【呪術廻戦】嵌合獣顎吐(あぎと)の全てを紹介｜能力を詳しく解説！鵺の「渾」？

『呪術廻戦』に登場する「嵌合獣顎吐」について解説・考察している記事です。顎吐のこれまでの活躍や、術式についての詳しい解説を記述しています。

【呪術廻戦】嵌合獣顎吐(あぎと)とは

(『呪術廻戦』233話芥見下々 / 集英社)

嵌合獣顎吐(かんごうじゅうあぎと)は、式神「鵺(ぬえ)」に複数の式神の力が注がれた状態の名称です。

「玉犬『白』」の力が注がれた「玉犬『黒』」が「玉犬『渾』」となるように、顎吐も「鵺『渾』」と言い換えることができます。

今回の記事では、そんな顎吐の強さや能力について詳しくご紹介していきます。

「嵌合獣顎吐」は、合計3体の式神を継承している「鵺」です。

素体が「鵺」であることから、(作中では描かれたなかったものの)帯電能力や飛行能力も有しているのではないかと予想されます。

以下からは、「鵺」に継承された3体の式神の能力を見ていきましょう。

トップバッターは式神「大蛇(オロチ)」です。

「大蛇」とは、「鵺」同様に伏黒恵も使用していた式神であり、その名の通り巨大な蛇の姿を持っています。

「顎吐」は、尻尾の部分に「大蛇」の特徴を有しており、そんな尻尾による攻撃も積極使用していました。

なお、特殊な”能力”の使用(※)は特に確認されていません。
※「満象」で言うところの”水”や「円鹿」で言うところの”回復”など。

(『呪術廻戦』218話芥見下々 / 集英社)

「円鹿(まどか)」は、宿儺の万(よろず)戦が展開されている『呪術廻戦』第218話にて初登場した式神です。

その能力は、「反転術式」を用いた治癒。他者への能力行使の他、自身の再生を行うことも可能です。

具体的には、貫かれた腹や千切られた尻尾を瞬時に再生させて見せました。

すなわち、顎吐の敵対者はじわじわと削っていく戦闘法では勝ち目がなく、何らかの大技を用いて一撃で破壊する必要があるようです。

「虎葬(こそう)」は、『呪術廻戦』第234話で名前のみ登場した式神です。

能力自体は判明しておらず、どのような特徴の式神であるかは謎となっています。

ちなみに、生得術式「十種影法術」で使役することのできる10種類の式神は、「虎葬」の登場をもって全10体が判明しました。

以下に10体の式神をまとめています。

1.玉犬(黒・白)
2.鵺
3.大蛇
4.蝦蟇
5.脱兎
6.満象
7.八握剣異戒神将魔虚羅
8.円鹿
9.貫牛
10.虎葬
EX1.玉犬・渾 (＝玉犬「黒」に玉犬「白」を継承)
EX2.不知井底 (=鵺＋蝦蟇の拡張術式)
EX3.嵌合獣顎吐 (=「鵺」に「大蛇」「円鹿」「虎葬」を継承)

「嵌合獣顎吐」は、作中においては宿儺が初めて顕現させた式神です(後述)。

伏黒恵は「円鹿」と「虎葬」の調伏を(おそらく)済ませておらず、それゆえに顎吐を顕現させるスタートラインにすら立っていませんでした。

一方で、禪院家の「歴代『十種影法術』使い」であれば、少なくとも1名は顎吐を召喚した術師が存在していてもおかしくはないでしょう。

(『呪術廻戦』233話芥見下々 / 集英社)

「嵌合獣顎吐」を作中で初めて顕現させたのは、”呪いの王”にして”史上最強の呪術師”として名高い両面宿儺です。

魔虚羅と同程度の上背を持ち、並び立つだけで様になっていた顎吐。

その実、(五条曰く)魔虚羅とは個体能力が釣り合っておらず、比較的早期に退場してしまいました。