アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の第4話のネタバレ・感想記事です。ネタバレ込みでストーリーをご紹介し、感想や考察を記述しています。
【鬼滅の刃】作品の概要
(アニメ『鬼滅の刃』 遊郭編 6話 吾峠呼世晴 / 集英社)時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語＿＿。
アニメ『鬼滅の刃』これまでの振り返り
戦国の世の刀
アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の第3話の序盤、炭治郎が訓練を行なっていた縁壱零式の内部から、戦国の世の刀が発見されました。
期待を胸に鞘から刀を引き抜いた炭治郎と小鉄。しかし、300年という途方もない年数により、既に刀身は錆びてしまっていました。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第3話 吾峠呼世晴 / 集英社)……と、そんな状況の中で現れたのが、竈門炭治郎の担当刀鍛冶の鋼鐡塚蛍です。
山籠りの末に筋骨隆々の肉体を手にしていた鋼鐡塚は、錆びた刀を自身に任せるよう言い放ち、刀を持ち去りました。
鋼鐡塚の研磨により、炭治郎の新たな刀が爆誕する日もそう遠くはなさそうです。
半天狗の急襲
刀鍛冶の鉄穴森を探していた時透は、炭治郎が休んでいる部屋にやってきました。
特に頼まれたわけでもなく、炭治郎は一緒に鉄穴森を探すことに。
そんな折、部屋の外に何者かがやってきました。
やってきた”それ”は、人ではなく鬼。それも、巧く気配をとぼけていた”上弦の肆”半天狗です。
時透と炭治郎は即座に動き出しますが、頸を斬られた半天狗は2体の鬼に分裂。
さらに、分裂体の内の一体である”可楽(からく)”により、時透が建物街へと大きく飛ばされてしまいました。
かくして炭治郎は、図らずも”柱”を欠いた状態での”上弦の肆”との戦いを強いられてしまいます。
玄弥の助太刀
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第3話 吾峠呼世晴 / 集英社)”霞柱”時透無一郎は、上述の通り戦線から大きく離されてしまいました。
しかし、建物の中には、炭治郎の他にも禰豆子と不死川玄弥が控えています。
玄弥は特殊な銃と日輪刀の2つの武器を駆使する鬼殺隊士であり、登場してすぐに積怒と可楽の頸を落としてしまいました。
……が、次の瞬間、”半天狗”だった鬼はさらに分裂。
哀絶と空喜が誕生し、結果として4体もの厄介な鬼が揃ってしまいました。
刀鍛冶の里の戦いは、ますます激しさを増していきます。
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アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 4話のネタバレ
以下はアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 第4話「時透君ありがとう」のネタバレです。
1.時透無一郎の選択
鬼に襲われる小鉄の姿を見かけた”霞柱”時透無一郎は、優先度の低さゆえに無視しようと考えていました。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第4話 吾峠呼世晴 / 集英社)しかし、炭治郎の「人のためにすることは巡り巡って自分のために」という言葉を思い出し、当初の意に反して小鉄を救出します。
時透が対峙した鬼は、巨大の金魚の姿。4本の足で移動し、頭部には特徴的な壺が乗っています。
頸と思しき部分を切断しても、立ち所に再生してしまう金魚鬼。
そこで時透は、頭部の壺に着目し、これを破壊。無事に金魚鬼は崩れ、小鉄を救出することができました。
助けられた小鉄は、これまでに時透に対して(裏で)吐いていた暴言を詫び、鋼鐡塚と鉄穴森の救出を依頼。
なんでも鋼鐡塚は、不眠不休で刀の研磨を行なっているようです。
そんな折、時透の脳裏には「君は必ず自分を取り戻せる 無一郎」というお館様の言葉が想起されました。
未だ詳細は不明であるものの、鬼殺隊士になる前の時透は、大怪我の末に床に伏していました。
その後の時透は、霞がかったかのように記憶を失ってしまった様子。
記憶の断片が思い出されたことを受け、時透は小鉄を持って鉄穴森と鋼鐡塚の方へと走り出しました。
2.炭治郎と空喜
場面は炭治郎サイドへと戻ります。
空喜が超音波攻撃を繰り出そうとしていたところ、炭治郎は思わず相手を切断。
分身体がさらに増殖してしまうことを警戒した炭治郎でしたが、小さな空喜が2体となっただけでした。
2体の空喜の放った超音波を食らう炭治郎でしたが、どうやら威力が落ちている様子。
そんな事実を受け、半天狗の”分裂”は喜怒哀楽の4体の状態が最も強い状態であると理解しました。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第4話 吾峠呼世晴 / 集英社)しかし、カラクリを理解したとて、相手は強力です。
空喜は持ち前の羽で飛び回り、超音波攻撃と硬い爪によって炭治郎を追い詰めます。
しかし、炭治郎もやられっぱなしではありません。(分裂体の内の1体であるとはいえ)”上弦の肆”を相手に見事な立ち回りを見せます。
3.玄弥の戦い
炭治郎が空喜と戦っていた頃、禰豆子は可楽によって封じ込められ、玄弥は哀絶の槍で腹を貫かれてしまっていました。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第4話 吾峠呼世晴 / 集英社)その場には積怒も居り、言うまでもなく窮地です。
……ここで、哀絶に異変が起こりました。玄弥の腹を刺している槍が抜けないのです。
その直後、「テメェの相手は俺だろうが」と言い放ち、玄弥は哀絶の頸に銃を発砲しました。
しかし、哀絶は瞬時に首を回復。更なる力を込め、玄弥の腹から槍を引き抜きました。
槍を引き抜かれた玄弥は、しばし黙って項垂れた後、「舎衛国祇樹給孤独園…」と唱え始めます。
その後、哀絶が玄弥に向かって槍を振り下ろしますが、そこに玄弥の姿はありません。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第4話 吾峠呼世晴 / 集英社)いつの間にか哀絶の背後に回り込んでいた玄弥は、右手に持った刀で哀絶の頸を狙います。
しかし、その動きは積怒の錫杖による”雷”によって防がれてしまいました。
4.禰豆子の窮地
終始楽しげな様子を浮かべる可楽は、興味が禰豆子から玄弥に移った様子。
「お前はもういいぞ」と言い放つと、禰豆子の腹を蹴りで貫いてしまいました。
一方の禰豆子も、凄まじい威力の蹴りで反撃を開始。血鬼術「爆血」によって追撃を喰らわせ、可楽の団扇を奪ってしまいました。
続け様に禰豆子は、可楽の団扇を可楽に使用。風に煽られた可楽は、遠くへと飛んでいきました。
しかし、禰豆子の活躍もそれまででした。積怒の錫杖で喉を突き刺され、”雷”の餌食となってしまったのです。
5.揃う半天狗
再び場面は戻り、炭治郎サイド。
空喜に時間を使わされている炭治郎は、何としてでも建物へと戻ろうとしていました。
そこで炭治郎は、空喜の飛行能力を逆手に取ることで、建物内へと戻ることに成功。
炭治郎が室内に戻ると、そこには”雷”に苦しむ禰豆子の姿がありました。
炭治郎は、切り取っていた空喜の足を用いて”雷”の錫杖を防ぐことに成功。
積怒の舌を切り取り、禰豆子を錫杖から救い出しました。
そんな折、禰豆子によって吹き飛ばされた可楽が戻ってきてしまいます。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第4話 吾峠呼世晴 / 集英社)可楽の団扇の風圧により、下階層に落とされた上で気を失ってしまった炭治郎と禰豆子。
2人の前には可楽、積怒、空喜の3体の”半天狗”が揃いました。
一方その頃、刀鍛冶の里の内部は、玉壺が生み出した魚鬼によって混乱の渦中にありました。
そんな折、鎹鴉に導かれて里に向かう鬼殺隊士が1人。
(アニメ『鬼滅の刃』 刀鍛冶の里編 第4話 吾峠呼世晴 / 集英社)”恋柱”甘露寺蜜璃です。
2体の上弦の鬼の急襲という未曾有の危機を前に、更なる戦力が向かいます。
アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 4話の感想
時透無一郎の”兆し”
前回(第3話)での竈門炭治郎との会話から、過去の記憶を取り戻す”兆し”を見せ始めていた時透無一郎。
今回ご紹介した第4話の冒頭でも、普段の彼であれば合理性に則って無視していたであろう小鉄のピンチを、華麗に救って見せました。
延いては、本来であれば何を置いても里長の救助に向かうべきところ、小鉄の声に応じて鉄穴森と鋼鐡塚の救助に向かうことを決定。
”合理性”ではなく、相手や自身の”心”で動く時透には、いい意味で”人間性”が戻り始めたように思われます。
半天狗の強さ
第4話にて強烈に描かれたのは、喜怒哀楽を冠する4体の鬼に分裂した”上弦の肆”半天狗の強さです。
それぞれの分身体は、基礎的な戦闘能力の他に”血鬼術”も有しており、連携されればひとたまりもない能力が集まっています。
縁壱零式との訓練で新たな能力に目覚めた炭治郎も、現時点では空喜一体に翻弄される始末。
たった少しの訓練期間で主人公が大幅に強化される”補正”などない……そんな硬派な部分を時折垣間見せる作品であるからこそ、『鬼滅の刃』はここまでの人気を得るに至ったのかもしれませんね。
走る甘露寺蜜璃
第4話のラストでは、鎹鴉のナビゲートが盛り込まれた形(※)で、刀鍛冶の里に逆戻りする甘露寺蜜璃が登場しました。
※原作では鎹鴉のセリフは無し。
序盤から登場していたものの、刀の調整を終えたことにより、いち早く刀鍛冶の里から発っていた甘露寺。
しかし、”柱”としての担当区画が刀鍛冶の里から近かったようであり、無事戦いに加わることができるようです。
そんな甘露寺が用いる”全集中の呼吸”は、煉獄杏寿郎が用いていた「炎の呼吸」の派生系たる「恋の呼吸」。
アニメ『鬼滅の刃』において、「恋の呼吸」は一体どのような演出で描かれるのでしょうか！
アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 4話の考察と解説
原作のどこからどこまで？
アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の第4話では、『鬼滅の刃』単行本13巻の第108話から13巻の第110話中盤までのストーリーが描かれました。
なお、甘露寺蜜璃が里に向かって走るシーンのみ、第111話の内容が先出で描かれています。
次回のアニメ第5話で甘露寺蜜璃が本格参戦するであろうことを思えば、妥当な入れ替えですね。
”柱”の過去について
時透無一郎の過去
今回放送されたアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の第4話により、記憶を失った状態であることが明確になった時透無一郎。
幼少期の記憶はおろか、直近の出来事ですらも靄がかったかのように忘れてしまう症状にあるようです。
そんな時透の記憶は、原作『鬼滅の刃』14巻の第118話にて明かされています。
アニメ版では、このままのペース(アニメ1話あたり原作版2〜3話)を維持していくのであれば、第7話か第8話あたりで描かれることでしょう。
甘露寺蜜璃の過去
”霞柱”時透無一郎と同様に、刀鍛冶の里編にてメイン出演している”恋柱”甘露寺蜜璃。
ED楽曲の明確なテーマとなっている人物であり、ED映像にて過去の”匂わせ”のような部分も散見されます。
甘露寺蜜璃の強さの秘密やこれまでの苦難については、時透と同じく刀鍛冶の里編にて描かれることになりますので、是非注目しておきたいところですね。
なお、原作『鬼滅の刃』では、甘露寺の過去は単行本14巻の第123話に収録されています。
刀鍛冶の里編の終盤にあたる話数ですので、アニメ版では第10話前後あたりで描かれるのではないでしょうか。
アニメのネタバレ一覧
| アニメ1期 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
| 11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
| 16話 | 17話 | 18話 | 19話 | 20話 |
| 21話 | 22話 | 23話 | 24話 | 25話 |
| 26話 | ||||
| 無限列車編 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | |||
| アニメ2期 遊郭編 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
| 11話 | ||||
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