『呪術廻戦』本誌191話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。
【呪術廻戦】191話「桜島結界①」のネタバレ
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
前回190話のおさらい
・激戦を経て、秤金次が鹿紫雲一に勝利した。
・秤は左腕を失ったが、「後で治す」とのこと。
・鹿紫雲一は”宿儺と戦う”という条件付きで秤の仲間となった。
・秤は、やってきた西宮から話を聞き、状況を知る。
・一方その頃、禪院真希と加茂憲紀は、桜島結界で戦っていた。
各キャラクターの現在状況はこちら↓
『呪術廻戦』本誌191話のネタバレ
加茂家の異変
渋谷事変を経て、急ぎ加茂宗家の屋敷に戻った、呪術高専京都校3年 加茂憲紀。
そんな彼を待ち構えていたのは、内部に起こった異変でした。
当主に仕えているであろう老人 四乃(しの)の姿を見た加茂は、京都高専学長の楽巌寺や、五条家、禪院家と連絡を取りたい旨を伝えます。
しかし四乃は、憲紀を「童(わっぱ)」呼ばわり。
憲紀を加茂家への侵入者と勘違いしているようです。
さらに四乃は、「玄吉め」と、守備隊の隊長への愚痴をこぼします。
しかし、憲紀が知る現在の守備隊隊長の名は平七。耄碌した老人の戯言と受け取った憲紀は、「次代当主の顔を忘れたとは言わせないぞ」と詰め寄りました。
一方の四乃は、難しい表情を見せたのち、「耄碌したとはいえ当主の顔を間違えなどせん」と言い切ります。
四乃が発した当主の名は「憲倫(のりとし)」。
憲紀と憲倫……音韻こそ同じですが、加茂家において、後者はタブーに等しい名です。
憲紀は、四乃が発した「のりとし」が、自身を指す「憲紀」ではなく、「憲倫」である可能性に辿り着きました。
新たな当主
急ぎ当主の間に向かった憲紀。
そこで待っていたのは、夏油傑の体を持ち、かつては”史上最悪の呪術師”加茂憲倫として生きた男・羂索(けんじゃく)でした。
前代未聞の呪術テロ、渋谷事変。
その主犯がかつて”加茂”として生きた人間であったことを知った憲紀は、呪術総監の中核をなす”保守派”が、既に傀儡と化している可能性に考え至ります。
一方で、”かつての加茂憲倫”である夏油傑(の皮を被った羂索)にも死刑執行命令が下されたため、保守派の腐敗は全体に広がりきったわけではない、とも考えた憲紀。
だからこそ彼は、保守派の中でも地位と発言力を持つ楽巌寺学長に嘆願し、総監部からの通達「二、五条悟を渋谷事変共同正犯とし(中略)封印を解く行為も罪とする」を取り下げようと動きました。
そんな中、羂索は夏油傑の死刑命令を推挙した保守派と、虎杖悠仁の処刑に乙骨を推挙した保守派の始末を実施。
かくして保守派は、完全な腐敗の温床となりました。
加茂家と保守派を手中に収めた羂索は、「二度と会うこともないだろう」と一言。
この言葉を”宣戦布告”と見做した憲紀は、赤鱗躍動を用いて臨戦の構えを見せますが、羂索に戦う気はありません。
曰く、「君が生きていても何にもならない」。
勝ち目がないことを理解している憲紀は、そのまま加茂宗家を後にし、死滅回游平定に向けて次なる一歩を踏み出したのでした。
桜島結界にて
場所は変わって桜島結界。
芋虫状の呪霊が落下してきます。
その姿を視認した憲紀は、「呪霊……だよな?」と一言。
見た目はどこからどう見ても呪霊である”それ”。
真希は「あのフォルムで人ならパンダだって人」だと皮肉で返しますが、憲紀の戸惑いを理解していました。
その呪霊は、単なる呪霊とは異なる気配を持っているのです。
そんな2人の姿を視認した呪霊は、空中から猛スピードで落下。常人が目視できないほどのスピードで、真希に向かって突進しました。
一方の真希は、持ち前のタフさで呪霊の攻撃を耐えます。
憲紀になど目もくれず、真希への戦意を剥き出しにした呪霊の正体は、なんと禪院直哉。
禪院家を壊滅に追い込んだ真希と、呪霊に堕ちた直哉……2人の戦いの第2Rが始まります。
192話へ続く。
【呪術廻戦】191話の考察と感想
禪院家に続き加茂家も…
真希によって壊滅した御三家の一角・禪院家。
それに続くかのように、同じく御三家・加茂家が、かつての加茂憲倫である羂索の手に落ちてしまいました。
呪術総監部も羂索の傀儡と化し、五条悟が封印されて向こう、もはや呪術界はめちゃくちゃです。
憲紀が加茂宗家で羂索と出会い、上記の事実を知った日付は、11月3日の23時頃。
つまり羂索は、五条悟の封印……すなわち渋谷事変の勃発から、一週間も経たないうちに加茂家・呪術総監を手玉に取って見せたのです。
逆説的に、五条悟の強大さが透けて見える展開ですよね。
羂索という術師は日本の呪術界を一週間も費やさずに牛耳ることが可能であり、一方の五条悟という術師は、そんな羂索を”存在するだけ”で黙らせていたのです。
芋虫直哉
191話のもう一つの衝撃といえば、なんと言っても禪院直哉の再臨。
満を持して再登場した直哉が、”芋虫”という、彼の悪口の語彙に入っていそうな存在に堕ちてしまったという事実は、なんとも『呪術廻戦』らしい皮肉です。
さて、そんな直哉の”スピード”を体感した真希は、”速い”だけではない妙な感覚に気が付きました。
十中八九、直哉の生得術式「投射呪法」によって実現しているスピードでしょう。
最終コマの直哉は、「僕も来たで こっち側」と発言。
”こっち側”とは、特別な強さを持った五条悟や禪院(伏黒)甚爾、禪院真希を指す言葉と見て間違いなさそうです。
果たして直哉は、どの程度の強さを引っ提げてかえってきたのでしょうか。
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以下は191話が出る前の予想内容となります。
乙骨がルールを追加
単身で仙台結界に赴き、190点ものポイントを稼いだ乙骨。
しかし、結界は電波が遮断されており、また結界外への脱出が不可能であるため、乙骨は現在の状況を知りません。
そんな状況を打破する存在が、三輪霞です。
『呪術廻戦』本誌181話にて、仙台結界と思しき場所で歩いていた三輪。
当時は闇落ちを筆頭に様々な憶測を生んだワンシーンでしたが、190話で西宮が”東京第2結界の秤・パンダへの伝達係”として動いていたことを考えると、三輪も同様の役割を担っている可能性が高そうです。
京都から仙台への大移動も、移動系の生得術式を持つであろう憂憂の協力によって解決済み。
つまり、三輪によって現在の大まかな状況や、追加すべきルールが乙骨に伝えられ、死滅回游が大きく動く可能性が高まりました。
なお、現時点で高専サイドが保有しているポイントは、秤(鹿紫雲)の100点、乙骨の190点、伏黒の46点、虎杖の1点で、最低でも337点。
ここに、加茂や真希が攻撃的な術師、呪霊を排除したことによるポイントも追加されますから、400点近いポイントを確保できている可能性が高そうです。
以上の点に鑑みると、高専サイドは死滅回游を大きく改造するだけの要素を獲得しており、間も無く死滅回游編は役割を終えるのではないでしょうか。
謎の呪霊は禪院直哉?
最後に、190話ラストで登場した呪霊についても触れておきましょう。
真希と加茂の表情から察せられる通り、桜島結界に侵入した呪霊は、かなりの実力を持った存在であろうことは疑いようもありません。
そんな呪霊について、界隈ではある仮説が持ち上がっています。
それは、桜島結界の呪霊=禪院直哉ではないか、という説です。
根拠としては、まず「喧シ(やかまし)い」というセリフ。
「やかましい」という言葉は、一般認識としては「関西の方言」とされるイメージが強く、作中でも実際に直哉が発しています(単行本17巻 第150話)。
また、次なる根拠として、直哉殺害の決め手となったのは、真希が用いた呪具ではなく、真希・真依の母親が振り下ろした(おそらく)一般的な包丁。
呪術師の基本として、敵対術師を殺害する際は、”死後呪いに転ずることを防ぐため、呪力で殺す”という概念が存在します。
しかし、前述した通り、直哉殺害の要因となったのは術師ではない人物による、包丁を用いた刺殺。
つまり、禪院直哉が呪霊に転ずるための条件は揃っています。
強力な呪霊が今更になって結界……それもわざわざ桜島結界をピンポイントに選んだ理由は、その呪霊が禪院直哉だから、と考えると自然な展開ではないでしょうか。
桜島結界編が開幕
上空から降下する呪霊の正体はともかくとして、191話から”桜島結界編”が開幕することには間違いがなさそうです。
現時点での登場キャラクターは、加茂家嫡流(表向き)にして、赤血操術の使い手・加茂憲紀と、伏黒甚爾と同じ”怪物”となった禪院真希。
2人によって繰り広げられる桜島結界での戦闘は、どのような展開を見せてくれるのでしょうか。
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(C)芥見 下々
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