【呪術廻戦】本誌214話のネタバレ考察｜虎杖悠仁vs両面宿儺天使はまだ生存？

『呪術廻戦』本誌214話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。

【呪術廻戦】214話「呪胎戴天ー陸ー」のネタバレ

（呪術廻戦芥見下々 / 集英社）

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!

前回213話のおさらい

・宿儺が伏黒に受肉し、虎杖を殴り飛ばした。
・異常事態を察して真希と髙羽が接近するも、宿儺は「鵺」で2人を牽制する。
・”天使”来栖華が術式を使用し、宿儺の消滅を試みる。
・宿儺が伏黒の”フリ”を行うと、騙された来栖華が術式を解除してしまう。

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【呪術廻戦】本誌214話「呪胎戴天ー陸ー」のネタバレ

堕天により、堕天

(『呪術廻戦』 214話芥見下々 / 集英社)

来栖華と”天使”を謀った両面宿儺は、「つくづく人間」と邪悪な笑みを浮かべ、「天使の羽」をもぎ取りました。

”天使”は、最も優先すべき討伐対象としていた”堕天”の手により、来栖華と共にはるか高所から突き落とされてしまいます。

宿儺に吹き飛ばされた虎杖は、いつの間にか元の位置付近まで戻っており、来栖華が落ちる様子を見ていました。

その直後、「グチャ」という音が無慈悲にも付近に響きます。

「5点の追加」はアナウンスされていないため、来栖華の死亡を確定することはできないものの、退場はほぼ確実でしょうか。

虎杖悠仁vs両面宿儺

驚異的な身体能力を駆使し、宿儺の立つビルの屋上までやってきた虎杖。

「まだいたのか」とつまらなそうに語る宿儺に対し、虎杖は無策に飛び込んでいきます。

虎杖が解き放った勢いだけではない圧倒的な力を前に、宿儺は「なんだこの力は」と少なからず驚いた様子を見せました。

(『呪術廻戦』 214話芥見下々 / 集英社)

その直後、巨大な瓦礫を投げ飛ばした上で距離を詰めた虎杖は、付近の鉄パイプを持って宿儺に殴りかかります。

一方の宿儺は、「そうか小僧はあの時の」と虎杖の”力”の根源について考察しつつ、攻撃を避けた上で反撃に転じました。

伏黒の抵抗

”受肉した過去の呪術師”全般を相手に「どうして不幸を振り撒かずにはいられないんだ！！」と魂の叫びを見せる虎杖。

”圧倒的強者”である宿儺は、自身より格下の多くの術師たちを相手に「何故そこまで弱い」と純粋な疑問を口にしました。

「何故弱いくせに生に執着する」と述べた上で、「身の丈にあった不幸」を噛み潰すべきだと語る宿儺。

ここで、相手が”呪(のろい)”であり、理解し合える存在ではないことに思い至った虎杖。

(『呪術廻戦』 214話芥見下々 / 集英社)

「オマエも噛み潰してみろ不幸(おれ)をよ」と語った虎杖は、ゆっくりと歩み始めました。

そんな虎杖を相手に、宿儺は術式を用いて切り刻んでいきます。

しかし、虎杖は一歩たりとも止まりません。

当初は虎杖に”硬さ”を感じていた宿儺。しかし、その直後、伏黒の介入によって自身の呪力出力が落ちているのだと気が付きます。

次の瞬間、距離を詰めた虎杖の拳が、ついに宿儺の頬へとヒットしました。

2人の戦いの行方やいかに……？

215話へ続く。

【呪術廻戦】214話「呪胎戴天ー陸ー」の考察と感想

天使が退場

”呪いの王”両面宿儺の手により、”器”たる来栖華が騙されてしまったことにより、はるか高所から墜落してしまった天使。

周到にも宿儺は”天使”の羽を捥いでいましたから、空を飛んで落下を回避することはできなかったようです。

しかし、ネタバレ本文中で述べたとおり、コガネによるポイント追加のアナウンスは見られなかったため、”天使”来栖華の死亡は確認されていません。

”天使”の術式は「術式の消滅」がメインのようですが、その他にも語られていない要素(天使の羽、天使の輪、など)が多く、何らかの手段によって生きている可能性もありそうです。

登場回数こそ多くないものの、死を信じたくなくなるほどの魅力が彼女と”天使”には備わっています。

虎杖と宿儺の戦い

虎杖悠仁と両面宿儺。今回ご紹介した『呪術廻戦』214話では、因縁の2人による”現実世界”での戦いが描かれました。

両面宿儺が離れた後も、虎杖は生来備わっている超人的な身体能力を用いて、”呪いの王”相手に互角の戦いを演じます。

一方の宿儺は、術式を用いて虎杖を殺そうと試みるも、新たな”器”たる伏黒恵の邪魔立てにより、呪力出力が堕ちてしまっているようです。

とはいえ、伏黒の介入もそう長くは続かないはず。

宿儺が全力を出せるようになれば、虎杖は一瞬にして殺されてしまうのではないかと思われます。

この戦いの落とし所はどこにあるのでしょうか。

次回の『呪術廻戦』にも期待が高まります。

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【呪術廻戦】214話以降の展開予想・考察

虎杖の術式が覚醒か

両面宿儺が伏黒に受肉し、”器”としての意味すら失ってしまった虎杖。

このままでは主人公としての立場すら危うい状態にあるように思われます。

両面宿儺はもちろん、その他の受肉した過去の術師らも皆強力であり、この先の戦いが膂力や呪力操作のみでどうにかなるとは考えられません。

そんな虎杖が生き残る道として考え得るのが、”術式の発現”です。

生得術式は、読んで字の如く先天的なものであり、もとより肉体に刻まれているものだと作中で説明されています。

しかし、虎杖悠仁には術式を持った”過去の術師(＝宿儺)”が受肉を果たしており、五条は「いずれ宿儺の術式が刻まれる」としていました。

虎杖の主人公としての沽券を守るため、術式覚醒イベントに大きな期待がかかりますね。

五条悟が復活？

両面宿儺が伏黒恵に受肉を果たしたことで、「十種影法術」使いが高専の敵側に回ってしまう格好となりました。

「十種影法術」使いが敵対したとなると、かつて五条が伏黒に語った、五条家と禪院家の仲違いの発端となった”史実”が思い出されます。

その内容は、五条家の「六眼」＋「無下限呪術」使いが禪院家の「十種影法術」使いと御前試合を行った結果、両者死亡に終わったというもの。

伏黒は、「六眼」＋「無下限呪術」使いを相手に「十種影法術」使いが引き分けにまで持ち込めた理由として、八握剣異戒神将魔虚羅が使用されたのだろうと推測していました。

魔虚羅は、「あらゆる事象への適応」を能力とする最強の式神です。

しかし、事実として、両面宿儺はそんな魔虚羅に単騎で勝利しています。

そして、現在の宿儺は調伏の儀式における”部外者”ではなく、「十種影法術」使い。すなわち、再び同じことを繰り返せば、魔虚羅の調伏が可能です。

前置きが長くなりました。

ここまでの内容をまとめると、「”呪いの王”たる両面宿儺が、”五条家”が誇る「六眼」＋「無下限呪術」使いを相討ちにまで持ち込んだ術式を手に入れた」ということです。

周到なお膳立てが終了したいま、獄門疆に不運された五条悟が復活し、そんな両面宿儺と戦うのではないか…という気がしてなりません。

メタ的な話になりますが、五条悟は強すぎるが故に、展開の都合上”封印”されるしかありませんでした。

しかし、ここにきてようやく対等に戦えるであろう存在が爆誕したのです。

方法はともかく、獄門疆から出るなら今しかありません！

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