『ワンピース』本誌1062話のネタバレ記事です。ベガパンクの住まう島「エッグヘッド」を訪れた”麦わらの一味”。一方その頃、世界政府はベガパンクの抹殺を決めて……?
【ワンピース】1062話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載『ワンピース』の概要
〝ひとつなぎの大秘宝〟を巡る海洋冒険ロマン!!
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。
そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
前回1061話のおさらい
・”麦わらの一味”は、ジュエリー・ボニーを助けるも、巨大な機械式のサメに襲われる。
・サメの急襲に遭ったことで、ルフィとチョッパー、ジンベエはボニーと共に”一味”から逸れてしまう。
・海軍G-14 支部では、Sword(ソード)所属のヘルメッポとひばりが、上長のプリンス・グルスにコビー救出への助力を乞うていた。
・ルフィ、チョッパー、ジンベエ不在の”麦わらの一味”は、Dr.ベガパンクと名乗る人物と出会う。
【ワンピース】本誌1062話のネタバレ
以下は『ワンピース』本誌1062話「科学の国の冒険」のネタバレです。
ベガパンク「悪(リリス)」
ルフィ、チョッパー、ジンベエ以外の一味を前に、「ベガパンク」を名乗った一人の女性。
一味の面々は当然のように驚きを示し、ベガパンクの故郷「バルジモア」で2年を過ごしたフランキーは、尊敬の念を伝えます。
一方で、既に戦闘モーションに入っているロビンは、ベガパンクを名乗る人物の性別や見た目年齢から、彼女が本当にベガパンクであるか疑っている様子。
疑いの目を向けられたベガパンクは、特に隠す様子もなく「わしが”本体(ステラ)”なわけなかろう」と明かしました。
「ベガパンク『悪(リリス)』」こと”PUNK-02″だと名乗ったベガパンク。
どうやら彼(彼女)は、複数の分身体を有しているようです。
研究費が逼迫していると言うベガパンク「悪」は、”麦わらの一味”に対して金品を渡すよう要求。
船の周りには”海獣兵器(シービーストウェポン)”が姿を現し、一味を脅します。
そんな中、ベガパンク「悪」に通信が入りました。
通信の相手は、ベガパンク「正(シャカ)」。
「正」は「悪」に対し、科学者としてのプライドを持つよう嗜めつつ、「悪」が略奪せんとしている相手が新たに「四皇」となった”麦わらの一味”であることを伝えます。
さらに「正」は、一味の一員である”海賊狩りのゾロ”や”悪魔の子”ニコ・ロビンが、「悪」を瞬殺できると踏んでいることを言い当てました。
ここまで聞いて、自身の油断とミスを認めた「悪」。
「正」は一味への興味を示し、「悪」に一味を連れてくるよう指示します。
ボニーの狙い
場面は変わり、ルフィサイド。
かつてエッグヘッドを訪れたことがあるというジュエリー・ボニーは、返答次第で「ベガパンクには死んで貰う」と穏やかでないことを言い出します。
その理由は、彼女の父……バーソロミュー・くまが、自我を失った末に”生物兵器”に変えられてしまったから。
ルフィらはボニーの語る”生物兵器”がくまであることに気付いていませんが、話の重さは十分に理解したようです。
ボニーの事情を聞き終えると、一行はいよいよエッグヘッドの地上へと降り立ちました。
そこには巨大ロボや宇宙怪獣、クッキーにフルーツと様々なものが並んでいます。
しかし、それら全ては”ホログラム”。
『ワンピース』世界においては絵物語か空想世界の技術であるそれも、ベガパンクの手にかかれば実現可能なようです。
そんな中、新たなベガパンクの分身体「暴(アトラス)」が登場。
巨大な子供の姿をした「暴(アトラス)」は、”光圧グローブ”を用いてホログラムに干渉するなど、確かな技術力を見せつけました。
一方で、本物のベガパンクを知っているであろうボニーは、「暴」が自身を「Dr.ベガパンク」だと名乗った際、「ウソつけ 何言ってんだコイツ」と心の中で反応しています。
CP0の接近
その頃、「新世界」の海では、「世界政府」の旗を掲げる船が航行していました。
船に乗っているのは、白い衣服を身に纏った「サイファーポール”イージス”0」所属のロブ・ルッチ、カク、ステューシー。
中でも、別格とされる仮面の装着者である3名は、「仮面の殺し屋」と形容されます。
彼らの狙いは、ベガパンクの6体の分身体である「正(シャカ)」「悪(リリス)」「想(エジソン)」「知(ピタゴラス)」「暴(アトラス)」「欲(ヨーク)」の通称「猫(サテライト)」ら全ベガパンクの排除。
その中には本体である「星(ステラ)」も含まれていると思われます。
さらに船には「セラフィム」と思しき兵器も同乗しており、その形状はバーソロミュー・くまをモデルとしていて……?
1063話へ続く。
【ワンピース】1062話の考察と感想
くまとボニー
”ソルベ王国”という共通点を持つ他、”世界会議(レヴェリー)”の際になんらかの関係を持っているであろう描写が見られた、バーソロミュー・くまとジュエリー・ボニー。
なんと今回、2人が親子関係であったことが発覚しました。
読者間では予想されていた関係ではありましたが、改めて作中で明かされると驚くばかりです。
見た目の点では似ても似つかない2人ですが、今後ボニーとくまの過去も描かれていくのでしょうか。
また、ボニーは”能力”も含めてまだまだ謎多き存在。今後の展開で描かれるであろうボニーの掘り下げも楽しみですね。
元CP9の再登場
扉絵連載で生存が明かされ、本編ではCP0に転属した様子が描かれていた元”CP9”の面々。
なんと今回、そのリーダー格であったロブ・ルッチと、当時のゾロと互角の戦いを繰り広げたカクがエッグヘッドに向かっていることが判明します。
”歓楽街の女王”としての顔を持ちながら、ルッチらと同じ”CP0”の諜報部員としても辣腕を振るうステューシーの姿も見られるほか、彼らの背後には「セラフィム」の姿も。
今回の「セラフィム」は幼少期ハンコックではなく、くまと同じ形状。
「セラフィム」を従えたルッチ、カク、ステューシーの3名は、”麦わらの一味”とどのような戦いを見せてくれるのでしょうか。
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ここから下は、1062話が出る前の予想内容になります。
【ワンピース】1062話以降のネタバレ 予想と考察
ベガパンクとの出会い
1061話で描かれ、多くの読者に衝撃を与えたベガパンクの登場。
ベガパンクと言えば、世界政府の技術力向上をたった一人で担う天才科学者であり、後述する新型パシフィスタ”セラフィム”をはじめ、血統因子の発見など、様々な功績を持つ人物です。
さて、そんな世界政府にとっての重要人物と「四皇」率いる海賊団”麦わらの一味”が出会ってしまったという事実は、世界政府にとってかなり衝撃的なはず。
ともすれば、「”麦わらの一味”はベガパンクの頭脳や技術を狙っているのではないか」と疑いをかけられても何ら不思議はありません。
ボニーの発言から、エッグヘッドが政府の島であることは確定しており、監視の目も存在するはず。
”麦わらの一味”のエッグヘッド上陸を知った時の世界政府の動向にも要注目です。
セラフィムの謎
1061話でのヘルメッポの発言から、エッグヘッドに新型パシフィスタ”セラフィム”が存在することが確定しました。
生みの親のベガパンクが住まう島であることから、当然と言えば当然ですね。
”セラフィム”と言えば、ルナーリア族の特徴を持ち、かつハンコックの幼少期と外見が一致した兵器。
その攻撃性能は”くまモデルの旧型パシフィスタ”を遥かに凌駕しており、「四皇」に座す”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ相手でも全く引けを取らないほどのものでした。
1062話以降では、”麦わらの一味”の前にベガパンクが現れたことから、新型パシフィスタ”セラフィム”の謎の一端が明かされるのではないでしょうか。
SWORDと一味が結託か
SWORDがエッグヘッドへ
1061話では、”親友”コビーを救うため、ヘルメッポが上長(=”王子”プリンス・グルス)に涙を流しながら頼み込んでいるシーンが描かれました。
海軍G-14支部はエッグヘッドと近いとのことであり、ヘルメッポは「”セラフィム”を連れ出す」という案を出し、”王子”に頼み込みます。
結果的に”ドレークと音信不通であること”を理由にヘルメッポの嘆願は棄却されましたが、SWORDがエッグヘッドを訪れて”麦わらの一味”と出会った場合……面白い展開になりそうですよね。
ドレークの推薦
さて、SWORDと言えば、X・ドレークが隊長を務める「海軍本部機密特殊部隊」であることが明かされています。
X・ドレークは、表向きには”最悪の世代”に名を連ねる海賊団の船長です。
部隊やドレークに関する”機密性”は極めて高いらしく、”海軍本部大将”黄猿ですらドレークを元海軍の海賊としてしか認識していなかったほど。
エッグヘッドに到着したヘルメッポらが”麦わらの一味”と出会った場合、上述したような”機密性”から、秘密裏に一味と結託する展開も十分にあり得ます。
現に”ワノ国天上決戦”では、カイドウ側に正体がバレてしまったドレークが、任務を放棄して”麦わらの一味”と結託する道を選んでいました。
現在音信不通であるドレークとの通信が回復し、彼が”麦わらの一味”を協力者として推薦した場合、SWORDと”麦わらの一味”によるコビー奪還作戦が描かれるかもしれませんね。
早くも”黒ひげ”と激突か
仮に”麦わらの一味”がコビー奪還に乗り出した場合、それは必然的に海賊島ハチノスに殴り込むことを意味します。
海賊島ハチノスは、現在”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチの縄張り。
言うまでもなく、「四皇」同士の小競り合いへと発展することでしょう。
海軍の”大将”格やシャンクス、ひいてはイム様をはじめとする世界政府など、今後ルフィら”麦わらの一味”の前に立ちはだかるであろう相手はまだまだ多くひしめいています。
”黒ひげ”が最終章序盤の敵となる展開も自然ではあるように思えますが、果たして……?
最終章の展開予想
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(C)尾田 栄一郎
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