『ワンピース』最終章の考察記事です。ワノ国編を終え、いよいよ最終章へと突入する『ワンピース』。作中世界には様々な謎が渦巻いており、読者に開示されている謎はほんの一部のみです。今後『ワンピース』のストーリーは、どのように展開していくのでしょうか。
【ワンピース】最終章までの動き
週刊少年ジャンプ連載「ワンピース」の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
ロード”歴史の本文”の写し収集
”海賊王”ゴール・D・ロジャーが遺したとされる、見つければ世界がひっくり返る宝”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”。
そして、それが眠るとされる島が、最後の島”ラフテル”です。
ラフテルへ到達する方法はひとつ。4種の”ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”を発見し、それぞれが指し示す地点を繋ぎ合わせることです。
ワノ国編を終えた時点で”麦わらの一味”が所持している”ロード歴史の本文”(の写し)の数は3つ。
あと一つは居場所すら判明しておらず、ルフィらには先をいく他に選択肢がありません。
ルフィ、四皇へ
ワノ国でのルフィ、キッド、ローとビッグ・マム、カイドウのぶつかり合いは、”天上決戦”として世に広まり、世間の関心は勝利した3名へと向きます。
世界政府も3名の危険度を大きく引き上げ、それぞれに30億ベリーもの懸賞金を設定。
そして、ルフィに至っては、新たな”四皇”として名を連ねることとなりました。
複数の国で”救国の英雄”となり、ナワバリ(というよりは友好関係)を増やしてきたルフィ。
順調に”海賊王”への道を進めていると言えそうです。
キャラクターの現在状況
【ワンピース】最終章の展開予想
最終章が開幕したと言えど、『ワンピース』の物語はしばらく続くことと思われます。
第一章を”東の海編”、第二章を”偉大なる航路(グランドライン)編”、第三章を”新世界編”とざっくり分けた場合、どの章も複数の節(第二章であれば、アラバスタ編、空島編、などなど)に分かれていますよね。
最終章も他章と同じく、複数の節からなる物語が展開されると考えて良さそうです。
さて、直近のワノ国編ではカイドウ(百獣海賊団)が、ホールケーキアイランド編ではカタクリ(ビッグ・マム海賊団)がその役目を担ったように、今後の節(編)でも強力なボスや組織が登場することは間違いありません。
まずは、登場が考えられるボス/組織について見ていきましょう。
残された敵
世界政府
第一にご紹介するのは、作中世界の”秘密”を握っているであろう組織 世界政府です。
表向きには存在していないものの、虚の玉座に座り、世界のトップに立つが”イム様”。
実力や能力はおろか、素顔すらも不明であり、未だ作中では発言すらしていません。
そんなイム様に従っているのが、表向きの最高権力者として知られる五老星。
作中初期から常に5人で雁首を揃えて登場していました。空白の100年などに代表される、作中世界の数々の秘密を知っている人物らであることが判明しています。
そして、最近になってその存在が明らかになった、”神の騎士団”。
『ワンピース』世界における”神”とは、一般に五老星を含む”天竜人”を指しており、”神の騎士団”はそんな天竜人を守護する存在であると考えられます。
未だ”神の騎士団”に所属する人物は登場しておらず、CP0や海軍大将らとの立ち位置の違いが気になるところです。
続いては、海軍の天敵たる組織 海軍です。
3人の海軍大将はもちろん、中将、少将など将軍クラスはいずれも曲者ばかり。
海軍本部大将”緑牛”アラマキに至っては、(疲弊していたとは言え)カイドウの懐刀たるキングとクイーンを一人で圧倒するなど、その強さは折り紙付きです。
過去に何度か海軍大将とぶつかっている”麦わらの一味”でしたが、そのいずれも結果は敗北。
力をつけた新世界編以降では、未だ大将と全力でぶつかっておらず、勝てるのかどうかは未知数です。
革命軍
次にご紹介するのが、革命軍です。
革命軍がとるスタンスとしては、作中で明かされている限り、抑圧された民衆の味方、言い換えれば世界政府の敵です。
”麦わらの一味”との関係性としては、”敵の敵は味方”理論で考えれば協調関係を組む可能性が高いように思われます。
また、そうでなくとも、全軍司令のドラゴンはルフィの実父であり、No.2たる参謀総長”炎帝”サボはルフィの義兄です。
加えて、幹部のイワンコフやイナズマは、ルフィと共にインペルダウン脱獄やマリンフォード頂上決戦を戦い抜きました。
気になる点を挙げるならば、”アラバスタ国王コブラの殺害”でしょうか。
”炎帝”サボが起こした事件として世界に大きく報道されたコブラ殺害事件。
イム様や五老星による隠蔽工作とも考えられますが、世間からはサボや革命軍の仕業として認識されています。
王女ビビの失踪も相まって、アラバスタの要人周りはてんやわんや。この辺りが争点となり、”麦わらのルフィ”と革命軍との間に亀裂が走る……という展開も、0%とは言い難そうです。
黒ひげ海賊団
続いては、黒ひげ海賊団です。
サー・クロコダイルの穴を埋める形で王下七武海入りし、果ては白ひげと入れ替わりで四皇にまで上り詰めた男”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ。
インペルダウンの秘匿された階層”レベル6”に収監されていた死刑囚らを引き連れ、頂上戦争にて”グラグラの実”の力をも手に入れた黒ひげは、四皇に相応しい圧倒的な武力を有しています。
そして何より黒ひげは、七武海に成り上がる手段としてポートガス・D・エースを捕縛し、マリンフォード頂上決戦勃発の引き金を引いた人物。
No.2にエースの義兄弟サボを要する革命軍と、義弟ルフィ率いる”麦わらの一味”との因縁は十分です。
黒ひげ以外の面々については、ドレスローザ編に登場したバージェスを除くと、”強い”程度の情報しか明らかになっていない黒ひげ海賊団。
シリュウがスケスケの実、カタリーナ・デボンがイヌイヌの実 モデル”九尾の狐”の脳力を有してることも判明していますが、彼らの実力はまだまだ未知数です。
今後”麦わらの一味”の前に立ちはだかることは間違いないであろう黒ひげ海賊団。全面戦争の時はいつ訪れるのでしょうか。
クロスギルド
ワノ国編最終盤になって明らかになった新勢力が、”千両道化のバギー”率いるクロスギルドです。
七武海時代から、海賊や傭兵を派遣する”バギーズデリバリー”の企業により、富と名声をほしいままにしてきたバギー。
七武海の座を剥奪されたバギーは、新たな会社”クロスギルド”を設立し、(記事の内容を全面的に信じれば)元王下七武海のサー・クロコダイルとジュラキュール・ミホークを味方につけました。
さらにバギーは、”海兵に懸賞金を設定する”という暴挙により、金を欲する民間人も実質的な味方とします。
生き残り戦略が転じて、ついに”四皇”にまで上り詰めることとなったバギー。
未だ真なる実力が明かされていないミホークを味方につけたことから、今後”麦わらの一味”との何らかの絡みが描かれるかもしれません。
赤髪海賊団
続いては、『ワンピース』1055話にて、覇王色の覇気のみで海軍本部大将”緑牛”を退けた、”赤髪のシャンクス”率いる赤髪海賊団です。
副船長のベン・ベックマンやウソップの実父ヤソップをはじめ、強力な”個”を多く抱える赤髪海賊団。
ルフィとは浅からぬ縁を持つ海賊団であり、どちらかといえば味方サイドに近い立ち位置ですが、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”をめぐっては敵同士です。
また、シャンクスら赤髪海賊団のナワバリでは、バルトロメオが赤髪海賊団の海賊旗を燃やし、”麦わらの一味”の旗に変えるなどの暴挙を働いた様子。
赤髪海賊団に所属する幹部以外の面々、すなわちルフィを知らない船員の手前、”けじめ”のために赤髪海賊団と麦わらの一味が激突する場面が描かれるかもしれませんね。
ウィーブル
最後にご紹介するのが、”白ひげ”エドワード・ニューゲートの息子を名乗る、エドワード・ウィーブルです。
実母(?)のミス・バッキンに連れられ、圧倒的な実力で王下七武海にまで上り詰めたウィーブル。
父(?)である白ひげを殺した黒ひげに恨みを持っているほか、マルコの居場所を巡ってルフィを探しており、今後激突が予想される人物です。
若かりし白ひげを彷彿とさせるような強さであることが判明していることから、もしルフィと対峙した場合、激戦は必至でしょう。
今後の展開について
続いては、今後予想される『ワンピース』最終章の展開についての考察です。
現時点で判明している事実を考えると、”麦わらの一味”や傘下の海賊団らが巻き起こすとされる「歴史に名を残す一大事件」、今後大きく動き出すであろう「”ひとつなぎの大秘宝”争奪戦」、空白の100年や天竜人らを巡る「世界の真実」あたりが今後の物語のキーとなってくると予想されます。
一つずつ見ていきましょう。
一大事件
ドレスローザ編を経て、複数の海賊団が(半無理やり)”麦わらの一味”の傘下に降りました。
中には億越えの賞金首も含まれており、今や”麦わらの一味”も一大勢力です。
そんな”麦わらの一味”と複数の傘下海賊団からなる大船団は、いずれ「歴史に名を残す一大事件」を引き起こすと作中で明言されています。
カイドウ、ビッグマムと矛を交えた「ワノ国天上決戦」を終えたいま、麦わら大船団が一丸となるに値する相手といえば、世界政府、あるいは黒ひげ海賊団あたりでしょうか。
赤髪海賊団のナワバリを強奪したバルトロメオをはじめ、個々に成長を遂げ、活躍しているであろう傘下の海賊団たち。
今後の「一大事件」発生に向けて、彼らの活躍にも要注目ですね。
”ひとつなぎの大秘宝”争奪戦
最終章の目玉とも言えるであろう内容が、「”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”争奪戦」です。
タイトル回収とも言える”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”の争奪戦。
キッド曰く、争奪戦の傘下にあたっては”火ノ傷”の男、なる人物の居場所が必要らしく、まだまだわからないことだらけです。
状況から察するに、ラフテルへと繋がる”ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”の居場所を知る人物、といったところでしょうか。
また、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”争奪戦を巡っては、四皇”赤髪のシャンクス”も奪取へ向かう考えを示しており、戦いが激化していくと思われます。
果たしてルフィらは、無事ラフテルへと辿り着き、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を貢げ出すことができるのでしょうか。
世界の謎
『ワンピース』における”最大の謎”と言っても過言ではないのが、”空白の100年”を含む世界の謎です。
世界政府によって葬られてしまった複数の歴史。
3種の”古代兵器”は何のために作られ、どのように運用されたのか。世界政府が解読を禁じた”歴史の本文(ポーネグリフ)”に、葬られた歴史に生きた人々は何を遺したのか。世界政府は、何を怖がっているのか。
様々な”点”として散りばめられた世界の謎が、”線”として繋がる日が待ち遠しいですね!
まとめ
以上、『ワンピース』最終章について、生き残っている敵キャラクター/組織と、今後の展開を予想・考察しました。
扉絵連載にてビッグ・マム海賊団と戦いを繰り広げるジェルマ66や、月へと到達した”神”エネルなど、本記事で紹介した以外にも、様々なキャラクターが残されています。
満を持して”最終章”入りを宣言した『ワンピース』ですが、まだまだ連載は続くのではないでしょうか。
本サイトでは、本誌『ワンピース』のネタバレ考察記事やキャラクターまとめ記事などを毎週発信していますので、そちらも是非チェックしてみてください!
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(C)尾田 栄一郎
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