炭吉と縁壱の過去の記憶に迷い込んだ炭治郎。ふと炭吉のもとを訪れた縁壱が、生い立ちについて語り始める。忌み子として産まれたこと、出家したときに「うた」という少女と出会い夫婦になったこと、幸せも束の間、鬼に妻子を殺されてしまったこと。そして無惨と遭遇した縁壱は……
鬼滅の刃187話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
186話のネタバレはこちら
187話のネタバレ
鬼舞辻無惨と遭遇した縁壱は、暴力的な表情を浮かべる無惨に対して殺意を明確にする。
無惨は、呼吸を使う剣士には「もう興味がない」と言う。そしてその瞬間攻撃を仕掛けてきた。
あまりにも圧倒的な力による攻撃を垣間見た縁壱は、生まれて初めて背筋が冷える感覚を知る。
そして、縁壱の透き通る世界を通して見た無惨の体には、心臓が7つと脳が5つあった。縁壱はそれを見た瞬間、無惨を倒すための剣技を編み出し、疾風のごとく無惨を斬り刻んだ。
炭治郎は、これがいまだ見ぬ「ヒノカミ神楽の13の型」なのではないかと考える。
——————
切り刻まれた無惨は、自分の体が再生しないことに困惑し、斬られた頸が落ちないように手で支えている。
しかし、その頸がつながることはなかった。縁壱の赫刀は、鬼の親玉である無惨にも非常に効果的だったのだ。
赫刀について
縁壱は、立てなくなった無惨へと問いかける。命をなんだと思っているのかと。
しかし無惨は、強烈な怒りをたずさえた目で縁壱を見るだけだった。
取り付く島もないと考えた縁壱は、横にいた娘の鬼(珠世)を見る。すると珠世は、無惨を助けるでもなく希望に満ちた目で、切り刻まれた無惨を見つめていた。
敵意がないと考えた縁壱は、珠世を殺すことは後回しにして無惨を片付けることにする。
しかし、縁壱が1歩近づいたところで無惨の肉体が勢い良く爆ぜて、細かい肉片となり飛び散った。
1,800ある肉片のうち1,500個ほどはより細かく切り刻み絶やしたが、残りの肉片を取り逃してしまう。合わせると人間の脳と同じくらいの大きさであったため、無惨はしばらくしてまた復活する可能性が高い。
呆然と立ちすくむ縁壱と、悲鳴のような鳴き声をあげる珠世。聞くところによると、珠世は無惨が死ぬことを切望しているようだった。
————
無惨が一時的に弱体化し、珠世は無惨の血による支配から解放されたようだった。縁壱は珠世を、協力者になるよう説得し見逃した。
その後、鬼狩りの仲間が駆けつけて衝撃の事実を縁壱へと伝える。兄である巌勝(黒死牟)がすでに鬼になっていたというのだ。
無惨を取り逃し、仲間の珠世も見逃し、さらには兄が鬼へと身をやつした責任を縁壱は問われることになる。自害するように言う鬼狩りもいたが、当時のお館様がそれを止めてくれた。
————
過去を語り終えた縁壱は、自分がしくじったことを深く後悔しており、疲れ切った表情でただ一言「心苦しい」とつぶやく。
何も言えない炭吉(炭治郎)だったが、そこへ炭吉の子どもがやってきて抱っこをせがんだ。
高く持ち上げると、子どもは満面の笑みを浮かべる。それを見た縁壱は、涙が溢れてきて子どもを抱えたままうずくまってしまう。
縁壱がずっとほしかった幸せを、その笑顔から垣間見たのかもしれない。
炭治郎はそんな縁壱を見つめ、その心が少しでも救われてほしいと願わずにはいられなかった……。
188話へと続く。
最終決戦のネタバレ一覧
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ここから下は、186話が出る前の予想内容になります。
現在の状況について解説
縁壱と炭吉の過去編
過去の記憶へと迷い込んだ炭治郎は、炭吉として過去を追体験することになります。
186話では、縁壱がどういった人生を送ってきたかについて、炭吉と話しているのがメインの過去編でした。
縁壱が忌み子として産まれ、家出した先で「うた」という少女と出逢い夫婦となり、しかし子をもうけたのも束の間、母子ともに鬼に殺されてしまいます。
その後鬼を根絶やしにするべく、縁壱は鬼殺隊の前身である鬼狩りの組織へと加入し、鬼狩りたちを強化していきます。
元凶である無惨との邂逅
鬼狩りに加入してまもなく、縁壱はすべての元凶である鬼舞辻無惨へと遭遇します。隣には、まだ無惨の部下であった珠世もいました。
無惨を見た瞬間縁壱は、自分はこの鬼を倒すために特別な才能を持って生まれてきたのだ、と確信することになります。
縁壱VS無惨の行方は?
縁壱が敗北することはないはず
縁壱は、齢80歳を超える老人になるまで死亡していません。
鬼になった兄である黒死牟と遭遇したのがその頃で、しかも剣技が衰えていないという驚異的な状況でした。
歳による衰えはあるものの、剣技のキレは健在ということから、無惨戦で致命的な負傷はしていないだろうということが推測できます。
一方で、縁壱が無惨に勝利した可能性はあるのでしょうか?
無惨は間違いなく逃亡している
以前黒死牟が話したところによると、無惨ですら縁壱にはかなわなかったようです。
しかし、縁壱からトドメを刺される前に逃げたと読み取れる会話もありました(無惨をあと一歩のところまで追い詰めた)
これらの状況を整理すると、縁壱は無惨を上回る強さを見せたものの、あと一歩のところで無惨に逃げられてしまうというのが今後の展開では予想できます。
珠世はどうなった?
珠世は現代においては、無惨とは敵対し人間に協力する鬼として生きていました。
縁壱と遭遇したときに、傲慢な笑みをたたえる無惨とは対照的に、珠世は悲痛な表情を浮かべていました。おそらくこの頃から、無惨に反抗していた可能性があります。
そのため、無惨が追い詰められる中、珠世が助力するというのは可能性として低いのではないかと考えられます。
また、無惨に非協力的な態度をとる珠世に対して、縁壱がいきなり攻撃を加えるということもなさそうです。
現代でも珠世が生きていることから、縁壱はあえて見逃したか、あるいは見逃さざるをえない何かが起きたと考えるのが妥当かと思います。
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(C)吾峠呼世晴
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