呪術廻戦 4巻の概要
4巻のあらすじ
呪いによる殺人事件を追う虎杖は、現場にいた順平と出会い、意気投合。だが順平は事件の犯人である呪霊・真人に心酔していた。真人はそんな順平を利用し、虎杖と戦わせようと画策。その術中に落ちる順平だが…。
4巻の要約
・吉野は真人に改造人間にされてしまう
・虎杖は正しい死がどういう死なのか分からなくなってしまう
・明治時代の加茂憲倫と京都校3年の加茂憲紀の読みが同じ
・京都姉妹校交流会が行われる
収録は26話〜34話
呪術廻戦4巻は、26話から34話の計9話が収録されています。
収録話一覧
- 26話「いつかの君へ」
- 27話「もしも」
- 28話「殺してやる」
- 29話「成長」
- 30話「我儘」
- 31話「また明日」
- 32話「反省」
- 33話「京都姉妹校交流会ー団体戦⓪ー」
- 34話「京都姉妹校交流会ー団体戦①ー」
呪術廻戦 4巻のあらすじ前編
26話 いつかの君へ
「澱月(おりづき)」
吉野の術式はクラゲで、その中に入ることにより打撃を無効化してくれる。
吉野は虎杖の攻撃を防ぐと無闇な救済を行ってくる虎杖に対してクラゲの触手にある毒で攻撃する。
「命の価値をはき違えるな!!」
全て魂の代謝で心はまやかし、自由に生きる権利があり、奪える命は奪う。
真人に完全に毒された吉野だったが、宿儺の器である虎杖は毒に耐性がある。
虎杖は吉野を校舎の外に放り投げると、着地寸前の虎杖を狙って攻撃しようとしていた吉野に今度は拳を当てる。
「人の心がまやかしなんて、あの人の前で言えんのかよ!!」
「人に心なんてない。ないんだよ! そうでなきゃ、母さんも僕も人の心に呪われたって言うのか」
泣きながら言う吉野に虎杖はただ黙って攻撃を受け続ける。
吉野の母親が死んだことを知らない虎杖は吉野に何があったのか聞く。
「呪ったやつを見つけ、必ず報いをうけさせてやる。一緒に戦おう」
だが、背後には真人がいた。
27話 もしも
宿儺の器に挨拶をした真人は無為転変で変形させた右手で握りつぶす。
「にげろ順平!! コイツとどんな関係かは知らん!」
虎杖の言葉に吉野は反射的に真人は悪い人じゃないと言おうとするが、直後気づいた。
真人は3人を殺し、実験として人間を巨大化してみたり、小人化してみたりしていたことに。
立ち尽くす吉野の肩に手を置く真人。
真人は吉野が馬鹿にしていた人間の注ぎ位には馬鹿だと言うと、無為転変で吉野を人外にしてしまう。
虎杖に攻撃する吉野。
倒せるが、攻撃を喰らい続ける虎杖。
その理由は吉野を治すため。
虎杖は宿儺に吉野を心臓を治したときのように治してくれとお願いするが、あっさりと断られる。
「矜持も未来も! お前の全てを捧げて! 俺に寄りすがろうと! なにも救えないとは! 惨めだなぁ! この上なく惨めだぞ! 小僧!」
愉快そうに笑う宿儺と真人。
虎杖はどこまでいっても二人は呪いだという事に気づく。
足もとには息絶えた吉野。
虎杖は精一杯の打撃で真人の顔を殴る。
宿儺の器として自分以外の魂がある状態の虎杖の攻撃は真人の顔を傷つける。
「ブっ殺してやる」
虎杖は真人を睨みつけた。
28話 殺してやる
腹の底からの憎しみ。
そんな虎杖に対して真人は虎杖に縛りを科すことを考えていた。
吉野の死では足りない。
宿儺に懇願するには、生徒を一人ずつ目の前でころせばいいのか。
だが、なかなかどうして天敵。
虎杖と真人は激しい攻防戦を繰り広げる。
埒があかない真人は宿儺に代わらせるために、虎杖の魂に無為転変を試みるが宿儺に止められてしまう。
「一度は許す。二度はない。分を弁えろ。痴れ者が」
その圧倒的な迫力の前に真人は硬直する。
その瞬間を虎杖は見逃さなかった。
虎杖は真人に頭突きをして、真人を吹き飛ばす。
だが、真人も黙って攻撃を喰らうわけではなく、反撃をしようとしたところに七海が現れた。
29話 成長
虎杖が真人に攻撃を喰らわせられる事を知った七海は、自らが動きを止め虎杖が攻撃することで、確実に祓うことを決める。
対する真人はまずは七海から片付けることを決めると、激しい戦闘がおこる。
だが、真人にとっては不利。
真人は虎杖を殺すための改造人間を口から出し、虎杖に向かわせる。
虎杖に人減は殺せないだろう。
真人の推測は正かった。
止めをさせない虎杖。
だが、ある改造人間は攻撃をしつつ「おねがい。殺して」と懇願している。
なんともいえない感情になる虎杖だが最後には止めを刺す。
再び虎杖と七海に攻撃される真人は死を意識する。
瞬間、超成長の化け物の真人は領域展開できるようになる。
「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」
真人は領域を展開するのだった。
30話 我儘
自閉円頓裹。
必殺必中の領域の中では真人は自らの掌で触れることなく、魂に触れることができる。
真人は七海だけを領域に閉じ込めると、過去を回想する。
七海は平穏のために金だけを求めていた。
そんな七海には行きつけのパン屋があった。
そこで働いている女性は社会の歯車で必要な人なのに証券マンの七海より給料が安い。
疲れ切った七海は冷静に考えるとおかしな話だと考えると、肩に取りついている呪霊を倒す。
「ありがとう」
女性に言われたその言葉が、七海の考え方を変える。
生きがい。
七海はだからこうして呪術師として生きているのだ。
その人生に悔いはない。
無為転変を唱えた真人にそういう七海。
だが、虎杖は結界を破り領域内に入ってくる。
領域にはいることは侵入者にとってメリットがない。
だから内からの耐性を上げるほど外からの力に弱くする。
瞬間、触れてはいけない魂に触れてしまう真人。
宿儺は真人の心臓部をばっさりと斬る。
そう、宿儺にとっては伏黒という好奇以外はどうでもいいのだ。
31話 また明日
傷を負った真人を見て、虎杖は殺す覚悟で突っ込む。
だが、真人は領域展開で消費した呪力のうち最後に残った呪力で風船のように変化する。
「逕庭拳」
虎杖野攻撃はあたったが、手ごたえがない。
真人は風船の一部となり下水道の中に逃げてしまったのだ。
結局真人を見つけることが出来ずに、虎杖たちは死体安置所で死について話すことになる。
人を殺して、正しい死がなにかわからなくなってしまった虎杖に七海は正しい死なんてものはわからないと言う。
だが、虎杖の姿をみてきた七海は呪術師であることを認める。
正しい死がわからなくなった虎杖は真人を殺すまで負けないことを誓ったのだった。
呪術廻戦 4巻のあらすじ後編
32話 反省
京都で姉妹校交流戦を行うと勘違いしていた釘崎たちの前に京都校の面々が現れる。
3年西宮桃、2年究極メカ丸、3年加茂憲紀(かものりとし)、2年三輪霞、真衣に東堂。
そして、引率の庵歌姫(いおりうたひめ)。
だが、引率のはずの五条の姿が見えない。
遅刻の常習犯五条に対して辛辣な言葉を言う東京校のメンバー。
噂をすれば影がさす。
五条は虎杖が入った箱を荷車に乗せ登場する。
「はい!! おっぱっぴー!!」
箱から飛び出す虎杖。
霊でも見たかのような表情をする東京校のメンバー。
虎杖は合流するのであった。
33話 京都姉妹校交流会ー団体戦⓪ー
京都姉妹校流会1日目、団体戦チキチキ呪霊討伐猛レース。
指定された区画内に放たれた2級呪霊を先に祓った方の勝利となる戦いだが、3級以下の呪霊も複数放たれていて日没までに決着がつかなかった場合は討伐した数が多い方の勝ちなゲーム。
相手を殺す、再起不能の怪我を負わせる以外は何でもありなルール。
東京校と京都校は勝つ為にそれぞれ別でミーティングを行っている。
東京校は虎杖が増えたことにより、作戦変更を行うかどうかの議論。
だが、伏黒は虎杖が呪力なしで戦った場合虎杖が一番強いと宣言すると、真希はニヤリと笑い作戦が決まる。
京都校は虎杖を殺せと楽巌寺が言う。
虎杖は人ではないから事故にみせかけて処理する。
そういう楽巌寺だが、東堂は出て行ってしまう。
女の趣味が悪い京都校のメンバーには前から失望していたようで、謀略、策略の類が嫌いな東堂。
どうすれば良いのか分からなくなった京都校のメンバーに加茂憲紀は言う。
「京都校全員で虎杖悠仁を襲撃する」
加茂憲紀は加茂家嫡流として半端な虎杖が呪術師として存在していること自体見過ごせないようだ。
一方その頃五条は歌姫と一緒に居た。
五条は高専に呪詛師あるいは呪霊と通じている奴がいると考えていた。
だから、五条は同級生で信用できる歌姫に京都校側の調査を頼む。
「私が内通者だったらどうすんの?」
歌姫の言葉に五条は歌姫を煽りながらその発言を否定するのだった。
34話 京都姉妹校交流会ー団体戦①ー
チキチキ呪霊討伐猛レースが始まった。
東京校のメンバーは全員で行動していると、東堂ただ一人が現れる。
「いよぉーし! 全員いるな! まとめてかかってこい!」
枝を折りながら近付いてくる東堂。
虎杖はそんな東堂の顔面に膝蹴りをくらわす。
「散れ!」
瞬間、虎杖を除く東京校のメンバーは一斉に東堂から離れる。
それには理由があった。
化け物東堂が直で狙いに来るのが分っていた東京校のメンバーは足止め役として近接戦が得意な虎杖を起用したのだ。
「お返しだ1年」
東堂は虎杖に拳を振り、吹き飛ぶ虎杖。
止めに足蹴りを何度も行い、気絶したと思った東堂は別なターゲットの元に行くべく歩き出す。
だが、後方から物音が聞こえてくる。
虎杖はピンピンしていたのだ。
その姿をみて嬉しそうにする東堂はいつものように女の趣味を聞くのであった。
呪術廻戦 4巻の考察と感想
4巻で起こった出来事のうち気になる点をピックアップしていきます。
正しい死が分からなくなった虎杖
31話で虎杖は改造人間とはいえ、人間を殺してしまいます。
今まで自分の信念だった正しい死とは真逆の行動。
虎杖は2度目の飲酒運転で捕まった受刑者も助ける気で満々で、とにかく引き金を引かせないように生きてきました。
それなのに4巻で人を殺してしまいます。
16歳ならではの未熟さなのでしょうか。
精神年齢に応じた描写をする芥見先生、流石だなと思いました。
凝り固まっていない10代の思考を文字として、絵として表現している。
虎杖は気付いてしまったのでしょう。
改造人間を生かすことが正しい死ではないということ、正しい死に値しない人間がいること。
実際に芥見先生は31話のこの変化を「正しい死は少し傲慢だと思っていたので、ここで迷いというか『分かんねー!』ってなってくれてよかったです」とコメントしています。
加茂憲倫と加茂憲紀の読みが同じ
加茂憲紀は元々加茂家当主と妾との間にできた子供で、正室が加茂家相伝の術式を受け継いだ子供を産めなかったために嫡男になったという過去があります。
そんな加茂憲紀と150年前頃に活躍していて、多くの呪術文化財を残した人物ですが、史上最悪の術師として名を残した人物です。
そんな加茂の額にも縫い目があるという事実はここでは無視するとして、名前が一緒なのです。
この謎には現時点で二つの有力な考察があるようです。
1.加茂家の嫡男にはのりとしという名前が与えられる。
2.妾との間に生まれたので、史上最大の汚点の加茂憲倫と同じ名前が付けられた。
個人的には、もっと深い謎――加茂憲倫の額に縫い目があることに関わるような話しだと思うのですが、現時点は情報があまりにも不足しているので深い考察はできません。
144話現在、本誌ではちょうど加茂憲倫の話しになっているので、今後に期待ですね!
4巻の内容はここで終わりです。
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