ワンピースの登場キャラクター「黒ひげ/マーシャル・D・ティーチ」の技や強さについてまとめています。四皇としての活躍、白ひげ海賊団時代の過去や性格・悪魔の実、年齢、謎やケルベロス説などのプロフィールを掲載しているので、黒ひげ/ティーチを詳しく知りたい方は参考にしてください。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
黒ひげ/マーシャル・D・ティーチとは?
偉大な海を支配する四皇の1人
マーシャル・D・ティーチとは、黒ひげ海賊団の総督であり、ヤミヤミの実とグラグラの実の2種類の能力をあわせ持つ四皇の1人。懸賞金も22億ベリーを超えており、数多の海賊達がひしめく大海賊時代のトップを担う人物です。
いかなる能力をも無効化する闇の力と、地形を変動させるほどの破壊力を持つ地震で、凄まじい勢いで勢力を拡大しており、数々の強者を圧倒しています。
巨大な海賊団を組織している
黒ひげは10人の巨漢船長を配下として従えており、船長それぞれが海賊団を形成して暗躍。そして10名の内の半数は、インペルダウンLEVEL6で仲間にした猛者達で実力も折り紙付きです。
頂上戦争後に行われた落とし前戦争では、旧白ひげ海賊団の残党を壊滅させ、新世界にその名を響き渡らせています。
その目的は未だ謎に包まれている
勢力を拡大し続けている黒ひげですが、その目的は未だ明かされておらず。なぜ四皇まで登り詰めたのか、なぜヤミヤミの実を求めたのか。彼を突き動かす動機・目的は未だ謎に包まれています。
黒ひげの現在状況はこちら
黒ひげ(ティーチ)の性格・魅力
目的のためには手段を選ばない
己の野望を実現するためには、手段を全く選ばない性格。仲間殺しや裏切り、かつて敵だった人物を勧誘するなど、あらゆる手段で目標へと辿り着こうとします。
しかしただの理想主義者ではなく、目的のために実績を積み重ね続けているのも事実。王下七武海を経て一気に四皇の地位まで登り詰めたのは、黒ひげの行動力あっての賜物でしょう。
ロマンを語る海賊らしさを持つ
悪役でありながら、ルフィのようにロマンを追い求める海賊らしい性格。ワンピースの存在を肯定したり、この世に不可能なことはないと語るなど、その言葉は心に響くものばかり。
ロマンは追い求める野心的な性格であることから、言動の根底はルフィと繋がる部分もあり、悪役ながらもどこか憎めないのが黒ひげの魅力の1つでしょう。
ティーチと関わりの深い人物
ポートガス・D・エース
白ひげ海賊団時代の黒ひげの上司にあたる人物。共に2番隊に所属し活動していましたが、ヤミヤミの実を手に入れるため、黒ひげが4番隊隊長サッチを殺害したことで関係が悪化。
エースは逃亡した黒ひげを追いかけて戦いを挑みますが、黒ひげに敗北。黒ひげは政府にエースの身柄を引き渡し、王下七武海入りを果たすのでした。
エドワード・ニューゲート
黒ひげが20年間所属した白ひげ海賊団の船長。行くあてがないという子供の黒ひげを、おでんが2番隊隊長だった頃に仲間に迎えいれています。
黒ひげが禁忌である”仲間殺し”を犯したことを許せませんでしたが、黒ひげにどこか不気味さを感じ取り、エースの行動を引き止めていたことも。
頂上戦争にて黒ひげと再会しますが、最後は黒ひげ海賊団の手にかかり死亡してしまいます。
シャンクス
かつてシャンクスの右目に引っ掻き傷をつけたのが黒ひげ。四皇のシャンクスは黒ひげを前にして決して油断していませんでしたが、それでも深傷を負わされたのこと。
過去に因縁があり、今後直接対決が見られるかもしれません。
黒ひげの強さ・悪魔の実の能力
全てを無効化するヤミヤミの実
ヤミヤミの実の能力者であり、あらゆる物を闇の中に引きずり込むことが可能です。さらに闇の引力を駆使して敵を引き寄せ、直接手を触れた相手の悪魔の実の能力を無効化できます。
能力無効化は自然系の能力者であっても関係なく、悪魔の実の能力が強力なほど強い力を発揮。メラメラの実を使いこなす実力者エースを討伐するという大金星をあげることもありました。
攻撃を受け流すことができない
闇の引力は全てのダメージも引き込んでしまうため、ロギア系ながら攻撃を受け流すことはできず、常人以上のダメージを受けてしまいます。
「能力無効化」という最大の矛を手に入れることが可能ですが、防御力は他のロギア系にかなり劣り、ヤミヤミの実唯一の弱点と言えます。
ヤミヤミの実の技
・闇水(くろうず)
・闇穴道(ブラックホール)
・解放(リベレイション) etc…
巨大地震を引き起こすグラグラの実
作中で唯一、2つの悪魔の実の能力を使用できる人物であり、白ひげから奪ったグラグラの実の能力を使用可能。巨大な地震を引き起こし、絶大な破壊力を持つ攻撃を得意とします。
地震を通じてシャボンディ諸島に巨大な津波を発生させたり、要塞マリンフォードを陥落させるなど、その破壊力はまさに別格です。
基礎戦闘能力の高さ
能力を中心とした戦闘シーンが多いですが、かつて四皇であるシャンクスの右目に傷をつけたことがあり、基礎的な戦闘力についてもかなりの実力を誇ると思われます。
エースと1対1で戦った際には、エースの首が折れそうになるほどのチョップを繰り出しており、打撃の攻撃力は折り紙付き。
また、かつてルフィの覇気を感じ取っていたことから、武装色・見聞色の覇気も使いこなしている可能性が高いです。
黒ひげ(ティーチ)の過去
おでんのいる白ひげ海賊団に加入
白ひげ海賊団の人数が増えて隊長制度をとり始めた頃、とある島で黒ひげは「行くあてがない」と言い、白ひげ海賊団に拾われることに。
加入したのは28年前であり、黒ひげは現在40歳であることから、当時の年齢は12歳でした。その頃シャンクスとバギーにも遭遇しており、2人の口から黒ひげは全く寝ないということが判明します。
サッチを殺してヤミヤミの実を入手
白ひげ海賊団に加入後は、ヤミヤミの実を手に入れるために20年間潜伏し続けた黒ひげ。そして4番隊隊長のサッチがヤミヤミの実を手に入れたため、禁断の仲間殺しを犯します。
ヤミヤミの実の能力を手にした後は、白ひげ海賊団を抜けて、4人の仲間と共に黒ひげ海賊団を新たに結成するのでした。
王下七武海入りを目指して各所を冒険
黒ひげ海賊団結成後はドラム王国を5人で崩壊させるなど、目的の実現のために行動。懸賞金1億ベリー超えの猛者を探し求め、その首と引き換えに七武海入りを画策するのでした。
ティーチの来歴と懸賞金の推移
ティーチの懸賞金の推移
ワノ国編 | 22億4,760万ベリー | 海軍本部にて行われた会議にて、懸賞金額が発表。カイドウビッグマムシャンクスに続く額であり、現存する海賊の最高の地位”四皇”に数えられていました。 |
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偉大なる航路前半
空島編
モックタウンの酒場にて、偶然ルフィの隣で食事をしていたティーチ。ルフィがベラミーに空島はないと嘲笑されますが、ティーチは空島の存在を真っ向から肯定。
ルフィの考えを支持する姿勢を見せます。しかしその正体は新進気鋭の黒ひげ海賊団の船長であり、七武海入りを目指していることが判明。
後にルフィの懸賞金が1億ベリーだと知り追いかけますが、ルフィ達がノックアップストリームに乗ったことで、結局戦うことなく終わります。
エニエス・ロビー編
偉大なる航路のバナロ島にて、黒ひげを追い続けていたエースとついに対峙。ヤミヤミの実の能力を駆使して、メラメラの実の能力を無効化しエースを圧倒。
この時点で戦いの結果は語られませんが、黒ひげが勝利を収め、マリンフォードの頂上戦争を引き起こすきっかけとなります。
インペルダウン編
エースの身柄と引き換えに七武海入りを果たした黒ひげ。頂上戦争のためにマリンフォードに招集されていましたが、召集に応じずインペルダウンへ。
LEVEL4にてルフィやマゼランと遭遇し深傷を負うも、シリュウの助けのもと無事生存しLEVEL6へ。囚人達に殺し合いを始めさせ、シリュウを含め5人の囚人を仲間に引き入れています。
マリンフォード編
海軍と白ひげ海賊団の戦争が佳境を迎える中、LEVEL6の囚人たちを引き連れてマリンフォードに登場。白ひげと直接対峙しグラグラの実の攻撃を受けてしまうも、反撃し白ひげを殺害。
さらに白ひげの死体に黒いローブをかぶせ、グラグラの実の能力を奪還。シャンクスが登場するまで、巨大な地震を発生させマリンフォードを恐怖に陥れるのでした。
また戦争の最中にセンゴクに七武海の脱退を申し出て、正式に七武海を脱退しています。
頂上戦争後はジュエリーボニーの身柄を捉え、白ひげ海賊団の残党と落とし前戦争を行い勝利を収めました。
偉大なる航路後半
魚人島編
四皇の1人として名を連ねていることが、ジンベエの口から語られます。さらに白ひげ海賊団が支配していた縄張りを侵略、そして能力者狩りで強力な悪魔の実の能力を集めていることが判明するのでした。
ドレスローザ編
ドレスローザにて、部下であるバージェスがメラメラの実を手に入れるため大会に参加。その進捗を情報共有する形で、黒ひげは電伝虫でバージェスと連絡をとっていました。
会話の中では青キジ/クザンを仲間に引き入れようとしている発言を残しており、バージェスの前に現れたルフィと、電伝虫を通じて直接会話していました。
ワノ国編
黒ひげ海賊拠点であるハチノスに、ゲッコー・モリアが襲来。シリュウなどが攻撃的なモリアを攻撃するも、黒ひげ自らがモリアを勧誘するシーンが描かれていました。
その後海軍本部に行われた会議では、ついに黒ひげの懸賞金が22億4,760万ベリーだと明かされます。
黒ひげの名言・名シーン3選
「人の夢は!!終わらねェ!!」
モックタウンにて、空島の手がかりを探すルフィ達。しかしそこにベラミーが現れ、空島しかりワンピースなどは嘘であり、夢物語に過ぎないとルフィ達を嘲笑。
だがそれを間近で見ていた黒ひげは、人の夢は決して終わることはない、そして空島は存在すると語るのでした。
黒ひげもルフィと同じ夢追い人であり、悪役であっても目的のために笑われようが前へ進む姿勢が特徴的。そんな黒ひげの魅力が表れた名言です。
「おれの時代だァ!!」
マリンフォード頂上戦争に参戦した黒ひげは、死亡した白ひげに接触してグラグラの実の能力を奪還。全てを無にする闇の力、全てを破壊する地震の力を手にし、自らの時代が来たことを宣言するのでした。
地震の力をコントロールできない状態でも、その威力は要塞マリンフォードを真っ二つに割るほど。頂上戦争後の世界は、黒ひげが席巻することを実感できる名言・名シーンです。
「この世に不可能という事は何1つねェからな」
インペルダウンから脱獄し、エースを助け出そうとするルフィと対峙。一見無理にも見えるルフィの行動ですが、黒ひげは一切その可能性を否定せず、この世に不可能な事はないと言い放つのです。
黒ひげのロマンチスト的な性格が如実に表れており、敵でありながらもどこかルフィと通ずる部分を感じさせる名言です。
黒ひげを取り巻く5つの謎|ケルベロス説
1:悪魔の実の能力を2つ持つ
作中で初めて、悪魔の実の能力を2つ持つ人物となった黒ひげ。悪魔の実を2つ食べると死んでしまうと言われていますが、黒ひげはヤミヤミの実とグラグラの実の力を見事に両立。
黒ひげが何か特別な力を持っているから可能なのか、それとも悪魔の実を2つ食べると死ぬというのは迷信なのか。黒ひげ最大の謎と言えるでしょう。
2:歯並びが変わる
実は黒ひげの歯並びは、登場するたびに変化しているのが特徴。下段の歯が1本抜けていたり2本抜けていることがあり、さらに歯並びを意図的に強調して描いている尾田先生。
ルフィのような超回復能力を持っていれば話は別ですが、本来一度折れた歯を再生させる事は不可能なので、歯並びの変化は謎の1つに数えられています。
3:体の構造が異形
同じ白ひげ海賊団に所属していたマルコからは「体の構造が異形」と言われ、エースからは「人の倍生きている」という言葉を残されている黒ひげ。
頂上戦争で白ひげの能力を手にした際に、体の構造について触れられていたことから、能力を2つ持つことに大きく関係していると思われます。”異形”とは一体どういうことなのでしょうか。
4:1度も眠ったことがない
おでんの過去回想において、12歳の頃の黒ひげが登場。さらに当時黒ひげと遭遇したシャンクス・バギーが「一度も寝ていない」という発言を残していました。
またSBSにて、三日月の夜に黒ひげが寝ずに涙を流す姿が描かれています。夜に寝れないということに何か理由があるのではないでしょうか。
5:シャンクスにつけた傷
四皇シャンクスの右目に傷をつけたのは、なんと黒ひげ。シャンクスは決して油断はしていなかったと言い、黒ひげがかなりの実力者であることが伺えます。
単純な身体能力が優れており鉤爪で傷をつけたのか、それとも何かの能力を使って傷をつけたのか。その経緯はいまだ謎に包まれています。
イヌイヌの実モデルケルベロスか
5つの謎を持つ黒ひげですが、その正体が「動物系イヌイヌの実モデルケルベロス」であれば、辻褄が合う点が非常に多いです。
ケルベロスとはそもそも地獄の番犬であり、3つの頭を持つのが特徴。もし悪魔の実が頭に宿るのであれば、ヤミヤミ・グラグラ・ケルベロス3つの能力の共存が可能になります。
さらにケルベロスは3つの頭が交代で寝るとされており、1度も寝ないこと・歯並びが変わることにも辻褄が合います。
シャンクスの右目の傷も、ケルベロス特有の3本の爪と考えることができ、ケルベロスであれば納得できる点が非常に多いです。
黒ひげ謎はいまだに明かされていませんが、妥当なのはケルベロス説ではないでしょうか。黒ひげの海賊旗の3つの頭蓋骨もケルベロスをモチーフにしているように思えます。
黒ひげ/マーシャル・D・ティーチのプロフィール
年齢 | 40歳 |
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誕生日 | 8月3日 |
星座 | しし座 |
身長 | 344cm |
血液型 | F型 |
出身 | 偉大なる航路 |
好物 | チェリーパイ、ケバブ |
CV | 大塚明夫 |
四皇の解説はこちら
(C)尾田栄一郎
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