アニメ『呪術廻戦』第36話のネタバレ・感想と考察｜七海の怒り虎杖が脹相と会敵！

アニメ『呪術廻戦』2期第36話のネタバレ記事です。本編の内容をご紹介しつつ、感想や考察を述べています。

アニメ『呪術廻戦』の概要

（呪術廻戦芥見下々 / 集英社）

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!

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アニメ『呪術廻戦』前回(第35話)の振り返り

甚爾の復活

3枚の”帷”を突破するため、セルリアンタワーの屋上に向かう虎杖、伏黒、猪野の3名。

そこに立っていたのは、オガミ婆とその孫、そして粟坂でした。

虎杖と伏黒は粟坂を引き受け、猪野はオガミ婆と孫との戦いへとなだれ込みます。

(アニメ『呪術廻戦』35話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

猪野の術式は、降霊術たる「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」。顔を隠すことで自らを”霊媒”とし、1番から4番までの瑞獣の能力を”降ろす”ことができる術式です。

瑞獣の能力によってオガミ婆を攻撃する猪野でしたが、その攻撃は”孫”によってことごとく防がれてしまいます。

その間、ボソボソと詠唱を続けるオガミ婆。

……そして。オガミ婆の呪力が”孫”へと注がれた、その時。

オガミ婆の「禪院甚爾」の一声と共に、”孫”が甚爾へと姿を変貌させたのです。

(アニメ『呪術廻戦』35話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

相手の立ち姿がから、その姿を察した猪野。「来訪瑞獣」の切り札であろう「4番『竜』」を繰り出そうとしますが、甚爾となった”孫”によって瞬殺されてしまいました。

vs粟坂

猪野が図らずも甚爾と戦うことになったその時、地上では伏黒・虎杖と粟坂による戦いが展開されていました。

虎杖と伏黒による攻撃を受けつつも、なぜかダメージを受けていない様子の粟坂。

その術式は、「あべこべ」。対象の粟坂への攻撃は、強ければ強いほど”弱く”なり、逆に弱い攻撃は”強く”変換されるようです。

式神「脱兎」を用いることで「あべこべ」に勘付いた伏黒は、術式情報を虎杖と共有。

2人の連携が奏功し、無事に粟坂戦を突破しました。

前回の記事はこちら！

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アニメ『呪術廻戦』第36話のネタバレ

以下は、アニメ『呪術廻戦』第36話「鈍刀」のネタバレです。

1.伊地知の発見

(アニメ『呪術廻戦』36話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

アニメ『呪術廻戦』第36話冒頭、”帷”の外で補助監督との合流を目指していた七海が、複数の刺し傷がある伊地知を発見しました。

重なる灰原の姿……。

普段はクールな七海ですが、今回ばかりは「舐めやがって」と呟くなど、その感情を剥き出しにしていました。

2.冥冥と呪詛師

場面は変わって冥冥サイド。

呪詛師を相手取っていた冥冥は、凄まじい肉体能力で相手を圧倒していました。

自身の生得術式の”弱さ”を自覚していた冥冥は、若かりし頃に必死で鍛えたとのこと。

しかし、身体能力や呪力による肉体の強化には限界がありました。

(アニメ『呪術廻戦』36話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

そこで冥冥は、もう一度己の術式と向き合うことにより、1級術師として開花したのだと語ります。

自分語りでわずかながら時間を潰した冥冥は、その後相手呪詛師を始末しました。

その後、地下を進む冥冥は、夏油傑……もとい偽夏油と会敵します。

3.甚爾の暴走

前回にて、相手呪詛師の粟坂を倒した虎杖と伏黒。

粟坂が所持していた”杭”を破壊した結果、上がったのは1枚の”帷”のみです。

今後の指針を決めるべく、伏黒が猪野との合流を優先させようとした、その時。

当の猪野が、セルリアンタワーの屋上から落とされてしまったのです。

伏黒が式神「鵺」で勢いを殺し、虎杖が地上でキャッチしたことで、命を落とさずに済んだ猪野。

……ここで、場面はセルリアンタワーの屋上へと移ります。

”孫”としてオガミ婆に話しかけていたその人物は、突如として甚爾本人となってしまいました。

オガミ婆は、”孫”の肉体が乗っ取られる事態を防ぐため、「魂の情報」は降ろさないと決めているとのこと。

しかし、甚爾の肉体は特別仕様。”孫”の魂が甚爾の肉体に勝てなかったようです。

(アニメ『呪術廻戦』36話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

ここで、先ほどのオガミ婆の指示「術師は殺せ」を反芻した甚爾は、「テメエも術師だろ」と述べ、オガミ婆を殺害しました。

4.怒りの七海

場面は変わって禪院班。

班長たる直毘人にやる気がないことから、禪院真希が(補助監督)新田と釘崎野薔薇に指示を出していました。

「いざという時は”帷”の外の方が逃げようがある」……そんな考えも巡らせつつ、真希は2人に伊地知の方へと向かうよう指示。

かくして”帷”の外に出た2人は、伊地知を刺した”呪詛師”重面春太(しげもはるた)と会敵します。

重面の狙いは、あくまで”弱い者”。補助監督の新田を狙いつつ、隙を見て釘崎への攻撃を行います。

重面の呪具による一撃が顎に入り、ピンチを迎えた釘崎と新田。

そんな折、登場したのは七海でした。

(アニメ『呪術廻戦』36話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

状況を見て重面が”補助監督を殺害した呪詛師”であると判断した七海。怒りの表情を滲ませつつ、「仲間の数と配置は」とだけ語りかけます。

そんな七海に対して、重面は「知らない」と笑い、蹴りを見舞いました。

……が、七海の体はぴくりとも動きません。

七海は、もう一度「仲間の数と配置は」と問いかけ。それでも「知らない」と答えた重面に、「十劃呪法」を用いた激しい打撃を加えます。

激情を胸に、重面への攻撃を続ける七海。

涙を浮かべて軽薄な謝罪を述べた重面でしたが、七海はトドメの一撃を加えました。

5.疱瘡神

場面は戻り、渋谷駅へと続く地下鉄路線。

冥冥と会敵した偽夏油は、特級特定疾病呪霊「疱瘡神」を繰り出しました。

「疱瘡神」は、出会い頭に「領域展開」を使用。

冥冥に必中の術式を使用します。

……が、冥冥は”斧”を用いて必中術式による拘束から脱出。

冥冥vs特級呪霊。その戦いの行方は……？

脹相

再び場所は変わり、渋谷駅構内。

(アニメ『呪術廻戦』36話芥見下々 / 集英社 /MAPPA)

虎杖の前に”呪胎九相図”の受肉体「脹相(ちょうそう)」が現れて……。

第37話へ続く。

アニメ『呪術廻戦』第36話｜感想と考察

原作のどこからどこまで？

アニメ『呪術廻戦』第36話では、単行本12巻の第98話から単行本12巻の第101話序盤までの内容が描かれました。

現在進行している戦闘は、「冥冥vs疱瘡神」と「虎杖悠仁vs脹相」の2つ。

なお、100話ラストの「虎杖と狗巻が出会うシーン」は描かれていないことから、今後の回想か脹相戦の後に描かれるのではないかと思われます。

アニメオリジナル要素

今回ご紹介したアニメ『呪術廻戦』第36話では、軽微な構成変更が見られました。

具体的には、原作12巻の98話中盤で描かれた、”七海が刺された伊地知を発見するシーン”と、12巻の99話冒頭で描かれた”七海が心境を吐露するシーン”がアニメ第36話の冒頭に採用されています。

その他、全体的に構成の入れ替えが行われており、原作とは異なる形での進行が多々見られました。

重面春太の術式

劇中で「俺も俺の術式のことよく分かってないんだけど」語っていた重面春太。

アニメ『呪術廻戦』第36話では、そんな重面の”術式の匂わせ”が行われました。

場面は釘崎野薔薇との戦闘中。

釘崎の「簪(かんざし)」によって天井が崩落した折、全ての瓦礫が重面に一切触れずに落ちてしまったのです。

注目すべきは、その出来事の後の”重面の目の下のマーク”。崩落の前後で1本マークが消えていることがお分かりいただけると思います。

原作『呪術廻戦』においても、七海との戦闘中に”マーク”は消えているものの、術式の”匂わせ”としてはわかりにくいものでした。

アニメ版では、より視聴者が想像し易いように、と改変が行われたのでしょう。

甚爾の肉体

前回の『呪術廻戦』第35話にて、オガミ婆の「降霊術」で顕現することとなった禪院甚爾……もとい伏黒甚爾。

オガミ婆は「魂の情報」を意図して降ろさなかったため、あくまで肉体の主導権は”孫”にありました。

しかし、甚爾の肉体は特別性。”孫”の魂では甚爾の肉体を御することがままならず、遂には”孫”の自我が甚爾に乗っ取られてしまったのです。

かくして渋谷の地に解き放たれてしまった”天与の暴君”伏黒甚爾。

「降霊術」の使い手であるオガミ婆が殺害されてしまった今、甚爾はどのような動きを見せるのでしょうか。

『呪術廻戦』本誌のネタバレ一覧

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