『呪術廻戦』本誌196話のネタバレ予想記事です。これまでのストーリーを振り返りつつ、今後の展開を予想しています。
【呪術廻戦】195話までのネタバレ
呪術廻戦の概要
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
『呪術廻戦』本誌195話のネタバレ
2人の泳者
冒頭、受肉した過去の術師であろう2人は困惑を見せます。
街中で「刀ァーーッ!!!」と叫ぶのは、大道鋼(だいどう はがね)。
たくましい口髭を持つ彼は、現代日本のどこにも刀がないことに対して絶望しているようです。
民家の中に刀の気配を感知するも、見つかったのは「鬼滅の刃 DX日輪刀」。
大道は、それを見て涙しながら再び叫びます。
また、もう一方のまわしを締めたカッパ頭の泳者 三代 六十四(みよ ろくじゅうし)は、老若男女を問わず誰も”相撲”をとっていないことに絶望している様子を見せます。
そんな折、彼の耳は「のぉこった〜」という行司の声を拾います。
何も躊躇することなくガラスを破り、テレビを見る老婆の家へと侵入した三代。
テレビの向こうで相撲を取っていた人物らが「東京の両国」に居ることを知った彼は、徒歩で東京に向かうことを決めました。
しかし、土地勘や方向感覚に乏しい三代は、宮崎県から出発し、見事に逆方向の鹿児島方面へと向かってしまいます。
変化の兆し
上記の経緯から、気付けば桜島結界に滞留していた三代と大道。
「何者だ?」と困惑の表情を浮かべる加茂憲紀に、呪霊直哉は問答無用で攻撃を仕掛けます。
そんな中、3分も経っていない中で姿を現し、加茂のカバーに入った真希。
憲紀が「今からでも真希を結界外へと逃すべきだ」と考えたその時、「刀ァーーッ!!!」と叫ぶ大道が乱入します。
手詰まりの状況下、「外からの異物」たる人物(=大道)を盤上に欲した真希は、物言わず刀を投げました。
大道が刀を持つと、途端に気圧される面々。
モノローグ曰く、「大道は名も無き剣豪 天下無双の受肉体」。
彼に刀が渡ったことで、放たれたのは圧倒的な殺傷能力……呪力を用いないイレギュラーたる泳者ですが、その実力は本物のようです。
さらに、大道は呪霊(=直哉)の存在を視認できていない様子。つまり、以前の真希同様、一般人程度の呪力しか持たないようです。
大道曰く「それ以外が全て見えているのであれば 最早それは見えているも同義である」。
偉人の名言かのような言葉を吐き、大道は呪霊直哉にダメージを与えます。
大道の圧倒的な強さを見て、激しい衝撃を受ける真希。
そんな中、三代六十四が相撲の土俵かのような「簡易領域」を展開して……?
196話へ続く。
【呪術廻戦】196話以降の展開予想・考察
三代六十四 vs 禪院真希
相撲バトル?
195話の最終コマにて、簡易領域を展開した三代六十四。
効果の程は不明ですが、相撲に用いる土俵が出現した点から察するに、対象に”相撲ルール”の適用を強制するものでしょう。
相撲とは、土俵を割る(土俵外に足が出る)か、足裏以外の身体部位に土がつくことが敗北条件の国技。
簡易領域として展開されている点から考えると、上記の相撲ルールが適用された上で、敗北した側に何らかのペナルティが与えられる可能性が高そうです。
”剣豪”大道鋼が、呪力を扱わないながらも特級相当の実力を持っていることは明らかですが、同時期に登場した新キャラクター 三代六十四は、果たしてどれほどの力を持っているのでしょうか。
真希の覚醒
『呪術廻戦』17巻収録の「葦を啣む」編にて、禪院(伏黒)甚爾と同じ”呪力から脱却した身体”を手に入れた真希。
その際、戦闘能力等の全てが甚爾と同レベルになったかと思われた彼女でしたが、195話でまだ甚爾との間に差が存在することが示唆されました。
剣豪たる大道鋼の戦いぶりを見たことで、真希の脳裏には、殺戮人形と化した甚爾が陀艮と戦ったシーンが想起されます。
甚爾と自身との間に差があることを理解しており、「何が違うのか」について頭を働かせる真希。
今回描かれている「桜島結界編」にて、真希の真なる覚醒が描かれることになりそうですね。
羂索のリサーチ力
現在連載されている「桜島結界編」を含む、「死滅回游編」全体を通して、”羂索のリサーチ力”の高さが浮き彫りになっているように思われます。
肉体から肉体へと渡ることができる生得術式により、悠久のときを生きたでろう羂索。
そんな”寿命”の点での優位性を差し引いても、全国津々浦々の強力な術師、ひいては非術師の名も無き剣豪(=大道鋼)すらも見つけ出し、後の世での受肉の”契約”にまで漕ぎ着け、無事「死滅回游」を成立させた手腕は、見事と表現する他ありません。
羂索は、途中途中で具体的な行動(=星漿体暗殺未遂)を起こしつつも、後にやって来るであろう決定的な機会(=天元の進化+六眼&無下限呪術持ちの封印)に備え、コツコツと準備を続けながら1000年もの時を生きたのです。
相当な労力を割いた末に、満を持して打ち出したであろう呪術師同士の殺し合い「死滅回游」。
羂索の労力を思えば、もはや彼の思惑通りに成功して欲しいと思ってしまいます。
虎杖悠仁をはじめとする高専サイドの術師たちは、無事五条悟を救い出し、未曾有の危機を脱することができるのでしょうか。
今後の死滅回游について
東京第一、東京第二、仙台結界を経て、桜島結界編が連載されている『呪術廻戦』。
メタ的に見れば、現在の桜島結界編で真希が死ぬとは考え辛く、結界を素通りできるという特性を活かし、メッセンジャーとしての活躍を見せてくれるはずです。
高専サイドは、虎杖が日車に”点数譲渡を可能にする総則”を追加させたことで、乙骨、秤(鹿紫雲)、伏黒の点数を合わせただけでも、300点以上のまとまった点数を行使することができます。
高専の呪術師らが思うままに死滅回游を改造することが可能となった現在。
大局を見ると、順風満帆にことが進んでいるように思われますが、今後敵対術師(泳者)が挑発的な総則を追加する、などの展開にも期待されますね。
『呪術廻戦』本誌のネタバレ一覧
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(C)芥見 下々
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