『呪術廻戦』本誌198話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。
【呪術廻戦】198話「桜島結界⑧」のネタバレ
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
前回197話のおさらい
・三代との対話により、真希が甚爾と同じ次元に立つ。
・真希、三代、大道の攻撃により、呪霊直哉が追い詰められる。
・劣勢を強いられた呪霊直哉が、領域を展開した。
各キャラクターの現在状況はこちら!
【呪術廻戦】本誌198話のネタバレ
領域展開
呪霊直哉は領域「時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)」を展開。
領域内には巨大な眼球が存在しており、大道、三代の2人は、その眼球に視られています。
その直後、アニメーションのコマのような演出が発生し、大道、三代の首から体内へと入り込みました。
しかし、体には特に異常が見られなかったことから、大道と三代の2人は攻撃へと転じます。
……その瞬間。2人の体内の至る所から出血が発生し、攻撃の手が止まってしまいました。
禪院家相伝にして、直哉とその父 直毘人の体に刻まれた生得術式「投射呪法」は、掌で触れた相手にも24FPS、つまり1秒間を24分割した動きを強制することができます。
失敗した場合は1秒間のフリーズが強制されるため、かなり強力な術式効果です。
さて、呪霊直哉の領域「時胞月宮殿」内では、そんな投射呪法の術式対象がより細かくなり、体内の細胞一つ一つにまで影響を及ぼすようです。
ゆえに、領域内で必中の術式となった「投射呪法」を食らったものは、体を動かした瞬間に各細胞の動きがズレ、たちまち瀕死に追い込まれてしまう様子。
真希の特性
……ここで呪霊直哉は、真希の姿が見当たらないことに気が付きます。
呪霊直哉の現在地は、彼が支配する彼自身の領域。
いくら真希に呪力がないと言えども、場所がわからないなどあり得ません。
その時、再び大道が動き出します。彼が刀を振るったその瞬間、細胞のズレによって手首から先が千切れ、刀ごと腕が飛ばされてしまいました。
大道が笑みを零した次の瞬間、直哉の胸が大道が手放したはずの刀によって貫かれます。
五条悟が伏黒甚爾に刺された際と同じ構図で深手を負ってしまった呪霊直哉。
彼が攻撃に気付かなかったことに無理はありません。なんと、呪力のない真希や甚爾は、領域などの結界術において、建造物等と同じ扱いになってしまうようです。
ゆえに、東京第1結界のレジィ戦で伏黒が行なった、”建造物の空間を転用した領域展開”を行うか、本人の了承を得ない限り、真希や甚爾を結界に閉じ込めることができません。
一方で、甚爾や真希は、自身の意志で領域内に侵入することは可能です。
今回の真希は、おそらく領域内の状況を把握した上で、自らの意志で領域内に踏み込んだと思われます。
同じ世界を視認している大道と真希だからこそ出来た”領域を超えた連携プレー”により、呪霊直哉への背後からの急襲が成功したのでしょう。
鬼人の完成
真希は、大道鋼に真依が遺した刀を貸与したことにより、刀の使い方を学びました。
その刀は、甚爾が用いていた呪具「釈魂刀(しゃくこんとう)」のレプリカ。
大道や甚爾、現在の真希のように「無生物の魂すら観測する目」を持ったものが扱うと、「あらゆるモノの硬度を無視し魂を切り裂く」ことが出来るようです。
さて、禪院家壊滅の日のように、またも背後から女性に刺されてしまった呪霊直哉。
……が、呪霊となった彼は、その一撃で死ぬほどやわではありません。加えて、真希は既に領域内に足を踏み入れてしまっており、術式対象となっています。
真希が身動きできないであろうことをいいことに、呪霊直哉は醜い姿となって攻撃を仕掛けました。
しかし、真希はなぜか平然と動き出し、呪霊直哉を斬り捨ててしまいます。
なんと、領域の必中効果は、呪力がない真希の存在を認識することができない様子。
それゆえに、呪霊直哉の必中術式が真希に効果を及ぼさなかったようです。
術者の祓除を経て、結界は粉々に崩壊。大道と三代も、全身から出血しつつも、なんとか生存しているようです。
かくして、甚爾に並ぶ”鬼人”禪院真希が完成しました。
199話へ続く。
【呪術廻戦】198話の考察と感想
呪霊直哉の領域
198話では、前話ラストで発動された呪霊直哉の領域が、無事に展開されました。掌印はおそらく伎芸天(ぎげいてん)印。
領域名のセンスも申し分なしです。
また、現代の領域が”必中必殺”に重きを置いている(坐殺博徒や誅伏賜死は例外)だけあって、呪霊直哉の領域も”必殺”そのものの効果を持っていました。
その効果は、「投射呪法」の術式対象を”細胞一つ一つ”にまで拡張させるというもの。
細胞単位で24FPSの動きを作ることなど出来るはずがありませんから、「時胞月宮殿」に付与された必中術式は、実質的な強制人体破壊技です。
しかし、残念なことに、呪霊直哉の相手は甚爾と同じ次元にまでたどり着いた禪院真希。
よほどの強者でも屠ることができるであろう「時胞月宮殿」も、相手が”建築物”と同じ扱いの人間であるとなると話は変わってきます。
かくして、見下していた”女性”に、二度も背後から刺されることとなった呪霊直哉。
人間時代で真希に負け、呪霊に堕ちて領域を習得してなお真希に敗北してしまった直哉は、今何を思っているのでしょうか。
禪院真希の強さ
桜島結界編を経て、ようやく甚爾クラスへと成った禪院真希。
これにより彼女は、領域を含む結界が(基本的には)無効、仮に領域内に閉じ込められたとしても必中術式の対象にはならない…と、もはやそういう生得術式なのではないかと思えるほどの圧倒的な強さを手にしてしまいました。
さらには、真依の遺作である武器が甚爾の愛刀「釈魂刀」のレプリカであることも判明。
いよいよもって、真希が完全に化けてしまいました。
高校生時代とはいえ、”最強”五条悟にも土を付けた甚爾と同じ強さを手にした真希。
よほどの強者でない限り手が付けられない強者へと成長した彼女ですが、この先どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。
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以下は198話が出る前の予想内容となります。
呪霊直哉の領域について
197話の最終コマで領域展開を繰り出し、読者を興奮の渦に叩き込んだ呪霊直哉。
巻末作者コメントでは、芥見下々先生が「次回!!仙台結界の分まで領域展開!!(後略)」と記しており、これが盛大なフリでなければ、戦いの舞台は領域へと移ることとなります。
仙台結界編では、石流、烏鷺、乙骨の3名が領域を展開するも、結界が完成する前に崩壊してしまうという何とも残念な結果に終わってしまっていました。
呪霊直哉の生得領域の描写や、領域の名称がきっちり描かれることに期待されます。
誰が領域内に?
さて、198話で呪霊直哉の領域が完成すると仮定すると、誰が領域の対象となったのでしょうか。
特に捻らずに考えると、呪霊直哉が領域を展開した場に居合わせたのは、真希、大道、三代の3名です。
呪霊直哉の機動力を考えると、主戦場はかなり離れた位置に移っており、加茂憲紀がその場にいないことは何ら不思議ではありません。
また、メタ的に考察すると、呪霊直哉の主目標である真希が領域に巻き込まれないはずがないため、後は大道、三代がどうなるか、ですね。
現時点で呪霊直哉が大道、三代を弾いた上で結界を閉じるメリットが思い浮かばないため、3人とも領域に巻き込まれたと考えるのが自然でしょうか。
とはいえ、領域を扱うことができる三代はともかく、呪霊を視認することすらできない大道は、領域に巻き込まれれば身を守る術がありません。
3名が漏れなく領域に巻き込まれていた場合、真っ先にピンチに陥るのは大道でしょう。
領域の必中効果
呪術戦の極致「領域」。
その効果は、環境要因による術者へのバフと、術式の必中とに大別されます。
(呪霊)直哉が扱う生得術式「投射呪法」は、基本的には自分自身の速度上昇のための手段として用いられている術式であり、もしこの術式が強化されるのであれば、フレームレート数の上昇などが考えられそうです。
素の状態の「投射呪法」は、1秒を24分割し、1フレーム毎に動きを設定することができる術式。フレームレート数の上昇とは、つまり分割数の上昇であり、もしこれが可能になるのであれば、より効率的に加速できるようになるのではないでしょうか。
また、「投射呪法」は、”掌で触れた相手に術式効果を強制する”と言う効果も持っています。
つまり、相手にも24FPSの軌跡を設定するよう強制するのです。軌跡の作成に失敗した場合、失敗者は1秒間のフリーズというペナルティを課されてしまいます。
領域によって術式が必中となる場合、この”術式効果の強制”や”フリーズ”辺りが必中効果でしょうか。
領域の行方
ここまでは、呪霊直哉が無事領域を展開できたパターンについて考察を行いました。
ここからは、もう一つのパターンの考察です。
既に述べたように、呪霊を視認することすらできない大道は、領域に巻き込まれれば非常に不利を強いられてしまいます。
これは、呪力を全く持たない真希についても同様であり、彼らの領域対策は”最速で術者を殺す”か”そもそも領域を展開させない”の2択となるのです。
真希や大道が、第一の勝ち筋である”結界が閉じて領域が完成する前に直哉を殺す”を実施した場合、次回冒頭で呪霊直哉の死体が転がってもおかしくはありません。
『呪術廻戦』198話で、果たして呪霊直哉は無事領域を展開することができているのでしょうか。
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