禪院直哉とは
直毘人の実子にして次期当主候補筆頭
禪院直哉(ぜんいん なおや)は、禪院家26代目当主・直毘人(なおびと)の実子であり、次期当主候補筆頭と目されていた人物です。
かなり歪んだ性格の持ち主ですが、高専規格の一級術師相当である”特別一級呪術師”に認定されている通り、その実力は本物。
禪院家最強の呪術師集団「炳(ヘイ)」では”筆頭”として陣頭指揮を担っていることからも、直哉の実力の高さが伺い知れます。
そんな直哉について、早速来歴から見ていきましょう。
来歴
禪院家にて初登場
禪院直哉は、『呪術廻戦』16巻 第138話にて初登場。
同じく禪院家の扇(おうぎ)、甚壱(じんいち)の待つ部屋に入り、実父 直毘人の遺言を聞き届けました。
遺言によって伏黒恵が”27代目当主”に指名された際は烈火の如く激怒し、即座に伏黒恵殺害を企てます。
vs脹相
伏黒を釣り出すため、彼が捜索しているという「宿儺の器」虎杖悠仁のもとまでやってきた直哉。
虎杖には脹相が同行しており、”虎杖の死刑執行人”乙骨憂太の登場によって、直哉の相手は脹相となりました。
直哉は、生得術式「投射呪法」を使いこなし、圧倒的なスピードでもって脹相を圧倒。
しかし、最終的には脹相に敗れてしまい、特に結果を残すことなく京都に帰投することとなってしまいました。
「葦を啣む」編|真希の乱心
伏黒恵殺害に失敗した直哉は、叔父である禪院扇の案に乗ることに。
扇の案とは、伏黒恵・真希・真依を「五条悟解放を企てた謀反者」として誅殺する、というもの。
――しかし、真希が甚爾と同じ”呪力から脱却した身体”を得たことにより、事態は急変。警鐘と共に”扇が真希に殺害された”という報を受けた禪院家の面々には、戦慄が走ります。
乱心した真希を誅殺するため、禪院家最強の術師集団「炳」が動員されるも、なんと全員が返り討ちに。
残るは直哉のみとなり、二人の決戦の火蓋が切って落とされました。
「葦を啣む」編|直哉の最期
直哉は「投射呪法」による超スピードにより、甚爾と同じ強さを得た真希を圧倒。早々に決着をつけるべく、亜音速にまで達したスピードを駆使した重い攻撃を連発します。
しかし、身体能力同様の超人的な動体視力を持った真希は、なんと直哉の術式を看破。
直哉は真希にカウンターを見舞われ、敗北してしまいました。
真希の一撃で重傷を負いつつも、なんとか生きながらえていた直哉。
しかし、彼の背後には包丁を持った真希/真依の母が現れ、そのまま刺殺されてしまいます。
――かつて直哉は、真希/真依の母の目の前で、真希を指して「三歩後ろを歩かれへん女は背中刺されて死んだらええ」と口にしていました。
そんな直哉の死因は、上述の通り”女”に”背中から刺された”ことです。
つまりは、直哉自身の発した言葉が返ってくるという、なんとも皮肉な最期となってしまいました。
禪院家とは
呪術界を支える名家
禪院家とは、呪術界における”御三家”の一角であり、長い歴史と権力を有する名家です。
「禪院家に非ずんば呪術師に非ず 呪術師に非ずんば人に非ず」という格言が存在する程に封建的な家系であり、男尊女卑や、術式/呪力を持たない人物への冷遇などの因習も目立ちます。
”相伝の術式”としては「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」と「投射呪法(とうしゃじゅほう)」が明らかになっており、また、御三家特有の秘伝技として領域対策「落花の情」なる技術も描写されました。
考察の域を出ませんが、五条家における「六眼」のように、禪院甚爾・真希の”特異なフィジカルギフテッド”が、禪院家相伝の特殊体質であった可能性も否めません。
最強の術師集団「炳」
禪院家は、高専資格条件で「準一級」以上の実力を認められた者達により、「炳(ヘイ)」なる術師集団を有しています。
作中で名前が明かされているキャラクターでは、扇、甚壱、長寿郎(ちょうじゅろう)、蘭太(らんた)が所属しており、直哉はそんな「炳」の筆頭です。
また、「炳」には上述の5名以外にも6名が所属しており、計11名から構成されていたことが明らかになっています。
なお、「葦を啣む」編において、その全員が非業の死を遂げることとなりました。
禪院直哉の術式・能力
生得術式「投射呪法」
禪院直哉の生得術式は、父・直毘人と同じく禪院家相伝「投射呪法」です。
「投射呪法」とは、事前に24fpsで作った動きを後追いすることが出来る術式であり、掌に触れた相手にもその効果を強制することが出来ます。
また、過度に物理法則を無視した動きを作った場合や、単に動きの作成に失敗した場合は、ペナルティとして二次元空間で1秒間フリーズ。
初見の相手が24fpsの動きを作れるはずがありませんから、基本的には触れた相手を1秒間フリーズさせることが出来ます。
なお、前述の通り”過度に物理法則を無視した動き”は作ることが出来ないため、術式発動時の”加速度”には上限があります。
しかし、術式を絶えず重ねることで移動速度を上げる事が可能であり、真希との戦闘時の直哉は、とても目で追うことが出来ない”亜音速”にまで到達。
直毘人と同じく高いレベルで術式を使いこなしており、「最速の術師」の名を継ぐに相応しい戦闘ぶりを見せました。
禪院直哉の性格・魅力
他者を見下す傲慢な性格
禪院直哉は、御三家の中でも特に男尊女卑等の因習が色濃く残る「禪院家」で育ったためか、かなり歪んだ性格をしています。
実の父親や兄、叔父らには一切の敬意を持たず、我が道を行く直哉。
他者から見下されることを極端に嫌う彼の性格は、幼少期から”次期当主”として持て囃(はや)されて育ったことに起因するものでしょう。
本当の”強さ”への憧れ
少年期に、”呪力が一切ない”ことを理由に虐げられていた甚爾と出会っていた直哉。
彼の目に移った甚爾は、「禪院家の落ちこぼれ」ではなく”本物の強者”でした。
甚爾と同等の肉体を手に入れた真希を相手取った直哉は、「オマエは 甚爾君やない!!」と心の内で否定。
五条と甚爾の姿を思い浮かべつつ、”アッチ側”に立つのは自分だ、という強い想いを明かしました。
誰に対しても見下したかのような態度を見せていた直哉でしたが、五条悟や禪院甚爾のことは”強者”として認めていたようです。
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