『ワンピース』本誌1082話のネタバレ記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、今後の展開や重要な要素の解説/考察を行っています。
【ワンピース】1082話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載『ワンピース』の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
前回1081話のおさらい
・ガープに続く形で、軍艦に乗った海兵らが「ハチノス」に到着する。
・コビーがガープらの元にやってくるも、同行していたひばりが凍らされてしまう。
・ガープとクザンの対決が始まる。
・新世界「ウィナー島」にて、トラファルガー・ローが”黒ひげ”に敗れる。
・潜水艇「ポーラー・タング号」は沈没するも、ローとベポは逃亡に成功した。
【ワンピース】本誌1082話のネタバレ
以下は『ワンピース』本誌1082話「取りに行こうぜ!!」のネタバレです。
Tボーン中将の殉職
(『ワンピース』 1083話 尾田栄一郎 / 集英社)冒頭、本編では「ウォーターセブン」編などに登場していたTボーン中将が殉職したとの記事が描かれました。
海兵はもちろん、市民からの人気も厚かったTボーン中将。その死因は明らかにされておらず、世間は大きなショックを受けたようです。
さて、一般に明かされなかったTボーン中将の死因は、一般市民による刺殺。
「クロスギルド」によって海兵に懸賞金が懸かっているいま、海賊だけでなく貧困に喘ぐ一部の市民すらも海兵を狙うようになってしまいました。
そんな事態を重くみた海軍は、実態を海兵や市民に悟らせないため、Tボーンの死の真相を伏せたのでしょう。
食堂でこの事件について話していたセンゴクとおつるは、「クロスギルド」の危険性を極めて重大なものとして考えているようです。
そんな折、センゴクは通りかかったヒナにガープの所在を問いかけました。
ヒナは、ガープが「コビーを助けに行くわい!!」と発言していたことを明かし、孔雀を含むSWORDを引き連れて出航したのではないかと推測。
それを聞いたセンゴクとおつるは、よもや「ハチノス」に乗り込んだのではないかと驚いた様子を見せました。
クロスギルド
一方その頃、「クロスギルド」サイドでは、Tボーン中将を殺害した市民がバギーに感謝を述べていました。「クロスギルド」は懸賞金をきちんと支払っているようです。
さて、Tボーンを殺害した市民は、悪事に手を染めた人物として「クロスギルド」に籍を置く様子。
そんな折、遂に「クロスギルド」の船が完成したと船大工の1人が報告を入れました。
(『ワンピース』 1083話 尾田栄一郎 / 集英社)バギーが向かうと、そこにはバギーの顔面が船首に据えられた船の姿が。
それを見たミホークとクロコダイルは、怒りに身を震わせながらバギーを「会議室」に呼びつけました。
バギーの想い
場面が変わり、首だけの状態でボコボコにされたバギーを背景に、ミホークと話し合うクロコダイルが描かれます。
2人が目指しているのは、どのような勢力にも脅かされない「軍事国家」。ゆえに2人は、圧倒的な戦力を欲しているようです。
そんな2人に対して、ヤケクソになったバギーは「お前らそれでも海賊か!? 半端なモン求めやがって………!!」と口にします。
続けて、世間では遂に”赤髪”が動き出したのだと語り、「お前ら昔…何になりたかった………!?」とバギー。
(『ワンピース』 1083話 尾田栄一郎 / 集英社)そしてバギーは、現在の自身の立ち位置が、たとえ運や事故でも”シャンクスと同列”であることを述べると、涙ながらに「海賊王になりてェ!!!」と叫びました。
ミホークやクロコダイルが欲している「力」や「富」も、海賊王になれば全てが手に入ります。
しかし、ミホークとクロコダイルは、そんなバギーの言葉に奮い立たされるほどロマンチストではありません。
計画はおろか準備すらもない現状に呆れた2人は、揃ってバギーの首を吹き飛ばします。
しかし、バギーはそれでも引き下がりませんでした。
付近に落ちていた島のスピーカーに繋がる電伝虫をとったバギーは、演説を始めたのです。
(『ワンピース』 1083話 尾田栄一郎 / 集英社)その演説は、「取りにいくぞォ!!! ”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”!!!!」という言葉で締め括られ、(クロコダイルとミホーク以外の)「クロスギルド」の面々は大きく奮い立たされました。
サボの帰還
”偉大なる航路(グランドライン)”「カマバッカ王国」ーー
革命軍の東西南北軍の副軍隊長たちが集まり、一隻の船を見つめていました。
ベロ・ベティ率いる”東軍”の副軍隊長であるあひるは、左腕の義手を船に向け、攻撃の準備をします。
しかし、その船の正体はサボでした。
サボはモーダら「ルルシア王国」の国民たちと共に「カマバッカ王国」に上陸。
革命軍の面々は温かくサボを迎え入れます。
心配のあまり蹴りを繰り出したコアラに対し、サボは妨害電伝虫が手に入らず通信ができなかったと弁明しました。
「ルルシア王国」から通信した際は、”間接通信”を用いていたというサボ。
つまり、通信を傍受していた海軍側はサボが「ルルシア王国」に潜伏していると断定したものの、実際のサボは王国内に居なかったようです。
(『ワンピース』 1083話 尾田栄一郎 / 集英社)そして、場所を変えたサボはドラゴンとイワンコフの2人だけを同席させた上で、話し始めました。
これからの話は、「聞く事で命を危険に晒される」可能性があるとのこと。
そんな前置きの上、サボが話す「マリージョアで起きた『本当の事』」とは……？
1083話へ続く。
【ワンピース】1082話の考察と感想
クロスギルドが本格始動か
クロコダイルとミホークの制止を振り切り、勢いのままに”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”奪取宣言を行ったバギー。
「クロスギルド」の面々はバギーに心酔しきっているため、そのバギーの言葉を受け、当然のように奮起しました。
”赤髪のシャンクス”、”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ、”麦わらのルフィ”に続き、いよいよ”千両道化”バギーも本格的に始動するようです。
他の「四皇」と競ることに乗り気でないクロコダイルとミホークですが、バギーは2人を口説き落とすことができるのでしょうか。
サボの生還
バスターコールを凌ぐ規模の攻撃によって地図上から消えてしまった「ルルシア王国」。
その攻撃に巻き込まれ、死亡してしまったのではないかと思われたサボでしたが、今回の第1082話にて無事「カマバッカ王国」に帰還しました。
サボは、ビビやワポルと同じく、「マリージョア」で見てはいけないものを見てしまった様子。
「ルルシア王国」からの間接通信を行なっていたサボが「虚の玉座」について言及していたことから察するに、イム様の姿を見てしまったのでしょう。
次回の『ワンピース』では、「マリージョア」の謎の一端がいよいよ明らかになるのでしょうか。
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ここから下は、1082話が出る前の予想内容になります。
【ワンピース】1082話以降のネタバレ 予想と考察
引き続きハチノス編か
『ワンピース』第1081話では、ガープのクザンに対する強烈な一撃を皮切りに、一時的にウィナー島へと舞台が移りました。
ウィナー島で描かれたのは、トラファルガー・ロー率いる「ハートの海賊団」と、「四皇」”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ率いる「黒ひげ海賊団」との戦いです。
戦いの結果は、「黒ひげ海賊団」の勝利。
潜水艇「ポーラータング号」を破壊されてしまった「ハートの海賊団」は、文字通り海に散る形となりました。
さて、一旦ストーリーの流れが途切れてしまった「ハチノス」編ですが、今後の展開ではどうなるのでしょうか。
物語の本筋である「エッグヘッド」編に戻る可能性と、そのまま「ハチノス」編が続投される可能性。
……2つのあり得そうな展開が並び立っていますが、今回は「ハチノス」編が続投されることを前提に先の展開を予想していきます。
インペルダウンの元囚人たち
(『ワンピース』 1080話 尾田栄一郎 / 集英社)海軍本部”中将”ガープが、「SWORD」所属海兵と一般海兵を率いて海賊島に殴り込みをかける形で始まった、「ハチノス」編。
「SWORD」側では、「王子」こと”少将”プリンス・グルスと、「大参謀」おつるの孫にして、「王子」と同じ”少将”孔雀の能力が判明しました。
その一方で、「黒ひげ海賊団」側では、『ワンピース』59巻 第576話の初登場からおよそ600話近くの話数を経て、遂に”インペルダウンLEVEL6脱獄組”の能力が判明。
具体的には、”巨大戦艦サンファン・ウルフ”がデカデカの実、”悪政王アバロ・ピサロ”がシマシマの実、”大酒のバスコ・ショット”がガブガブの実の能力者です。
そんな3名に加え、「ハチノス」には未だ実力が判然としていないスケスケの実の能力者”雨のシリュウ”も控えています。
現段階ではガープとクザンの激突のみが描かれている「ハチノス」編ですが、今後ストーリーが進行することで、ウルフやピサロ、ショット、シリュウらの強さが描写されるのではないでしょうか。
クザン vs ガープの行方
上述したサンファン・ウルフら”脱獄組”の活躍と同時に気になるのが、クザンとガープの戦いの行方です。
まず事実として、これまでのストーリー内の描写により、海軍本部”大将”が「四皇」よりも実力的に劣ることは明白ですよね。
一方の海軍本部”中将”ガープは、これまでに幾度となく”海賊王”ゴール・D・ロジャーと互角の勝負を繰り広げてきた、まさに”伝説の英雄”。
本人は「衰えた」と公言しているものの、「四皇」にすら劣る”大将”が相手であれば、圧倒的に勝利してしまってもおかしくはありません。
しかし、その「衰え」の具合によっては、クザンほどの強者であればひっくり返してしまうのではないかとも思われます。
義兄のエースに加え、実の祖母のガープをも喪う展開となれば、ルフィへの精神的ダメージは計り知れません。
ガープの行方をめぐっては、今後も注視していく必要がありそうです。
ラフィットがエッグヘッドへ？
(『ワンピース』 1079話 尾田栄一郎 / 集英社)『ワンピース』第1079話にて描かれた、「エッグヘッド」に迫る”黒ひげ海賊団”の船。
この時の時系列がウィナー島やハチノスの一件と同じであると仮定すると、まだ登場していない”黒ひげ海賊団”のメンバーと言えば、5番船船長のラフィットのみです。
単行本25巻の第234話とかなり早期に登場しておきながら、未だ謎多き人物であるラフィット。
場面が「エッグヘッド」に戻れば、いよいよラフィットの活躍が見られるのかもしれませんね。
https://bookwiz.me/onepiece1082y
最終章の展開予想
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(C)尾田 栄一郎
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