鬼滅の刃の「冨岡義勇外伝 前編&後編」のネタバレ考察です。義勇が召集を受けて向かった雪山で起きた悲劇とは……?また、冨岡義勇外伝を読む方法や、電子版少年ジャンプの入手方法、掲載期間を過ぎたあとにどこで読むことができるかについても解説していきます。
冨岡義勇外伝とは?
義勇が雪山でとある悲劇に出くわす話
鎹鴉の呼び出しを受けて、雪山の村へと向かうことになった冨岡義勇。そこには、人食い熊による被害に悩む村人と、その熊を仇として追い続ける「八重」という少女がいた。
さらには何故か、蟲柱の「胡蝶しのぶ」までいて……といった話です。
時期としては、鬼になった禰豆子とそれをかばう炭治郎の兄妹に出会って少し経ったくらい。炭治郎が最終選別を受ける前のできごとだと考えられます。
冨岡義勇
胡蝶しのぶ
電子版少年ジャンプの定期購読特典
冨岡義勇外伝は、電子版少年ジャンプの定期購読特典として読むことができます。
なお、少年ジャンプの電子版は、「少年ジャンプ+アプリ」か「ジャンプBOOKストア」でしか閲覧できません。
アプリ版だと購入が楽な上に、ダウンロードして後で読むことができるので個人的にはそちらがおすすめです(960円なので、ジャンプBOOKストアの900円に比べて60円高いですが)
定期購読では他の特典も
今定期購読をすると、2019/12/30(月)からセンターカラーの扉絵を集めたデジタル画集「鬼滅の扉」が特典としてついてきます。
実は期間を過ぎても読むことができる
定期購読特典だと、期間限定で2/23までとなっていますが、実は期間を過ぎても読むことができます。
冨岡義勇は今回が初出ではなく「少年ジャンプ2019年18号〜19号」において読み切りとして掲載されています。つまり、バックナンバーを購入すればいつでも読めるということです。
バックナンバーは1冊250円なので、冨岡義勇外伝だけ読みたいならバックナンバー2冊を購入するほうが金額的にはお得です。
しかし上で書いたように、定期購読をするとセンターカラーの扉絵画集も閲覧できるので、そちらも併せて見たい方は定期購読をおすすめします。
単行本には未収録
冨岡義勇外伝は、単行本には収録されていません。
そのため、読むための手段は現状「電子版少年ジャンプの定期購読をする」か「バックナンバーの2019年18号〜19号を購入する」のどちらかしかありません。
冨岡義勇外伝のネタバレ
前編のネタバレ
鬼殺隊の柱として日夜、鬼の討伐をこなす冨岡義勇。
そこへ鎹鴉がやってきて、北の雪山で鬼の被害が出ているから討伐へ向かうように伝令がくだされる。
————
雪山にある北の宿場。胡蝶しのぶは休暇で薬屋を訪れており、村人たちから「人食い熊」の噂を聞いていた。
すると外から罵声が聞こえてくる。様子を見てみると、マタギの娘が村の大人たちからこっぴどく叱られていた。
娘も負けない剣幕で大人たちへと抵抗する。聞くところによると、その娘は「八重(やえ)」という名前で、親を人食い熊にやられているのだという。
仇である人食い熊を討とうと、制止を振り切り毎日のように危険な雪山へと入っていくのだという。
八重はいつものように大人たちを振り切り雪山へと向かおうとするが、後ろから誰かに銃をつかまれた。相手を殴り倒そうとする八重だったが、いとも簡単に止められてしまう。
銃を掴んだのは、到着した冨岡義勇だった。鬼に襲われた重要参考人として、八重に話を聞きに来たようだった。
巻き込まれる形で、しのぶも義勇とともに当時の話を聞くことになる。
————
八重から話を聞くと、襲ってきたのは鬼ではなく熊であったとのこと。
義勇は怪しく思い、八重を問い詰める。なぜ熊に対する仇討ちを、わざわざ夜に、しかも1人で行おうとするのかと。
バツが悪そうにその場を去っていく八重。それを義勇としのぶは静かに見送る。
————
タロという相棒の犬と一緒に、八重は雪山へと入っていく。
先行するタロがやたらと吠えているため向かっていくと、突然吠える声が聞こえなくなった。そして目の前に飛んできたのは、胴体からちぎり取られたタロの頭部だった。
嫌な予感をひしひしと受けながら奥へ向かっていくと、そこにはロの胴体をむさぼる鬼となった父親の姿があった。
信じたくなかったが、見てしまった以上自分の手で引導を渡さなければならない。父親の頭部へと狙いを定め、発砲して頭を撃ち抜く。
しかし、撃たれたことなど意に介さず凄まじいスピードで向かってきて八重に馬乗りになる。するとそこへ義勇たちがやってきて、父親の手を切り落とし八重を救い出した。
後編のネタバレ
鬼となってしまった八重の父親を討とうとする、義勇としのぶ。八重は、鬼とはいえ元は父親だったため躊躇して2人を止める。
そんな想いも叶わず、父親は攻撃を仕掛けてくる。義勇は攻撃を防ぎながら隙をうかがい、水の呼吸「肆ノ型 打ち潮」で八重の父親の頸を斬る。
斬り落とされた頭は八重の方を向き、優しげな目に戻り何かをつぶやく。そして静かに朽ちていった。
戦いが終わったことに安堵する義勇としのぶだったが、八重の方を見ると銃を自身に向けて自害しようとしていた。
しのぶが止めに入ろうとするがギリギリ間に合わない、と思いきや銃の引き金が引かれることはなかった。父親の血が金具に付着し、それが固まってしまい銃が作動しなかったのだ。
家族をすべて亡くして自暴自棄になった八重だったが、義勇は八重の父親が最後に遺した言葉を伝える。父親は最期こういったのだ「生きろ」と。
————
ひと仕事終えて、義勇としのぶはおでん屋に来ていた。
しのぶ曰く、義勇は以前と比べて「変わった」らしい。もっと冷たい、何事にも興味を示さない人間だと思っていたが、八重に対して義勇なりの気遣いが見て取れたことにしのぶは驚いているようだった。
義勇は竈門兄妹(炭治郎と禰豆子)のことを思い出していた。
生き残った炭治郎と、鬼になった禰豆子。禰豆子は人を喰わないという、炭治郎の強い言葉に打たれて、信じ見逃すことにしたが、その選択は本当に正しかったのだろうか。
思い出して心が揺らぎそうになったが、師匠である鱗滝の「心を常に、水面のように静かに穏やかに保て」という言葉にしたがって、心の揺らぎをとどめる。水柱の心は、何があっても揺らいではいけないのだ。
たしかに竈門兄妹に出会って、義勇の心に変化はあったかもしれない。しかし、義勇は揺らがない。
しのぶはなんとも言えない表情を浮かべ、義勇を眺める。
そこへ、義勇の大好物の鮭大根が運ばれてきて、笑顔を浮かべる義勇。しのぶはそれを見て、気持ち悪そうにしながらこっちを見ないでほしいと懇願する。
冨岡義勇外伝、了。
最終決戦のネタバレ一覧
21巻 | ||||
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179話 | 180話 | 181話 | 182話 | 183話 |
184話 | 185話 | 186話 | 187話 | |
22巻 | ||||
188話 | 189話 | 190話 | 191話 | 192話 |
193話 | 194話 | 195話 | 196話 | |
23巻 | ||||
197話 | 198話 | 199話 | 200話 | 201話 |
202話 | 203話 | 204話 | 205話 |
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「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
(C)吾峠呼世晴
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