ワンピースの登場キャラクター「ユースタス・キッド」の技や強さについてまとめています。最悪の世代としての活躍、過去や性格、悪魔の実の能力と技、年齢、キラー・シャンクスとの関係や戦った将星の謎などプロフィールを掲載しているので、ユースタス・キッドを詳しく知りたい方は参考にしてください。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
ユースタス・キッドとは？
磁力を操り戦う”最悪の世代”の1人
ユースタス・キッドとは最悪の世代の1人であり、磁力を自由自在に操る悪魔の実の能力者。キッド海賊団船長として活躍する彼の懸賞金は4億7000万ベリーに達しており、数多の海賊達がひしめく大海賊時代のトップを担う人物です。
新世界入りして以降は3人の四皇を相手に戦いを挑むなど、ルフィも顔負けな破竹の勢いで突き進んでおり、新世界にその悪名を轟かせています。
麦わらの一味と共闘する
四皇カイドウを倒すため、ワノ国編では麦わらの一味とローと共闘することに。ルフィに振り回されることが多々ありますが、ルフィに対抗心を燃やし、カイドウ軍を蹴散らしています。
ユースタス・キッドの現在状況はこちら
ユースタス・キッドの性格・魅力
極度の負けず嫌いな性格
些細なことでも一番を取りたがる極度に負けず嫌いな性格です。特に同じ最悪の世代のルフィに対抗心を燃やしており、兎丼の採掘場では石を運ぶ個数すら競い合うほどでした。
もちろんこの性格が、海賊としてうまく働くことも。新世界を統べる四皇に激しく競争意識を持ち、たとえ挑み一度敗れたとしても、再び立ち上がり何度でも立ち向かっていくのです。
大物相手にも果敢に戦う姿勢を貫いており、結果としてシャンクス・カイドウ・ビッグマムと戦い生き延びるという経験をしています。
仲間を大事に思っている
好戦的で粗暴な言動が目立つことから、残忍なイメージを持たれるキッド。しかし船長として仲間意識を強く持っており、危機に陥った時には仲間の身を案じる姿が描かれています。
それゆえに、多くの荒くれ者もキッドの下についており、荒くれ者を統べるカリスマ性を備える点は、間違いなくキッドの魅力の1つでしょう。
ユースタス・キッドと関わりの深い人物
キラー
キッド海賊団でも屈指の強さを誇る戦闘員で、11人の超新星に名を連ねている人物。キッドの幼馴染みであり、「シルトン・ドルヤナイカ」という少女をお互い好きになった過去があります。
幼少期から2人の関係は続いており、キッドのことを船内で唯一呼び捨てで呼ぶほど。
また、キラーは”殺戮武人”という異名を持ち仮面をつけていることから、無情な人間兵器のように見えますが、その実は暴走しがちなキッドを諭すという頭脳派な側面を持っています。
ワノ国編ではSMILEの副作用に悩まされますが、キッドがキラーの仇を討つと言い立ち上がり、打倒カイドウへ向けて鬼ヶ島へと向かうのでした。
赤髪のシャンクス
新世界にてキッドと直接戦った四皇。具体的な戦闘シーンは描かれていませんが、キッドの左腕が切断されており、赤髪海賊団の刀といえばシャンクスのグリフォン。
おそらくシャンクス本人と対峙して、左腕を切断されたのではないかと思います。また、キッドは腕を切断された後もシャンクスを狙っており、その過程でホーキンスやアプーと同盟を結ぶに至ります。
スクラッチメン・アプー
赤髪のシャンクスを倒すため、キッドと一時的に海賊同盟を結んでいた人物。しかし、同盟を結ぶより前にカイドウの傘下入りを果たしており、カイドウが空島から落下した際に裏切りが発覚。
鬼ヶ島で再会した際には、キッドは討ち入り作戦を忘れて暴れるほど、アプーを許していない様子。パンクギブソンでアプーに大ダメージを与え、宴会場から立ち去っています。
ユースタス・キッドの強さ・能力
磁力を自在に操る能力
悪魔の実の能力者であり、磁力を自由自在に操る能力を手にしています。自分の体から磁力を発することもでき、周囲の金属類を引き寄せて、鎧のように扱うことも可能です。
左腕を失って以後は、左腕に金属類を引き寄せて義手のように使用。戦闘においてはさらに金属部を膨張させ、ルフィのギア3を彷彿とさせる巨大な腕で戦うことも。
また磁力の引き寄せる力は非常に強く、大人が抵抗しても容易に引き剥がされるほど。銃火器を大量に持つ海軍との戦いには滅法強く、敵の武器を全て奪い去ることもできます。
パンクロットン(磁気魔人)
全身から磁力を発して金属類を身体中に付着させ、金属の鎧を身にまとう技。ワノ国の討ち入り海上戦で使用しています。
パンクギブソン(磁気弦)
ワノ国鬼ヶ島で、アプーに大ダメージを与えた技。金属類を引き寄せて右手に巨大な腕を形成し、その腕で敵を押し潰すように攻撃します。
リペル(反発)
対象の金属類と反発する磁力を発生させ、銃弾や砲弾を敵に跳ね返す技。シャボンディ諸島でオークション会場から脱出する際に使用。
磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)
(『ONE PIECE』 1038話 尾田栄一郎 / 集英社)磁力を用いて鉄クズを集め、巨大な牛を生成する技です。
その大きさは巨大化したビッグ・マム以上であり、巨人族にも迫るほど。
ローの”衝撃波動(ショックヴィレ)”を食らったビッグ・マムに、更なるダメージを与えました。
電磁砲(ダムドパンク)
磁力を用いて巨大な砲台を生成する技です。この砲台によって撃ち出された弾は強力そのもの。
キッドは、ローの”R・ROOM”と”電磁砲”の合わせ技によって、ビッグ・マムに勝利しました。
技の名称や威力から察するに、電磁気力による加速で物体を高速射出する”レールガン”と同じ仕組みと考えられます。
覇王色の覇気を使用できる
ファンブック「ビブルカード」にて、覇王色の覇気が使用できることが判明。武装色・見聞色についての記載はなく、おそらく未だ2種類の覇気の覚醒には至っていないと思われます。
ユースタス・キッドの来歴と懸賞金の推移
ユースタス・キッドの懸賞金の推移
| シャボンディ諸島編 | 3億1500万ベリー | シャボンディ諸島にて最悪の世代かつ11人の超新星の1人として登場し、同時に懸賞金が判明。 |
|---|---|---|
| パンクハザード編 | 4億7,000万ベリー | 2年の修行期間の間に、赤髪海賊団と接触したり、万国を攻め込み四将星の1人を手負いに。悪名を世界に轟かせる。 |
| ワノ国編 | 30億ベリー | ワノ国”天上決戦”にてビッグ・マムを討ち取ったことで、世界政府にとっての脅威度が大きく上昇した。 |
偉大なる航路前半
シャボンディ諸島編
新世界へと向かうため、シャボンディ諸島を訪れていたキッドたち。そしてキッドを含め、最悪の世代の名を冠する11人の超新星が、その時偶然シャボンディ諸島に集結。
キッドは人身売買オークションに観客として参加しており、ルフィたちと遭遇します。ルフィが天竜人を殴ったので、キッドは一時的にルフィローと共闘し、オークション会場を脱出するのでした。
マリンフォード編
頂上戦争の電伝虫の映像発信が途絶えたことで、マリンフォード近海へ直接向かったキッド。戦いには参加しませんでしたが、海賊船の上から歴史的な戦いを見守ります。
戦争が終了した後は、新しい時代の訪れを予見しすぐに新世界へ。2年の修行期間には、赤髪海賊団との抗争やビッグマムの万国を攻め込むなどの事件を引き起こし、懸賞金も4億7000万ベリーに到達します。
偉大なる航路後半
パンクハザード編
新世界編以後初登場であり、シーザーの公開実験を電伝虫を通じて見届ける姿が描かれています。兵器に関しての情報収集は欠かさず、また懸賞金が4億7000万ベリーに上昇していることが判明。
ルフィやローたちの姿を見届けた後は、自ら交渉の場に赴いてアプー・ホーキンスと海賊同盟を結ぶ会議を開くのでした。
ドレスローザ編
キッド海賊団のアジトにて、アプー・ホーキンスと共にルフィローの同盟がドフラミンゴを倒したことを知ります。一方キッドらの同盟は、赤髪のシャンクスを狙っていることが判明。
しかし突如、上空1万mの空島からカイドウが落下して襲来。予想外の登場にキッドは困惑を示しながらも、カイドウに戦いを挑むことになります。
WCI編
カイドウとの敗れてしまい、牢獄に閉じ込められた状態で登場。全身は大きく負傷している一方で、カイドウは陽気に酒を飲んでいることから、カイドウが圧倒的な勝利を収めたと思われます。
またブリュレの口から、キッドは過去にWCIに攻め込んだものの返り討ちにされたことが判明します。
ワノ国編
兎丼の囚人採掘場にて捕まっていたところ、カイドウに敗北したルフィと同じ牢屋に偶然入れられることに。石の数を競い合い、共に真打ちを討つなど、ルフィと様々なことを経験。
ある日一度採掘場を脱獄しますが、海楼石の錠がついたままですぐにカイドウ軍に捕まってしまうキッド。しかしその後ルフィが兎丼を制圧したため、その隙にキラーと共に脱出するのでした。
討ち入り当日には赤鞘九人男を救う形で、ワノ国近海に登場。ルフィらと共に鬼ヶ島に上陸し、宴会場でアプーらと対峙します。
(『ONE PIECE』 1040話 尾田栄一郎 / 集英社)どくろドーム内では、紆余曲折ありつつも、”四皇”であるカイドウ、ビッグ・マムのもとへと辿り着きます。
カイドウはルフィに任せる形で、ローと共にビッグ・マムと対峙したキッド。
戦闘は熾烈を極めましたが、最終的には上述した”電磁砲”を繰り出し、ビッグ・マムに勝利しました。
この大金星によって、キッドの懸賞金は30億ベリーと大きく跳ね上がりました。
一方で、「四皇」に選出されたのは”麦わらのルフィ”だったことに不満を抱えています。
キッドにまつわる謎と考察
キッドが手負いにした将星とは？
ブリュレからは「万国を訪れた際に、キッドは恐れをなして逃げ出した」と明かされていましたが、キッドの証言によると「将星を1人手負いにした」とのこと。
キッドはルフィに近しい性格で裏表のある発言もしないので、おそらくキッドの発言が正しいと思われます。ではキッドが手負いにした将星とは誰なのでしょうか。
元4将星「スナック」と戦った？
ビッグマム海賊団の将星は、元将星だった人物も含めて計4人います。しかし現将星であるカタクリ・スムージー・クラッカーには、キッドの言う「手負い」と思われる傷はありませんでした。
そこで考えられるのは元将星であるスナック。ウルージに敗北したスナックですが懸賞金は6億ベリーであり、当時のウルージを遥かに上回る額だったと思われます。
最悪の世代とはいえ、敵地で1人で倒すのは難しいと思われるので、キッドが手負いにしたところを、ウルージが討ち取ることになったのではないでしょうか。
キッドが万国から奪ったものとは
万国で将星と戦った際に、キッドは目的としていたある物を奪い去ったことが判明しています。”ある物”の真相は未だ明かされておらず、ワノ国編が終わるまでは謎のままだと思われます。
ポーネグリフの写しを手に入れた？
可能性として考えられるのは、麦わらの一味と同様に「歴史の本文」の写しを手に入れたということ。歴史の本文に関する情報は、戦闘員であるタマゴ男爵やゾウのネコマムシですら認知していました。
万国に歴史の本文があることは、キッドでも十分に知り得る情報であったため、真の歴史の本文の写しを奪いに訪れたのではないでしょうか。
何らかの兵器の可能性も
予想の域を出ませんが、万国から何らかの兵器を持ち出した可能性があります。というのも、キッドがパンクハザードの公開実験を見守っていた際、キッドは殺戮兵器の情報を集めていることが判明。
裏ルートの情報網から、万国にある兵器の存在を知り、それを奪いに襲撃した可能性もあり得ます。
ユースタス・キッドのプロフィール
| 年齢 | 23歳 |
|---|---|
| 誕生日 | 1月10日 |
| 星座 | 山羊座 |
| 身長 | 205cm |
| 血液型 | F型 |
| 出身 | 南の海 |
| 好物 | ロールキャベツ |
| CV | 浪川大輔 |
最悪の世代について
  モンキー・D・ルフィ |
  ロロノア・ゾロ |
  トラファルガー・ロー |
  ユースタス・キッド |
  キラー |
  バジル・ホーキンス |
  スクラッチメン・アプー |
  Ｘ・ドレーク |
  カポネ・ベッジ |
  ジュエリー・ボニー |
  ウルージ |
  マーシャル・Ｄ・ティーチ |
(C)尾田栄一郎
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