ロジャー海賊団とおでんは、歴史の本文を集めるために様々な国をめぐることになる。そしてついにすべての歴史の本文を集め、ロジャーたちは到達する、最後の島である「ラフテル」に。旅を終えたおでんは、ロジャー海賊団と別れ、将軍になるためにワノ国へ戻るが……
ワンピース968話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「ワンピース」の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
前回967話のおさらい
・ロジャー海賊団とともに旅をすることになるおでん
・歴史の本文を探す中で、なぜか鎖国しているはずのワノ国の光月家の痕跡が様々な場面で見られた
・すべての歴史の本文を集め、ロジャーたちはついに最後の島へとたどり着く
・最後の島で見つけた莫大な宝を前にロジャーは盛大に笑っていた
・そしてこの島を「ラフテル（笑い話）」と名付けることにする
本誌968のネタバレ
ラフテルから帰還したロジャー海賊団。シャンクスはロジャーに何やら質問をし、涙を流す。海賊王の誕生に、世界が騒ぎ、海軍は過剰に動きを始める。
新聞にはロジャーのことが書かれている。富・名声・力の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャー、と。
世間は、ロジャーの手に入れた全ての物を総称し「ひとつなぎの大秘宝」と呼んだ。ロジャーの財宝を奪うため、海賊・海軍問わず、ロジャーを追いかける。大海賊時代の始まりだった。
ついてきてくれたクルーに感謝の言葉を伝えるロジャー。思い返すと、ロジャーたちの冒険は全てが奇跡だった。
ロジャーは海賊団の解散をクルーに言い渡す。
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ロジャーは、おでんと共に海王類の声を聞いたことを思い出す。海王類の王である人魚姫が生まれるまであと10年、大きくなるまで15年かかると。さらに遠い海でも王が生まれるという。
生まれる王たちは自分たちを超えていくと、ロジャーは感じていたのだった。自分たちは早すぎたのだと、レイリーに伝える。
一体誰がワンピースを見つけるのだろうと、ぼやくレイリー。ロジャーはもちろん俺の息子だろう、これからできるんだよと応える。海賊船は笑い声に包まれ、宴会が始まるのであった。
ロジャーは海軍が居ない海で、一番に船を降りることに決める。死ぬ前に白ひげに会う予定のロジャーは、おでんにイゾウもワノ国に帰すか尋ねる。
イゾウが白ひげ海賊団に馴染んでいることを知っていたおでんは、イゾウを頼むと白ひげに伝えるよう伝言を頼む。
ついにロジャーが船を降りた。レイリーに何か言葉をかけ、クロッカスから大量に薬を受け取り、別れを告げる。
誰も涙を流さなかった記されているが、実際は涙の別れだった。
———–
おでんをワノ国に帰すため、ワノ国近海まで来たロジャー海賊団。近辺には、急流で入国できなかった船の残骸が積み上げられている。
今までは鎖国に意味があったが、いつかジョイボーイが現れる日までに開国せねばと考えるおでん。
当然、おでんが船を降りる際も涙の別れだった。おでんはワノ国に帰国を果たした。
———–
トキ、モモの助、日和の3人に笑顔で迎えらえるおでん。一方で錦えもん達には、ろくでなしと言われ出迎えられる。
九里まで出てみると、民衆からも大歓迎を受けるおでん。自分の行動を責められると思っていたためである。
錦えもんたち曰く、おでんがいない間にトキが必死に働いたのだという。大名の妻と偉ぶらず、毎日町を下りて町人たちの仕事を手伝い、民衆と共に汗を流し、おでんの冒険譚を明るく話したようだ。
人気者であるトキが褒めるおでんの身勝手な行動を、悪く言う者はいなくなっていた。おでんはトキに感謝の言葉をのべる。
おでんは、イゾウが白ひげ海賊団に加入したことを菊に伝える。そういえば、アシュラと傳ジローの姿が見えない。ネコマムシに尋ねる。
ネコマムシ曰く、アシュラは九里のヤクザが暴れないようその頭に就任。傳ジローは、金を借りたり貸したりして国中を歩き回っているという。どうやらワノ国の景気が良くないようだった。
ワノ国の情勢を不安がるおでんに対し、錦えもんはおでんが居ない間のワノ国について話始める。
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おでんの不在中に、将軍スキヤキが亡くなったのだという。難解にも、スキヤキの推薦により将軍代理に選ばれたのは、黒炭オロチだった。
オロチには金を貸していただけで、しかも金が返ってきたことはない。さらに、過去に大事件を起こした黒炭家の末裔である。話を聞いて混乱するおでん。
道中に目にした武器工場では、将軍命令により低賃金で民衆が働かされている。おでんが居ない間のオロチはやりたい放題だ。
それでもオロチに従ってしまうのは、カイドウという強力な海賊がバックについているからだという。オロチに手を出そうにも…。にもと何か言おうとする錦えもん。それをトキが遮る。
おでんの命で、錦えもんは話を続ける。
オロチの蛮行にシビレを切らした錦えもんたちは、花の都のオロチの元へ乗り込んだのだという。しかし、同時刻にカイドウの部下が九里へ進行。隙をついてモモの助の命を狙ったのだ。
河松とイヌアラシにより敵は追い払ったが、最初の敵の矢を防いだのは身を呈したトキだった。トキの足には矢が刺さり、大怪我を負っていた。
おでんの顔は怒りに塗れる。
———–
怒りを爆発させたおでんは、2本の刀を携えて単身「花の都」に向かう。鎖国を利用して、ワノ国を地獄に変えようとするオロチを許せないのだった。
花の都に乗り込むおでんを見て、沸き立つ民衆たち。
オロチ軍の兵士は全滅。将軍の間にておでんはついにオロチと対峙する。話し合いに持ち込もうとするオロチ。俺を斬ると、カイドウが黙っていないと。
しかしおでんの怒りは頂点に達していた。そんなことは、オロチを斬ってから考えると。鬼の形相でおでんはオロチに斬りかかる。
969話へと続く。
登場キャラの現在状況一覧
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ここから下は、968話が出る前の予想内容になります。
本誌９６８話のネタバレ予想
おでんは国に戻り将軍になる
ロジャー海賊団との、最後の島を目指す旅を終えて、光月おでんは国に戻り将軍になる決意をしています。
おでんはラフテルで見た「何か」により、ワノ国が鎖国をする本当の理由を知ったようです。そして、いつか光月家の手により再び開国する必要があるのだとも言います。
将軍となりワノ国を変え「20年以上先の未来を待つ」と、ロジャー海賊団に対して高らかに宣言しました。
将軍となったのは5年間ほど
ロジャーの「最後の冒険」に同行したのが25年前、そしてその後すぐにワノ国へと戻っているはずです。
おでんがオロチの策略に嵌められて死亡したとされるのが20年前なので、少なくとも国に戻ってから5年間ほどは将軍の地位についていたと考えられます。
その5年間の間に、おでんは何を為そうとしたか、そしてオロチがどう暗躍したのか。968話以降では、そういった歴史の背景が描かれるのではないでしょうか。
5年の間に何があったのか？
おでんが将軍となってから、オロチによって討ち取られてしまうまでの5年間の間に何が起きたのかについて、ありえそうな話をいくつか考察してみます。
開国のために強引な手段をとった
まず、おでんがワノ国に戻った理由は「開国をするため」です。
破天荒な性格で型破りなことばかりをするおでんのこと、開国に向けていろいろな強引な手段をとった可能性があります。それがオロチの手によって悪いように伝えられ、罪人に仕立て上げられてしまったのではないでしょうか。
現代において、光月おでんは悪者扱いをされてしまっています。ただし、兎丼で捕まっていた罪人たちがおでんを強く尊敬していたように、本当に悪者だと思っている人はほとんどいないのではないかと考えられます。
マネマネの実の老婆に騙された
目的を果たそうとしたおでんでしたが、ここで邪魔をしてくるのがオロチと「マネマネの実の老婆」です。
おでんが出国してからも、光月家に取り入るためにこの老婆の能力は存分に発揮されます。その後も、事あるごとにマネマネの実の能力によって、周りの人間を騙してオロチはのし上がっていきます。
おでんを罪人とすべく、オロチと老婆は「何かとんでもないこと」を光月おでんの姿でやらかして国民に見せつけたのではないかと考えられます。
その結果、おでんは罪人に仕立て上げられて、処刑されてしまったのではないでしょうか。
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(C)尾田 栄一郎
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