呪術廻戦

【呪術廻戦】鹿紫雲一の全てを紹介|雷の性質を帯びた呪力! 生得術式は一発限り?

【呪術廻戦】鹿紫雲一とは

(『呪術廻戦』 186話 芥見下々 / 集英社)

受肉した過去の戦闘狂呪術師

鹿紫雲一(かしも はじめ)は、羂索との契約によって現代に受肉した過去の術師です。

とにかく強者との戦いを望む戦闘狂な人物であり、弱者との戦いには辟易している様子を見せていました。

死滅回游編から登場した鹿紫雲は、滞留する東京第2結界編にて、秤金次と作中屈指のバトルシーンを繰り広げます

続いては、そんな鹿紫雲の来歴を見ていきましょう。

来歴

一度目の人生|バトルジャンキー翁

(『呪術廻戦』 187話 芥見下々 / 集英社)

187話で描かれた過去の鹿紫雲は、無数のシワを刻んだ歴戦の老術師

作中での会話で、宿儺が生きた時代(1000年前)の600年後であることが明かされているため、現代から遡ること400年前、すなわち江戸時代であることがわかります。

1614年までは元号が慶長であるため、五条家と禪院家の御前試合が行われた時代を生きたようです。

鹿紫雲が生きた時代は、呪術全盛の平安時代ほどとまでは行かずとも、おそらく現代より呪術が盛んな世

そんな中で敗北(=死)することなく老人となった鹿紫雲は、一度目の人生でも無類の強さを誇っていたようです。

そんな鹿紫雲が二度目の生を望んだのは、強者と戦うため。

羂索の提案した”契約”により、二度目の人生で両面宿儺と戦うことを決意しました。

二度目の人生|死滅回游泳者

(呪術廻戦 158話 芥見下々 / 集英社)

晴れて二度目の生を手に入れた鹿紫雲は、受肉によって若き姿を取り戻していました。

東京第2結界に宣誓し、死滅回游泳者となった鹿紫雲は、圧倒的な実力で即座に200点を獲得

強者を判別し易くするため、100点を消費して”死滅回游泳者の得点、滞留結界、総則追加回数等を検索することができるルール”を追加しました。

なお鹿紫雲は、この追加ルールにより、高専側(虎杖、伏黒、パンダ、秤ら)に目をつけられることとなります。

死滅回游|VSパンダ

(『呪術廻戦』 184話 芥見下々 / 集英社)

依然として強者を求め彷徨う鹿紫雲は、呪術高専2年 パンダとエンカウントします。

当初は動物園からの脱走を疑ったものの、死滅回游にこ慣れた鹿紫雲は、コガネに尋ねることでパンダを判別。

パンダが泳者だと判明するや否や、攻撃を開始しました。

(『呪術廻戦』 184話 芥見下々 / 集英社)

電気と同じ性質を持つ呪力と、圧倒的な近接戦闘力を持つ鹿紫雲は、パンダを圧倒。

最後は不可避の”稲妻”でトドメとし、危なげなく戦いに勝利しました。

なお、この戦いでパンダはお兄ちゃん(ゴリラ)核とお姉ちゃん核を喪っています

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死滅回游|VS秤金次

(『呪術廻戦』 185話 芥見下々 / 集英社)

パンダにトドメを刺そうとした瞬間、背後に現れたのが呪術高専3年 秤金次(はかり きんじ)でした。

シャルルを対象とする領域「坐殺博徒」によって大当たりを得ていた秤は、無制限に湧き出る呪力とフルオート反転術式を携えた”不死身状態”

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思わぬ強敵の登場に、鹿紫雲は秤に名を尋ね、自身も名乗ります。

2人による戦闘は熾烈を極め、手に汗握る展開が続きました。

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最終的に戦闘に勝利したのは秤。

負けを認めた鹿紫雲は「殺せ」と地面に背をつけますが、秤の申し出によって高専サイドに協力することとなりました。

鹿紫雲一の術式・能力

基礎体術・強化術

(『呪術廻戦』 188話 芥見下々 / 集英社)

鹿紫雲の基礎体術、および呪力による強化術は、非常に高いレベルにあります。

ラウンド中、すなわち無制限に呪力が溢れ続ける状態の秤と渡り合っていることを考えれば、鹿紫雲が異常な強さを持っていることがわかりますよね。

なお、ラウンドを終えて不死身状態が解除された秤(領域展開中など)との戦いでは、常に鹿紫雲が戦いをリードしていました

特殊な呪力

鹿紫雲の体内に流れる呪力は、電気と同じ性質を持っています。

以下に、そんな鹿紫雲が持つ攻撃手段特性上のデメリットについてまとめました。

稲妻

(『呪術廻戦』 184話 芥見下々 / 集英社)

文字通り稲妻を発生させる技です。

自身の呪力を電荷分離し、打撃によって対象にプラス電荷を移動。その一方で、自身にはマイナス電荷を蓄積し、地面への放電をキャンセルしながら攻撃対象へ電気を誘導することにより、稲妻は成立しています。

なお、自然界で発生する落雷は、雲から地面へ向かうもので時速約72万km、地面から雲へ向かう帰還雷撃で時速約3億6千万kmと、いずれにせよ人間が反応できる範疇をゆうに超えた速度です。

鹿紫雲が放つ”稲妻”も、上記いずれかに近しい速度を持っているはず。

そんな”稲妻”は、作中説明にもある通り、「領域を展開するまでもなく必中」です。

▶︎稲妻の初披露シーンを見る!

水に弱い

(『呪術廻戦』 189話 芥見下々 / 集英社)

電気と同じ性質を持つ鹿紫雲の呪力は、一度水中に落とされると、意識して抑えない限り呪力が漏出し続けるというデメリットを持ちます。

このデメリットに勘付いた秤は、意図して鹿紫雲を海に突き落としますが、後述する一手によって思わぬ反撃を喰らうこととなりました。

▶︎鹿紫雲が海に突き落とされるシーンを見る!

塩素ガス生成

秤の計略によって海に落とされた鹿紫雲は、呪力を抑えるか漏出させるかの二者択一を迫られます。

そこで行ったのが、漏出を可能な限り抑えた上での”電気分解”です。

水の電気分解によって発生したのは、気体化した塩素。

数多の戦闘経験によって豊富な引き出しを持つ鹿紫雲は、フルオートで反転術式を回し続ける秤に対して、”毒物”という特殊な側面から攻撃を行なって見せました。

生得術式ではない

鹿紫雲の恐ろしい点は、ここまで紹介した”電気と同質の呪力を操る能力”が生得術式ではないということです。

つまり、鹿紫雲の”稲妻”は単なる呪力操作の範疇。

そしてなんと、生得術式も別で保有しているようです(後述)。

高専規格ではまず間違いなく特級レベルの、恐ろしい術師ですよね。

彌虚葛籠

(呪術廻戦 171話 芥見下々 / 集英社)

彌虚葛籠(いやこつづら)」は、東京第一結界編でレジィ・スターも展開していた、領域対策の技です。

シン・陰流「簡易領域」の原型となった技術であり、その性能は「領域を中和し必中効果を打ち消す」というもの。

187話中で秤が領域「坐殺博徒」を展開した際、「鹿紫雲は『彌虚葛籠』の発動を諦めるよりも速く(後略)」というモノローグが差し込まれていたことから、鹿紫雲も「彌虚葛籠」を使用できるようです。

生得術式

電気と同じ特性を持った呪力を操ることにより、どのような術師が相手でも互角以上に戦ってきたであろう鹿紫雲。

生得術式なしでも圧倒的な強さを持っている彼ですが、190話にて、なんと術式も持っていることが判明しました。

本人曰く、鹿紫雲の術式は「一発それっきり」。

ゆえに、彼の最終目標である両面宿儺にしか使う気がないようです。

「一発それっきり」が、呪力を全消費するなどの理由で一定期間毎に一発しか打つことができないのか、それとも人生で一発しか打つことができないのか……詳細は今後のストーリーで明かされることでしょう。

鹿紫雲の強さ

鹿紫雲の強さの根源は、なんと言っても豊富な戦闘経験でしょう。

一度目の人生では、老いて死ぬ間際まで戦いに身を投じていたであろう鹿紫雲。

それゆえに、反転術式使いの殺し方など、様々な術師への対策を引き出しの中に閉まっているようです。

また、生来のものか、戦闘IQも非常に高く、海に落とされるという大ピンチを”電気分解による塩素ガス生成”によって切り抜けるなどの芸当も見せています。

秤との激戦で作中屈指の強さを見せつけた鹿紫雲。

一時的ではあるものの、秤と協力関係を構築したいま、高専サイドの泳者として更なる強敵と戦う姿が見たいものです。

鹿紫雲一の性格と行動原理

術師としてのプライド

初登場時の鹿紫雲の得点は200点ぴったり

仙台結界の烏鷺のように(※)、非術師を手にかけていない可能性も考えられます。
※烏鷺についてはあくまで乙骨の推測。

術師、それも強者にしか興味がない様子の鹿紫雲。

秤との戦いにおいても、「ラウンド(不死身状態)の終了まで待って確実に勝つ」という戦法を「雑魚の思考」として嫌う様子を見せていました。

鹿紫雲が術師として、そして強者として高いプライドを持つことは明らかであり、術師を殺害することによる5点を40回繰り返した結果200点だったのではないでしょうか。

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両面宿儺との戦い

鹿紫雲が二度目の生を受け入れた理由は、強者と戦うためです。

悠久の時を生きた羂索に「最強の術師」について鹿紫雲が問うと、返ってきた答えは1000年前(鹿紫雲が生きた当時から600年前)の術師 両面宿儺

その頃から鹿紫雲は、宿儺を最終目標として定め、受肉を果たした二度目の生で宿儺を探し続けています。

秤と協力関係を締結したのも、ひとえに両面宿儺との戦いを実現するため。

強者との戦いにまっすぐな鹿紫雲には、是非とも両面宿儺と戦う夢を果たしてほしいものです。

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