『ワンピース』本誌1064話のネタバレ記事です。前話に引き続き、描かれる黒ひげ海賊団とハートの海賊団の戦い。四皇と四皇に次ぐ実力の持ち主による戦いは、熾烈を極めて……
【ワンピース】1064話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載『ワンピース』の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
前回1063話のおさらい
・ルフィ、チョッパー、ジンベエ、ボニーの4名はエッグヘッドに上陸する。
・上述の4名はパシフィスタと出会い、くまこそがボニーの父親であることを知る。
・新世界のとある海域で、ハートの海賊団が黒ひげ海賊団の急襲に遭う。
・黒ひげ海賊団の(ラフィットを除く)初期メンバーの能力が判明する。
・黒ひげの狙いはローが持つ”ロード歴史の本(ポーネグリフ)”。
【ワンピース】本誌1064話のネタバレ
以下は『ワンピース』本誌1064話「エッグヘッド研究層」のネタバレです。
ロー vs 黒ひげ
ストロンガーを足場に、腕を振りかぶり、グラグラの実の力を行使しようとする黒ひげ。
そんな中、ローは船員であるハクガンやシャチ、ペンギンに指示を出しつつ、”R・ROOM (リ・ルーム)”＋”切断(アンビュテート)”でストロンガーを切断します。
(『ワンピース』 1064話 尾田栄一郎 / 集英社)一方の黒ひげは、バランスを崩しつつも、”震破(グラッシュ)”を繰り出しました。
「地震人間」による衝撃波により、少なからずダメージを受けたハートの海賊団。
ドクQによる”リンゴ爆弾”が追い討ちを狙いますが、海中から浮上したシャチが水鉄砲を吐き出し、”リンゴ爆弾”を空中で爆発させます。
”北の海”の極寒港で育ったハートの海賊団の面々は、「海戦」に自信を持っている様子。
また、敏感なベポが戦況や敵の動向を察知し、ジャンバールに指示を出すことで、ヴァン・オーガーによる狙撃も無効化してしまいます。
ゆえにローは、強敵である黒ひげのみに集中できていました。
ローがビッグ・マムにも用いた大技”衝撃波動(ショックヴィレ)”を繰り出すと、黒ひげの体内に衝撃波が迸ります。
思わず血を吐き、海へと落ちそうになる黒ひげ。
”ワプワプの実”の能力者であるオーガーが”移動(ワープ)”と唱えて援護に駆けつけ、黒ひげを付近の島へと着地させました。
「四皇」に座す”黒ひげ”と、「四皇」を倒したロー。2人による戦いは、さらに激しさを増します。
また、ハートの海賊団の面々は、海中からの攻撃によって”黒ひげ海賊団”の船を急襲。積極的に「海戦」を仕掛けます。
(『ワンピース』 1064話 尾田栄一郎 / 集英社)そんな中、黒ひげ海賊団の船には、シャーロット・プリンが囚われていることが判明。
扉絵と時系列が同じ場合、そこには”青キジ”ことクザンも乗っていることになり……？
エッグヘッド(ルフィサイド)
警察官の格好をしたパシフィスタから狙われていたルフィらは、ボニーの能力によって年齢を操作されたことにより、変装に成功。
パシフィスタはどこへともなく去って行きました。
そんな中、彼らはバーソロミュー・くまに関する知識の共有を行います。
同じ七武海であったジンベエは、自身が知っているくまの情報を話し始めました。
(『ワンピース』 1064話 尾田栄一郎 / 集英社)曰く、くまは「ソルベ王国の”悪い国王”」であり、国を追われて海賊に身を堕とたとのこと。
さらに、「革命軍」にも在籍したくまは、海軍に捕まって”終身刑”となった末、”身体改造”や”クローン開発”への参加と引き換えに、”王下七武海”となって海に戻ったようです。
一方で、くまの娘であるボニーは、「父は暴君なんかじゃなかった」と否定。
さらに、「『世界政府』の事も嫌ってた」と明かし、政府と協力するはずがない、と続けました。
”特殊な種族”だったというバーソロミュー・くま。科学と名の付いた殺人は、いかにして行われたのでしょうか。
エッグヘッド(サニー号サイド)
ベガパンク「悪(リリス)」の操縦する「ベガフォース01」により、空を飛ぶサニー号。
未来島エッグヘッドは二層構造になっているようであり、ルフィらが降り立ったのは”工場層”、サニー号に乗る面々が向かっているのが”研究層”のようです。
(『ワンピース』 1064話 尾田栄一郎 / 集英社)ゾロとブルックは船に残り、ナミ、ウソップ、サンジ、ロビン、フランキーの5名は「悪」の案内で研究層へ。
そんな中、研究室の内部では、ベガパンク「正(シャカ)」がドラゴンと通信していて……？
1065話へ続く。
【ワンピース】1064話の考察と感想
扉絵にて
(『ワンピース』 1064話 尾田栄一郎 / 集英社)以前より、ホールケーキアイランドに残されたジェルマ66の行方が描かれていた、扉絵の短期集中連載。
1062話、1063話の扉絵では、”氷”の描写が見られてことからクザンの登場が囁かれていました。
そんな中、1064話の扉絵にて、満を持じてクザンが登場。黒ひげに命により、”第3の目”を持つプリンを拉致したようです。
さらに今回の扉絵は、なんと本編とリアルタイムにリンク。本編にはクザンこそ登場していないものの、拉致されたプリンの姿が描かれたのです。
ともすれば、クザンがハートの海賊団との海戦に参戦するかもしれませんね。
ドラゴンとベガパンクの繋がり
1064話ラストにて判明した、”反逆竜”こと革命家ドラゴンと、”天才科学者”Dr.ベガパンクの繋がり。
ベガパンクの「もうすぐ死ぬだろう」という発言に対し、ドラゴンが「冗談はやめろ……!!」といささか厳しい口調で返答していたあたり、知り合い程度の軽い関係ではなさそうです。
ベガパンクと革命軍を巡っては、くまの”生物兵器”化を巡る繋がりは存在します。
2人にどのような繋がりがあるのか、今後のストーリー展開に注目ですね。
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ここから下は、1064話が出る前の予想内容になります。
【ワンピース】1064話以降のネタバレ 予想と考察
複数のくまの謎
エッグヘッドで警察官の格好に身を包み、治安維持に努めているバーソロミュー・くまのような男……もといパシフィスタ(？)。
それを見たボニーは、涙ながらにルフィの攻撃を止め、くまこそが自身の父親であることを明かしました。
(『ワンピース』 1058話 尾田栄一郎 / 集英社)しかし、現在、本物のくまであると思われる人物の身柄は、バルティゴからカマバッカ王国へと本拠地を移した革命軍の元にあります。
マリージョアでサボと会ったボニーは、くまが革命軍の手によって奪還されたことを知っているのではないかと思われますが……。
仮にボニーがくまの奪還を知っていた場合、”複製された存在だとしても父と同じ姿形をした相手を傷つけることができない”といったところでしょうか。
この辺りは思考や哲学の話になりますから、ボニーがそういう性格なのだと割り切るしかなさそうです。
一方で、どのパシフィスタも全て”オリジナル”であると考えると、ボニーの涙にも納得がいきます。
つまり、いずれのパシフィスタも本物のくまと同様の遺伝子や血統因子などが用いられた”生物”兵器である……という可能性です。
”くまに似せて作り上げた兵器”ではなく、”くまの複製”と言ったところでしょうか。半ば生命への冒涜と言っても過言ではない行為ですが、世界政府の行いとしては合点が行きます。
また、「本物の父親(くま)が革命軍の手によって奪還されたこと」を知っているボニーが、エッグヘッドのくまらしき人物のことも”父親”と認識していることにも説明がつくのではないでしょうか。
黒ひげ海賊団 vs ハートの海賊団
『ワンピース』1063話後半、まさかの女体化と共に登場を果たしたトラファルガー・ロー。
相手は能力者狩りに勤しみ、脅威度と共に懸賞金が上がり続ける「四皇」の一角”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチです。
”黒ひげ”の懸賞金は、今や39億9600万と、40億ベリーに迫る勢い。
ヤミヤミの実とグラグラの実、2つの能力を有していることに加え、部下たちも曲者揃いであり、隙のない大海賊です。
一方のロー率いるハートの海賊団は、現時点でロー以外の船員の存在感が希薄であり、戦闘面においては他の大海賊たちと比べて一歩劣る印象。
今回の黒ひげ海賊団との戦いにより、船員たちの強さにもスポットライトが当たることを祈るばかりです。
戦いの行方はお預け？
ワノ国編が終わり、”最終章”が始まった『ワンピース』は、各所の様子を小出しにしていく形でストーリーを進めています。
黒ひげ海賊団の襲撃を受けた女ヶ島に、拉致されたコビー、それを救いたいSWORDのヘルメッポとヒバリに、生死不明となったサボ、エッグヘッドに向かうCP0……。
ここ最近の『ワンピース』では、木の”幹”たる麦わらの一味の冒険の傍ら、”枝”のように新たな展開が広げられています。
これまでの傾向から察するに、ローと黒ひげによる決戦の行方は一旦お預けとなった上で、エッグヘッド側のストーリー進行か、あるいは別の地での騒動(キッド海賊団の行方など)が描かれる可能性が高いのではないでしょうか。
ローが現「四皇」相手にどのような戦いを見せるのか、戦いの続きをたっぷり見ていたいところですが……。
オペオペの実が奪われれば…
ローと言えば、オペオペの実の能力者。
そしてオペオペの実と言えば、「人格の移植手術」などの特異な能力に加え、「不老手術」を施すことができる悪魔の実です。
ドレスローザ編で明らかになったこの手術は、使用者の命を滅ぼす代わりに、対象者を”不老の存在”とすることができるというもの。
もしローが黒ひげの手に落ち、オペオペの実の能力が黒ひげの手に渡れば、”不老手術”を施されかねません。
仮に不老手術が施されずとも、オペオペの実の能力は極めて強力。
”悪魔の実の能力の行方”という意味でも、黒ひげ海賊団とハートの海賊団の戦いは注目する価値が高そうですね。
最終章の展開予想
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(C)尾田 栄一郎
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