『呪術廻戦』本誌231話のネタバレ予想記事です。これまでのストーリーを振り返りつつ、今後の展開を予想しています。
【呪術廻戦】230話までのネタバレ
呪術廻戦の概要
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
【呪術廻戦】本誌230話のネタバレ
以下は、『呪術廻戦』本誌230話「人外魔境新宿決戦⑧」のネタバレです。
適応の肩代わり
召喚された魔虚羅(まこら)の姿を見た冥冥は、「禪院家の虎の子か」と興味深そうな表情を浮かべていました。
一方の虎杖は、「無量空処にも適応したのか!?」と不安げな表情を浮かべます。
そんな折、両面宿儺は「反転術式」を使用し、傷ついた身体を治癒。
…その間、五条は思考を巡らせていました。
魔虚羅の能力は、「あらゆる事象への適応」。しかし、そんな魔虚羅の能力を持ってしても、1秒にも満たない時間で特定の事象に適応することはできないはずです。
また、魔虚羅に”適応”を促すにあたり、術者が”適応”対象の攻撃を肩代わりすることも可能なようですが、その目印たる”法陣”は宿儺の頭上に見られませんでした。
思考の末、五条悟が行き着いた答えは、”伏黒恵の魂”です。
……そう、宿儺は「伏魔御廚子」等を用いて自分自身を「無量空処」から守っていたものの、伏黒恵の魂は野晒しの状態を保っていたのです。
すなわち、伏黒恵は複数回にわたって「無量空処」の術式効果を受けており、現在は廃人に近い状態にまで追い込まれてしまっている様子。
宿儺らしい邪悪な戦法です。
領域展開
魔虚羅の顕現を解除した宿儺は、五条悟の領域「無量空処」を指して、「正直なところ厄介だと思っていてな」と本音を漏らしました。
ゆえに、領域内で「領域展延」を使用していない間は、術式「十種影法術」を使用し、伏黒恵に”適応”を肩代わりさせていたようです。
なお、肩代わりをおこなったのは「適応の過程」のみ。「無量空処」への”適応”を得たのは魔虚羅のみです。
だからこそ五条は、もう一度「領域展開」を行おうとしました。
……しかし、それは果たされません。五条悟の鼻から、多量の血が流れ出たのです。
これまで、「反転術式」による”焼き切れた術式の修復”を行っていた五条。
その方法とは、”呪力による脳の破壊と治癒”……機械で例えると「強制的な再起動」だったようです。
1度でも危険過ぎる方法を、4回にわたって繰り返していた五条。その結果、ついに脳が悲鳴をあげてしまったようです。
ゲームセット?
領域展開が不可となった五条を前に、「次 俺は領域を結界で閉じる」と述べた宿儺。
頭上には「法陣」が出現し、”無限”への適応の構えも見せました。
その後「じゃあな最強 俺がいない時代に生まれただけの 凡夫」と発した宿儺は、掌印を結びます。
万事休す……そう思われた刹那、宿儺の「伏魔御廚子」は展開された瞬間に爆発してしまいました。
その直後、宿儺の目、鼻から血が流れ出ます。
10秒にも満たない時間ではありつつも、「無量空処」の術式効果を直接受けていた宿儺。
その結果、彼の脳には領域展開が不可になるほどのダメージが刻まれていたようです。
互いに領域を欠いた状態となった宿儺と五条。
”最強”同士の戦いはまだ続きます!
231話へ続く。
【呪術廻戦】231話以降の展開予想・考察
無限への適応
前回(第230話)、既に「無量空処」に適応した状態の魔虚羅(まこら)を顕現させ、五条悟の領域を破壊した宿儺。
それを受けて、五条はもう一度「領域展開」を行おうとしたものの、脳の限界によって領域の使用が不可能になってしまいました。
一方の宿儺も、「無量空処」による脳へのダメージが深刻であり、領域「伏魔御廚子」を展開することができない様子。
互いに領域を失ったいま、戦いはどのように変わっていくのでしょうか。
これまでの宿儺
万(よろず)戦では、戦闘の序盤から法陣を出現させ、”適応の肩代わり”を行っていた宿儺。
一方の五条戦では、相手に自身の意図を悟らせないため、伏黒恵の魂に”肩代わり”を行わせていました。
それゆえに宿儺は、自身の頭上に法陣を浮かべておらず、領域に付与された術式と「領域展延」のみで戦闘を行っていたようです。
これからの戦い
さて、伏黒恵に”肩代わり”を行わせたことで、魔虚羅は”「無量空処」への適応”を果たしました。
次なる宿儺の狙いは、”無限への適応”です。
五条悟から一撃で破壊されてしまう可能性を恐れ、魔虚羅をすぐさま引っ込めた宿儺。
ここからの戦いでは、伏黒でも魔虚羅でもなく、”適応”を自身で引き受ける腹積りでしょう。
五条悟は、生得術式「無下限呪術」により、攻守に優れた戦闘を可能としている術師です。
一方で、そんな術式の”タネ”である「無限」に適応されてしまった場合……一躍ピンチに陥ることは、語るまでもなさそうです。
果たして”法陣の回転”は、どのような条件の下で行われるのでしょうか。
”適応”されてしまうのか、”適応”される前に倒すのか。
やるかやられるかの勝負は、まだまだ続きそうですね。
宿儺の術式
五条悟と両面宿儺の決戦が描かれている、「人外魔境新宿決戦」編。
激しい戦いを振り返ってみれば、両面宿儺は伏黒恵の「十種影法術」をフル活用して戦っています。
そして宿儺は、『呪術廻戦』第230話にて、「じゃあな最強 俺がいない時代に生まれただけの 凡夫」と吐き捨てていました。
しかし、1000年前に両者が相見えていたと仮定すると、「十種影法術」を持たない宿儺は、五条悟に敗れてしまっていたのではないででしょうか。
現在の宿儺は、”魔虚羅”の能力を使用して「無量空処」を完封する、言わば「十種影法術」ありきの作戦を頼りにしていました。
そして、新宿決戦の描写を見るに、宿儺は”魔虚羅”がいなければ敗れていたはずです。
あるいは、「十種影法術」を手に入れられなかった場合のため、他にも五条悟を屠る手段を有していたのでしょうか。
現時点で明かされている宿儺の術式は、「伏魔御廚子」に付与されている斬撃と、”フーガ”による炎のみ。
とても五条に勝てる術式であるようには思えません。
宿儺の絶対の自信を見るに、彼の生得術式には更なる秘密が隠されているのかもしれませんが、果たして……?
死滅回游まとめ
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(C)芥見 下々
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