呪術廻戦

【呪術廻戦】本誌220話のネタバレ考察|五条悟復活の兆し 羂索が死滅回游終了へと動く

『呪術廻戦』本誌220話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。

【呪術廻戦】220話「自浄自縛」のネタバレ

(呪術廻戦 芥見下々 / 集英社)

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!

【最新話あり】全話ネタバレまとめ

前回219話のおさらい

・かつて藤原氏の征伐隊を返り討ちにした宿儺は、新嘗祭の主賓として崇められる立場に座していた。
・1000年前の万は、そんな宿儺の中に「孤独」を見出すとともに、一目惚れする。
・場面は現代に戻り、万は領域「三重疾苦」を展開。
・宿儺は式神「魔虚羅」の”適応”によって領域を破り、万に勝利した。
・伏黒津美紀の死亡により、伏黒恵の魂はより深く沈んでしまう。

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【呪術廻戦】本誌220話「自浄自縛」のネタバレ

羂索の暗躍

”夏油傑”として死滅回游泳者となっていた羂索は、309点もの得点を保持していました。

羂索は、コガネに対して「死滅回游の新規泳者の参加を打ち切る」総則の追加を要求。

しかし、コガネはその総則が”死滅回游の永続”に著しく障ると判断し、追加を却下します。

そんな羂索の現在地は、「飛騨霊山浄界」

そもそも『呪術廻戦』世界の日本では、呪霊の発生抑制補助監督の結界強化のため、天元によって複数の「浄界」が配置されています。

「浄界」の中でも要となるのは、「皇居を中心とする浄界」「薨星宮の浄界」「京都山国御陵浄界」「飛騨霊山浄界」の4つ。

そして死滅回游とは、そんな浄界をベースとして作られた、浄界の上位互換「梵界(ぼんかい)」です。

上述した通り、羂索は現在「飛騨霊山浄界」を訪れています。傍らには浄界の主たる天元が羂索の支配下にあり、浄界はいつでも破壊可能な状態です。

(『呪術廻戦』 220話 芥見下々 / 集英社)

羂索は、そんな状況をコガネに理解させた上で、再び総則の追加を要求しました

死滅回游の永続に障る総則追加と、死滅回游の強制終了

2つの事象の板挟みとなったコガネは、”バグ”を起こした後に総則追加を承認し、11月18日21時9分をもって新規泳者の参加を打ち切りました

さらに羂索は、「夏油傑・伏黒恵を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する」という総則も追加。

事態は急激に変化を見せ始めました。

(『呪術廻戦』 220話 芥見下々 / 集英社)

さらに羂索は、ミイラ化した両面宿儺と思しき物体を「宿儺の手土産」として持って帰ることに決めます。

反撃への一歩

場面は変わって高専サイド。

憂憂と話していた真希は、「羂索と宿儺を倒せば私達の勝ちだ」と簡潔に述べます。

憂憂が「簡単に言いますね 五条悟を殺すと言ってるようなものでしょ」とツッコミを入れると、真希は「その五条悟が復活するんだよ」と言い返しました。

(『呪術廻戦』 220話 芥見下々 / 集英社)

……なんと、”天使”来栖華が生存していたのです。

ビルから地上へと堕ちた来栖は、甘井の術式によって受け止められ、死を免れていた様子。

来栖の治療を担当した家入は、付近に髙羽が居たことも来栖生存の要因の一つだったようです。

しかし、来栖華が重傷を負ったことに変わりはありません。

”天使”を含むその他の”受肉した過去の術師”達は、宿儺のように呪物化を経て受肉先を移すことができないとのこと。

ゆえに、”天使”を戦力として数えることはできないようです。

しかし、”天使”は五条悟の封印を解くことを約束。ついに”最強”の男が戻ってきます

帰還を待つ化け物達

”天使”来栖華が匿われている建物の外、甘井と虎杖が話していました。

自身に「クズの才能」が備わっていると話す甘井は、自身に「勇気」や「プライド」が存在しないことを打ち明けると、とにかく虎杖に謝りたかったのだと締めくくります。

一方の虎杖は、甘井が行った行動と、それに伴う結果があればこそ来栖が助かったのだと話し、「ありがとう まだ俺たちは負けてない」と述べました。

両面宿儺なきあとも、戦う意志は健在な様子の虎杖。

 

そんな虎杖が建物内へと戻ると、脹相が「九十九の遺した魂の研究記録」を手渡しました。

マル秘と描かれたそのノートは、いつか伏黒恵復活の役に立つのかもしれません。

(『呪術廻戦』 220話 芥見下々 / 集英社)

髙羽や脹相、鹿紫雲などの外部の強力者も含む、複数の面々が集まった屋内。

柱にもたれかかった家入は、個々に育った”化け物”たちに囲まれつつ、同級生として”五条の帰還”への強い想いを抱いていました。

五条悟復活の時が迫ります。

221話へ続く。

【呪術廻戦】220話「自浄自縛」の考察と感想

死滅回游の終わり

「死滅回游を終わらせる」と宣言していた羂索。

その方法は、”死滅回游の大元たる「浄界」を訪れ、強制終了をチラつかせることでコガネをバグらせる”というものでした。

羂索の狙い通り、「なっなっなっ7に……」とバグを起こしたコガネは、提案された総則を承認。

今後の死滅回游を大きく揺るがす総則が追加されました。

死滅回游の終了に向け、今後は虎杖や秤、乙骨を含む泳者達の一掃に乗り出すはずです。

勢いを増した『呪術廻戦』は、今後どのような展開を迎えるのでしょうか。

”最強”の帰還

”天使”来栖華が生存していたことにより、五条悟が復活する流れがやってきました。

『呪術廻戦』11巻の第90話で封印されて以降、100話以上に渡って獄門疆の中で過ごしていた五条。

作中世界の時間では1ヶ月も経過していないのですから驚きです。

……しかし、ここまで焦らされたことで訓練されたファンであれば、まだ喜ぶのを控えている方も少なくないはず。

悠久の時を生きた羂索が、獄門疆の「裏門」の存在を知らない、ということはあり得るのでしょうか。

なんらかの仕掛けが施されており、「裏門」からの脱出は不可能……といった展開は避けてほしいものです。

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【呪術廻戦】220話以降の展開予想・考察

乙骨の参戦はある?

仙台結界に滞留していたことから、両面宿儺と万の戦闘に介入するのではないかと思われた乙骨憂太。

しかし、戦いが決着し、万……すなわち伏黒津美紀が死亡してなお、乙骨は現れませんでした。

高専サイドが現在の宿儺の動きをきめ細かに把握できているとも思えませんから、当然と言えば当然でしょうか。

「浴」編に続けて乙骨vs宿儺の展開が描かれることも考えられますが、乙骨1人で宿儺に勝てるのか……と考えると、疑問符が残ります。

万の総則追加によって結界が開けたいま、高専サイドの面々は合流したと見るのが自然でしょうか。

羂索が動き出す

(『呪術廻戦』 216話 芥見下々 / 集英社)

現在の羂索の前には、「『永続』を謳う死滅回游を終わらせる」という問題が立ちはだかっていました。

しかし、羂索は解決の糸口を掴んでいるらしく、何らかの手段で死滅回游を終わらせるつもりのようです。

羂索が既に天元との同化を果たしてしまっているいま、死滅回游が終わってしまえば、文字通り日本は終了となります。

つまり、目下優先すべきは羂索の討伐でしょう。

(『呪術廻戦』 205話 芥見下々 / 集英社)

一方で、羂索は1000年の時を生き、宿儺に近しい領域にまで到達している術師です。

”神業”たる結界で空間を分断せずに生み出された領域に始まり、複数の生得術式を有していることなど、まだまだ強さの”底”が見えません。

また、死滅回游に参加している”受肉した過去の術師”たちは全員が羂索と”縛り”を結んだ人物である他、五条悟の封印に成功九十九由基に単騎で勝利、など、羂索は他の追随を許さない実績を誇ります。

高専に所属する若き術師たちは、そんな羂索相手にどのような立ち回りを見せるのでしょうか。

両面宿儺と戦うのは・・・?

生得術式「十種影法術」を手に入れ、さらに厄介な存在となってしまった両面宿儺。

「十種影法術」は、慶長の時代に五条悟と同じ「無下限呪術」と「六眼」を併せ持った術師相討ちにまで持ち込んだ術式でもあります。

伏黒恵の想像では、”相討ち”の背景には魔虚羅(まこら)の存在がありました。

魔虚羅は、「あらゆる事象への適応」を能力とする”最強の式神”です。

これも想像に過ぎませんが、召喚された魔虚羅は”無限”に「適応」してしまったのではないでしょうか。

現在の宿儺は、そんな魔虚羅を調伏しており、相打ちどころか五条悟を倒してしまうことすら可能な実力を備えてしまいました。

メタ的な視点で述べると、”最強”五条悟とまともに戦闘できる人物が存在するという意味で、”復活”のタイミングとしてはこれ以上ないように思われます。

復活した五条悟両面宿儺との熱い戦いに期待してしまいますね。

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(C)芥見 下々
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