【呪術廻戦】魔虚羅(まこら)の全てを紹介｜能力を詳しく解説使用者は誰？

『呪術廻戦』に登場する「魔虚羅」について解説・考察している記事です。魔虚羅のこれまでの活躍や、術式についての詳しい解説を記述しています。

【呪術廻戦】魔虚羅(まこら)とは

(『呪術廻戦』229話芥見下々 / 集英社)

最強の式神

魔虚羅(まこら)は、禪院家相伝の生得術式「十種影法術」の使い手が呼び出すことのできる、”最強の式神”です。

正式名称は「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」。

調伏の状況に関わらず、「布瑠(ふる)の言(＝布瑠部由良由良)」の詠唱によって顕現させることが可能です。

今回の記事では、そんな魔虚羅の強さや能力について詳しくご紹介していきます。

【呪術廻戦】魔虚羅の強さ・能力

身体能力

魔虚羅は、後述する能力の他に、両面宿儺にも匹敵するレベルの身体能力を有しています。

その強さは、伏黒恵や重面春太レベルの術師であれば能力を欠いた状態でも一撃で倒すことが可能なほど。

したがって、魔虚羅と(少なくとも近接戦闘のみで)渡り合うためには、1級呪術師か、あるいは特級呪術師相当の実力が必要なようです。

適応能力

魔虚羅の最大の特徴は、頭部に浮かぶ「法陣」です。

顕現させる際に唱える「布瑠部由良由良」と上述の「法陣」は、「完璧な循環と調和を意味する」とのこと。

魔虚羅は、攻撃を受けた際に「法陣」を回転させることで、その攻撃への”適応”を得ることができるのです。

なお、手傷を負った状態で”適応”を行なった場合、副次的な作用として、”適応”対象の攻撃によって付けられた傷を癒す効果もある様子。

いずれにせよ、反則的な能力です。

適応の肩代わり

(『呪術廻戦』 217話芥見下々 / 集英社)

上に述べた”適応”について、本来であれば魔虚羅自身が攻撃を受ける必要があるところを、魔虚羅を調伏した呪術師であれば「肩代わり」することが可能です。

例えば宿儺は、自身の頭上に「法陣」を出現させ、一定時間戦闘を繰り広げることにより、万(よろず)の液体金属への”適応”を魔虚羅に授けました。

また、”適応”の肩代わりは、共生する魂に行わせることも可能である様子。

(『呪術廻戦』230話芥見下々 / 集英社)

両面宿儺は、伏黒恵に「法陣」を与え、五条悟の「無量空処」を喰らわせ続けることにより、”適応”を誘発しました。

なお、「肩代わり」することができるのは、あくまで”適応”の過程である様子。

宿儺本人が”適応”の恩恵を受けることはできないようです。

魔虚羅に勝つためには

これまでに述べたように、魔虚羅はあらゆる事象に対して”適応”する能力を持っています。

ゆえに、魔虚羅を破るためには、”適応”前の初見の技にて一撃で屠る必要があるようです。

渋谷事変における宿儺は、領域「伏魔御廚子」によって絶え間ない斬撃を浴びせることで、魔虚羅に勝利を収めています。

退魔の剣

(『呪術廻戦』 219話芥見下々 / 集英社)

魔虚羅が右腕に装着している剣は、宿儺曰く「退魔の剣」。

正のエネルギーを纏っていることから、対呪霊に特化した武器です。

魔虚羅の身体能力によって繰り出される一振りは、呪霊を一撃で消し飛ばすほどの威力。

なお、最新話時点で「退魔の剣」が呪霊に対して用いられたことは一度もありません。

【呪術廻戦】魔虚羅の使用者

禪院家の術師

慶長の時代、禪院家の術師と五条家の術師が「御前試合」を行うこととなりました。

禪院家の術師は、伏黒恵と同じ「十種影法術」を有しています。

一方の五条家側は、五条悟と同じ「無下限呪術」と「六眼」を有する術師です。

そんな世紀の一戦の結果は、両者死亡の相討ち。

どうやら禪院家の術師は、自身の死をも厭わず「魔虚羅」を顕現させたようです。

なお、この一件により、五条家と禪院家の間には蟠(わだかま)りが残ることとなりました。

伏黒恵

伏黒恵は、「渋谷事変」の巻き起こる渋谷にて、「魔虚羅」を顕現させました。

後述の宿儺のように調伏を行なっていなかった伏黒は、自身と相手の2名で「”調伏の儀”を始める」という、半ば裏技のような技術で「魔虚羅」の顕現に至っています。

なお、かつて御前試合で「魔虚羅」を出した術師も、伏黒と同様の手段を用いたようです。

それもそのはず、かつての「十種影法術」使いの中で、魔虚羅を調伏することができた術師は1人も存在していません。

両面宿儺

(『呪術廻戦』230話芥見下々 / 集英社)

両面宿儺は、「魔虚羅」を調伏した上で使用している唯一の人物です。

宿儺自身が「魔虚羅」よりも格上であるため、他2名のような「魔虚羅」の強さに依存した戦闘法はとっていません。

宿儺は、本記事にて上述した”適応”を利用するため、「魔虚羅」の調伏を行なったようです。

事実、万の領域「三重疾苦」や五条の領域「無量空処」への対抗手段として、魔虚羅の能力は大いに役立ちました。

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