【呪術廻戦】本誌215話のネタバレ考察｜裏梅が登場最大出力の霜凪が炸裂！

『呪術廻戦』本誌215話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。

【呪術廻戦】215話「呪胎戴天ー漆ー」のネタバレ

（呪術廻戦芥見下々 / 集英社）

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!

前回214話のおさらい

・両面宿儺は”天使”の羽をもぎ取り、落下死させる。
・その様子を目撃した虎杖が、宿儺の元へと戻り、戦闘を仕掛ける。
・虎杖は相変わらずの異常なタフネスで、宿儺と激しく呪い合う。
・伏黒の抵抗もあり、宿儺の呪力出力が低下。虎杖の拳が炸裂する。

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【呪術廻戦】本誌215話「呪胎戴天ー漆ー」のネタバレ

真希が合流

冒頭、5周年記念のカラー原稿には、宿儺の元へと馳せ参じようとする裏梅の姿が描かれました。

場所は変わって虎杖悠仁vs両面宿儺。

伏黒恵の抵抗により、宿儺の呪力出力は堕ちてしまっていました。

とは言え、宿儺曰く虎杖を殺害する分には不自由しない様子。

(『呪術廻戦』 215話芥見下々 / 集英社)

そんな折、いつの間にか接近していた禪院真希が登場します。巨大な「鵺」と相対したにもかかわらず、ダメージはないようです。

虎杖の「コイツは殺しても死なない」との一言で、粗方状況を察した真希。次の瞬間には、激しい戦いが幕を開けました。

戦いの終わり

近接戦闘において無類の強さを得た真希は、宿儺に対して一方的な攻撃を繰り広げます。

とは言え「釈魂刀」を使わないなど、宿儺の体が伏黒恵であるが故に配慮はしている様子。

ここで真希は、「もっと速くしていいか？」と虎杖に問いかけました。連携のため、これまではやや遅い状態で戦闘を繰り広げていたようです。

その後、宣言通りさらなる速さで走り出した真希。

一方の宿儺も、やられっぱなしではありませんでした。

呪力出力の低下を防ぐため、宿儺は対象を”地面”に変えた上で「捌(ばち)」を使用。蜘蛛の糸状に地面を切り刻み、虎杖と真希のバランスを崩します。

(『呪術廻戦』 215話芥見下々 / 集英社)

そんな折、やってきたのは宿儺の配下裏梅でした。

裏梅は、最大出力の「霜凪(しもなぎ)」を使用。辺り一体に氷壁を出現させ、虎杖と真希を瞬時に封じてしまいます。

【呪術廻戦】裏梅の実力や術式を紹介｜両面宿儺との関係も解説！裏梅とは真人らに協力する謎多き呪詛師裏梅は真人らに協力する呪詛師であり、「姉妹校交流会」編や「渋谷事変」編などでは現場の呪詛...

嘲笑う2人

即座に片膝をついた裏梅は、「差し出がましい真似を致しました」と謝罪。

また、宿儺の元受肉先である虎杖について、凍結を弱める配慮を行なっていたようです。

(『呪術廻戦』 215話芥見下々 / 集英社)

ここで、「肉体を仕上げる」とした宿儺は、”浴”の準備を行うよう要請。

裏梅が既に準備が完了している旨を伝えると、宿儺は「相変わらず痒い所に手が届く」と素直な賛辞を送りました。

何も返答していない裏梅ですが、作者曰く「超うれしい」ようです。

その少し後、氷を抜けた虎杖が登場しました。

しかし、宿儺と裏梅は既に鵺に乗って空に飛び立っています。

2人は虎杖の情けない表情を見て、邪悪な笑みを浮かべました。

216話へ続く。

【呪術廻戦】215話「呪胎戴天ー漆ー」の考察と感想

裏梅の登場

伏黒の抵抗があれども、依然として途轍もない強さを誇っている両面宿儺。

一方の高専サイドは、虎杖(と途中合流の真希)だけとあって、宿儺を倒すには心もとないメンツです。

だからこそ、どのようにして宿儺を倒す、あるいは退けるのかと思われた折……まさかまさかの裏梅登場でした。

専属の料理人として仕えることが許されていた裏梅。

気配り上手であり、その用意周到っぷりは宿儺から褒め言葉が飛び出すほど。

また、呪力出力が異常に高く、極めて強力な術式を有しているとあって、手がつけられない術師です。

今後、両面宿儺を倒すにあたって、間違いなく障壁となる人物でしょう。

一時宿儺が退き…

215話では、「浴(よく)」なる儀式のため、両面宿儺は裏梅とともに退きました。

虎杖は生存が確定しているものの、真希については裏梅の「霜凪」からの生存描写がなく、現時点での生死は不明です(甚爾クラスとなった真希が死ぬとは思えませんが)。

さらには、死滅回游に追加予定ではなかったルールが追加されてしまい、泳者は自由に結界を出入りできるようになってしまいました。

羂索が天元を手中に収めたことも相まって、国内が大混乱に陥る時は近いでしょう。

今後の『呪術廻戦』は、どのような展開を迎えるのでしょうか。

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【呪術廻戦】215話以降の展開予想・考察

高専メンバーが合流

伏黒津美紀に受肉した「万(よろず)」により、死滅回游には結界の出入りを可能とする総則が追加されました。

これにより、乙骨憂太や秤金次ら高専組が、一堂に会することができるようになります。

一度結界外に出てしまえば、携帯電話等を使った電波的通信手段も解放されますから、事態の把握も容易です。

そもそも、高専の面々が死滅回游に参加する大きな目的の一つは、”伏黒津美紀を死滅回游から離脱させること”でした。

(『呪術廻戦』 211話芥見下々 / 集英社)

一方で、その伏黒津美紀が”受肉タイプの泳者”だと明らかになった上、さらに伏黒恵が両面宿儺に受肉されてしまったとなると、状況は大きく変わったと言わざるを得ません。

津美紀、伏黒、五条の救出、死滅回游の平定。さらには、結界外へと解き放たれた”悪意ある泳者”の討伐…。

現時点で高専の高専メンバーには、とにかくやることが山積してしまっている印象を受けます。

そこで、ひとまず集まる、あるいは携帯等で連絡をとった上、今後の行動の指針が決定されるのではないでしょうか。

複数の泳者が味方化？

高専サイドと明確な”仲間”の関係にある髙羽史彦と鹿紫雲一。

彼ら以外にも、東京第1結界の甘井や日車、黄櫨、仙台結界の石流に烏鷺、桜島結界の大道に三代と、再登場が予想されるキャラクターは何名も挙げることができます。

もし上述したような複数の泳者が高専のメンバーに協力した場合、展開としてはかなりアツいですよね。

鹿紫雲が術式込みの”本気”で両面宿儺と戦り合う姿や、虎杖と日車、乙骨と石流などに代表される”かつての敵同士のタッグ”など、見てみたい展開は枚挙に暇がありません。

最近の『ワンピース』が、ルフィとルッチ、ゾロとカクで似た展開を見せていますから、『呪術廻戦』でも期待してしまいます。

”天使”は生存している？

(『呪術廻戦』 210話芥見下々 / 集英社)

214話で死亡しているかのように描写された”天使”来栖華。

一方で、相手を殺した両面宿儺に対し、”術師である泳者”の殺害による「5点の追加」は行われませんでした。

ここから、”天使”来栖華は「反転術式」を含むなんらかの手段により、生存しているのではないかと思われます。

仮に生存している場合、”天使”としては”堕天”両面宿儺の排除を優先したいはず。

そう考えると、「獄門疆”裏”」の封印を消滅させ、五条悟を復活させる展開もあり得るのではないでしょうか。

五条悟は両面宿儺と相討ちに？

”五条悟の復活”について、ネックとなるのはやはり「五条悟が強過ぎること」でしょう。

放置しておけば、日本中の悪意を根絶やしにし、短期間で死滅回游を完全平定してしまいかねない五条。

そこで作品としては、全盛期の強さを取り戻した両面宿儺と五条悟を戦わせ、両者とも相討ち退場…という流れが自然なように思われます。

”身を挺して生徒を守る”など、何らかの”教師”を思わせる死に方が一番それっぽいでしょうか。

いずれにせよ、釘崎野薔薇に五条悟と、作品を支えてきたメインキャラクター達が不在の現在。

伏黒恵もその姿を消してしまった以上、2人の内いずれか一方にでも再登場してもらいたいものですが……？

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