【呪術廻戦】174話までのネタバレ
黒沐死、覚醒
二対の巨大な式神が消失していく様を見て、ドルゥヴの死を確信した仙台結界の泳者 石流龍(いしごおり りゅう)と烏鷺亨子(うろ たかこ)。
両者はコガネに「仙台結界で1分以内に点に動きがあった泳者」を表示させることで、ドルゥヴを殺害した人物が乙骨憂太であることを知ります。
当の乙骨は、戦闘時は単独行動だったものの、多くの非術師を連れている様子。
スタジアムを縄張りとしていたドルゥヴを殺害したことで、付近にはしばらく誰も近付かないはず―― 乙骨がそう話していた矢先、その場に黒い波が押し寄せてきました。
その正体は、大量のゴキブリ。一匹一匹が呪力で強化されており、殺傷能力は単なるゴキブリの比ではありません。
そんな大量のゴキブリを使役していたのが、特級呪霊 黒沐死(くろうるし)です。
ドルゥヴとの相性が悪かった黒沐死は、”ドルゥヴの生存”を休眠導入条件とし、眠っていたとのこと。
ドルゥヴ亡きいま、黒沐死の休眠導入条件は失われ、覚醒に至ったようです。
乙骨の覚悟
覚醒直後で飢餓状態にある黒沐死は、自身の食事を邪魔する人物 乙骨を捕食対象として決定します。
一方の乙骨は、「呪霊の泳者もいるのか……」と落ち着いた様子。
結界内の物資が有限であるため、いずれは結界の出入りを可能とするルールを追加する必要があると考えた乙骨は、黒沐死のような「無差別に人間を襲う泳者」を結界の外には出せない、とも考えます。
伏黒の提案した2つのルールのほか、上述したルールと「結界間の連絡を可能とするルール」の追加を目指す乙骨は、一人で400点を獲る決意を露に。
さらに、五条の顔を思い浮かべた乙骨は「先生に二度も親友を殺させない」と、自身で羂索を殺す覚悟を覗かせました。
そんな中、黒沐死は「爛生刀(らんしょうとう)」なる魔剣を取り出して――?
【呪術廻戦】175話以降の展開予想・考察
乙骨と黒沐死、それぞれの力
黒沐死の術式は?
174話中盤にて、悍ましいまでに大量のゴキブリを使役し、乙骨を襲った特級呪霊 黒沐死。
乙骨曰くゴキブリは本物であり、「一匹一匹に呪力が宿りて強化されている」とのこと。
”生物に呪力を宿して攻撃に用いる”という手段は、「黒鳥操術」の使い手である冥冥を彷彿とさせます。
さほど強力でもない自身の術式「黒鳥操術」と向き合い続けた冥冥は、烏に”自死を強制させる”ことで呪力制限を消去し、恐ろしいまでの火力を実現させました。
黒沐死がゴキブリを操る術式を有していた場合、冥冥と同じ”自死の強制”を行うことで、ゴキブリの一匹一匹の呪力出力を大幅に上げることも可能となりそうですよね。
さらに予想すると、”ゴキブリの呪霊”たる黒沐死レベルの呪霊となると、まず間違いなく「領域展開」を有しているはずです。
ゴキブリ呪霊の領域は虫の苦手な方にとっては悲惨な絵面となりそうですが、乙骨の領域対策――ともすれば、「領域展開」を見ることが出来るかもしれません。
爛生刀の能力
乙骨との本格的な戦闘を始めるにあたって、武器を取り出した黒沐死。
禍々しい刀身を持つその刀の名は、「爛生刀(らんしょうとう)」。作中説明曰く「生と死の交雑する魔剣」であるその刀は、ゴキブリの「卵鞘(らんしょう)」と掛けたものであると考えられます。
「卵鞘」とは、幼虫の入った卵を外的な刺激(乾燥等)から守る為の殻の名称であり、当の「爛生刀」の外見にも複数の卵らしきモノが描かれています。
「生と死の交雑する魔剣」とのことでしたが、「生」という表現には卵鞘の要素が含まれているとみて間違いなさそうです。
現時点で「死」の要素や「魔剣」という存在については不明ですが、次話以降にて詳細な能力や「呪具」との違いが明かされることと思われます。
乙骨の術式は?
いま乙骨の戦闘能力について判明している事実は「五条を上回る無尽蔵の呪力量」と「式神?呪霊?の『リカ』を使役している」の2点のみです。
『呪術廻戦 0』をご覧の方はご存知の通り、乙骨に憑りついていた特級過呪怨霊「祈本里香」は既に解呪されていますから、「リカ」は「里香」とは別の存在だと考えられます。
祈本里香は、乙骨の”呪い”によって現世に定着してしまった祈本里香ベースの呪霊。
その乙骨の”呪い”こそが「生得術式」だった場合、乙骨の術式は”呪霊を発生させる”能力だと考えられます。
呪術全盛の世を生きた(恐らく)烏鷺亨子をして「強力!!」と言わしめた「リカ」。乙骨と「リカ」との本格的な戦闘に、期待がかかりますね。
仙台結界編の展開予想
協力者が増える
「仙台結界」編は、開幕前に主要登場人物3名(+1体)が明かされる、という形がとられました。
その内の1名(=ドルゥヴ・ラクダワラ)は既に死亡しましたから、残る登場人物は「受肉した過去の術師」烏鷺 亨子と「泳者一の呪力出力」石流龍、特級呪霊 黒沐死の2名+1体です。
乙骨と明確に敵対している黒沐死はともかく、烏鷺、石流については目的や動きが不明の為、乙骨ら高専サイドと協力関係を結ぶ可能性も考えられます。
「東京第1結界」編でも、日車や髙羽のような対話/協力の余地がある泳者が登場しました。
今回の「仙台結界」編でも、高専サイドに協力的な人物が登場する展開が期待されますね。
真希が参戦か
物資が有限であることを重く見た乙骨は、”結界の出入りを可能にするルール”が必要だと考えました。
しかし、そんなルールを追加するにあたって、ドルゥヴや黒沐死のような「攻撃範囲が広く無差別に人間を襲う泳者」を放っておくわけにはいきません。
ゆえに乙骨は、”結界間での連絡手段を確立するためのルール”を追加しようと考えます。
現状、高専サイドの人間が宣誓した結界は東京第1・第2結界と仙台結界のみ。仮に結界間の連絡手段が確立されても、他の結界への移動ができない限り、無差別に他者を襲う泳者に対処することが出来ません。
そこでキーとなるのが、真希の存在です。呪術における”凶兆”とされる双子の片割れ(=真依)を失った真希は、伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)と同じレベルの”フィジカルギフテッド”となりました。
伏黒甚爾とは、学生時代の五条悟と互角以上にやり合った”特級レベル”の実力者。
一方の真希も、禪院家に君臨する”特別一級術師”の禪院直哉に勝利していることから、低く見積もっても一級術師レベルの実力を持っています。
そんな真希が死滅回游に参戦すれば、まず間違いなく宣誓した結界のトップに躍り出ることが出来るでしょう。
とはいえ、死滅回游の結界は10存在しており、真希が参戦してなお焼け石に水状態です。
京都校の面々を含む他の高専関係者が参戦しない限り、結界全体の掌握は難航しそうですね。
鍵は天使?
「東京第1結界」編のラスト 173話では、”天使”来栖華(くるす はな)が東京第1結界に姿を現しました。
しかし、前情報によると、来栖華は東京第2結界に滞留していたはずです。
情報源である天元が高専を裏切っている可能性を抜きに考えると、天使は”何らかの方法で結界を抜けることが出来る”と考えるのが自然でしょうか。
そもそも天使は、「あらゆる術式を消滅させる」術式の持ち主。この術式を結界に用いることで、結界の穴を作ることが出来るのではないでしょうか。
<総則>に記載がなかったため、結界間の出入りは自由かと思われた死滅回游。
その辺りの詳しいルールは、次回以降に明かされていくことでしょう。
死滅回游の<総則>や登場キャラクターの詳細は以下の記事でまとめていますので、是非チェックしてみてくださいね。
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