チェンソーマン第1部 未回収の伏線
『チェンソーマン』第1部完結時点で残されている未回収の伏線をご紹介します。
第2部の連載を控えた『チェンソーマン』を、より楽しむための一助となれば幸いです。
東山コベニの契約悪魔
一つ目にご紹介するのは、東山コベニの契約悪魔についてです。
公安対魔特異4課のメンバーであり、デンジや荒井と同じく新人枠として登場したコベニ。おどおどした印象の強い彼女ですが、実はかなりの身体能力を持った人物であり、デンジやアキの危機を救っています。
しかし、その身体能力の謎や契約悪魔については、一切明かされることはありませんでした。
数少ない第1部を生き残ったキャラクターの1人であるコベニは、何らかの形で第2部に登場する可能性があり、その際に契約悪魔が明かされるのではないでしょうか。
”最初のデビルハンター”クァンシ
「世界の刺客」編にて、デンジを狙う中国からの刺客として登場したクァンシ。
ドイツのサンタクロース曰く「最初のデビルハンター」である彼女は、人類トップクラスの身体能力を持っています。
また、「弓矢の悪魔」の心臓も有していることから、武器人間への変身も可能です。
「最初のデビルハンター」という通称は、読み手としてはかなり気になるところですが、第1部でその辺りの詳細が明かされることはありませんでした。
クァンシは武器人間のため、不死身の存在。第2部での再登場も十分にあり得るキャラクターですから、連載再開後にクァンシの掘り下げ回が描かれる可能性は高そうです。
4人の騎士と武器の悪魔
『チェンソーマン』10巻 第87話にて、かつて地獄でとある血戦が行われたことが明かされました。
それは、「武器の悪魔達+4人の騎士」と「チェンソーマン」の血戦です。
”武器の悪魔達”については、87話に登場した長剣・槍・鞭・火炎放射器・刀・爆弾・弓矢の7種であると思われますが、”4人の騎士”については作中で詳しい説明が行われませんでした。
”4人の騎士”の元ネタは、『ヨハネの黙示録』に登場する、「支配」「戦争」「飢餓」「死」を冠する騎士のことであると考えられます。
「支配」を冠する悪魔は既に登場していますから、残る「戦争」「飢餓」「死」の3柱の悪魔が第2部に登場する可能性は高そうですね。
しかし、「戦争」は人類史によって「支配」と同程度かそれ以上の”恐怖”の獲得に至っており、残る「飢餓」「死」については、「闇」と同様に人類が持つ根源的恐怖の対象です。
”4人の騎士”の残る3柱は十中八九「超越者」ですから、闇の悪魔同様次元の違う強さを有していることでしょう。したがって、第2部でまともにぶつかる展開は描かれないかもしれませんね。
銃の悪魔は生きている?
銃の悪魔は『チェンソーマン』9巻 第75話にてアメリカ合衆国大統領と契約を結び、マキマを殺すべく顕現しました。
秋田県にかほ市を筆頭に、再び日本に絶望をまき散らした銃の悪魔でしたが、結局マキマに敗北。
マキマの手引きで魔人化した結果、デンジのチェンソーによって殺されてしまいました。
しかし、銃の悪魔の本体を持っているのはアメリカ合衆国だけではありません。マキマ曰くソ連が28%、中国が11%、その他の国が4%を保有しており、アメリカ同様に各国の首がが運用権を握っていることと思われます。
アメリカ保有分の銃の悪魔はマキマ・デンジによって殺されてしまいましたが、それに伴ってソ連・中国保有分の銃の悪魔も消滅したのでしょうか。それとも、別個体として未だ生き永らえているのでしょうか。
第2部にて、その辺りの真相が明かされるかもしれません。
武器人間らのその後
『チェンソーマン』10巻、11巻にて、マキマの支配下に置かれた状態で再登場した武器人間ら。
サムライソード、レゼ、クァンシの再登場に加え、名前すら明かされなかった4人の新キャラクターも含まれており、変身後のデザインはどれも非常に格好いいものでした。
しかし、第1部の連載終了時点で武器人間らのその後は一切描かれていません。武器人間は、悪魔の心臓をその身に宿していることから「不死身」という特性を有しており、致命的な傷を受けても血を飲むことで復活することが出来ます。
第2部でレゼ、クァンシ、サムライソードの再登場や、残る4名の名前が明かさる展開に期待が高まりますね。
チェンソーマン第2部の展開予想
デンジと吉田が同じ学校に
第2部の大筋の展開として、「デンジが学校に通う」ということは既に発表されています。
また、「吉田ヒロフミが活躍する」という情報も明かされていることから、デンジと吉田ヒロフミが同じ学校に通う展開が期待されますね。
デンジは生まれてから16歳になるまで極貧生活を送っており、小中学校に通っていません。したがって、正規の方法で高校に入学することは出来ないと思われます。
そこで必要となるのが、岸辺の介入です。
吉田ヒロフミと知った仲である岸辺が、彼と同じ高校にデンジを入学させるのは自然な流れでしょう。
しかし、一介のデビルハンターである岸辺に、裏口入学のようなことをさせる力があるのかどうかは怪しいところです。
第2部冒頭、デンジの高校入学までの流れが描かれることでしょう。
武器人間の再登場
未回収の伏線について上述した際にも触れましたが、サムライソードやクァンシ、レゼなど、”不死身”である武器人間の再登場が期待されます。
レゼとデンジが同じ学校に通う展開や、クァンシが再び公安所属となる展開など、読み手にとって嬉しい展開は枚挙に暇がありません。
名前の明かされなかった4名の武器人間などは、特に再登場する可能性が高そうです。
一方、『チェンソーマン』は藤本タツキ先生作品。武器人間らは使い捨てであり第2部で一切登場しない、という展開も十分にあり得るのが怖いところですね。
パワーとの再会
第2部で実現しそうな展開の筆頭は、パワーの再登場です。
パワーによって助けられ、輪廻転生を経た彼女を探し出すという契約を結んだデンジ。
地獄で蘇り”パワー”としての記憶を失った「血の悪魔」を、デンジは見つけ出すことが出来るのでしょうか。
どういう展開であれ、作中屈指の人気キャラクターであるパワーの再登場は、第2部でも指折りの名シーンとなることでしょう。
単行本のネタバレ一覧
チェンソーマンの単行本一覧 | ||||
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1巻 | 2巻 | 3巻 | 4巻 | 5巻 |
6巻 | 7巻 | 8巻 | 9巻 | 10巻 |
11巻 | 12巻 | 13巻 | 14巻 |
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(C)藤本タツキ
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