それはアリだ」

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

そういう風に進化を促せば、飛べない鳥だって飛ぶようになる。

しかし、九十九はその方法に反対なようで、そこまでイカれていないと言っています。

そんな九十九に夏油は悩みを打ち明ける。

非術師を見下す自分が本当なのか、否定する自分が本当なのか。

「どちらを本音にするのかは君がこれから選択するんだよ」

この九十九の発言は、夏油の悪い面を駆り立てたと言われていることもありますが、九十九は逆に励ましていると考えています。

話は進みます。

灰原雄という夏油の後輩が死にます。

さらに、夏油は任務中に呪霊が見える子供を檻に入れられている所を目撃。

コップの水は溢れだしました。

もう、止まりません。

78話 玉折ー参ー

住民112人の死亡していることが分った。

呪霊による被害と思われたが、残穢から夏油だと発覚。

親も殺し、盤星教を乗っ取り、我が道を行く夏油に五条は再会。

意味のない殺しの理由を問う五条だったが、もはや説得の余地はない。

生き方を決めた夏油に五条は術式を発動しようとする。

だが、出来ない。

五条は夏油を追いかけませんでした。

五条は後悔します。

79話 これからの話

居眠りしていた五条は虎杖たち起こされます。

そう、ここまでの話しは全て五条の夢でした。

話しは変り、歌姫は虎杖たちに内通者の話しをします。

一人は学長以上の上層部。

もう一人は、メカ丸。

そんなメカ丸こと与幸吉(よたこうきち)を捕まえに、地下に行きます。

しかし、もぬけの殻。

無為転変で体を治すために、情報提供をしていたメカ丸は真人たちの所にいました。

他者間の縛り。

罰の不確定さがあるため、仕方がなくメカ丸の体を治す真人。

(呪術廻戦9巻 芥見下々 / 集英社)

体が治ったメカ丸と真人は睨み合う。

9巻の内容は以上です。

呪術廻戦 9巻の考察と感想

9巻で起こった出来事のうち気になる点をピックアップしていきます。

と言っても、8巻までに9巻の考察は行っています。

なので、今回は感想を書かせていただきます。

夏油がいい味だしている

この夏油というヒーローに妙に感情移入してしまう。

描写的には数ページだけだったのですが、多くの悪い出来事があったはずです。

例えば、呪霊が見える人間を罵る人間たちや、呪術師が負傷する報告など。

そんな不運が重なり爆発してしまいます。

感情の噴火活動と抑制を考えると、感情移入してしまいませんか?

しかも、彼は真面目な性格故、五条たちに相談できません。

もう周りが見えていないはずです。

そんな状況で1年。

1年も我慢したという事実。

そんなバックグラウンドを考えると、0巻での出来事が悲しい物語になります。

詳しくはこちら。

呪術廻戦「0巻」のネタバレと考察・まとめ呪術廻戦 0巻の概要 0巻のあらすじ 自身の死刑を望む高校生・乙骨憂太。 彼は己に憑く怨霊・里香に苦しんでいた。 そんな中、...

とにかく、夏油は1年間も我慢しました。

そのバックグラウンドも考えて読んでいただきたいなと思いました。

次巻のネタバレはこちら

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