『呪術廻戦』本誌225話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。
【呪術廻戦】第225話のネタバレ
（呪術廻戦 芥見下々 / 集英社）類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
前回224話のおさらい
・五条悟と両面宿儺が対峙し、戦いを始める。
・宿儺は「領域展延」を用いて”無下限呪術”を中和する策をとる。
・周囲のビル群は、激しい戦いを前に崩落してしまう。
各キャラクターの現在状況はこちら！
【呪術廻戦】本誌225話のネタバレ
以下は、『呪術廻戦』本誌225話「人外魔境新宿決戦③」のネタバレです。
宿儺の領域展延
(『呪術廻戦』225話 芥見下々 / 集英社)五条悟と両面宿儺が繰り広げる決戦の様子は、冥冥のカラスによって配信されていました。
柱に取り付けられた大量のモニターにより、高専サイドの術師らは固唾を飲んで見守ります。
五条悟の”無下限呪術”を中和するため、「領域展延」を用いているという宿儺。
展延は、渋谷にて漏瑚と花御が用いていた技術であり、生得術式との併用が不可というデメリットこそあるものの、五条対策としては有効です。
また、”シン・陰流”の使い手である日下部は、「領域展延」を「簡易領域をさらに練り上げた感じ」と表現。
その直後「できますか？展延……」と問われた日下部ですが、「できるわけねーだろ」と返答しました。
並の術師では、とても真似のできない芸当のようです。
なお、天才的な呪術センスを有する日車は、心中で「感覚としては理解できる……」としています。
領域展開
宿儺の「領域展延」について盛り上がっていた場は、三輪霞の「なんで宿儺は領域を展開しないんですか？」という一言により、「領域展開」の話題へと移りました。
星綺羅羅が”結果次第で勝負がついてしまう”とツッコミを入れるも、三輪は「ついていいじゃないですか…」と返答。
領域の必中効果は、五条悟曰く”無下限呪術”によるバリアも貫通してしまいます。
そして、その場の話題は”領域の押し合い”へと変わります。
羂索の領域「胎蔵遍野」を目撃している脹相は、宿儺が”結界を閉じずに生得領域を具現化できる”可能性について指摘。
しかし、日下部、鹿紫雲、秤、乙骨の4名は、「ありえない」と返答しました。
”結界を閉じずに生得領域を展開する”という行為は、「器もなしに水を貯める」「キャンバスを使わずに空に絵を描く」などの芸当と同じく、”不可能”であるという認識が一般的なようです。
一方で、「羂索はやってのけたぞ」と自身の経験から語る脹相。
「領域展開」が二者によって展開された場合、冥冥曰く「最終的に結界の外殻の押し合いになる」とのこと。
すなわち、”結界の外殻”を持たない宿儺や羂索の領域は、”押し合い”の概念が通用しないということになります。
ここで猪野が、呪力消費量を理由に二者が「領域展開」を使用しないのではないか、と考察しました。
しかし、”六眼”を有することにより、五条悟は基本的に「呪力切れ」を起こしません。
また宿儺も、乙骨が「直感で倍以上ある」と表現するほどの呪力総量を有しています。
つまり、2人が領域を展開しない理由は、呪力とは関係のないところにありそうです。
戦いの行方を巡って話し込む高専サイド。
ここで、戦いの様子を見ていた日車が、「おい……来るぞ」と声をかけました。
領域対決
(『呪術廻戦』225話 芥見下々 / 集英社)五条悟と両面宿儺は、それぞれの掌印を結び、領域を展開します。
五条悟の「無量空処」と両面宿儺の「伏魔御廚子」。
結界内では、二者の領域による「必中命令」が重複し、打ち消し合う形で場が硬直していました。
しかし、それは「結界内」での事実。
宿儺の「伏魔御廚子」は最大効果範囲が半径200mに及び、五条の結界の外側でも必中の術式が作用しています。
結界の外側からの必中術式によって攻撃を受けた「無量空処」は、無惨にも破壊されてしまいました。
(『呪術廻戦』225話 芥見下々 / 集英社)領域を失った五条の首には、宿儺の「伏魔御廚子」による必中の斬撃が炸裂し……？
225話へ続く。
【呪術廻戦】第225話の考察と感想
観戦する一行
五条悟と両面宿儺の戦いは、術式「黒鳥操術」を持つ冥冥により、モニターで放映されていました。
固唾を飲んで見守るのは、鹿紫雲や日車などを含む高専サイドの術師たち。
それぞれは”呪術”談義を繰り広げつつ、”最強”同士の激突の目撃者となっていました。
予測不可能な戦いが展開される五条と宿儺の戦い。
一行が目撃するのは、どちらの”最強”の勝利となるのでしょうか。
窮地の五条悟
邪悪な笑みを浮かべると共に、五条の領域「無量空処」を見事に解体してみせた宿儺。
『呪術廻戦』世界における常識と照らし合わせると、領域展開後は術式が焼き切れて使用困難となります。
つまり、”無下限呪術”によって「伏魔御廚子」の範囲外に逃れるという選択肢は存在しません。
宿儺の「伏魔御廚子」は、効果範囲内の対象に「解」と「捌」の2種の斬撃を絶え間なく浴びせる領域。
止まらない凶刃が、五条の身体を襲い続けます。
反転術式ではとても追い付かないであろう斬撃の数々を前に、五条はどのような抵抗を見せるのでしょうか。
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以下は225話が出る前の予想内容となります。
【呪術廻戦】225話以降の展開予想・考察
続く激戦
「人外魔境新宿決戦」と銘打って始まった、”現代最強の術師”五条悟と、”史上最強の術師”両面宿儺の2名による戦闘。
『呪術廻戦』第224話で描かれた最初の激突では、「まずは小手調べ」と言わんばかりの涼しげな表情で、2人は都会の街並みを破壊してしまいます。
最強同士の戦いに相応しい規模で繰り広げられる呪術戦は、もはや他の術師が踏み入ることすら許されない神域です。
戦いの行方
現時点の宿儺は、元来の生得術式である「御厨子」のみを用いて戦っています。
近接戦闘では、呪力を纏うかのような描写が見られたことから、「渋谷事変」で漏瑚や花御が用いていた「領域展延」を使用しているのでしょう。
さて、そんな宿儺には、まだ「十種影法術」というカードが残されています。
伏黒が用いていなかった「円鹿」や「貫牛」に加え、”最強の式神”「魔虚羅」すらも手中に収めている宿儺。
今後の戦いで「十種影法術」が用いられることは、まず間違いないとみて良いでしょう。
なぜ領域を使わないのか
”呪術戦の極致”として喩えられる「領域展開」。
五条と宿儺はいずれも「領域」を作中で使用しており、カードとして有していることは確定しています。
しかし、2人が「領域展開」を行う様子はありません。なぜ”必殺技”たる「領域」を即座に使用しないのでしょうか。
理由として考えられるのは、”まだ探り合いの段階であるから”です。
互いに”最強”クラスの術師である2人。いずれかが「領域」を展開すれば、押し合いに勝った方の勝利が確定し、即座に戦いは終わってしまいます。
また、相手側の何らかの対策によって「領域」が不発に終わった場合、生得術式が焼き切れ、戦いが終わりに近付いてしまうことでしょう。
このような理由から、ひとまず探り合いを続けた上で、押し合いに勝てるだけの根拠を見つけた段階で「領域」を展開するのではないでしょうか。
連載終了に向けた今後の展開
『呪術廻戦』は年内に終わる？
さらに、#ジャンプフェスタ スーパーステージ内で発表された、会場の皆さんへの芥見先生からのコメントも掲載いたします。これからも引き続き #呪術廻戦 をよろしくお願いします！ pic.twitter.com/IqcZL0piYW
— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) December 17, 2022
『呪術廻戦』作者の芥見下々先生は、2022年のジャンプフェスタににて、2023年内で作品が終了すると取れるコメントを寄稿していました。
コメント発表当時は、多作品を引き合いに、まだまだ作品は続くであろうという声も多かった『呪術廻戦』。
しかし、ここ最近で描かれている”羂索の天元奪取”、”両面宿儺の伏黒恵への受肉”、”五条悟の復活”などの怒涛の展開を思えば、本当に年内に終了してしまってもおかしくはなさそうです。
芥見先生が年内終了を念頭に構想を練っている場合、今後はどのような展開が待ち受けているのでしょうか。
虎杖の術式覚醒や、依然として生死不明の釘崎野薔薇、鹿紫雲一の”宿儺との戦い”という宿願、死滅回游終了を狙う羂索の動向など、まだまだ描かれていない要素は複数存在しています。
乙骨や秤、真希の活躍もまだ描かれると考えると……本当に作品は1年以内で終わるのでしょうか。
是非とも『呪術廻戦』には連載を続けてほしいところですね。
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(C)芥見 下々
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