【呪術廻戦】184話までのネタバレ
呪術廻戦の概要
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
本誌184話のネタバレ
エンカウント
183話から場面は変わり、秤とはぐれた様子のパンダが描かれる。
コンテナの上に座り込んだパンダは、辺りの血のにおいを感じ取っていた。
「3人くらいはバラバラになってるんじゃないか」と推測したパンダだったが、それを実行したと思われる術師の呪力は微弱とのこと。
この事実は、その人物が呪力のON/OFFに長けた手練れであることを現しており、遭遇には危険が付きまとう。
パンダは、自身の役目を「”天使”の捜索と交渉」だと認識しており、戦闘は秤に一任するつもりだった。
しかし、秤と離されてしまったいま、強い泳者との戦闘は避けて通りたいところ。
自身がパンダであることを活かし、その場から離脱しようとしたパンダだったが、現時点で最強の泳者・鹿紫雲一に見つかってしまう。
「上野から脱走したか?」と、至極真っ当な感想を述べた鹿紫雲。
パンダは四足歩行に切り替え、ただの”脱走パンダ”としてその場を切り抜けようとする。
しかし、死滅回游に慣れている様子の鹿紫雲は、”コガネ”に「アレ泳者か?」と質問することで、パンダをふるいにかけた。
鹿紫雲 vs パンダ
泳者であることがバレたパンダ。
相手が泳者であるとわかるや否や、鹿紫雲は先制攻撃を仕掛ける。
鹿紫雲の攻撃は非常に重く、且つ呪力が”電気”のような性質を有しているとのこと。
”電気”という防御不能の攻撃手段を持っている相手に対し、パンダは”ゴリラモード”を発動した。
ゴリラモードから繰り出される”激震拳※(ドラミングビート)”で鹿紫雲を攻撃する。
(※激震拳→激震掌の誤植?)
しかし、鹿紫雲はゆうに特級レベルを超えているであろう術師。
パンダの攻撃は一切通じず、腕を千切られてしまう。
鹿紫雲の術式
パンダの腕を千切った鹿紫雲は、その腕を投げ、一瞬にして距離を詰める。
そして、重い攻撃の数々を叩き込み、パンダを袋小路へと追い詰めた。
宿儺を探している様子の鹿紫雲は、「オマエ宿儺がどこにいるか知ってるか?」と質問。
少しの間を開けた後に「知らんな」と答えたパンダだったが、鹿紫雲はパンダが何かを知っていると確信する。
会話で少しの時間を稼いだパンダは、”お兄ちゃん”であるゴリラ核に続いて、”お姉ちゃん核”をメインの核に入れ替えた。
サイのような形状に変化したパンダ。
しかし、電気と同質の呪力を持つ鹿紫雲は、不可避の一撃でパンダを攻撃。
”お姉ちゃん核”の能力は不明なまま、パンダは大量の血と共に倒れ込んでしまった。
185話へ続く・・・
【呪術廻戦】184話以降の展開予想・考察
パンダが死亡?
184話の戦闘により、お兄ちゃん(ゴリラ)核、お姉ちゃん(サイ?)核の両方を激しく損傷してしまったパンダ。
鹿紫雲との戦力差は歴然であり、このまま戦闘を続けていても勝てるはずがありません。
少なくともお姉ちゃん核は戦闘不能に陥ったかに描写されていますが、ここからの展開が気になるところです。
秤とパンダは、結界独自のルールである”ランダム転送”によって位置が離れてしまったばかり。
結界内では携帯を使うことも出来ませんから、お互いの位置を把握することも出来ません。
つまり、秤が助けに入る展開は可能性として限りなく薄いと思われます。
パンダが宿儺、つまり虎杖の居場所を割るような真似はしないであろうことから、最悪の場合、鹿紫雲の手で殺されてしまうシナリオも想像しておくべきでしょう。
鹿紫雲は作中最強クラス?
死滅回游編初期から登場しており、登場時点で200点ものポイントを所有していた泳者・鹿紫雲一。
彼、あるいは彼女が扱う術式は、”電気”であり、条件を満たせば、領域を展開するまでもなく攻撃を必中させることが出来ます。
その条件とは、「相手に打撃を与える」という簡単なもの。
鹿紫雲は、打撃と共にプラス電荷を移動させることで、対象へと放電を行うことが出来ます。
パンダと渡り合うだけの高い近接格闘能力に加えて、極めて強力な”電気”の術式。
鹿紫雲一が作中最強クラスの術師であることは、もはや疑いようがありません。
それもそのはず、鹿紫雲は両面宿儺に明確な敵意を抱いている人物。
不遜な態度からは、宿儺相手であっても渡り合うことが出来るであろう”自信”が見て取れます。
秤金次は、「CR私鉄純愛列車」を用いて、鹿紫雲一に勝利することが出来るのでしょうか。
天使の謎
天元の情報により、東京第2結界に滞留しているとされていた”天使”来栖華。
だからこそ、184話のパンダは、「”天使”の捜索と交渉」を自身の役目だと認識していました。
しかし、蓋を開けてみれば、”天使”来栖華は倒れ込んだ伏黒恵の前……つまり、東京第1結界に姿を現しています。
天元の言では、東京第2結界に滞留しているはずだった”天使”。
これは一体どういうことなのでしょうか。
考えられる理由としては、以下です。
①天元の裏切り
天元の言に反して東京第1結界に滞留していた”天使”来栖華。
その理由として最も分かり易いのが、「天元の裏切り」です。
不死の術式を持つ天元は、悠久の時を生き続けていた術師。そして、結界術を通じて呪術界の根幹を支えている、替えの利かない重要な人物でもあります。
あらゆる歴史を目撃してきた生き証人である天元。
しかし、その目的はいまだ判然としておらず、いまいち掴みどころのない印象を受けます。
また、特級術師・九十九由基は、天元を嫌っている、あるいは疑っているかのような素振りも見せていました。
以上のような理由から、「天元の裏切り」は可能性として無視はできません。
とはいえ、もし伏黒らに誤情報を流すのであれば、九州などの遠方の結界を用いた方が効果的だったはず。
また、今回の裏切りによって天元がメリットを得るとは考えにくそうです。
②”術式”の使用
2つ目に挙げられる理由は、”天使”来栖華が術式を用いたのではないか、という説です。
現在繰り広げられている死滅回游は、呪術的な儀式という側面を持っています。
死滅回游の構築に当たって第三者の術式が用いられていた場合、”天使”来栖華は、「術式を消滅させる術式」を使用して、”結界”を無効化することが可能なのではないでしょうか。
「術式を消滅させる術式」の詳細な効果が判明していないものの、”天使”が結界を越えることが出来る理由としては、「術式を使った説」が一番自然に思えます。
禪院真希の今後や、天元と共に残った脹相・九十九、伏黒の目の前に舞い降りた天使に、伏黒の姉・津美紀の現在など、まだまだ残されたネタは複数存在します。
今後の死滅回游編がどのように動いていくのか、要注目ですね。
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(C)芥見 下々
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