『ワンピース』本誌1067話のネタバレ記事です。ついに登場したベガパンク「星(ステラ)」。ノミノミの実の力によって肥大化した彼の脳は、外部に格納されていました。そんな希代の天才が語ったのは…
【ワンピース】1067話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載『ワンピース』の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
前回1066話のおさらい
・ベガパンク「正(シャカ)」の口から、”空白の100年”の仮説が明かされる。
・バスターコールで滅んだはずの「オハラ」には、大量の文献が残されていた。
・サウロと思われる巨人の手により、「オハラ」の文献の数々はエルバフに移された。
・エルバフを訪れたベガパンクは、「オハラ」の文献を知識として吸収し、研究を引き継ぐいだ。
・ベガパンクとドラゴンの関係性の一部が明かされる。
・ベガパンク「星(ステラ)」がルフィの前に登場した。
【ワンピース】本誌1067話のネタバレ
以下は『ワンピース』本誌1067話「PUNK RECORDS」のネタバレです。
パンクレコーズ
ベガパンク「星(ステラ)」…つまり、”本体”を前にしたジュエリー・ボニーは、「頭はどうした!?」と詰め寄ります。
ボニーが出会った際は、巨人族に届くほどの体積を有していたというベガパンクの脳。
そんな異常発達には、”悪魔の実”が関わっていました。
ベガパンクはノミノミの実を口にした「脳ミソ人間」であり、知識を再現なく記憶することのできるようです。
デメリットとして挙げられるのが、貯蔵されたデータの容量に応じて脳が肥大化する点。
しかしベガパンクは、島の機械に自身の脳ミソを格納することにより、身体から巨大な脳ミソを切り離すことに成功したのです。
悪魔の実のデメリットをも科学の力で解決してみせたベガパンク。さすがと言う他ありません。
さて、そんな”ベガパンクの脳ミソ格納庫”こそが、1067話のサブタイトル「パンクレコーズ」です。
島を徘徊する6人のベガパンク「猫(サテライト)」達は、その「パンクレコーズ」を介し、一日一回体験と知識を同期しているとのこと。
つまりベガパンクは、常人の6倍もの体験を日々繰り返しているようです。
ボニーの恨み
ベガパンクの知識が格納された「パンクレコーズ」。
ベガパンクは、そんな「パンクレコーズ」を全人類でアップデートすることにより、本物の”知識の海”を作ることができると語ります。
そんな折、ベガパンクに恨みを持つボニーは、ガラクタの中から拾い上げた”ビームサーベル”を起動しました。
父……つまりバーソロミュー・くまを元に戻すよう迫るボニー。
しかし、運の無いことに、ボニーが持つ”ビームサーベル”は、大量の虫を引き寄せる発明品だったのです。
虫の苦手なボニーは、泡を吹いて気絶。
その一方でベガパンクは、「当然じゃ……」と自身を殺そうとしたボニーの心情を慮りました。
巨大ロボットの真相
ボニーが失神したことを受け、話はパンクハザードに保管されていた”人造悪魔の実”の話に移りました。
ワノ国に”二匹の龍”が現れたことを知っていた様子のベガパンク。
モモの助が口にした”人造悪魔の実”は失敗品だとされていましたが、その背景は”体色”にあったようです。
完璧主義のベガパンクは、”ピンク”がどうにも気に入らなかった様子。
…そして再び話が変わり、スクラップ場の”巨大ロボット”に焦点が移りました。
ベガパンクいわく、そのロボットは「200年前に聖地マリージョアを襲った伝説の鉄の巨人」。
そして、作成されたのは900年前のようです。
900年前とは、やはり”空白の100年”によって”ある王国”が滅びる前の年月。ロボットを作り上げたのは、言うまでもなく王国でしょう。
さて、200年前に聖地マリージョアを襲ったロボットは、エネルギー不足で被害を与えることができなかったとのこと。
しかし、”赤い土の大陸(レッドライン)”を這い上がり、マリージョアにまで到達したという事実だけでも驚愕です。
そしてそのロボットは、「世界政府」の命によって廃棄を命じられていましたが、当時の科学者の好奇心により、人知れず受け継がれてきたとのこと。
ベガパンクが作り上げた”ベガフォース1”は、そんな巨大ロボットを模して作られたものですが、根本的な”動力”に差異がありました。
ベガパンクは、「今の世界の常識を変えるほどの力」が過去には存在したのだと語ります。
ベガパンクの決意
巨大ロボットの話題が終わったのち、ボニーに”渡さなくてはならないもの”があると語ったベガパンク。
さらに彼は、ルフィに対し、自身をエッグヘッドから連れ出すよう願い出ました。
そして場面は変わり、サイファーポール。
ついにルッチ、カク、ステューシーの3名がエッグヘッドに到達したようであり、何匹かの「海獣兵器」が沈められています。
開港を求めるCP0に対し、「正(シャカ)」は「セラフィムを置いて帰れ」と伝えるよう指示。
「『世界政府』の入港を拒否する」と言い切りました。
くまさん脱走
場所は変わってカマバッカ王国。
そこでは、ボロボロの姿となっていたくまが、革命軍の技術によって修繕を受けていました。
しかし、まだ体が本調子では無いにも関わらず、くまが突如走り出したのです。
自我を持たぬはずのくまは、果たして何を求めて走り出したのでしょうか。
1068話へ続く。
【ワンピース】1067話の考察と感想
ベガパンクという人間
1067話でベガパンク「星(ステラ)」が本格登場し、彼の思想の一端が明かされました。
これまでの『ワンピース』における科学者達は、C・クラウンやヴィンスモーク・ジャッジ、”大看板”クイーンなど、”狂科学者(マッドサイエンティスト)”然とした人物が多く登場していましたが、ベガパンクは善なる科学者であるように思えます。
”パンクレコーズ”についても、「知識を独占する」という考えはベガパンクには無いようであり、1067話では”知識の共有”という構想を楽しげに語っていました。
さらにベガパンクは、「世界政府」から消されることを感じ取ったゆえか、ルフィに自身を連れ出すよう求めます。
ルフィがその申し出を断るとは思えませんが、果たして…?
くまさん脱走の背景
1067話終盤、カマバッカ王国で保護されていたくまが、突如として走り始めました。
現時点で明らかになっている情報をもとに推測するのであれば、ボニーの悲鳴を察知して走り出した…といったところでしょうか。
ボニーはくまの娘ですから、彼女を守るためのプログラムが施されている可能性は十分に考えられます。
ここにきて押し寄せる怒涛の展開の数々。
次回の『ワンピース』で描かれるのは、くまの脱走劇か、CP0と麦わらの一味による戦いか、それとも……?
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ここから下は、1067話が出る前の予想内容になります。
【ワンピース】1067話以降のネタバレ 予想と考察
オハラの意志とクザンの動向
クザンは革命側の人間?
1066話の展開により、バスターコールで滅びたはずの「オハラ」が、残った”文献”として生き残っていることが明らかになりました。
また、その”文献”を回収し、エルバフへと運んだ巨人こそ、(作中でベガパンクは明言を避けましたが)ハグワール・D・サウロ。
あのバスターコールの日、当時海軍本部の中将であったクザンによって凍結させられた巨人族の男性です。
現在”大将”となったクザンは、エニエス・ロビー編を経て真の”宿木”を見つけたロビンの元に現れ(45巻433話)、「”オハラ”はまだ…滅んじゃいねェ」という意味深な言葉を残していました。
”歴史の本文(ポーネグリフ)”を読むことのできる”「オハラ」の生き残り”ロビンが生きているから…と読み解くこともできるくだりでしたが、サウロが生きているとなると話は変わってきます。
あの日、クザンが使った技は、「アイスタイムカプセル」。
アイス”タイム”ではなく、アイス”タイムカプセル”であるという点で、本心からサウロを殺す気はなかったのだろうと思われます。
海軍本部を辞したことと言い、クザンが赤犬の徹底的なまでの”正義”に疑問符を抱いていることは明らか。
今後の世界政府の動き次第では、クザンが反旗を翻す存在になってもおかしくはありません。
現時点では黒ひげ海賊団の一員として立ち回っているクザンですが、今後の彼の動向にも要注目ですね。
エルバフ行きの理由
1066話で明かされた、エルバフに「オハラ」の書物がある、という情報。
元よりウソップはエルバフへの憧れを抱いていましたが、今回の情報を受けて、”麦わらの一味”がエルバフに上陸する可能性がますます高まったように思われます。
現時点でロード”歴史の本文(ポーネグリフ)”の情報を何一つとして持っていない一味にとって、”歴史の本文”を残した王国についての情報は、極めて貴重かつ価値の高い物です。
エッグヘッドの次の島がエルバフである可能性は高いのではないでしょうか。
CP0との戦い
ベガパンクの口から語られた、”空白の100年”についての仮説。
CP0がベガパンク殺害の任務を掲げていることは既に明らかになっている通りですが、その理由が”空白の100年”について知ろうとしているからであることは明白です。
さて、”麦わらの一味”の面々は、ベガパンク「正(シャカ)」の口から聞かされたことで、”空白の100年”についての仮説を知ってしまいました。
「オハラ」が消されたことから、ベガパンクの述べた仮説が真実に近いことは明らか。
もしこの事実が世界政府に露呈すれば、ベガパンクの次の標的が”麦わらの一味”になりかねません。
ただでさえ”麦わらの一味”は、世界政府にとって都合の悪い「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」の能力者を船長とする海賊団。
早ければ、エッグヘッド編の最中に”麦わらの一味抹殺”の命が下されるやもしれません。
今回政府から派遣されたCP0の諜報員は、”麦わらの一味”との戦闘経験を有するロブ・ルッチとカクです。
2年越しに顔を合わせる彼らは、今回どのような戦闘を見せてくれるのでしょうか。
最終章の展開予想
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(C)尾田 栄一郎
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