アニメ『呪術廻戦』2期 第33話のネタバレ記事です。本編の内容をご紹介しつつ、感想や考察を述べています。
アニメ『呪術廻戦』の概要
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!
【本誌】各キャラクターの現在状況はこちら!
アニメ『呪術廻戦』前回の振り返り
現在の状況
渋谷ヒカリエに到着した五条悟は、現在の状況を把握。
外側と同じく、地下には非術師を閉じ込める”帷”が降りているようです。
相手の”狙い”を概ね理解した五条は、敢えてその”狙い”に乗ることに。
一方その頃、港区の青山霊園では、虎杖悠仁、冥冥、憂憂の3名の姿がありました。
冥冥の弟である憂憂は、荷物持ちの他、周辺の世話を担当している様子。
そして3名は、明治神宮前駅に向かうことに。
それぞれの場所で、状況が動き始めます。
今後の動き
場所は戻って渋谷。
東京メトロ渋谷駅は地下5階、新都心線のホームに五条悟が舞い降りました。
そこで待っていたのは、特級呪霊の漏瑚と花御、受肉体の脹相の3体です。
一方その頃、東京メトロの明治神宮前駅では、補助監督から現在の状況を共有される冥冥班の姿がありました。
補助監督曰く、2種類下ろされた”帷”と”帷”の間には、真人の「無為転変」による改造人間の姿が見られる様子。
それを知った虎杖は、表情を強張らせます。
状況の共有を受けた冥冥は、烏を用いた索敵を開始。
冥冥曰く、地下1階と地下2階の間に”敵”がいるとのこと。冥冥と虎杖は、ひとまず戦力を分断した上で、敵を倒しつつ地下4階を目指します。
バッタの呪い
地下へ降りた虎杖は、人間を捕食する呪霊”蝗GUY”の姿を確認しました。
その呪霊は拙いながらも人語を介しており、虎杖とのコミュニケーションをほぼ円滑に進めていきます。
ここで虎杖は、蝗GUYの背後にネジのような物体を発見。
蝗GUYの「”帷”を守ってる」という発言から、そのネジが”帷”のタネではないかと予想しました。
そして二者は、戦いを開始。
”バッタの呪い”たる蝗GUYは強力であり、激しい近接戦闘が繰り広げられます。
ギャグ寄りのやり取りを繰り広げつつも、拳の撃ち合いを続ける二者。
腕の数が異なるにもかかわらず、戦いをリードしているのは虎杖の方でした。
……そして。
蝗GUYとの戦いを制したのは、虎杖悠仁でした。
虎杖は、先ほどのネジ……「嘱託式の”帷”」を破壊。これにより、1枚の”帷”があがりました。
”帷”が上がったことを察知した真人は、「腕の良い術師が来てるね」と一言。
領域展延
蝗GUYを倒した後、虎杖は冥冥・憂憂と合流。
そこに真人の姿はなく、ホームには人が1人座っているのみでした。
一方その頃、東京メトロ渋谷駅。
五条の頭上の吹き抜けには、花御の”木の根”によってバリケードが張られます。
……その直後。
ホームに設けられていた転落防止用のドアが解錠されるとともに、大量の非術師がホームに落下。
漏瑚、花御、脹相の3者は、非術師を巻き込みつつ五条への攻撃を狙います。
一方の五条は、周囲の人間を巻き込む恐れがあるため、術式「無下限呪術」をフルに使用することはできません。
そして漏瑚、花御は、「領域展延」を使用。
「領域展延」とは、「領域」によって自身を包むことにより、対象の術式を中和することができる技術です。
すなわち、「領域展延」を用いることで、その人物は五条悟の「無下限呪術」による”不可侵”を突破することができます。
様々な作戦を立てた上で、五条悟に挑んだ漏瑚と花御。
それを受けた五条は、「この程度で僕に勝てると思った脳みそに驚いたって言ってんだよ」と発します。
依然として余裕十分の五条。
戦いの行方はーー?
前回の記事はこちら!
渋谷事変の放送はどこまで?
アニメ『呪術廻戦』第33話のネタバレ
以下は、アニメ『呪術廻戦』第33話「渋谷事変-開門-」のネタバレです。
1.五条悟とは
アニメ『呪術廻戦』第33話の冒頭。
描かれたのは、原作『呪術廻戦』10巻の巻末おまけページでも掲載された、「アナタにとって五条悟とは?」という質問への高専関係者らの回答です。
虎杖は「先生」。
伏黒は「恩人」。
釘崎は「そこまで知らない」。
真希、狗巻、パンダは「バカ」。
七海は「軽薄 個人主義」。
そして、東堂の「言うまでもなく」と言う言葉を合図に、虎杖は「最強」と返しました。
2.花御の最期
OP楽曲が開けると、五条悟は「そこの雑草」と花御を呼びつけ、「まずはオマエから祓う」と宣言しました。
五条の挑発を受け、花御と漏瑚は「領域展延」を用いつつ攻撃を開始します。
一方の五条は、意図して生得術式「無下限呪術」による”不可侵”を解除。あえて漏瑚に触れることで、その腕をもぎ取って見せました。
精緻なコントロールを要する「無下限呪術」を使用せず、呪力操作のみの攻めに転じた五条悟。
それを見抜いた花御は、「領域展延」を解除し、自らの生得術式を解禁(※)しました。
※「領域展延」使用中は生得術式を使用できない。
そんな花御の姿を見た漏瑚は、「展延を解くな!! 花御!!」と叫びます。
漏瑚の叫びを合図に、五条は花御へと狙いをシフト。
一瞬にして花御との距離を詰めた五条は、相手の目から生えた木を引き抜いて見せました。
さらに五条は、このタイミングで「無下限呪術」を再度使用。
術式を強く保つことで花御を壁に押し付け、そのまま相手を圧殺しました。
3.封印の条件
場面が変わり、夏油を含む真人一派は、麻雀に興じていました。
夏油曰く、特級呪物「獄門疆」は、”生きた結界”源信の成れの果て。
「獄門疆」に封印できないものはないようです。
一方で、「獄門疆」で対象を封印するためには、”条件”をクリアする必要があります。
その条件とは、「獄門疆」の開門後、有効範囲(=半径4メートルほど)に対象を1分間止まらせること。
……それを聞いた漏瑚は、「無理難題」と称して怒りを露わにします。
しかし、夏油は「大丈夫」と一言。どうやら「1分」とは、現実時間における1分とは異なるようです。
4.改造人間の到着
花御が祓われた後、漏瑚と脹相は付かず離れずのヒットアンドアウェイに徹していました。
2名の敵が民衆越しに攻撃を行なってくることから、心の中で「ごめん 全員は助けられない」と詫びた五条悟。
同時に、「その代わり絶対祓ってやる」と強い決心を露わにしていました。
一方その頃、場面は変わって冥冥班。
虎杖は、様子のおかしい女性に声をかけました。
その女性曰く、「みんな」が電車に乗り、明治神宮前駅を出発したとのこと。
先にあるのは……五条のいる渋谷駅です。
場面は戻って、渋谷駅。
ホームの一般人達は、歪な状況から逃れられるため、電車の到着に歓喜していました。
……しかし、電車に乗っていたのは、大量の改造人間です。
堰(せき)を切ったようにパニックに陥ったその場。電車の中からは、元気一杯の真人が降りてきました。
渋谷駅地下5階は、更なる混乱の渦へと陥ります。
5.領域展開
非術師を巻き込みつつ、相変わらずヒットアンドアウェイに徹する漏瑚、真人、脹相。
漏瑚は、五条悟が虎杖悠仁とは異なり、ある程度の”冷酷さ”を持ち合わせていることを知っていました。
”冷酷さ”とは、ある程度の”呪霊による被害”を想定しているからです。
ここで漏瑚は、五条が”五条自身による被害”を想定していないと仮定。
ゆえに、現在の混沌とした状況下で、五条悟が非術師を巻き込んでまで「無量空処」を使うことはない……と確信しているようです。
五条の精神をすり減らすため、「迷え!! 集中するのだ!!」と心の中で叫ぶ漏瑚。
……しかし。
そんな予想に反して、五条悟は掌印を結びました。
領域展開「無量空処」
五条悟が行なったのは、0.2秒の領域展開。
その場の全員が立ったまま気絶したことにより、五条悟は改造人間らの処理を開始します。
そして、299秒後。五条悟は、1000体もの改造人間の処理を終えました。
6.開門
疲れの色が浮かび、息を切らしている五条。
そんな状況下で放たれたのが、「獄門疆」でした。
夏油傑の「開門」の合図により、歪な姿を露わにした「獄門疆」。
すぐにその場から離れようとした五条でしたが……ここで現れたのが、夏油傑です。
「六眼」により、目の前の夏油が”偽物”や”変身の術式”ではないことを理解した五条悟。
その直後、脳内には3年間の青春の日々が駆け巡ります。
……「獄門疆」の封印条件は、対象の脳内時間で1分が経過すること。
「目の前に立つ、かつて手にかけた親友」と言う情報を処理するため、五条の脳内では1分などとうに過ぎ去っていました。
そして。
「獄門疆」が五条の体内から生え、”封印”は完了してしまいます。
”詰み”を察した五条は、「誰だよオマエ」と一言。
肉体に呪力……。「六眼」は、目の前の人物を「夏油傑」であると判別するための情報を捉えていました。
しかし五条は、「俺の魂がそれを否定してんだよ」と声を荒げます。
……その直後、夏油傑は頭を開き、脳を開示。やはり彼は夏油本人ではなく、「脳の入れ替えによって肉体を転々とする術式」によって夏油を乗っ取っていた別人のようです。
場面は変わり、冥冥班。
虎杖の耳に”メカ丸”らしき機械が装着されると同時に、「五条悟が封印された」と述べて……?
第34話へ続く。
アニメ『呪術廻戦』第33話|感想と考察
原作のどこからどこまで?
アニメ『呪術廻戦』第33話では、単行本10巻の第84話最終ページから単行本11巻の第90話までの内容が描かれました。
なお、間の第86、87話は前回で既に描かれているため、実質的には原作(約)4話分が描かれたことになるます。
かなり好ペースで進んでいるアニメ版の「渋谷事変」。
以下の記事では、アニメ『呪術廻戦』第2期がどこまで進行するかを予想していますので、ぜひ併せてご覧ください。
アニメオリジナル要素
今回のアニメ『呪術廻戦』では、原作版のおまけページが冒頭のシーンに採用されていました。
五条悟が「最強」であることを改めて示した、今回の試み。
「獄門疆」による封印のシーンと同時に上述のシーンを持ってくるとは、さすが『呪術廻戦』のアニメといったところでしょうか。
遊ぶ呪霊たち
今回のアニメ『呪術廻戦』第33話では、夏油傑と呪霊達が麻雀を打つ様子が描かれていました。
また、別の回(第1期の起首雷同編)では、「人生ゲーム」に興じる様子も描かれていた真人一派。
これらは、単純に”親睦を深めるため”の遊びではなく、”呪術を学ぶ”と言う意義があることが明らかになっています。
呪術……特に個々人が有する「生得術式」は、様々な”ルール”を他者に強制することができる能力です。
したがって、人間の営みを知れば知るほど、未知の「術式」を既知とすることができます。
彼らの”遊び”には、そのような意図が存在したのです。
領域展延について
前回のアニメ『呪術廻戦』第32話でも登場した、「領域展延」と言う技術。
「領域展延」とは、”水”のように「領域」で自身を包むことにより、対象の生得術式を中和することができる技術です。
なお、「領域展延」の使用中は生得術式を使用することができず、体術や呪力操作のみで戦う必要が発生します。
花御と漏瑚は、「領域展延」を使用したことによって五条悟の”不可侵”を中和し、突破することが可能となりました。
一方の五条は、展延によって突破されてしまうことから、生得術式「無下限呪術」を解除。
なお、これには「領域展延」を解除される意図も存在しており、花御は見事に術中にハマってしまいました。
五条悟の術式だけに頼らない”強さ”が示されたシーンでしたね。
『呪術廻戦』本誌のネタバレ一覧
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