【チェンソーマン第二部】105話のネタバレ考察｜ユウコ闇堕ち正義の悪魔と契約

『チェンソーマン』105話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。

【チェンソーマン第二部】概要

少年ジャンプ＋連載『チェンソーマン』第二部

（チェンソーマン藤本タツキ / 集英社）

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!!

悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

前回(104話)のあらすじ

・ヨルがかつてチェンソーマンとの戦いで敗北したことを明かす。
・吉田がデンジの彼女作りへの協力を申し出る。
・吉田の計らいでデンジとアサが出会う。
・デンジは自身こそがチェンソーマンだと豪語するも、アサに信じてもらえず、あろうことか幻滅されてしまう。

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各キャラクターの現在状況はコチラ！

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【チェンソーマン第二部】105話のネタバレ考察

【チェンソーマン第二部】105話「灼熱」

ヨルは馬鹿？

(『チェンソーマン』 105話藤本タツキ / 集英社)

屋上から去るアサに対し、「デンジってやつがチェンソーマンって言ってたぞ!?」と話しかけるヨル。

それに対しアサは「ヨルってちょっと馬鹿だよね」と返します。

デンジの言うことを間に受けてしまったヨルですが、一般的に考えると、話題のヒーローチェンソーマンが自分自身で正体を明かすはずがありません。

さらにデンジは、当初「チェンソーマンのファン」を自称しており、さらに制服の下にはチェンソーマンのシャツを着用。

誰がどう見てもチェンソーマンのファンボーイです。

ヨルの扱い方

放課後。

デビルハンター部入部のため、ヨルは悪魔を探すよう命じますが、アサはユウコのお見舞い行くことを理由に拒否します。

苛立ったヨルは、「やる気がないなら殺してもいいんだぞ!?」と言い放ちますが、それでもアサは動じません。

むしろ、「この学校に悪魔を呼べばチェンソーマン出てくるんじゃない!?」と述べ、ヨルを納得させたのです。

ヨルから”学校に悪魔を呼び寄せる方法”について問われたアサは、「私バカで思いつかないからヨルが考えてて」と丸投げ。

(『チェンソーマン』 105話藤本タツキ / 集英社)

見事にヨルを言いくるめ、ユウコのお見舞いへと向かい始めました。

正義

ユウコ宅に着くと、そこには椅子に座って日光浴をしている彼女の姿がありました。

アサもその隣に座りますが、2人の間にはしばらくの沈黙が訪れます。

沈黙に耐えかねたアサが「こういう時何話せばいいかわかんないんだけど」と話を振ると、2人はそれぞれの”秘密”について暴露することに。

アサが小学校時代の失敗談を語ると、大笑いした後に、自身の秘密を語り出したユウコ。

「私ね昨日人を殺したの」

まさかの発言に困惑を隠しきれない様子のアサ。

嘘を疑うも、ユウコは真剣な面持ちで「裏庭に死体あるから見る？」と言い放ちました。

ユウコは、秘密を共有したことを理由に、「親友になったよね」と歪な表情で語りかけます。

さらにユウコは、「私もアサちゃんの秘密…　絶対に言わないから!」と話し始めると、先生や委員長を殺したことや、ヨルの名前を口に出しました。

冷や汗を流し、驚くアサ。

(『チェンソーマン』 105話藤本タツキ / 集英社)

…なんとユウコは、正義の悪魔と契約してしまったようです。

契約の対価として、自分の正義を力として振るえるようになり、かつ人の考えがわかるようになったとのこと。

アサを助けるために悪魔と契約したというユウコは、「私がアサちゃんのイジメをなくすから」と言い放ち……？

106話へ続く。

【チェンソーマン第二部】105話の考察と感想

アサとヨルの共生

本来恐ろしい悪魔であるはずのヨル(＝戦争の悪魔)に対し、小慣れた態度をとるようになったアサ。

知性の点ではヨルよりもアサの方が優っているようであり、105話では簡単に言いくるめられる様子が描かれました。

アサの命を握っており、基本的には優位な立ち位置であるはずのヨルが、そのアサに振り回される光景は、見ていて微笑ましいですよね。

今後も2人の関係はこうであって欲しいものです。

ユウコ闇堕ち

コウモリの悪魔と出会うも、無事に生き残り、今後も気のいい友人枠としてレギュラー化するかと思われたユウコ。

しかし、『チェンソーマン』は第二部となっても藤本タツキ作品。

ユウコはなんと闇堕ちし、悪魔と契約してしまいます。

105話では、正義の悪魔との契約で人の考えがわかる力を手に入れたユウコが、「他人の気持ちがわからない私にピッタリ!」と発言していました。

つまり、”気の迷いで正義の悪魔と契約し現在に至った”のではなく、”元々他人の気持ちがわからず、歪んだ考え方を持つ人物だった”と言うことでしょうか。

アサのイジメをなくすと豪語したユウコ。

十中八九、翌日に学校を襲撃する考えを持っているでしょう。

どう転ぶにしても、次回の展開が楽しみですね！

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各キャラクターの目的

今後の『チェンソーマン』の動きを予想するにあたって、まずは各キャラクターの目的をまとめてみました。

三鷹アサの目的

(『チェンソーマン』 98話藤本タツキ / 集英社)

98話より、三鷹アサを主人公に据えて始まった『チェンソーマン』第二部。

窮屈な視野で生きていたアサは、彼氏はおろか友人すらおらず、死の間際で「もうちょっとだけ自分勝手に生きてみればよかった」と悔いていました。

戦争の悪魔の受肉により、なんとか死を免れたアサは、自身を変えることで”普通の高校生活”を謳歌しようと考えているのではないかと思われます。

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ヨルの目的

(『チェンソーマン』 98話藤本タツキ / 集英社)

アサの体に受肉したヨルは、チェンソーマンを狙う地獄の悪魔です。

”地獄のヒーロー”時代のチェンソーマンと戦ったことがある様子のヨルは、幾度となくチェンソーマンを殺害するも、最終的には敗北してしまった様子。

さらには、自身の体の一部を食われ、人間の”戦争への恐怖”が薄まってしまったようです。

恐怖を糧に力を得る存在であるため、ヨルは弱体化を余儀なくされてしまいます。

「核兵器を吐き出させてやる」という発言も見られましたが、その真意は未だ不明です。

(『チェンソーマン』 99話藤本タツキ / 集英社)

またヨルは、戦争の悪魔としての能力により、”自分のモノ”として認識した対象を武器に変えることができます。

対象が人間の場合、相手から好意を抱かれていれば、”自分のモノ”として認識できる様子。

ゆえにヨルは、自身(アサ)に好意を抱く人物を増やし、武器……つまり手駒を増やす、という目的も持っています。

吉田ヒロフミの目的

(『チェンソーマン』 99話藤本タツキ / 集英社)

『チェンソーマン』第1部では、世界各国の刺客たちからデンジを守る存在として派遣された、高校生民間デビルハンター吉田ヒロフミ。

第二部の2話目である第99話で早くも登場した彼は、自身が転校生であることを語りました。

後に明らかになった転校の目的は、デンジ(＝チェンソーマン)を監視するため。

吉田は、自身が所属している組織から、デンジをチェンソーマンに変身させないよう命じられています。

所属しているという組織の名称や、組織がデンジの平穏…つまり「変身させない」ことを望む理由など、詳細は部分は全て不明です。

現時点では吉田が敵・味方のどちらに転ぶかがわからず、今後の情報待ちと言ったところでしょうか。

【チェンソーマン】吉田ヒロフミの全てを紹介｜デビルハンター部でデンジのバディに？吉田ヒロフミとは凄腕高校生デビルハンター吉田ヒロフミは、現役高校生でありながら、民間所属のデビルハンターです。マ...

デンジの目的

(『チェンソーマン』 103話藤本タツキ / 集英社)

最後に、作品共通の主人公デンジの目的をまとめましょう。

第1部でのデンジの目的は、公安デビルハンターでマキマの”犬”となり、「普通の生活」を謳歌することでした。

その意味では、『チェンソーマン』第2話の時点では、彼の目的はひとまず達成されていたことになります。

以降のデンジは、今の”普通”を守るために命を賭して戦い続けました。

一方で、第1部も終盤になると、デンジは”普通”の上を求め始めます。

極貧時代に憧れを抱いていた”ジャムを塗った食パン”に飽きたというデンジは、「毎朝ステーキを食べたい」と願うように。

さらに、女性関係についても、「10人くらい彼女欲しい」と零していました。

もしデンジが今なお同じ”夢”を抱いているのだとすれば、現在の彼が金を欲し、かつ女性にモテたいと考えていることにも合点がいきます。

第2部時点では明確に語られていない、デンジの”夢”や”目的”。

今後デンジは、どのようなスタンスで敵と戦っていくのでしょうか。

今後のチェンソーマンの動き

ラブコメ化？

今後の動きとして有り得そうな展開が、デンジがアサの尻を追いかける展開です。

吉田の紹介で引き合わされたアサとデンジ。

図らずも、アサ……というよりヨルは、「いますぐ彼氏が欲しい女性」と言っても間違いではありません。

一方のデンジは、言うまでもなく彼女を欲しています。

アサの感情を抜きにすれば、両者はすぐにでも付き合っておかしくはないのです。

(『チェンソーマン』 104話藤本タツキ / 集英社)

ただ、104話時点で、アサにとってのデンジの好感度は(おそらく)地の底。

105話以降では、バッサリと斬られたデンジが、引き続きアサを追うのかどうかが気になるところです。

デンジと吉田

まだまだミステリアスな雰囲気を多分に纏っている男吉田。

所属組織からの命令(?)により、デンジに平穏な生活を過ごさせたい吉田は、協力的な姿勢を示します。

一方で、デンジがチェンソーマンであることを露呈しようとする場合、「力づくでも俺がさせない」と言う物騒な発言を行っていることから、今後のデンジ、吉田の動きには要注目です。

吉田は、一瞬ではあるものの、あのクァンシと素手で打ち合った人物。相当な猛者であることは言うまでもなく、仮に吉田がデンジを敵視した場合、肉弾戦であれば一瞬で制圧されてしまうことでしょう。

今後の吉田の立ち位置には注視する必要がありそうですね。

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