【チェンソーマン】14巻「ペンギンが見たい!」の概要
14巻のあらすじ
(『チェンソーマン』 14巻 藤本タツキ / 集英社)チェンソーマンだとバレたくて仕方がないデンジ。その欲求は、監視を続ける吉田をものともせず…!? 一方、負傷したユウコの見舞いに訪れたアサ。仲を深める2人は、”秘密”を告白し合うことになるが!? 悪魔が来たりて、少女たちの友情は地獄絵図と化す!!
単行本14巻「ペンギンが見たい!」の要約
・アサとデンジが水族館デートを決行。
・永遠の悪魔の力で水族館からの脱出が不可能に。
・水族館では偶然デビルハンター部の面々と吉田ヒロフミと出会う。
・アサの機転で水族館を脱出。
・デンジ宅で改めてデートを実施。ナユタが帰宅し、デンジとアサは縁を切ることに。
・吉田と飢餓の悪魔がカフェで話し込む。
・アサの前に根源的恐怖の名を持つ悪魔が現れた。
収録話は113話〜122話話
『チェンソーマン』14巻には、113話から122話の計10話が収録されています。
収録話一覧
- 113話「ペンギンが見たい!」
- 114話「エンドレス水族館」
- 115話「今時の高校生」
- 116話「ヒトデの味」
- 117話「ペンギンと武器」
- 118話「別れの挨拶」
- 119話「泥棒」
- 120話「トライアングル」
- 121話「幸福論」
- 122話「大予言」
各キャラクターの現在状況
【チェンソーマン】14巻のネタバレ
113話「ペンギンが見たい!」
デンジとのデートを取り付けたアサは、田無水族館を舞台に選びました。
前日までに図書館で得た知識を使い、水槽の前で延々とイソギンチャクやヒトデの解説を繰り広げるアサ。
デンジは「ペンギンが見たい」旨を伝えますが、アサは耳を貸さず、ひたすらに知識を披露し続けます。
アサのデートプランに疲弊してしまったデンジは、遂に愛想を尽かし、別行動を取り始めました。
(『チェンソーマン』 113話 藤本タツキ / 集英社)そんな折、アサの前に飢餓の悪魔を名乗る人物が現れて……。
114話「エンドレス水族館」
飢餓の悪魔の策により、”永遠”の中に閉じ込められてしまったアサとデンジ。
そこには部長の伊勢海ハルカ率いるデビルハンター部の3人と、吉田ヒロフミも居合わせており、水族館脱出のために協力することになりました。
デビルハンター部には、東山コベニの弟と思しき人物の姿もあります。
その後、ひとまず食糧や水を確保した一行。
非常時の集団行動の最中、協調性のなさが浮き彫りになったアサですが、携帯電話を持っていたことにより、一躍”ヒーロー”になるチャンスを得ました。
(『チェンソーマン』 114話 藤本タツキ / 集英社)アサが外に向かって連絡を試みたその時、”大事なところで転ける”特性が発揮されてしまい……。
115話「今時の高校生」
転倒の末に携帯電話を壊し、伊勢海ハルカに呆れられてしまったアサ。
無気力状態となった彼女は、寝転んで天井を見上げていました。
そんなアサに対して、携帯電話を壊したことをほじくり返す伊勢海。
アサは、伊勢海に「チェンソーマンなら何とかしてくださいよ」と言い返しますが、彼の胸のスターターは手術によって取り付けられた偽物でした。
(『チェンソーマン』 115話 藤本タツキ / 集英社)伊勢海ハルカは単なるチェンソーマンのファンであり、なんの力も持っていなかったのです。
手詰まりとなった一行。さらに落ち込んでしまったアサの元には、ヒトデを持ったデンジが現れました。
116話「ヒトデの味」
アサの解説を聞いていたデンジは、ヒトデが食べられることを理解しているようです。
毒抜きのためにヒトデを加熱しつつ、言葉を交わす2人。
アサは、デンジが同居人(＝ナユタ)のために金を貯めていることを知り、デンジへの認識を改めます。
話している内にヒトデが茹で上がり、2人は早速実食することに。
デンジはヒトデを「不味いウニ」と言い表し、一方のアサは特に感想を述べずに黙々と食べ進めます。
食べ終えると、「足りない」とだけ発したアサは、デンジが作った干し魚にチャレンジ。
(『チェンソーマン』 116話 藤本タツキ / 集英社)魚が苦手なアサは、嘔吐しそうになりつつも干し魚を食べ続け、デンジを楽しませました。
デンジの「面白い」と言う感想を受け、ネガティブモードから平常運転に戻った様子のアサ。
ここで、アサの脳には水族館から出る方法が思い浮かんで……？
117話「ペンギンと武器」
デンジと共に駆け回り、必死で落ちている金を集めたアサ。
(『チェンソーマン』 117話 藤本タツキ / 集英社)金額が100万円に達した時、アサは水族館を「買った」と認識し、武器「水族館槍(アクアリウムスピア)」を生成しました。
アサの機転により、晴れて水族館が武器となり、一行は水族館外へ。
そしてその場には、永遠の悪魔が現れました。
永遠の悪魔は、この状況を作り出したアサに攻撃を仕掛けますが、それは吉田ヒロフミが阻止。
その後、アサはヨルと入れ替わり、水族館槍の一撃で永遠の悪魔を屠りました。
118話「別れの挨拶」
水族館での一件の後、デンジに送られて自宅へと帰ったアサ。
(『チェンソーマン』 118話 藤本タツキ / 集英社)そんな折、ふとヨルがアサの体の主導権を奪い、デンジに触れて「デンジ脊髄剣」と発しました。
武器化してしまうかに思われたデンジ。しかし、彼の体にはなんら異変が起こらず、「デンジ脊髄剣…？」と不思議そうな表情を浮かべています。
武器化しないデンジに対し、何度か「デンジ脊髄剣！」と繰り返すヨル。
しかし、結果は変わらず、遂にはデンジに「アサ脊髄剣！」とやり返されてしまいました。
デンジは「さよならに変わる良い挨拶だな!」と述べ、爽やかにその場を去って行きます。
この出来事によってアサは、デンジが武器化しなかったことに安堵した反面、”武器化しない＝デンジが自身のことを好いていない”と結びつけ、怒り始めてしまいました。
119話「泥棒」
(『チェンソーマン』 119話 藤本タツキ / 集英社)次なるデートとして、デンジの家に訪れたアサ。
デンジからは「俺ん家以外のドアは開けちゃダメ」「冷蔵庫は開けちゃダメ」「同居人の前でイチャイチャしない」の3つのルールが提示されます。
アサは、特に3つ目のルールについて「するわけないじゃん…！」と反発。
しかし、突如アサの体の主導権を奪ったヨルが、デンジにキスしました。
そんな折、デンジの同居人のナユタが帰宅して……？
120話「トライアングル」
(『チェンソーマン』 120話 藤本タツキ / 集英社)ナユタの鎖が頭部を貫通したヨルは、なんと犬になってしまいました。
人間の姿のまま、犬として生き始めたヨル。
その光景を見たナユタは、「ギャハハハハ!!」と楽しそうに笑います。
支配の悪魔の力は健在のようです。
(『チェンソーマン』 120話 藤本タツキ / 集英社)そしてナユタは、犬となったヨルを元に戻す条件として、「毎日私にアイスを食べさせる事」と「コイツとはもう仲良くしない事」の2つを提示。
さらにナユタは、「デンジが遊びの約束をすっぽかしちゃった」と言う具合に記憶を操作するとも言い出しました。
ナユタの押しに負けたデンジは、渋々条件を受け入れました。
121話「幸福論」
傷心のアサに話しかけた吉田ヒロフミは、アサを生徒会室へと連れ出し、コーヒーを出しました。
アサは、吉田が自身に気があるのではないかと勘違いし、頬を紅潮させつつ応対します。
そして軽い雑談を繰り広げたのち、「キミにずっと言いたい事があったんだ」と本題に切り込もうとした吉田。
(『チェンソーマン』 121話 藤本タツキ / 集英社)アサは「告白」を想定したようですが、吉田から放たれたのは「もうデンジ君と関わるのはやめてほしいんだ」と言葉でした。
言い終えた吉田は、なんと即座に退室。アサにもやもやした感情を植え付けた後、その場から消えてしまいました。
あからさまに落ち込みつつ帰路に着くアサ。そんな彼女の前に、未知なる悪魔が現れようとしていて……？
122話「大予言」
(『チェンソーマン』 122話 藤本タツキ / 集英社)第122話冒頭、飢餓の悪魔(キガ)がカフェで吉田と同卓に着いていました。
6種類のスイーツを5つずつ注文するなど、開幕からキガが底知れぬ胃袋の持ち主であることが示唆されます。
そんなキガの振る舞いをチクリと刺しつつ、吉田は本題に入りました。
公安デビルハンターとして飢餓の悪魔を呼び出した吉田は、「ノストラダムスの大予言」についての情報を聞き出したい様子。
単なる都市伝説として巷で流行っているこの噂は、「1999年7月に恐怖の大魔王が降りてくる」と言う予言を元にしています。
公安は、30人の囚人を用いて行った実験により、この”予言”が事実であると確信。
そして吉田は、裏で関わっているであろうキガから情報収集する役目を任されたようです。
(『チェンソーマン』 122話 藤本タツキ / 集英社)キガは、東区玉野集合団地に「根源的恐怖の名を持つ悪魔」が登場したと語って……？
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【チェンソーマン】単行本13巻の感想・考察
表紙のキガ
吉田ヒロフミやデンジ、三鷹アサにナユタと、様々なキャラクターが表紙候補として挙がっていた14巻。
そんな中、実際に『チェンソーマン』14巻の表紙を飾ったのは、飢餓の悪魔でした。
荘厳な雰囲気を纏い、小首を傾げて静かにこちらを見つめるキガ……めちゃくちゃ良いですよね。
度々登場はしているものの、まだまだ底の知れない人物ですから、今後の活躍に期待したいところです。
2体目の根源的恐怖の名を持つ悪魔
第14巻ラスト、第一部の闇の悪魔に続いて2体目となる「根源的恐怖の名を持つ悪魔」が登場しました。
ノストラダムスの大予言と関連し、世界を恐怖に陥れる刺客として放たれたその悪魔。
人のメンタルを追い込み、自死へと追い込む力を持つ彼女は、一体何の悪魔なのでしょうか。
気になる名前は続く『チェンソーマン』第123話にて明かされていますので、未読の方は是非チェックしてくださいね。
ノストラダムスの大予言編？
ユウコ編や永遠の悪魔編(第二部)が終わり、新編が始まった『チェンソーマン』。
吉田の口から出た「ノストラダムスの大予言」が、今回の中編の大きな芯となるのではないかと思われます。
そして、まず初めに舞い降りたのが、上述した「根源的恐怖の名を持つ悪魔」です。
吉田ヒロフミ、飢餓の悪魔、アサ、ヨル、そしてデンジとナユタ。
様々なキャラクターが掛け合いを繰り広げ、混沌渦巻く『チェンソーマン』第二部。
今後の物語がどう動いていくのか、コミックスと合わせて『少年ジャンプ＋』の最新話も要チェックですね！
第二部ネタバレ一覧
| 16巻以降 | ||||
| 133話 | 134話 | 135話 | 136話 | 137話 |
| 138話 | 139話 | 140話 | 141話 | 142話 |
| 143話 | 144話 | 145話 | ||
| 15巻 | ||||
| 123話 | 124話 | 125話 | 126話 | 127話 |
| 128話 | 129話 | 130話 | 131話 | 132話 |
| 14巻 | ||||
| 113話 | 114話 | 115話 | 116話 | 117話 |
| 118話 | 119話 | 120話 | 121話 | 122話 |
| 13巻 | ||||
| 104話 | 105話 | 106話 | 107話 | 108話 |
| 109話 | 110話 | 111話 | 112話 | |
| 12巻 | ||||
| 98話 | 99話 | 100話 | 101話 | 102話 |
| 103話 | ||||
本誌ネタバレ一覧
| 11巻 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 89話 | 90話 | 91話 | 92話 | 93話 |
| 94話 | 95話 | 96話 | 97話 | |
| 10巻 | ||||
| 80話 | 81話 | 82話 | 83話 | 84話 |
| 85話 | 86話 | 87話 | 88話 | |
| 9巻 | ||||
| 71話 | 72話 | 73話 | 74話 | 75話 |
| 76話 | 77話 | 78話 | 79話 | |
| 8巻 | ||||
| 62話 | 63話 | 64話 | 65話 | 66話 |
| 67話 | 68話 | 69話 | 70話 | |
| 7巻 | ||||
| 53話 | 54話 | 55話 | 56話 | 57話 |
| 58話 | 59話 | 60話 | 61話 | |
| 6巻 | ||||
| 44話 | 45話 | 46話 | 47話 | 48話 |
| 49話 | 50話 | 51話 | 52話 | |
| 5巻 | ||||
| 35話 | 36話 | 37話 | 38話 | 39話 |
| 40話 | 41話 | 42話 | 43話 | |
| 4巻 | ||||
| 26話 | 27話 | 28話 | 29話 | 30話 |
| 31話 | 32話 | 33話 | 34話 | |
| 3巻 | ||||
| 17話 | 18話 | 19話 | 20話 | 21話 |
| 22話 | 23話 | 24話 | 25話 | |
| 2巻 | ||||
| 8話 | 9話 | 10話 | 11話 | 12話 |
| 13話 | 14話 | 15話 | 16話 | |
| 1巻 | ||||
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | |||
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(C)藤本タツキ
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