『呪術廻戦』本誌198話のネタバレ予想記事です。これまでのストーリーを振り返りつつ、今後の展開を予想しています。
【呪術廻戦】197話までのネタバレ
呪術廻戦の概要
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
『呪術廻戦』本誌197話のネタバレ
領域を出た真希の姿を見て、”以前の真希と別物に成っている”ことに気が付いた加茂憲紀と大道鋼。
三代が展開した領域内は、縛りの要素を排除しているゆえに、時間の流れが早いとのこと。
結界外では1分と経っていない中、真希と三代は1000を超える取り組みをおこなっていたようです。
そんな中、全身を硬質化させた呪霊直哉は、明後日の方向に向かって飛び立ちました。
またも”マッハ3の突撃”を行おうとしているようです。
そんな中、大道と三代は並び立ち、迎撃の構えを見せます。受肉した過去の術師であろう2人が共闘することに違和感を覚えた加茂は、「何なんだオマエ達は」と素直な疑問をぶつけます。
そんな疑問に対し、「知らん」とそっけなく答える大道。
彼らにとって、「自分が何者か」は瑣末な問題であり、どうでもいいこと。
大道は刀を握って斬りたいものを斬ること、三代は相撲を取ること。強者2人は、それ以外の一切に興味を持っていないようです。
3名がそんな会話を行なっている中、真希は呪霊直哉と激しい戦いを繰り広げていました。
これまで同様、ソニックブームが発生するほどの凄まじいスピードを出し、真希に対して攻撃を仕掛ける呪霊直哉。
しかし、甚爾と同じ境地に至った真希にとって、呪霊直哉のスピードは決して捌けぬものではありませんでした。
現在の真希の目には、空気の温度や密度の違いすらも映っており、空気の”面”を捉えて空中を移動することすらを可能としていました。
そんな移動方法を駆使して呪霊直哉を地面に叩き落とすと、下で待っていたのは三代と大道です。
三代の”ぶちかまし”で体勢を崩した呪霊直哉は、大道の一振りで体が真っ二つに。
負のエネルギーで体をくっつけようと試みるも、真希の追撃をくらい、上半身と下半身が泣き別れてしまいます。
現在の真希に対して、甚爾の姿を重ねてしまった呪霊直哉。
「ありえへん ありえへん ありえへん」と必死に否定する彼は、領域を展開して……?
198話へ続く。
【呪術廻戦】198話以降の展開予想・考察
呪霊直哉の領域について
197話の最終コマで領域展開を繰り出し、読者を興奮の渦に叩き込んだ呪霊直哉。
巻末作者コメントでは、芥見下々先生が「次回!!仙台結界の分まで領域展開!!(後略)」と記しており、これが盛大なフリでなければ、戦いの舞台は領域へと移ることとなります。
仙台結界編では、石流、烏鷺、乙骨の3名が領域を展開するも、結界が完成する前に崩壊してしまうという何とも残念な結果に終わってしまっていました。
呪霊直哉の生得領域の描写や、領域の名称がきっちり描かれることに期待されます。
誰が領域内に?
さて、198話で呪霊直哉の領域が完成すると仮定すると、誰が領域の対象となったのでしょうか。
特に捻らずに考えると、呪霊直哉が領域を展開した場に居合わせたのは、真希、大道、三代の3名です。
呪霊直哉の機動力を考えると、主戦場はかなり離れた位置に移っており、加茂憲紀がその場にいないことは何ら不思議ではありません。
また、メタ的に考察すると、呪霊直哉の主目標である真希が領域に巻き込まれないはずがないため、後は大道、三代がどうなるか、ですね。
現時点で呪霊直哉が大道、三代を弾いた上で結界を閉じるメリットが思い浮かばないため、3人とも領域に巻き込まれたと考えるのが自然でしょうか。
とはいえ、領域を扱うことができる三代はともかく、呪霊を視認することすらできない大道は、領域に巻き込まれれば身を守る術がありません。
3名が漏れなく領域に巻き込まれていた場合、真っ先にピンチに陥るのは大道でしょう。
領域の必中効果
呪術戦の極致「領域」。
その効果は、環境要因による術者へのバフと、術式の必中とに大別されます。
(呪霊)直哉が扱う生得術式「投射呪法」は、基本的には自分自身の速度上昇のための手段として用いられている術式であり、もしこの術式が強化されるのであれば、フレームレート数の上昇などが考えられそうです。
素の状態の「投射呪法」は、1秒を24分割し、1フレーム毎に動きを設定することができる術式。フレームレート数の上昇とは、つまり分割数の上昇であり、もしこれが可能になるのであれば、より効率的に加速できるようになるのではないでしょうか。
また、「投射呪法」は、”掌で触れた相手に術式効果を強制する”と言う効果も持っています。
つまり、相手にも24FPSの軌跡を設定するよう強制するのです。軌跡の作成に失敗した場合、失敗者は1秒間のフリーズというペナルティを課されてしまいます。
領域によって術式が必中となる場合、この”術式効果の強制”や”フリーズ”辺りが必中効果でしょうか。
領域の行方
ここまでは、呪霊直哉が無事領域を展開できたパターンについて考察を行いました。
ここからは、もう一つのパターンの考察です。
既に述べたように、呪霊を視認することすらできない大道は、領域に巻き込まれれば非常に不利を強いられてしまいます。
これは、呪力を全く持たない真希についても同様であり、彼らの領域対策は”最速で術者を殺す”か”そもそも領域を展開させない”の2択となるのです。
真希や大道が、第一の勝ち筋である”結界が閉じて領域が完成する前に直哉を殺す”を実施した場合、次回冒頭で呪霊直哉の死体が転がってもおかしくはありません。
『呪術廻戦』198話で、果たして呪霊直哉は無事領域を展開することができているのでしょうか。
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(C)芥見 下々
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