『ワンピース』本誌1056話のネタバレ記事です。ワノ国での宴も終わり、いよいよ一味は出航準備へ。そして、未だ正式に”麦わらの一味”入りをしていないヤマトが、ルフィの元へ向かおうとしていて・・・
ワンピース1056話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「ワンピース」の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
前回1055話のおさらい
・緑牛の襲撃に対し、モモの助と侍、ヤマトたちが懸命な抵抗を見せる。
・モモの助はワノ国に生きるものだけで国を守ってみせるため、ヤマトに手出ししないよう要請する。
・花の都の城内では、光月スキヤキがロビンとローを地下へと案内。
・地下には、水没した”かつてのワノ国”と”ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”が存在した。
・スキヤキいわく、さらなる地下に古代兵器”プルトン”が眠っている。
・モモの助が”熱息(ボロブレス)”を放つことができるようになり、状況が好転する。
・近海に停泊していたシャンクスが介入し、緑牛が撤退。
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ワンピース本誌1056話のネタバレ
緑牛襲来後
冒頭、海軍本部大将”緑牛”アラマキによって水分を吸い取られてしまった雷ぞう、しのぶの姿が描写されました。
何も知らぬまま宴を楽しんでいたであろう錦えもんは、2人に頭をぶつけるほどの土下座で詫び入ります。
現場に居合わせたネコマムシは、嬉しそうな表情でモモの助が活躍を見せたことを語り、「しょうがないろう」と錦えもんを慮りました。
そして話はお鶴の話に。
ホールデムがおこぼれ町を焼き払ったことにより、長らく生死不明であったお鶴でしたが、顔にひどい火傷を負ったものの生存していたことが判明します。
20年の時を超えてなお美貌を保つ鶴に、顔が緩む錦えもん。
そんな様子を見た雷ぞうは、乾き切った満身創痍の姿で「モテたい………」と一言発しました。
新たなる王
(『ONE PIECE』 1056話 尾田栄一郎 / 集英社)場面は変わり、串に刺されたおでんを口一杯に頬張ったキャロットが登場。
やってきたキャロットに対し、イヌアラシは「モコモ公国の”王”になれ」と一言発しました。
ことの重大さを脳で処理する前に、普段の能天気さで「”王様”!? わーい いいよ♡」と返答。
次の瞬間、”王様”の意味を認識したキャロットは、「やだよ!!!」と手のひらを返します。
共同でモコモ公国を治めていたイヌアラシとネコマムシは「光月家」の侍としてワノ国に残り、モモの助を守ることに決めた様子。
だからこそ2人は、ルフィらと共に海に出て見聞を広め、なおかつペドロの意志を継ぐキャロットこそが次代の王に相応しい……そう判断したようです。
スキヤキとプルトン
再び場面は変わり、モモの助、日和の2人の前に姿を現した光月スキヤキ。
2人は謝るスキヤキに抱きつき、肉親がいるだけで心強い旨を伝えます。
なお、河松、傳ジロー、菊の丞の3人は、天狗山飛徹の正体が光月スキヤキであることに気付いていたようです。
なお、錦えもんはまたしても何も知りませんでした。
(『ONE PIECE』 1056話 尾田栄一郎 / 集英社)一方その頃、城内の一室では、ロビンがスキヤキから仕入れた情報を”一味”と共有していました。
2年前、世界政府に一泡吹かせるため古代兵器”プルトン”の設計図を燃やしたフランキーは、”プルトン”自体が実在したことに大きな驚きを見せます。
そんな話をしていた折、部屋にはくのいち しのぶと、お玉が現れました。
緑牛から水分を吸われたしのぶは、なんとありし日の美貌を取り戻し、”妖艶なくのいち”としての姿を取り戻した様子。
そしてお玉は、そんなしのぶに弟子入りし、力をつけることにしたようです。
……そんな一行の近くに、怪しい影が一つ。
部屋に潜んでいたのは、海賊”濡れ髪のカリブー”でした。
”ポセイドン”に引き続き、”プルトン”の存在と在処を知ったカリブーは、”あの人”に知らせようと考えます。
船出の時
数日後。
花の都は活気に溢れており、場内では「将軍」とモモの助を慕う声が多数響きます。
そんなモモの助が進む先は、海賊”麦わらの一味”が休息していた一室。
しかし、そこに一味の姿はありません。
モモの助は城中を探し回りますが、一人として”麦わらの一味”の船員はおらず…。
おトコと三味線を弾いていた日和曰く、一味の面々は朝からみんなに挨拶を行った末、城を出ていったとのこと。
一方で、モモの助、錦えもんの2人には、何も知らせずに出ていってしまったようです。
(『ONE PIECE』 1056話 尾田栄一郎 / 集英社)場所は変わって常影港。
たまたま出航の日が重なってしまったルフィ、キッド、ローの3人は、”記録指針(ログポース)”が示した3つの指針のうち、どこに進むかで言い争っていました。
ともに四皇と争った3人でしたが、ワノ国を出れば敵同士。
ローは”北東”を1人でとり、ルフィとキッドは”真ん中(東)”をめぐってくじ引きで争います。
くじ運に見放されたルフィは、南東方向に進むことに。
ルフィはたまらず「おれ『四皇』なのにくじ引きで負けた〜」とキッドを煽ります。
当然のようにキレるキッドでしたが、ルフィ以上に頭に来ている人物がいるとのこと。
(『ONE PIECE』 1056話 尾田栄一郎 / 集英社)それは、”千両道化のバギー”。
クロスギルドなる組織を立ち上げた末、「四皇」に上り詰めたバギーは、ジュラキュール・ミホークとサー・クロコダイルを従えているようです。
クロスギルドは、海兵に懸賞金を設定しているとのこと。
今まではただ”悪”を追う立場だったはずの「海軍」らが、民間からの刃を恐れる事態にまで発展してしまっているようです。
新たな謎
一通り話し終えると、キッドに一枚の巨大な紙を差し出したロー。
それは、”ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”の写し。
ロビンと共に”ロード歴史の本文”まで辿り着き、”写し”を得ていたローは、共にビッグ・マムを倒したキッドにも「得る権利がある」と述べました。
”写し”を見て、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”の争奪戦に参加するため、「本腰入れなきゃなキッド」と述べるキラー。
それを聞いたキッドは、「”火ノ傷”の男を捜せってか？」と口にします。
聞き覚えのない単語に、「何だそれ？」と返すルフィと、意味深に黙り込むロー。
”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を得るためには、”火ノ傷”の男なる人物を探す必要があるようです。
ヤマトの旅立ち
(『ONE PIECE』 1056話 尾田栄一郎 / 集英社)花の都の城内には、いまだに”麦わらの一味”を探しているモモの助、錦えもんの姿がありました。
「ヤマト おぬしもおらぬのか!?」とモモの助が問いかけると、どこからともなく声が帰ってきます。
ヤマトが立っていたのは、白の屋根上でした。
ワノ国の絶景を眼下に、「光月おでんの様に生きる!!!」と覚悟を口にしたヤマトは、ルフィの所へ向かうことを決めて・・・。
1057話へ続く。
ワンピース1056話の考察と感想
止まらないバギーの進撃
”海賊王の船員(クルー)”に始まり、王下七武海を経て、ついに「四皇」にまで登り詰めたバギー。
一時は海賊らの夢の果て大監獄「インペルダウン」に囚われたものの、強運によって脱獄に成功し、多くの曲者たちを味方につけました。
そして今や、(情報を信じるのであれば)元・七武海のジュラキュール・ミホークとサー・クロコダイルを味方に付けるに至ります。
圧倒的な求心力と組織力でもって、かつての相棒”赤髪のシャンクス”と再び肩を並べたバギー。
”派手さ”と”見栄”だけで数多の戦場をくぐり抜けたバギーは、今後どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。
”火ノ傷”の男
”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”の争奪戦に参加するにあたって、”火ノ傷”の男捜しを始めようとするキッドら。
これまでのストーリーで”火ノ傷”の男に関する単語は未登場であり、ルフィはもちろん、博識なロビンですら「？」と疑問の表情を浮かべます。
押し黙っているローは、何らかの情報を既に持っているのでしょうか。
名称は不明ですが、次なる島に進むことが決まった”麦わらの一味”。
既に張られている伏線はもちろん、今回新たに登場した”火ノ傷”の男など、まだまだ謎は盛りだくさん。
”最終章”の開幕にあたり、次なる島の冒険も楽しみですね！
ヤマトの仲間入りか
元より「海に出たい」という願望を口にしており、”麦わらの一味”入りを目指していたヤマト。
新たな仲間の筆頭として目されたキャロットはモコモ公国の”王”となることが内定し、大穴であったお玉はくのいち修行を始めました。
さて、仲間候補大本命のヤマトは、1056話最終コマにて、ついに動き出しました。
半ば無理やり白ひげの船に乗り込んだ、ヤマトが憧れを抱く人物 おでん。
ヤマトの旅立ちは、果たしてどのように描かれるのでしょうか。
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ここから下は、1056話が出る前の予想内容になります。
1056話以降のネタバレ予想
近付く出航
しばしの別れ
花の都を中心に、ワノ国全土で行われた、かつてない規模の宴。
”緑牛襲来”というイベントも人知れず終幕し、いよいよ祭りの終わりは近いように思われます。
何らかの考えのもと、まだ”開国”はしないことを決めたモモの助。
”開国”とは、すなわち島を囲む壁を取り払い、古代兵器”プルトン”を呼び覚ますことを意味します。
やがて来たる巨大な戦争を前に、古代兵器”プルトン”の覚醒するときが来た場合、モモの助率いる将軍家はルフィを味方するはずです。
その時までのしばしの別れが、間も無く描かれることでしょう。
ヤマトが正式に仲間入り
大っぴらに”麦わらの一味”入りを宣言しているヤマトですが、船長許可はまだ出ていません。
とはいえ、ルフィがヤマトを拒む理由がありませんから、仲間入りは既定路線だと言えそうです。
ヤマトは、緑牛相手に”カイドウの息子”だと名乗りを上げたため、それを海軍が認知した場合、億は下らない額の手配書を発行するでしょう。
後述しますが、”麦わらの一味”のルフィ以外の面々の懸賞金も大きく更新されるであろうことを考えると……”麦わらの一味”の総合懸賞金額(トータルバウンティ)が大変なことになりそうです。
海外の出来事が明らかに？
出航に当たって、これまでの世界の動きを”麦わらの一味”が知る回は設けられるはずです。
現時点で起きた”麦わらの一味”に関連する世界の動きをさらいつつ、今後のストーリーの動きを予想します。
懸賞金の更新
我々読者には既に明かされている「”麦わらのルフィ”が四皇に名を連ねた」という事実は、アプー伝いに知ったキッドらを除くと、まだ誰も知りません。
だからこそ、ルフィの四皇入りを知った”麦わらの一味”のリアクション回は、まず間違いなく描かれることでしょう。
また、晴れて”四皇率いる一味”となった”麦わらの一味”は、四皇幹部の撃破に成功した事実も相まって、政府からの脅威度が更新されたはずです。
つまり、30億に跳ね上がったルフィのみならず、ゾロやサンジ、ジンベエなどの、他の一味の面々の懸賞金も大きく上がっている可能性があります。
ワノ国出航の前後で、”麦わらの一味”の懸賞金周りの更新についての展開も描かれるのではないでしょうか。
”炎帝”サボと大事件
”麦わらの一味”が百獣海賊団と戦争を行なっている間、海外では大事件が勃発していました。
その際たるものが、”炎帝”こと革命軍参謀総長サボが起こしたとされる、アラバスタ国王殺害事件です。
サボと3人の革命軍軍隊長は、天竜人の居住区である”神々の地”において、世界貴族のシンボルたる”天駆ける竜の蹄”を破壊し、宣戦布告。
海軍大将”緑牛”と”藤虎”率いる海軍が応戦しますが、革命軍サイドは天竜人の奴隷となっていたバーソロミュー・くまの解放に成功。
そして尚且つ、全員が逃亡することにも成功しました。
また、その数時間後に、上述した”コブラ王殺害”をも果たして見せた様子。
真偽はともかくとして、世間的には以上のような内容が報じられています。
サボとコブラ。
深さこそ違えど、縁のある2人の人物が絡む事件を前に、ルフィはどのような反応を見せるのでしょうか。
ビビの失踪
コブラ王殺害に相まって、世間を騒がせている事件が、”王女ビビの失踪”です。
冒険には同行しなかったものの、ビビは”麦わらの一味”の仲間。
もしルフィがこの件を知れば、黙って見過ごすことはしないのではないでしょうか。
”麦わらの一味”の次なる航海が、ビビ、あるいは革命軍関連のものになる可能性は高そうです。
”麦わらの一味”が船を出し、真に「ワノ国編」が終わった時、物語はいよいよ最終章へと動き出します。
今後の『ONE PIECE』の展開から、目が離せませんね！
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(C)尾田 栄一郎
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