【呪術廻戦】170話までのネタバレ
レジィと伏黒の一騎打ち
レシートや領収世を媒介に「契約を再現する」術式の使い手 レジィ。
「契約の再現」には、温泉旅館での滋養までもが含まれており、もはや何でもありの便利な術式です。
一方の伏黒は、手持ち式神の中で一番優秀であろう「玉犬・渾」を欠いており、レジィに対して決定打を放てずにいました。
そんな伏黒が選んだのは、「鵺」を用いた空中経由の逃走。
しかしレジィは、術式を用いてドローンを召喚し、伏黒を追いかけます。
逆転なるか
レジィがスクーターで追いかけてくる中、伏黒が逃げ場所として選んだのは、総合体育館でした。
罠を疑ったレジィは、先手を打ったうえで館内へ。
二台のトラックを体育館に突っ込ませ、伏黒の動きを制限したうえで攻撃を行い、着実に追い詰めていきます。
レジィの術式によって再現された物は”式神”のような側面を持っており、簡単な命令であれば与えることが出来るとのこと。
汎用性の高い術式を前に、伏黒は膝をついてしまいます。
――しかし、伏黒の反撃は、ここからでした。
逃げ込んだ先を閉じられた体育館に選んだのは、空間を自身の領域に転用するため。
伏黒が繰り出したのは、領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」。
レジィを結界へと閉じ込めることに成功し、反撃の狼煙が上がりました。
【呪術廻戦】171話以降の展開予想
領域「嵌合暗翳庭」の能力
これまでの発動シーン
伏黒が初めて領域「嵌合暗翳庭」を展開したのは、『呪術廻戦』8巻の「起首雷同」編です。未完成ながらも、術式の解釈を深めることで相手呪霊を翻弄し、見事戦闘に勝利して見せました。
二度目に用いられたのは、『呪術廻戦』13巻の「渋谷事変」編。
それも既に特級呪霊 陀艮が展開していた領域「蕩蘊平線(たううんへいせん)」に穴を空ける形での領域展開でした。
いずれも「領域」としての完成度や強度はまだまだ甘いながらも、特級相手に引けを取らない戦いぶりは流石の一言に尽きますね。
能力考察
現時点では、あまり明らかになっていない「嵌合暗翳庭」の全容。
『呪術廻戦』における「領域」とは、術式を必中とする空間であり、曖昧な表現をするのであれば、「嵌合暗翳庭」の能力=「十種影法術」の必中 です。
しかし、「十種影法術」とは、影を媒介に式神を召喚することが出来る術式。一体この術式のどの部分が”必中”になるのでしょうか。
一番あり得そうな例としては、陀艮の「蕩蘊平線」のようなパターンです。
「蕩蘊平線」は、領域内に存在する生命の源たる”海”から、無数の不可視の式神をけしかける、という能力を持っていました。
とすれば、伏黒の「嵌合暗翳庭」も、影に包まれた空間から無数の式神を召喚する、という能力である可能性は高そうです。
次回明かされるであろう「嵌合暗翳庭」の能力、果たしてどのようなものなのでしょうか。
レジィも領域を展開?
ここでは、伏黒の領域「嵌合暗翳庭」に囚われてしまったレジィが、どのような手段で身を守るのかを考察します。
そもそも、現在作中で明らかになっている”領域対策”は、下記の2パターンのみです。
①呪力で受ける
②自らも領域を展開する
③領域外に逃げる
それぞれのパターンは、伏黒の領域「嵌合暗翳庭」において、可能なのでしょうか。それぞれのパターンを考察してみます。
①呪力で受ける
「領域」に取り込まれた術師にとって一番ポピュラーな選択肢が、「呪力で受ける」です。
領域内では術者の術式が必中となるため、取り込まれた人物は②や③のような対応をとるか、攻撃を呪力で受ける他ありません。
レジィが「領域」を習得していない場合、この「呪力で受ける」以外に防御手段はないでしょう。
しかし、領域展開には、ゲーム表現で言う「ステータスバフ」も働くため、レジィの置かれている状況は窮地そのもの。
伏黒の生得術式「十種影法術」は手数がウリの術式ですから、「呪力で受ける」選択肢は難しそうです。
②自らも領域を展開する
領域展開への一番わかりやすい対抗手段は、やはりこれでしょう。
相手の生得術式が必中となる領域において、根本的に防ぐことが出来るのが「自らも領域を展開する」という方法です。
『呪術廻戦』2巻15話で初めて登場した「領域の押し合い」。
五条と漏瑚の間には明確な呪力差があったため、一瞬で押し合いが終了しました。
しかし、レジィと伏黒の間に莫大な呪力差があるとは(現時点では)考えられず、仮にレジィが「領域展開」を扱うことが出来たとしても、瞬時に「嵌合暗翳庭」を塗り替えることは不可能でしょう。
現実的な線としては、「簡易領域」という我慢の一手か、「領域」同士の押し合いのいずれかと考えられます。
もちろん、これはレジィが「簡易領域」か「領域展開」を習得していることを前提とした考察ですから、いずれの術も持ち合わせていなかった場合、①か③の対抗手段をとってくることでしょう。
③領域外に逃げる
「領域展開」への対策として、一番望み薄な選択肢が「領域外に逃げる」です。
基本的に「領域」は、閉じ込めることに特化した結界であり、易々と中から外へ逃げ果せるような術ではありません。
ただし、外からの介入――例えば、他者による結界の破壊や、他者による「領域展開」が行われた場合のみ、結界に穴が空き、「領域外に逃げる」という選択肢が現実的なものとなります。
具体的には、『呪術廻戦』4巻30話や13巻109話に結界に穴が空くシーンが描写されています。
また、特殊な例として、両面宿儺の「伏魔御廚子(ふくまみづし)」は、結界を降ろさずして展開されている生得領域であるため、理論的には逃げ切ることも可能です(絶え間なく浴びせられる斬撃への対抗手段があれば)。
話をレジィvs伏黒に戻します。
そもそも伏黒の「領域」は未完成であり、結界を閉じて相手を封じ込めることが出来ませんでした。
しかし、170話の伏黒は、”総合体育館”というあらかじめ閉じられた場所を転用することにより、「領域展開」を完成させます。
前述したように、「領域」の結界は閉じ込めることに特化していますから、伏黒が結界を閉じることに成功した以上、「逃げる」という選択肢は絶望的でしょう。
…とはいえ、レジィには協力者がいます。
針は死に、黄櫨は髙羽によって分断されてしまいましたが、まだ姿を見せていない協力者の介入があれば、伏黒の「領域」に穴が空くという展開もあり得るかもしれませんね。
このまま敗北か
伏黒の領域を前に、レジィが生き残る手段について考察しましたが、「このまま敗北する」という展開が可能性としては一番高いように思えます。
169話で伏黒が述べていたように、彼や虎杖にとって東京第1結界は用済みの地。
東京第2結界には鹿紫雲一という”大ボス”や、”天使”来栖華というキーパーソンが待っていますから、メタ的にも「東京第1結界」編の終わりは近いのではないかと予測します。
次回以降のレジィの生死や、伏黒の動向に注目ですね。
『呪術廻戦』本誌のネタバレ一覧
18巻以降 | ||||
---|---|---|---|---|
162話 | 163話 | 164話 | 165話 | 166話 |
167話 | 168話 | 169話 | 170話 | 171話 |
172話 | 173話 | 174話 | 175話 | 176話 |
177話 | 178話 | 179話 | 180話 | 181話 |
182話 | 183話 | 184話 | 185話 | 186話 |
187話 | 188話 | 189話 | 190話 | 191話 |
192話 | 193話 | 194話 | 195話 | 196話 |
197話 | 198話 | 199話 | 200話 | 201話 |
202話 | 203話 | 204話 | 205話 | 206話 |
207話 | 208話 | 209話 | 210話 | 211話 |
212話 | 213話 | 214話 | 215話 | 216話 |
217話 | 218話 | 219話 | 220話 | 221話 |
222話 | 223話 | 224話 | 225話 | 226話 |
227話 | 228話 | 229話 | 230話 | 231話 |
232話 | 233話 | 234話 | 235話 | 236話 |
237話 | 238話 | 239話 | 240話 |
漫画のネタバレ一覧
単行本 | ||||
---|---|---|---|---|
1巻 | 2巻 | 3巻 | 4巻 | 5巻 |
6巻 | 7巻 | 8巻 | 9巻 | 10巻 |
11巻 | 12巻 | 13巻 | 14巻 | 15巻 |
16巻 | 17巻 | 18巻 | 19巻 | 20巻 |
21巻 | 22巻 | |||
0巻 |
漫画版呪術廻戦を無料で見れる!
※アニメ呪術廻戦も見放題!
アニメ呪術廻戦全22話が配信中!U-NEXTでは無料トライアル登録をするだけで「無料」で見ることができます! 30日以内に解約すれば料金は一切かからない上に、U-NEXTで配信している漫画版も見放題なので、気軽に体験して無料でアニメを見ちゃいましょう。
(C)芥見 下々
※本記事で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。