七海建人とは
黒閃連続発生記録を持つ脱サラ一級呪術師
七海建人(ななみ けんと)は、五条の一年後輩にあたる呪術高専卒の人物であり、サラリーマンを経て呪術師に出戻った「脱サラ呪術師」です。
一級に認定されている通りかなりの実力者である七海について、早速プロフィールから見ていきましょう。
プロフィール
七海健人のプロフィールについて、ファンブックで明かされている情報をもとにご紹介します。
誕生日 | 7月 3日 |
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年齢 | 28歳 |
趣味・特技 | 酒・自炊 |
好きな食べ物 | パン・アヒージョ |
苦手な食べ物 | 平麺 |
ストレス | 残業 |
来歴
「懐玉」編
五条・夏油・家入の後輩として登場し、同期の灰原と共に星漿体護衛の任についていた五条・夏油のサポートを行いました。
続く「玉折」編では灰原を喪っており、失意の底にある様子が描かれています。
同時期に先輩である夏油が呪詛師に堕ち、これらの出来事が七海を「呪術師」から遠ざけました。
「幼魚と逆罰」編
五条の紹介により、虎杖の引率として行動を共にすることになりました。
五条を信用、信頼しているものの、尊敬はしていないとのこと。自身があくまで”規定側”だと述べ、虎杖悠仁を呪術師として認めていない旨を告げました。
しかし七海は、真人や吉野順平が関わった一連の事件を追っていく中で、虎杖悠仁という人物の人間性に触れます。
加えて、真人の領域「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」に巻き込まれて”死”を覚悟した際、虎杖の介入によって無事生還。
事件終息後は虎杖を「呪術師」と認め、”改造人間”を殺めたことで落ち込んでいた虎杖を励ましました。
「渋谷事変」編|序盤
一級査定中である猪野・伏黒と共に「渋谷事変」に参加しました。
虎杖によって「五条悟封印」の事実を知らされた際は即座に虎杖と合流し、情報の共有を行いました。
情報共有後は”一級でしか通らない要請”を済ませるために単独行動へ。
猪野に虎杖・伏黒を任せ、その場を後にしました。
「渋谷事変」編|陀艮戦
伊地知ら補助監督を殺して回っていた重面を処理すると、直毘人・真希と合流。
五条悟封印に向けて動く中で、特級呪霊 陀艮(だごん)と会敵します。呪胎から変態を遂げた陀艮に対し、直毘人を筆頭に3名で圧倒。
しかし、特殊な形で印を結んだ陀艮により、領域「蕩蘊平線(たううんへいせん)」に取り込まれてしまいます。
その後は陀艮の独壇場となってしまったものの、なんとか生存。
その後伏黒恵が作った「領域の穴」から侵入した伏黒甚爾の介入によって、陀艮は祓除(ばつじょ)されました。
「渋谷事変」編|最期
陀艮戦直後、漏瑚の急襲によって禪院直毘人、禪院真希と共に上半身を焼かれてしまった七海。
半身の筋肉や骨が露出する大けがを負ったものの、なんとか生命活動は維持していました。
七海は呪術師を引退した後のことを考えつつ、目の前の改造人間らを屠(ほふ)っていきます。そんな彼の前に現れたのは、特級呪霊 真人でした。
真人の右手が体に当てられる中、遅れて登場した虎杖。
七海は”その言葉”が「呪い」になることを危惧しつつも、「後は頼みます」と述べて殺害されました。
七海建人の術式・能力
生得術式「十劃呪法」
七海建人の生得術式「十劃(とおかく)呪法」は、あらゆる物に弱点を作り出すことが出来ます。
具体的には、対象の長さを線分した際、ちょうど7:3となる部分を弱点にすることが出来る術式です。
七海の膂力と呪力に術式が合わさった際の破壊力は圧倒的。生得術式と、それを使いこなす呪術センスが相まって、七海建人は一級呪術師の名に恥じない実力の持ち主です。
瓦落瓦落
「十劃呪法」を建物に用い、破壊した対象に呪力を流し込む拡張術式です。
瓦礫等による攻撃は呪霊相手に意味を為しませんが、呪力を持つ瓦礫となれば話は別。
使用場所が屋内であれば、天井を崩落させることで広範囲を一挙に攻撃することが出来ます。
作中では、下水道で戦闘を行った真人に対して用いており、自身の身にも危険が及ぶリスキーな攻めとして使われました。
時間による”縛り”
七海建人は、”縛り”によって労働時間中の呪力量を本来の80-90%程度に抑えています。
この”縛り”により、定時を過ぎれば普段の110-120%の呪力が解放され、一挙に力を増加させることが可能です。
作中では真人相手に用いられ、「術式の開示」と併用することでさらなるパワーアップが行われました。
黒閃
七海は五条や東堂と同様に”黒閃”の経験者です。
黒閃とは、”打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間”に起こる黒い火花の名称であり、黒閃発動時のインパクトは平時の2.5乗の威力に跳ね上がります。
呪術師は黒閃を経ることで「呪力の味」を理解することが出来るため、黒閃経験の有無は呪術師としての実力に大きく寄与するとのこと。
また、黒閃発動後は、アスリートらで言うところの”ゾーン”に没入することが出来、120%のポテンシャルを引き出すことが出来ます。
七海は「新宿・京都百鬼夜行」にて1級呪霊らを相手に4連続で黒閃を発生させることに成功しており、この事実は”連続黒閃発生記録”として広く知られています。
七海建人の性格・魅力
冷静かつ真面目
七海は、非常に冷静かつ真面目な人物です。
表情をあまり露出するタイプでもない七海ですが、人一倍の優しさも持っており、残虐な行為が多くみられる真人に対して激情を垣間見せるシーンも描かれました。
「渋谷事変」編では、力を持たない補助監督を痛めつけた重面に対して静かながらも激しい怒りをぶつけています。
「呪術師」への想い
11年前、七海は同期の灰原を失い、また先輩である夏油は大量の一般人を呪殺し「最悪の呪詛師」として手配されるに至りました。
その結果として七海は、「呪術師はクソ」だという考えに至ります。
一方で、サラリーマンとして働いた七海は、「労働はクソ」だという考えも持つように。
どちらも同じクソであるならば、より適性のある方に……七海はそういった考えで高専に出戻ったのだと語ります。
七海建人の名言
虎杖君はもう 呪術師なんですから
『呪術廻戦』4巻 第32話
出会った当初、自身の立場があくまで”規定側”であるとして、虎杖を「術師として認めていない」と述べた七海。
しかし七海は、吉野順平や真人を巡る「幼魚と逆罰」編での共同任務を経て、虎杖悠仁という人間について知ることになりました。
”改造人間”であるとはいえ、人間を殺してしまったことで落ち込む虎杖に、七海は「君を必要とする人がこれから大勢現れる」と話します。
そして、「虎杖君はもう 呪術師なんですから」と続ける七海。
非常に印象的なシーンであり、虎杖が立ち直るきっかけとなった言葉でしょう。
後は頼みます
『呪術廻戦』14巻 第120話
漏瑚の炎によって致命的であろう火傷を負い、混濁した意識の中で歩き続ける七海。
目の前に現れた改造人間の群れを次々に倒す七海でしたが、突如現れた真人に触れられ、絶体絶命の危機に陥ります。
「無為転変」によって死を待つだけとなった今際の際、七海が言い残した言葉が「後は頼みます」でした。
その言葉が虎杖にとって”呪い”になると理解しつつも、虎杖を信じて言葉を残した七海。
良くも悪くも”呪い”となった七海の言葉は生き続け、やがて失意の底にいた虎杖を奮起させるための力となりました。
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