ワンピースの登場キャラクター「ビッグ・マム/シャーロット・リンリン」の技や強さについてまとめています。四皇としての活躍、エルバフ時代の過去や性格・悪魔の実、名言・年齢などのプロフィールを掲載しているので、ビッグ・マムを詳しく知りたい方は参考にしてください。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
ビッグ・マムとは?
偉大な海を支配する四皇の1人
ビッグ・マムとは、ビッグ・マム海賊団の船長であり巨大な島国の集まり“万国”を統べる四皇の1人。懸賞金も43億ベリーを超えており、数多の海賊達がひしめく大海賊時代のトップを担う人物です。
いかなる攻撃にも耐えうる肉体を持ち、ソルソルの実を用いた攻撃で敵の寿命を奪うことが可能。また3種類の覇気を駆使することで、数々の強者を圧倒してきました。
夢は種族差別のない世界を作ること
ビッグ・マムの夢とは、世界中の種族が差別なく暮らせる国を作ること。そして、自分と同じ目線(巨大化)で、様々な種族が食卓を囲むことを理想としています。
そのため、あらゆる種族を34の島々からなる万国/トットランドで統治しており、”同じ目線”を物理的に実現するためにも、人類の巨大化を試みていました。
大家族を組織している
ビッグ・マムの特徴といえば、129人の大所帯を抱えているということ。毎年子供を産んでおり新世界編時点では、夫43人、息子46人、娘39人の129人家族にのぼります。
さらに勢力拡大のための政略結婚も非常に多く、傘下入りをのぞむ海賊には自らの子供と政略結婚を条件するなど、今なお勢力を拡大し続けています。
ビッグ・マムの現在状況はこちら
ビッグ・マムの性格
万物を独占しようとする支配的性格
ビッグ・マムは、徹底的な支配を昰とする性格。欲しい物があれば力づくでも手に入れ、それを用意できない場合は、寿命や仲間の死を持って償いを要求します。
しかしその実力ゆえに、ビッグ・マムの強権に逆える者はほとんどいない状況。逆らえない者には貢物を要求する厳格な支配体制を確立。
さらに傘下を抜けようとした場合にも、寿命を50年分抜き取るなどの報復措置を取り、圧政にも近い対応を取っています。
ビッグ・マムの行動に一切賛同はできませんが、海賊をテーマとした作品において、圧倒的な巨悪を体現している点は、ビッグ・マムの魅力の1つでしょう。
甘いものには目がない
ビッグ・マムは甘い物にとにかく目がなく、お菓子のためならどんな犠牲も厭わない性格。「コレが食べたい」と頭に浮かんだものが食べられないと、街を破壊するほどの癇癪を起こします。
一時は癇癪によって、巨人族を滅ぼしたりWCIが壊滅的な危機を迎えるまでに至りました。
目的のためには手段を選ばない
全種族を取り入れるという目的を達成するためには、手段を一切選ぶことはなく、政略結婚などにも積極的。自身の勢力を拡大するため、娘たちを政略結婚に利用し、相性を考えずに結婚させることも。
さらに、夫のことを子供を産むための道具のようにしか見ておらず、子供が生まれるとすぐに婚姻を解消します。
また、巨大である自身の体と物理的に同じ目線の種族を作るため、シーザーの人類巨大化計画にも支援を提供しています。目的のために手段を選ばないからこそ、海賊最高位の地位を手に入れたのでしょう。
ビッグ・マムの関わりの深い人物
マザー・カルメル
5歳のビッグ・マムを引き取った、育ての親にあたる人物。羊の家で孤児を育て上げ、「聖母」という異名で親しまれていました。しかし裏では人身売買に手を染めており、子供達を海軍などに横流し。
それでも表向きは子供達に明るく接し、ビッグ・マムも偽りの愛情を受けてすくすくと育ちます。ですが、ビッグ・マムの6歳の誕生日にビッグ・マムの暴走に巻き込まれ、おそらく食べられて死亡。
しかし死後もビッグ・マムに影響を与え続けており、「差別のない世界を作ること」という夢を抱くきっかけを作っています。
カイドウ
ビッグ・マムと同じ四皇の1人で、過去にロックス海賊団で共に船員だった人物。カイドウは他の夫達と同様にビッグ・マムのことを”リンリン”と呼んでおり、かつて夫だったことを匂わせています。
またカイドウは昔ビッグ・マムに大きな借りを作っているとのこと。2人の間には未だ隠された秘密があるようです。
ビッグ・マムの強さ・悪魔の実の能力
傷一つつかない頑丈さ
四皇の1人に数えられるビッグ・マムは、あらゆる攻撃に耐え抜き、まさに無敵に近い耐久力を誇ります。街を壊す時も船を沈める時も、銃弾や砲弾を受けても傷1つ付きません。
体が頑丈すぎるあまり、1年以上もかすり傷一つ付いておらず、まさに鉄の風船のよう。さらに3種類の覇気を持ち合わせており、武装色の覇気でルフィのギア4も無効化されるほどの強度に。
超人的な耐久力が、ビッグ・マムを最強たらしめています。
マザー・カルメルの存在が弱点
しかし、ビッグ・マムには1つだけ弱点があ・り、弱点を付くと耐久力が損なわれて攻撃が通るように。その方法とは、ビッグ・マムの育ての親にあたるマザー・カルメルの写真を壊すこと。
写真が壊れた際には、顔を青ざめさせて大音量の奇声を発し、覇王色の覇気を発動。さらに体は抵抗力を失い、膝をついただけで擦り剥き流血するほどに弱体化します。
寿命を操るソルソルの実の能力者
超人系悪魔の実「ソルソルの実」の能力者。その名の通り魂(寿命)を自由自在に操ることができ、敵の寿命を抜き取ったり、魂の存在しない物質に命を与えることが可能です。
傘下を抜けようとする者には”ソウル・ボーカス”により、ライフオアデッドの2択を迫って死を強要。ビッグ・マムの圧倒的な強権を支える能力です。
また半年に一度、万国の住民から1ヶ月分の寿命を抜き取っており、その魂を使って新たな部下を製造。魂の獲得にも一切手を抜きません。
魂を与えられたホーミーズ
ホーミーズとは、ビッグ・マムの能力で魂を付与された物質達のこと。その種類は絨毯や大木、お花や虹などに渡り、ビッグ・マムの命令を遵守する絶対服従の存在です。
また、ビッグ・マム自身の魂を分け与えられたホーミーズもおり、ゼウス・プロメテウス・ナポレオンはビッグ・マムとの戦闘相性も抜群で、他のホーミーズとは一線を画しています。
特にゼウス、プロメテウスには天候を操る力があるため、ビッグ・マムの戦闘に大きく貢献しています。
ビッグ・マムの技一覧
・ソウルポーカス
・ヘブンリーフォイア
・威国
・雷霆 etc…
ビッグ・マム(リンリン)の過去
5歳の時に巨人族の国エルバフへ
リンリンは、5歳の頃から癇癪を起こし大暴れすることがあり、とある国で多大な被害を出して国外追放を受けることに。両親に巨人の国エルバフに置き去りにされ、捨て子となるのでした。
しかし当時のエルバフは、聖母マザーカルメルがいる地として知られ、リンリンもカルメルの運営する羊の家で保護されることに。
さらにカルメルはリンリンの暴力を全て許し、リンリンの初めての理解者となりました。そして徐々に、エルバフの住人もリンリンの存在を認めていくのです。
断食でエルバフを揺るがす事件が発生
リンリンがエルバフに来て10ヶ月後、エルバフの慣習として12日間の断食が行われることに。断食前にセムラを食べて満足したリンリンですが、7日後に異変が発生。
セムラを求めて癇癪を起こし、エルバフの街で大暴れし大火事を発生。さらには、止めに入った巨人族の英雄ヨルルを殺害してしまうのでした。
リンリンは癇癪中の記憶がありませんでしたが、その暴挙は全世界の巨人族に知れ渡ることに。そしてマザーカルメルは、リンリンと羊の家の子供達を連れて、エルバフを出ていきます。
リンリンの誕生日に全員が消えてしまう
マザーカルメルは、子供達を引き連れ別の島へ行き、羊の家を新たに建てて暮らすことに。マザーカルメルは裏で人身売買をしていましたが、リンリンはそれに気づくことなく幸せに暮らします。
しかしリンリンの誕生日、皆で作ったクロカンブッシュでのお祝いが始まると事件が起きます。リンリンはクロカンブッシュを食べている間に意識を失い、食べ終わることには全員が姿を消していたのでした。
詳細は描かれていませんが、おそらくリンリンがみんなのことを食べた様子。突然みんなが居なくなり、リンリンは泣き喚いてしまいます。
シュトロイゼンと共に海賊団を結成
そんなリンリンの前に、海賊崩れの料理人シュトロイゼンが登場。リンリンが意識を失った時の出来事を見ており、怪物のようなリンリンに興味を持ち、接近したのでした。
この時の出会いがきっかけで、リンリンはマザーカルメルの言っていた「差別もないみんなで同じ目線で暮らせる国」を夢とするように。
そして2人でビッグ・マム海賊団を立ち上げ、6歳ながらにして5,000万ベリーがつけられるのでした。
伝説のロックス海賊団に所属
ビッグ・マムは約40年前、伝説のロックス・D・ジーベックの海賊団に所属することに。仲間殺しも絶えない凶暴な一味であり、ロジャーが勃興する前に一時代を築いた勢力。
四皇であるカイドウや白ひげも同時期に所属しており、38年前のゴッドバレーの戦いを機に解散しています。
ビッグ・マムの来歴と懸賞金の推移
ビッグ・マムの懸賞金の推移
6歳の時 | 5,000万ベリー | シュトロイゼンと共に海賊団を立ち上げた当初についた懸賞金。 |
---|---|---|
?歳の時 | 5億ベリー | おそらく6歳の頃から数年後についた懸賞金。まだ手配書の写真は幼く、10歳前後だと思われます。 |
ワノ国編 | 43億8,800万ベリー | 海軍本部にて行われた会議にて、懸賞金額が発表。ロジャー白ひげカイドウに続く額であり、現存する海賊の中ではトップクラス。 |
偉大なる航路後半
魚人島編
白ひげが頂上戦争で死亡した後、海峡のジンベエを傘下に加えて、魚人島を支配下に置くことに。魚人島におかし工場を作り、10tの貢物を要求し続けていました。
しかしルフィが貢物のお菓子を食べてしまったことで、魚人島ではなくルフィに標的を定めることに。本人がついに初登場し、電伝虫でルフィに新世界に来て戦うよう宣戦布告をします。
WCI編
新たな戦力拡大を目指したビッグ・マムは、ジェルマを統治するヴィンスモーク家の力を手に入れるため、娘プリンとサンジの政略結婚を決意。結婚式でジェルマ王を殺害し、その軍事力を手に入れることを画策します。
サンジを追ってWCIに上陸したルフィ達も捕らえ、結婚式への準備を周到に進めるビッグ・マム。しかしルフィ・ベッジらの作戦で、結婚式及びウェディングケーキが結果台無しに。
さらにマザーカルメルの写真が壊れ、一時混乱状態に陥るビッグマム。何とか復活しますが、ウェディングケーキの食いわずらいを起こしてしまい、暴走を始めるのでした。
その後ウェディングケーキを求めて、ルフィたちと対峙。そしてサンジがプリンらと協力して作ったウェディングケーキを食べ、無事に意識を取り戻します。
その後再びルフィ達を追いかけますが、ジンベエらの援護に阻まれ逃走を許してしまうのでした。そしてビッグ・マムは汚名を返上するため、カイドウにルフィを追ってワノ国にいくことを伝えます。
ワノ国編
WCIから逃走したルフィたちを討つため、子供達を連れてワノ国へ。しかし上陸を目前にしてキングに滝の上から落とされてしまい、九里ヶ浜に漂流し単身行動することに。
さらに漂流過程で記憶を失っており、チョッパー・お玉らと共に行動。おしるこを食べさせてもらい、おしるこをもっと食べるため、兎丼の囚人採掘場へ。
しかし、ルフィがおしるこを全て食べていたことで大暴れ。そして大看板のクイーンと戦い、ついに記憶を取り戻し気絶。百獣海賊団の手で鬼ヶ島へと運ばれるのでした。
鬼ヶ島へと移動した後は、カイドウと刀を交えつつも、結果意気投合して海賊同盟を締結することに。火祭り当日に行われる宴にも参加します。
ワノ国編|鬼ヶ島討ち入り
カイドウと手を組んだビッグ・マムは、自身に歯向かう”超新星(ルーキー)”相手に激闘を演じます。
ビッグ・マムに立ち向かったのは、”死の外科医”トラファルガー・ローと、ユースタス・”キャプテン”キッドです。
ローが用いる内部破壊技”衝撃波動(ショックヴィレ)”や、キッドの放つ高速弾”電磁砲(ダムドパンク)”は強力そのものであり、化物じみた生命力を持つビッグ・マムも、さすがに弱りを見せ始めます。
しかし、ビッグ・マムは、数十年間”海の皇帝”として君臨し続けた大海賊。
死にかけてなお驚異的な迫力を持っており、”ソウルボーカス”でキッド、ローの寿命を吸い取ろうと試みます。
一方のキッド、ローは、ビッグ・マムに対して一切の恐怖を抱いていない様子。
さらにビッグ・マムは、ローの”R・ROOM(リ・ルーム)”から繰り出された”凪(サイレント)”により、発声を封じられてしまいます。
ソウルボーカスを封じられたビッグ・マム。
ホーミーズのヘラが助けに入ろうとしたものの、時すでに遅し。
キッドの”電磁砲”が再び放たれ、ヘラごとビッグ・マムに直撃します。”電磁砲”によって鬼ヶ島の大地に叩きつけられたビッグ・マムは、そのまま垂直に落下。
ワノ国郊外へと叩きつけられたビッグ・マムは、そのまま大爆発し、”超新星”2人の手によって敗北を経験することとなりました。
なお、その後の生死は不明です。
ビッグ・マムのプロフィール
年齢 | 68歳 |
---|---|
誕生日 | 2月15日 |
星座 | 水瓶座 |
身長 | 880cm |
血液型 | X型 |
出身 | 偉大なる航路 |
好物 | 甘いお菓子 |
CV | 小山茉美 |
四皇の解説はこちら
(C)尾田栄一郎
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