黒死牟は最後の力を振り絞り、体中から刀を出しめちゃくちゃに技を放つ。鬼殺隊も半壊になりながらも決死の抵抗を続け、そしてついに黒死牟の頸を落とすことを成し遂げる。このまま黒死牟に完全勝利して無惨戦に行くのか、それとも……?
鬼滅の刃ネタバレと今後の予想
週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
前回175話のおさらい
・黒死牟は縁壱との回想を経て、勝ち続けることへの執着を取り戻す
・体中から刀を出しめちゃくちゃに技を放つことで鬼殺隊を半壊状態まで追い込む
・しかし、時透と不死川弟の決死の抵抗により黒死牟もまた瀕死の状態になる
・そこへ悲鳴嶼と不死川兄の猛攻が加わり、ついに黒死牟の頸(首)を落とすことに成功する
176話のネタバレ
黒死牟は、弟である縁壱のことを思い出していた。
縁壱はいつも楽観的にほほえみ、自分たちへの慢心があった黒死牟は、それをいつも気味が悪く感じていた。
いつか自分たちを超えてくる子どもたちが現れ、自分が過去の存在となってしまう。
そんなことを想像して何が面白いのか分からないと、黒死牟は思う。
勝つことこそが正しい、黒死牟は二度と負けないと誓ったのだ。
————–
回想を終えて、頸を斬られたはずの黒死牟は力を込めて頸からの出血を止める。
悲鳴嶼は攻撃を続けるよう不死川兄へと呼びかける。
2人の命を無駄にするなという言葉で、弟の玄弥がおそらく命を散らしてしまったことを理解し一瞬固まり、それでも不死川兄は涙を流しながら攻撃の手を強める。
黒死牟は、自分の再生を妨げている時透の刀と玄弥の血鬼術拘束を引っこ抜いた。
そして頸よりも上を復活させたが、その姿は、以前とは似ても似つかないバケモノと成り果てていた。
死を克服したことで、勝ち続けることができると考えた黒死牟だったが、不死川兄の日輪刀に映った自分の姿を見て思考が固まる。
自分はこんなに醜い姿になることを望んでいたのかと、黒死牟は自身に問い直す。
国で一番強い「侍」になることが望みではなかったのか。
そのために人間であることを捨て、鬼になってまで高みを目指したのではないのか。
今の自分の姿は「侍」であると言えるのだろうか?
心の奥底から出てきた迷いによって、再生が止まり身体が崩れ始める黒死牟。
そこへ悲鳴嶼と不死川兄の猛攻が加わり、体中が削がれていく。
まだ技も出せるし再生もできるはずなのに、心がそれを拒む。
およそ人間の形を保っていない状態になってまで、負けを認めないのは生き恥そのものではないのか。
消えゆく意識の中で、縁壱のことを思い出す黒死牟。
黒死牟の本当の望みは、強くなることでも勝ち続けることでもなく「縁壱と同じ」になることだったのだ。
177話へと続く。
176話の予想
黒死牟このまま消える?
175話の最後で黒死牟は頸を確実に切り落とされました。
そして176話では、無意識に再生を拒むことで身体が崩れていき、消滅に向かっているように見えます。
しかし、完全に消滅しているわけではないため、どんでん返しの余地はまだあります。
無惨が介入してくる可能性がある?
対猗窩座戦では、人間だった頃を思い出し身体を破壊して自らを終わらせようとしていたところに、無惨が発破をかけに来ます。
猗窩座の場合は人間だった頃の記憶が強く作用して、無惨の問いかけに打ち勝ちましたが、黒死牟の場合はまだ縁壱の想い出が打ち勝つほどの状況ではないように感じます。
仮に黒死牟が自身を終わらせようとしても、そこへ無惨が介入して強制的に再生させようとする可能性はあります。
時透と不死川弟は死亡する?
時透は死亡する可能性が高い
時透は手足を斬られ、そして175話では胴体すら分断されています。
また、時透自身が己の死を強く意識していたことから、残念ながらこの戦いのあと生き残る可能性は低いと考えられます。
不死川弟(玄弥)は死なない可能性もある
そして不死川弟(玄弥)については、まだわからないというのが現状です。
一度胴体を真っ二つにされたときは黒死牟の髪を喰らって復活しましたが、今回再び真っ二つにされてしまっています。
さすがに2度も致命傷を受けているので生存できる可能性は低いですが、それでも無惨の血を強く受けている黒死牟の刀を喰らっていることから何かしら特別なことが起きることを期待したいところです。
また、1つ考えられることとして、玄弥が鬼になってしまう可能性も捨てきれません。
鬼喰いは禁忌に近い行いであり、鬼を喰らうということは血を身体に取り入れるということ。
つまり「無惨の血を分け与えられた鬼の血を身体に注いでいる」ということになります。
無惨は人間を鬼にする際、自身の血を飲ませる、あるいは体内に注ぎ込んでいます。
そのため、無惨がルーツとなっている鬼の血を複数喰らい続けた玄弥は、鬼にどんどん近づいていっているとも言えます。
黒死牟の髪を食べた時、無惨の声が聞こえてきていることからも、玄弥が鬼となって敵側に回ってしまう可能性もゼロではないと考えられます。
次の戦いは誰VS誰?
黒死牟戦が終わるかはまだわかりませんが、終結が近づいているのは間違いありません。
そこで気になるのは次は誰と誰が戦うのか。
上弦の肆が残っている
上弦の壱を倒したら次は総大将の「鬼舞辻無惨」となりそうですが、その前に上弦の肆が残っています。
伊黒と甘露寺が戦っていたところ、時透が上弦の肆の能力に巻き込まれて下に落とされ、そこで待ち構えていた黒死牟と戦って……というのがここまでの流れになります。
そのため、閑話休題として上弦の肆VS伊黒と甘露寺が話として差し込まれるのではないでしょうか。
空間を切り替える能力のため、足止めとして厄介ではありますが、幸い殺傷能力は低いため誰も死傷者はでないのではないかと考えられます。
しかしそもそも攻撃を加えることが難しいため、伊黒と甘露寺はここで足止めを食らったまま、他の鬼殺隊が無惨のもとへと向かうということになりそうです。
続きの話のネタバレ
最終決戦のネタバレ一覧
21巻 | ||||
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(C)吾峠呼世晴
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