呪術廻戦

【呪術廻戦】烏鷺亨子の術式や性格を紹介|藤原氏直属の呪術師の実力とは

烏鷺亨子とは

(呪術廻戦 173話 芥見下々 / 集英社)

藤氏直属のエリート呪術師

烏鷺亨子(うろ たかこ)は、仙台結界に滞留する受肉した過去の術師です。

一度目の人生では、藤氏直属の暗殺部隊「日月星進隊」で隊長を務めていた実力者であることが判明しており、後述する暗殺者向きの術式で乙骨に牙を剥きました。

強い女性キャラクターが多く登場する『呪術廻戦』においても、上位に位置する強さを持っていると考えられます。

まずは、そんな烏鷺の来歴から見ていきましょう。

来歴

一度目の人生|暗殺部隊隊長

冒頭で述べた通り、烏鷺亨子は藤氏直属の暗殺部隊「日月星進隊」で隊長を務めていました。

”藤氏”、つまり藤原氏は、様々な時代にわたって活躍した名家です。烏鷺がどの時代の藤氏に仕えていたのかは不明ですが、高い実力から察するに、呪術全盛・平安の世の生まれであってもおかしくはなさそうです。

二度目の人生|死滅回游泳者

(呪術廻戦 175話 芥見下々 / 集英社)

羂索との契約によって受肉を果たし、晴れて2度目の人生を手に入れた烏鷺。

彼女が直面したのは、術師同士の殺し合い「死滅回游」です。仙台結界で宣誓を行った彼女は、ドルゥヴ・ラクダワラ、石流龍、黒沐死の3名の術師と並ぶ形で台頭。

拮抗した実力を持つ四者は、術式の錯雑した相性により、四つ巴の膠着状態に陥ります。

そんな状況下で現れたのが、現代の異能こと乙骨憂太でした。

乙骨によってドルゥヴと黒沐死が落ちると、呼応する形で烏鷺も参戦。途中から石流も参戦し、烏鷺は仙台結界での頂上決戦に挑むこととなりました。

二度目の人生|敗北

乙骨憂太に不意を突かれた後、黒沐死に左腕を落とされてしまった烏鷺。

その後、石流の「グラニテブラスト」を正面から受けてしまったことで、敗北にまで追い込まれました。

戦闘終了後、乙骨の「反転術式」で回復した烏鷺は、乙骨に自身の所持得点を譲渡した後、その場から去ります。

烏鷺亨子の術式・能力

生得術式

烏鷺亨子の生得術式は、「空を操る術式」です。

その詳細な能力は、”空”を”面”として捉え、干渉することが出来る、というもの。

それゆえに、後述するように相手の攻撃を受け流すことや、回避不能の攻撃を仕掛けることが出来ます。

以下、烏鷺が作中で放った技について見ていきましょう。

空中浮遊

登場初期から”空”を漂うかのような描写が見られた烏鷺。

滞空の原理は、術式内容の”空”を”面”で捉えることによるものなのか、術式の副次的な効果によるものなのか、詳細は不明です。

空から俯瞰して対象を観察しつつ、隙あらば奇襲を仕掛けることが出来る烏鷺。

後述の術式効果の数々も相まって、暗殺者の為に存在するかのような術式です。

空のベール

(呪術廻戦 176話 芥見下々 / 集英社)

”面”として捉えた”空”を掴み、ベールのように自身に纏わせる技です。

この技によって常に局部を隠している烏鷺ですが、全身を隠すことも可能な様子。

完全に背景に溶け込むことが出来るという意味で、非常に暗殺者向きの術式ですよね。

宇守羅彈

(呪術廻戦 177話 芥見下々 / 集英社)

烏鷺が放った「宇守羅彈(うすらび)」は、”面”として捉えた”空”を、薄氷を割るかのように相手ごと叩く技です。

その威力は極めて強力。画像の通り、まともに受けてしまった乙骨は、地上へと叩き落とされてしまいました。

回避や隠密行動が得意かのように思われた烏鷺ですが、攻撃力も非常に優れているようです。

流石は藤氏直属の暗殺部隊隊長と言ったところでしょうか。

軌道逸らし

(呪術廻戦 177話 芥見下々 / 集英社)

烏鷺が石流の砲撃に対して使用した技です。

”空”を手で掴み、砲撃を巻き取るようにその場で回転。砲撃の軌道を、”空”ごと変えてしまいました。

また、乙骨の近距離攻撃を受け流す描写も見られましたから、烏鷺への攻撃は、不意打ち以外では通用しないとみて良さそうです。

なお、実際に軌道逸らしを食らった乙骨は、瞬間的に腕を変形させられており、「レンズの歪みみたいなエラーを作り出している感じ」と表現していました。

領域展開

(呪術廻戦 178話 芥見下々 / 集英社)

仙台結界編が描かれた178,179話にて、「領域展開」を行うシーンが描かれました。

領域が完成する前に結界が崩壊してしまったため、詳細は不明です。

烏鷺亨子の行動原理と性格

一度目の人生の悔い

176話で乙骨と言葉を交わした烏鷺は、前世で悔いがあったことを覗かせています。

他の「受肉した過去の術師」同様に、羂索との契約によって前世に舞い戻った烏鷺。

受肉を「黄泉返り」と表現した彼女は、死滅回游への参加を「二度目の人生の第一段階」と表現しました。

烏鷺は、羂索のことをある程度知っている様子であり、だからこそ彼が手引きした死滅回游を警戒しているようです。

烏鷺が死滅回游で戦う理由は「あらゆる事態を想定して回游を生き残り、一度目の人生の悔いを晴らすため」だと考えられます。

藤原氏への恨み?

(呪術廻戦 177話 芥見下々 / 集英社)

本記事冒頭でもご紹介した通り、烏鷺亨子は藤原氏直属の暗殺部隊「日月星進隊」で隊長の任に就いていた人物です。

藤原氏は、長くその地位を保ってきた名家。烏鷺がどの時代の藤原氏に仕えていたのかは不明ですが、従属関係にあったようです。

しかし烏鷺は、176話にて、「藤原の人間」のことを「オマエらのような血族」と表現しており、藤原氏に対して尋常でない怒りを抱いているであろうことが判明しています。

憎悪とも取れる藤原氏に向けられた激情の裏に、一体どのような物語があったのかが気になるところです。

前述した烏鷺の「一度目の人生の悔い」は、藤原氏関連で何かがあったのかもしれませんね。

術師としてのプライド

初登場時の時点で所持ポイントが70点だった烏鷺。

死滅回游のルール上、非術師泳者を殺害した場合、加算される点は1点です。烏鷺の得点はキリの良い数字ですから、術師殺害の5点のみを積み上げた可能性は十分にあります。

ゆえに乙骨は、烏鷺は術師としか戦っていないのではないか、と予想。その理由を「プライド」ではないかと推測しています。

もちろん、非術師泳者も5人殺害すれば5点になりますから、真偽の程は分かりません。

しかし、烏鷺は暗殺部隊の頂点にまで上り詰めた術師ですから、「力のない非術師は相手にしない」と決めているのかもしれませんね。

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